2009-05-24-Sun
■[カメラ] シリーズ「俺とカメラ」第三回(最終回) 
はい、もう今日はなるべくちゃっちゃっと手短かにいくよー。ボディ買いました。明るい単焦点レンズ買いました。あとはもう撮るだけですけど、おまえらが取り扱い説明書を熟読せずにいきなり撮り始めることは確定的に明らかなので、撮る前にひとつだけ言わしてください。これだけ聞いて下さい。
モードダイアルを「A」とか「Av」ってやつにしなさい。
モードダイアルっつのーはカメラの左上についてる、コリコリ回すやつです。右の写真はキヤノンの場合ですけども、他のメーカーでも大体似たような感じです。メーカーによって、いろんなシーンに合わせたモードが用意されてて、たとえば風景モードとか人物モードとかがアイコン表示されてるわけなんですけども、もうな、このアイコンのやつは全部忘れよう。ないものと思うことにしよっ。大体、アイコンでシーンモードの意味を表わすとか、俺を何時代の人間だと思ってんだよっていう話じゃないですか。せっかくコンデジからデジイチにステップアップしたんですから、アイコンのやつはもう使わないことにしてください。
で、キヤノンで言うところの「Av」、ニコンだったら「A」っていうモードは一体どう使うモードなのか。これはですね、前二回でさんざん言ってた「F値」を自分でコントロールするモードです。おまえらは素直なイイ子なので多分F値の小さいF1.8(あるいはF1.4)のレンズを手に入れたと思うのですけども、これはMAXの明るさがF1.8(F1.4)という意味であり、暗くすることももちろんできるんです。
AとかAvモードにして、どこか適当なジョグダイアルを左にぐりぐり回しながらファインダーを覗くと、最少で1.8(1.4)になる数字が見えるはずです。それがF値を表わしてます。逆に右にぐりぐり回すと、その数字がどんどん大きくなっていくんですね。これがいわゆる「絞る」ってことです。うわ、出たよ専門用語。AとかAvモードとは、すなわち「絞り優先AEモード」という言葉で言い換えられるのです。そんなの覚えなくていいけど今のところは。
このモードを使って「F値を大きくする」=「絞る」とどうなるか。光の通り道を細く絞っていくので、当然暗くなります。デジイチ本体クンはちょうどいい明るさを維持するために、そのぶんシャッタースピードを遅くしていきます。「通る光がすくなければ通す時間を長くすればいいじゃない」です。なので絞ろうが開放しようが、大体同じ明るさで撮れるようになってんです(ただし、シャッタースピードが遅くなっていくと手ブレや被写体ブレが防げなくなっていきますけどね)。これが絞り優先モード。もう一個の方のシャッター優先モードのことはとりあえず忘れよっ☆
同じ明るさで撮れるようになってるのに、開放したり絞ったりすることに何の意味があるのかは次の写真を見てください。ピント位置等、諸条件を全く同じにして、絞りだけをF2.8→F5.6→F11→F22と絞っています。
いくらおまえらの目が節穴でもさすがにこれはわかる。そう、背景のボケ方が違う。絞ることによってピントの合う範囲が前後(特に後ろ)にどんどん広がっていく。専門用語で言うと「絞ると被写界深度が深くなる」ってことになるんですけど、専門用語を使うとカメラ全く知らない人に嫌われるのでマジ注意。心の中だけにしまっておいてください。あと、もちろんおまえらが買うレンズはF1.4とかF1.8なので、一番上の写真よりもっともっとボケます。
これにて、初めてのデジイチはボッケボケで感動しようの巻は終わりなんですけど、使っていくうちに段々気付いてきます。「ただボケてりゃいいってもんじゃねえや」と。そしたら少しF値大きくして(絞って)ください。開放で撮るより少し絞った方が画質もよくなるんです実は。「じゃったらF3.5とかのあんまりボケないズームレンズ買ったってよかったんじゃねえの?」と思うかもしんないけどそれは違う。明るさは正義! なのれす。
他にもたくさん覚えることは山積みなので、ボケ写真に飽きたら取説を熟読したり、他のもっと詳しい解説サイトなんかを読んでください。ご静聴ありがとうございました。
2009-05-23-Sat
■[カメラ] シリーズ「俺とカメラ」第二回 
「ずーっとコンデジの広角でぱしゃぱしゃスナップ撮ってたけど、なんかもっとバシッとかっこいい写真を撮りたい。デジイチのすごさを知りたい。でもいろいろ調べるのは面倒だし専門用語並べられるのはマジ勘弁。読む気なくす」という、美味しいところだけ食べちらかしたい欲張り食いしん坊のおまえらのために送る超デジイチ入門だお。じゃあ、そこのチミ。前回の重要ポイントを言ってみて。
- ボディはぶっちゃけ どこのメーカーのなんつー機種でもいいよ
- でもキヤノンかニコン買っとけばリスクは最小限だよ
- コンデジ上がりのシトだとセット販売のズームレンズでは感動できないかもよ
- 焦点距離28mmから50mmまでの間くらいで、F値のなるべく小さい単焦点レンズを最初に買うとボケに感動できるよ
なんだタケちゃん意外に覚えてるじゃない。やればできるじゃない。明けない夜はないじゃない。今回は背景ボッケボケ写真で初デジイチ体験を感動的なものにするために、具体的にはどのレンズを買ったらいいか指南するお。
前回、キヤノンだったら 「EF50mm F1.8 II」っつーのがF値小さい(明るい)し1万円切ってるし、画質もすこぶる評判いいしオススメだよと言ったんですけども、2つ問題がある。まずキヤノン以外のボディには基本的にはくっつかない(レンズマウントが違うので)。当たり前。あとおまえらが買うであろうAPS-Cサイズのデジイチにくっつけるとなんか妙に被写体が近くに感じる。コンデジの広角撮りに慣れきってるとかなり使いづらい。
もう本当はここで焦点距離の説明とか撮像素子サイズの話とかしたいんだけど、そうするとずるむけいばりん坊のおまえらはすぐにあくびをし始めるので言いません。なんとなく感じて下さい。コンデジ時代と大体同じ感覚で撮るには50mmでは長すぎるんだと。コンデジ広角端と全く同じ感覚で撮るなら実は17mmとか18mmくらいのレンズじゃないとダメなんです。セット販売されてるズームレンズの広角側が17mmとか18mmスタートなのはおまえらのためを思ってのことだったのです。余計なお世話じゃい。
で、50mmじゃ長すぎるし、かといって17mmとか18mmスタートのズームレンズではF値がでかい(暗い)のでボケない。間をとって28mmくらいでF値小さいのを探すと、今度は値段がバイーン!って跳ね上がって困る。
これらの問題をありがたくも解決してくれるのが、いわゆるデジタル専用といううたい文句の「SIGMA 30mm F1.4 EX DC」なので必ずチェックしておくように。このレンズなら各メーカー用のレンズマウントを搭載した同じ製品がそれぞれ用意されてるので、ペンタックスだろうがソニーだろうが大丈夫であり、F1.4とめちゃめちゃ明るいにも関わらず値段も4万切るくらいでなかなか手頃。「えー! レンズだけで4万もするの!? 俺のコンデジより高い!」とか言っていられるのも今のうちだけです。「そんなこと言ってた時代が私にもありました」ってすぐになります。ただレンズマウント間違うなよ。キヤノンのボディ買ったのにソニー用のコレを買ったらアホです。
ボディはニコンに決めてるっつー人なら「AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G」っていうデジ専レンズが3万切るので、こっちオススメ。ただ想像つくでしょうけどもSIGMAより5mm長いので、ほんの少し望遠気味になる。でも前回言ったように歩いて後ろに下がりゃあいいんです、それは。
あと多分絶対ないと思うけど、後々「APS-Cサイズのデジイチじゃ満足できない。もっと高級なフルサイズ一眼レフ欲しい」ってなったときにはこれらのいわゆるデジタル専用レンズ(正確には「APS-C専用レンズ」の意味)は使えなくなるのでヤフオク行きにするしかないことだけは注意。(Canon EF-50mm F1.8II はデジ専じゃありません。フルサイズでもフィルムカメラでも使えます) フルサイズへのステップアップの可能性を感じてる金持ちクンなら、外箱とかソフトケースとか大事にとっときなさい。つーか金持ちならそんなもん誰かにくれてやれっつー話ですけどもね。
今日はここまで。
2009-05-21-Thu
■[カメラ] シリーズ「俺とカメラ」 
よう、相変わらずシケ面ぶらさげてピーコしてっか? 今日はおまえらにカメラを教えます(イヤだと泣き叫んでもな)。
最近ですね、寝ても覚めてもカメラとか写真とかそんなことばっかり考えてて、正しい中年の道をひた走っております。で、なんか気付いたら空前のデジイチブームな。俺の中で。いや、俺の中だけじゃなく、実際デジカメ市場ではコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が完全に頭打ち状態になってて、「そろそろデジイチに移行しちゃいますか」っていう人がマジ増えてるらしいんです。ほいで、自分の狭い狭い交友範囲を見てみても、この数ヶ月でデジイチデビューした人がすんげえたくさんいる。これはチャンスです。今ならまだ間に合います。これからデジイチを買う人に対してでかいツラをすることができます。なので今からします。最初にゆっておきますが、俺もデジイチデビューしてまだ7ヶ月なのでそこらへんをさっぴいて話を聞いて下さいよろしくお願いします。
まずですね、右も左もわからない状態で、デジイチ本体(ボディ)はどこのメーカーの何を買ったらいいかわからんじゃないですか。まずこれを教えます。男ならキヤノン! 女はニコン! はい終わり! 余計なことは考えない。言われたとおりにしなさい。別に何買っても大して変わんないから、基本的に。なんか不満が出てきたら買い換えなさい。いちようおまえらのためを思って言ってるわけなんですけど、大きな理由として「レンズ資産」ってもんがあります。この2つのメーカーなら選んでも選びきれないくらいレンズラインナップが充実しており、サードパーティからもどしどし新しいレンズが発売されるので心配ありません。デジイチはレンズを交換してなんぼなので。あと、中級機か初級機かは予算の許す範囲でテケトーに考えなさい。
次。最初のレンズは何を買えばいいか。なんかズームキットとかいってレンズとボディがセットになって売ってるでしょ。それを買ってもいいんですけど、多分「ぇぇぇぇぇ…」ってなると思う。確かに今まで使っていたコンデジと比べたら解像感とか比較にならないくらい精細になってるんだけど、おまえらはそこには感動できない。だっておまえらはインターネッコであり、写真と言ったらWEBに載せるか、WEBに載せるか、WEBに載せるくらいしか用途がないんだから。せいぜい800×600くらいが関の山でしょ。そしたらいくら1500万画素(4752×3168)の解像感たっぷりのくっきりシャープな写真撮っても縮小しちゃうから意味ない。
じゃあ一体どんなレンズ買ったら感動できるのか。おまえらが絶対感動するのは「ボケ」です。猫の瞳にピントが合ってるんだけど、しっぽとか背景がボヤけてて、「うおー! デジイチっぺー!」ってなるやつです。これなら800×600に縮小しても、コンデジとは全く次元の違う写真が楽しめる。コンデジでは逆立ちしたって背景ボケボケの写真なんて撮れないんだから。で、具体的にボッケボケの写真を撮るためのレンズとはいかなるレンズなのか。これは「F値」というものを見てください。
コンデジからデジイチにステップアップして最初に戸惑うのはレンズに書いてある名前な。「18-55mm F3.5-5.6 IS」みたいにわけわからん数字やアルファベットが並んでる。これは「焦点距離が18mmから55mmまでのズームレンズですよ。ズームするにつれて、F値が3.5から5.6になりますよ。ISで手ブレも補正しますよ」ってことなんですけど、そんなこと言われてもますますわけわからんでしょ。とりあえず今はFのとこだけ見てください。
F値は小さければ小さいほど明るい(多くの光を取り込める)レンズということであり、明るいレンズほどボッケボケになるんです。だからF1.8とかF1.4とかのレンズを買えば、感動できる。セット販売されてるキットレンズ(ズームレンズ)だと、せいぜいF3.5あたりが関の山です。これじゃあおまえらが感動するようなボケにはほど遠い。ズームはできないんだけどF値は明るい、っていうレンズ(単焦点レンズ)を買って下さい。
「えー、ズーム出来ないんじゃ不便じゃん」って思うかもしんないけど、どうせおまえらコンデジでもズームほとんど使ってないじゃん。基本いっつも広角端じゃん。たまに遠くのモノ撮るときだけズームじゃん。ズームしないで済むような近くのモノを、あえてズームして撮るとかやんないじゃん。それだったらもう歩けばいいんですよ。遠くのものは近くまで歩いて撮りなさい。おまえらの大好きなGR DIGITALだってズームできないでしょうが。
最後に、○○mmっていうやつなんですけど、一体何ミリのレンズ買えばいいのか。これはおおむね28mmから50mmくらいの間で、なるべく安くてF値の小さいやつを買えばいいです。キヤノンで言ったら50mm F1.8ってのが1万以下で買えます。
「あのー、50mm F1.8買ったら確かに背景ボケていい感じなんですけど、なんつーんだろう? コンデジでズームした時みたいな、ちょ、近い近い! みたいな、なんかそんな感じなんですけど」
いわゆるAPS-Cサイズのデジイチ(おまえらは確実にこの撮像素子サイズのデジイチを買うことになる)では、50mmだと確かにそんな感じになるんですよ。もっと高級なフルサイズ機ってやつで50mmを使うと、ばっちり自然な感じなんだけど、APS-Cだとある理由のせいで(説明は面倒なので端折ります)、なんとなく遠くのものが近くに大きく写るって感じになる。じゃったら下がれよ! 少し歩いて後ろに下がりなさい。どうしてもこの画角(専門用語)が気になるなら、30mmくらいでなるべくF値の小さいレンズにしとくと幸せになれます。
今日はここまで。
2009-03-24-Tue
■[買い物] carrozzeriaのカーナビ「AVIC-VH9000」を買ったお 
パイオニア carrozzeria サイバーナビ AVIC-VH9000
ズギャーン!! 超大物ゲト。2003年から使ってるやつがcarrozzeriaのサイバーナビなので、操作方法ががらりと変わるのを避けてまたサイバーナビにしてみた。でも今一般的にはカーナビってめちゃめちゃ安くなってんですよね。イマドキこんな過剰に機能詰め込んだフルスペックカーナビを大枚はたいて買うのはバカのような気もするんですけども(実際売れ筋は10万円前後のもの)、フルスペック大好きバカなので仕方ない。
今まで使っていたカーナビの場合、地図情報をアップデートするためには、1.整備工場に行って車から本体を取り外す→2.メーカーに本体を送ってアップデートしてもらう→3.戻ってきた本体をまた整備工場で取り付けてもらう、みたいな異常にしちめんどくさいことをしなくてはいけなかったんですけども、今度のやつは(というかイマドキのやつは)、本体からHDDだけを抜き取って、自宅PCにつないでアップデートできるのが非常にイイ。あと地デジ対応なので、テレビの映りが劇的に良くなるのが嬉しいです。ナビゲーション自体も格段に賢くなってるらしいので、今から取付が楽しみであります。
■[買い物] アングルファインダーを買ったお 
ここんところおとなしくしてたのだけど、買い物欲がまた湧いてきたので買ってみた。これはですね、デジタル一眼レフのファインダーを覗く角度を変えられるというもので、例えば地面スレスレにカメラを置いても寝っ転がらずに済む、みたいなやつです。上から覗けるようになんの。
まあ、こいつをカメラに装着してる間に決定的シャッターチャンスを逃してしまうことも大いにあり得るわけであり、地べたに寝っ転がるくらいのことを厭う者には、真のカメラマンになる資格はないわけですけども。でも俺の用途は主にマクロ撮影になるはずなので、装着時間の問題はさほど気にならないかも。
あと、デジイチがもっと進化すれば、デジタルビデオカメラのように液晶パネルが独立していろんな角度に動かせるようになるだろうし、ライブビュー撮影も当たり前になるだろうし、これはその時が来るまでのつなぎ役みたいなものだと思います。
いずれにしてもこれで敵(猫軍)の地上部隊は無力化できました。ちょっとしゃがめば、きゃつらなどひとひねりです。地を這う虫けらどもも我が軍の攻撃からは決して逃れられない。フハハ。
2009-03-19-Thu
■ どうしても説明できない話 
いつだったのか、どこだったのか、全然定かじゃなくて申し訳ないんですけども、何かのドキュメンタリー番組を見まして、それに対していたく感動したので、いろんな人にその内容を説明しようとしたのですけど、説明しているうちに途中でどうしても泣いてしまって話の続きが出来なくなっちゃうというのがありまして。
話してるうちに感極まって涙がこぼれてくるので、その先はもう話せなくなるのです。これは困る。いい年ぶっこいた中年ジジイがいきなり説明中に泣き始めるとか、普通にホラーです。でもこうやって、ネット上で書く分には、書いてる最中泣いてても誰にも見られないので、皆さんに説明してみる。
盲導犬っているじゃないですか(じゃないですか話法)。彼らって、うちらが思っている以上に超重労働なんですってね。まずもって寿命が短い。仕事がハードすぎるので長生きできないんだそうですよ。ほいで、犬が高齢になると、とてもじゃないけどハードすぎて仕事がつとまらなくなるので、ある程度の年齢に達したら普通は引退するんだそうです。引退した盲導犬はボランティアとか地域の有志の方に引き取られて、余生を静かに過ごす。仕事から解放されて、自分自身の人生(犬生)を生きるんだそうです。
でもね、引退した盲導犬って、多分幸せじゃないと思うんですね。いくらハードな労働から開放されるんだとしても、大好きな飼い主から引き離されることは犬にとってつらいことだと俺は思う。
ほいでね、そのドキュメンタリー番組には一人の盲人(仮に吉田さんとしましょうか)と盲導犬(仮にジョンとしましょうか)が出てくるんですけど、ジョンがいよいよ高齢にさしかかって、もうこれ以上仕事を続けさせるのは難しいという判断が下されたとき、吉田さんは通常の手続きを無視して、「ジョンに恩返しをしたい」と申し出たんです。通常なら、ジョンを引退させ、誰かに引き取ってもらい、別の盲導犬と新たな生活を始めなきゃいけない。だって吉田さんは目が見えないんですから。代わりの犬がいなきゃ今までどおりの生活はできない。でも吉田さんは自分の生活よりもジョンの幸せを優先させたんです(もうこの辺からダメ。もう無理)。はじめのうちは幸せな毎日に見えました。でもやがてジョンは高齢から歩くことさえ困難になり、もう自分でトイレに行くことすらできなくなります。ただ毛布の上に横たわり、見えているのか見えていないのかよくわからない目を見開いて、虚空を見つめているだけです。そんなジョンを吉田さんはやさしくやさしく撫でてやるんですね。ありがとう、つって。ジョンは最後まで幸せだったろうし、不便な生活を強いられるようになった吉田さんも、便利だったときよりずっと幸せそうに見えて……(ごめんなさい。やっぱこれ以上無理(p_q)
2009-03-03-Tue
■ クレカ付帯の海外旅行傷害保険、つづき 
先日の付帯保険については「こんなマニアックなエントリ、あんまり需要ないだろーなー」と思って書いてたんですけど、すごい数のブクマ(おれパパ史上最高記録)がついて結構驚いたです。ほいでもさ、結局ブクマ勢ってホッテントリしか見ねえわけだろ?(暴言) 更新の度にここを見に来てくれるシトたちのためにもうちょっと補足しときます。まずブクマコメでご指摘いただいたことについて。
JRはたしかどんなに短くても(130円区間とかでも)クレカ決済できるはず。
http://b.hatena.ne.jp/heis101/20090301#bookmark-12330224
利用付帯の場合、わざわざみどりの窓口に行って切符をカードで買っていた。
http://b.hatena.ne.jp/bash0C7/20090301#bookmark-12330224
すいません、電車乗らないもので全然この辺盲点だった。券売機ではなくみどりの窓口で買えば新幹線とかじゃない普通の電車でもクレカで切符が買えるのですね(もしかして今、券売機でもクレカ使えます?)。もしも自分の持っているクレカの海外旅行傷害保険が利用付帯だったら、多少遠回りであってもむりくりJR使って、みどりの窓口でクレカ決済すべきと思った。これでなんとか利用付帯に関して1枚はクレカ保険を適用させられる。
あとですね、「傷害・疾病」の保険金額は大体いくらくらいあったら安心なのかっていう部分なんですけど、コレに関してはなかなか難しい。俺などは最初「500万もあれば充分かな〜」とか思ってたのですけど、長期滞在を豊富に経験している海外旅行通に言わせれば500万くらいでは全然安心できないっぽい。700〜800万くらいは最低限必要という意見を複数見かけたので、前エントリでは800万カバーできるように、年会費無料で200万ずつカバーできるカードを4枚紹介しました。これだけあれば、恐らくは普通の旅行保険に加入する必要性はかなり低くなると思う。
追記:「ジェイアイ傷害火災 海外での事故例」を見ると背筋が寒くなる。500万オーバーはざら。家族の救援者費用も含むものの、「イタリアでくも膜下出血により手術→36日間入院」というケースでは驚愕の2千万超え……。単純な骨折などでも数百万の医療費を覚悟しなきゃならない。
結局俺自身は、海外・国内旅行ともに自動付帯で年会費1万5千ほどのANA-JCBゴールドカード(海外傷害・疾病300万)を1枚メインで所有して、あとは海外のみ自動付帯の年会費無料カード(海外傷害・疾病200万)を3枚持って、合計で900万円にすることにしました。もちろん年会費無料のカードは普段の買い物で使ってもビタイチ得にならないので、持ってるだけにするつもりです(言っちゃったよ)。決済はANA-JCBゴールドに集中させてマイルを稼ぐ。
それからトラックバックをいただいたこの記事! 超重要!
私も年会費無料のクレジットカードに付帯していた保険で、大いに助けてもらえました。金銭面以外のサポートも保険金に匹敵するありがたいところです。
http://chinamania.blog70.fc2.com/blog-entry-329.html
海外通のtagさんもおっしゃってましたが、クレカの日本語ヘルプダイアルは本当に頼りになるそうです。tagさんが聞いた某クレジットカード会社営業マンの方の言葉「事故に限らずトラブったら遠慮なく電話下さい。いちばん怖いのは先方の弁護士と保険屋のいいなりになることです」。だそうです。
なんかこういう話を聞くと、死蔵させてる年会費無料カードのヘルプダイアルに電話するのが逆に申し訳なくなってくる小市民なので、今まで一般カードだったANA-JCBをゴールドにアップグレードすることに決めたのでした。これで躊躇なく助けてもらえる。つか、ANAカードはゴールドにしないとお話にならないくらい保険が貧弱だったから、というのもあるんですけども。俺の場合年間2回ほど海外旅行に行くので、その旅行保険代だと思えばゴールドカードの年会費も惜しくない。旅行保険だけじゃなく、空き巣被害や犯罪被害の保険、国内のショッピングガード保険までついてきますしね。
あと最後にもうひとつ、ブクマコメで教えていただいた『カード付帯保険』のページ。比較表の充実度がハンパじゃない。これ見てますますJCBザ・クラスを手に入れたくなった。
2009-02-28-Sat
■ 海外旅行傷害保険について −大人なのでクレジットカードの付帯保険を勉強してみました− 
今まで海外旅行に行っても保険のこととかビタイチ考えてなかった子供だったんですけども、「アメリカだと治療費で100万200万の請求はざらだよ」という話を聞いて震え上がり、きんたまが縮んだので、大人になるために勉強しました。熟知してる人からすれば何を今更的な話ばかりなのですけども、恐らくこのレイムダックブログおれパパを定期的に読んでる皆さんの中にはクレカヲタや陸マイラーは少ないと思いますので、俺が知り得た範囲内でいろいろ書きます。異常に長いです。
この記事を読むべき人たち
- 2年に一度くらいは海外旅行に行ったりする
- 旅行のときはツアー会社が手配してくれる旅行保険にその都度加入している
- クレジットカードを作ろうと思っている。もしくは数枚持っている
この記事を読まなくていい人たち
- 海外旅行には絶対行かない
- クレジットカードは絶対持たない
- 自己再生の能力者であり事実上不死身の体をもっている
では本題です。
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