| 2009年 6月 10日 |
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観音寺市の阪大微研 ワクチン製造へ
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新型インフルエンザのワクチン製造に使われる種ウイルスが観音寺市の施設に到着しました。流行が懸念されるこの冬に向け、年内に600万人分のワクチン製造を行います。9日午後、国立感染症研究所から大阪大学の財団法人、阪大微研に届いた種ウイルスは、新型インフルエンザウイルスをもとに、開発された2種類です。研究所では、約1カ月をかけて、増殖の様子などを観察し、どちらの種ウイルスが、ワクチン製造に適しているのかを判断します。その後、来月中旬ごろにワクチンの製造を始め、完成は今年10月になる見込みです。阪大微研はインフルエンザワクチン製造の国内の主要拠点で、流行が懸念されているこの冬に備え、年内に600万人分の新型インフルエンザワクチンを製造したいとしています。
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百十四銀行に業務改善命令
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今年2月、約10億円の不正融資が発覚した百十四銀行に対し、四国財務局は10日、管理体制に問題があったとして業務改善命令を出しました。業務改善命令を受けたのは高松市に本店を置く、百十四銀行です。百十四銀行は今年2月、大阪市の九条支店の前の支店長が大阪府内の不動産会社グループに回収の見込みがないまま約10億円を不正に融資したことを明らかにしていました。四国財務局は百十四銀行の経営陣のチェック機能に問題があり、行員に対する教育、指導が不十分として内部管理や法令遵守体制の確立など5項目について来月10日までに業務改善計画を提出するよう求めています。
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岡山県・市 経済対策まとまる
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長引く景気の低迷を受けて、岡山県と岡山市はそれぞれ緊急の経済対策をまとめました。ともに雇用創出事業が柱となっています。県がまとめた経済対策の予算総額は、約261億3000万円で、内訳は国からの交付金や補助金が約182億円、借金にあたる県債が約40億円となっています。主なものでは、雇用創出事業に約56億6000万円、高校生の授業料減免など生活支援に約5億7000万円などとなっています。このうち雇用創出事業では、介護・福祉分野などで、3年間で約5600人を新たに雇用します。一方、岡山市の経済対策の予算総額は総額51億4900万円です。主な事業では、雇用創出事業に約1億9000万円を計上し、新たに217人を雇用します。また3歳から5歳までのすべての子供に3万6000円を支給する子育て応援事業に約7億9000万円などとなっています。これらの事業を盛り込んだ補正予算案は、県、市ともに6月議会に提案されます。
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唐辛子窒息死事件で母親の控訴棄却
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おととし1月、倉敷市で二男に粉末の唐辛子を飲ませて窒息死させたとして傷害致死などの罪に問われた母親の控訴審です。広島高等裁判所岡山支部は控訴棄却の判決を言い渡しました。判決を受けたのは倉敷市四十瀬の無職、光中美幸被告です。起訴状によりますと光中被告はおととし1月、倉敷市の自宅で二男の翔ちゃんの口に粉末状の七味唐辛子を入れ、窒息死させたものです。一審の岡山地裁は光中被告に懲役4年6ヵ月の判決を言い渡しましたが、事実誤認があるなどとして弁護側が控訴していました。10日の判決で広島高裁岡山支部の小川正明裁判長は翔ちゃんが自分で唐辛子を飲んで窒息死したなどとする弁護側の主張を退けました。その上で、「被告は事実を認めず不合理な弁解をしていて、反省の態度が十分ではない」として、控訴棄却の判決を言い渡しました。光中被告の弁護士は判決を不服として最高裁判所に即日、上告したことを明らかにしました。
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窃盗の警察官を取り押さえた高校生感謝状
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お年寄りから財布をひったくって逃走していた愛媛県警の巡査部長を取り押さえ、逮捕に貢献したとして男子高校生が10日、岡山市から表彰されました。表彰されたのは岡山市の関西高校3年生の伊井飛鳥さんと1年生の宝来隆太郎さんの2人です。岡山市の高谷市長から感謝状などが贈呈されたほか2人の活躍を知った市内の焼き肉店から贈られた商品券が手渡されました。2人は、今月4日、岡山市中区森下町で、お年寄りの女性から財布をひったくって逃走していた愛媛県警の巡査部長を取り押さえ、逮捕に貢献しました。下校中、お年寄りの悲鳴に気づき、約250メートル追跡した末のお手柄でした。
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