ピコ通信/第96号
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本紙94号「集合住宅の補修工事で一時避難/今度は
近くのバラ園の農薬散布に苦しむCS家族」の続報 東京都練馬区土木部公園緑地課からバラ園の農薬散布に関する要望書に対する回答が7月7日付けでKさんに届きました。 回答概要 四季の香公園のバラ園管理について 1.薬剤の種類・回数等の変更について 今後使用する薬剤については有機リン以外の薬剤を予定している。 薬剤散布の回数等については、バラが病害虫にひじょうに弱いという特性や、花をきれいに咲かせ鑑賞してもらうためにはある程度はやむを得ないと考えている。 しかし、年間予定表にとらわれることなく、現地をよく観察し、効率よく必要最小限の回数・量になるよう努めたい。 2.周知方法について 散布日が決定した場合は、遅くとも実施の数日前までにK様宅、光が丘S学童クラブ、子育てのひろばPにお知らせを配布している。実施日の数日前までに、バラ園入り口2カ所にお知らせを掲示。散布当日は、子どもの通学時間を避けるため、散布作業を午前9時以降に開始することを徹底している。 今後も散布の実施・変更については、事前に知らせ、周囲への影響がないよう十分注意する。 有機リンから他の農薬への切り替えは評価できます。ただ、バラ園は農薬なしには管理できないという壁が依然大きく立ちはだかっています。 周知方法等についても、散布時はもちろん、数日間は周囲を立ち入り禁止にしないと影響がありますが、実施していないようです。また、通学時間を避けて午前9時以降にするというのも、早く下校する小さい子ども達は散布とぶつかる可能性があるのではないかと危惧します。 公園という性格上、休日に散布するというのも無理でしょう。とすると、安全な方法は安全な代替法に切り替える以外にないのではないかと思います。 当会のウェブサイトに掲載された記事を見た仙台市の方から代替法について情報を寄せていただきました。 「梶みゆきさんという園芸家が無農薬バラ栽培について何冊か本を出しています。木酢液と碧露(ヘキロ)を併用しているようです。それから、ローズアドバイザーでTVチャンピオンになった方は、ジックニームを使っているようです。ヘキロとジックニームは化学物質過敏症患者にも使えるようです」 送っていただいた資料の中からピックアップしてみると、
(安間節子) |