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経営難の出水医療センター 市が指定管理者制度導入を検討
(2009 06/12 10:55)
指定管理者制度導入の検討が進められることになった出水総合医療センター=11日、出水市明神町
 出水市の渋谷俊彦市長は11日、医師不足による経営難に陥っている同市営の出水総合医療センター(同市明神町)について、指定管理者制度導入の検討を進める考えを明らかにした。2010年3月末をめどに最終判断する。同日の市議会一般質問で答弁した。
 同市によると、同センターの累積赤字は増え続け08年度末で約45億8200万円の見込み。09年度は運転資金8億円を市が貸し付けているが、さらに約2億円が必要な見通しだという。
 09年5月末の常勤医は23人で、6月末には脳神経外科医1人が退職を予定している。ピークだった02年には37人の常勤医がいた。
 市は、学識経験者などでつくる同市病院事業在り方検討委員会の答申を受けて07年11月、09年度までの中期経営計画を策定。単年度収支が黒字になるめどがたたない場合に、指定管理者制度などを導入するとしていた。
 渋谷市長は「公立病院で残せればいいが、医師確保が厳しい。市も関与できる指定管理者制度での経営変更を検討したい」と話した。
 鹿児島県内では06年4月から垂水市立医療センター垂水中央病院と霧島市立医師会医療センターで同制度が導入されており、それぞれ肝属郡医師会と姶良郡医師会が指定管理者になっている。
 

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