2009/05/21
定期監督違反率、前年比1.9ポイント減の72.4% - 東京都労働局
東京労働局は、労働基準監督署(都内18カ所)による08年の定期監督は8375件で、違反率は前年比1・9ポイント減の72・4%だったと発表しました。
定期監督は、過去の監督指導結果などを参考に、問題のある事業所に対して実施する立ち入り検査のことで、前年と比べ1039件減りました。賃金不払いなど労働者からの申し立てにより実施する申告監督の件数が増えたことなどが主な要因とされています。
定期監督の実施件数がもっとも多かった業種は建設業の4270件で、製造業の877件、商業の871件が続いています。違反率がもっとも高かったのは接客娯楽業の92・0%で、次いで高かったのは映画・演劇業の87・5%、保健・衛生業の86・0%でした。
主な違反は、労働時間に関するものが2069件、時間外・深夜労働の割り増し賃金に関するものが1574件で、業種別では商業に多く、また、設備の危険防止など安全基準に関するものが建設業が多く、1899件ありました。
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