NTTメディアクロスは、電話をかけてきた携帯電話への「SMS」「Cメール」メッセージ送信でURLや情報を配信するサービス「空電(からでん)」の本格提供を6月15日に開始する。電話をかけるという簡単な操作をしてもらうだけで、携帯電話向けWebサイトへ誘導するなどできる。対応端末は、NTTドコモの「FOMA」、KDDIの「au」、ソフトバンクモバイルの「3G」。
雑誌/新聞/テレビ/ラジオといったメディアやコールセンターなどで案内した電話番号に電話をかけてもらい、URLなどの情報をショートメッセージングサービス経由で送信する。ユーザーにURLの入力や2次元コード読み取り、メール送信といった手間のかかる操作を要求することなく、詳しい情報を提供したりモバイルサイトへ誘導したりできる。携帯電話を使った販促活動やサイト誘導などが効率よく実行可能としている。
ユーザーが電話をかける際の通話料金とメッセージ受信時の通信料金は、サービス利用企業が負担する。メッセージ内からのWebサイトアクセスに伴う通信料金は、利用者が負担する。同社はサービス利用企業に対し、アクセス数に応じた使用料を課金する。
同社は空電を2008年11月1日より試験運用をしていた(関連記事)。これまでに「雑誌からECサイト」「新聞から映画キャンペーンサイト」といった誘導や、コールセンターオペレーターによる携帯電話向けサイト案内などに利用されたという。
■関連情報
・NTTメディアクロスのWebサイト http://www.nttmc.co.jp/