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2009年6月11日(木) 19:20 |
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梅雨の時期に恒例の望遠鏡化粧直し
浅口市にある国立天文台では、反射望遠鏡の整備に追われています。梅雨の時期に望遠鏡の化粧直しです。
これは晴れた日が一年中で最も少ない梅雨の時期に毎年行われているものです。 ほとんどの大型望遠鏡は心臓部に内側がくぼんだ凹面鏡が使われています。 その鏡の上には一年の間にほこりが降り積もり、アルミのメッキも酸化して光の反射率が落ちています。 浅口市の観測所には東京や広島からも望遠鏡の鏡が運ばれ、水洗いの後、強い酸でメッキがはがされます。 次にその酸を重曹で中和しながら残ったアルミを丁寧に落とし、乾燥させて真空蒸着機と呼ばれる大きな釜に入れてメッキを掛けてゆきます。 化粧直しの終わった鏡は元の望遠鏡に組み込まれ調整を終えた後梅雨明けの星空に向けられます。
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