別の教官数人を任意聴取 少年院暴行事件で広島地検広島少年院(佐藤公昭院長)の収容少年への暴行事件で、特別公務員暴行陵虐の疑いで逮捕された田原克剛容疑者(43)ら4人とは別の法務教官数人から、広島地検が任意で事情聴取していることが11日、捜査関係者への取材で分かった。 法務省広島矯正管区(広島市)の内部調査で4人以外の複数の教官が収容少年に「不適切な身体接触」をしたことを理由に部署を外されたことが分かっており、地検はこれらの教官の暴行への関与を含め、捜査を進める。 一方、4人は四つある集団生活寮のうち、入所直後から中期までの中等少年を収容する第1学寮の担当教官で重なった時期があり、田原容疑者は寮主任だったことも新たに判明。逮捕容疑となった4件中3件は、第1学寮や共用の浴室で土日に発生していた。 少年院によると、同じ寮の教官は普段から連絡を密に取り合っており、寮主任はほかの教官をまとめる立場とされる。 少年院によると、広島少年院は収容定員100人で、単独寮と四つの集団生活寮に20人ずつ収容。第2学寮は第1と同じ中等少年、第3学寮は初等少年、第4学寮は退院を控えた少年が入る。単独寮を除く各寮に法務教官5人前後が配置され、教官1人が少年数人を担当している。 【共同通信】 |
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