都教育庁は9日、勤務する高校に通う2年生(当時)の女子生徒3人に昼夜を問わず約130回も携帯電話のメールを送信し、不安にさせたとして多摩地区の男性高校教員(59)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
教育庁によると、男性教員は08年7月ごろから12月ごろ、自分が指導する運動部の女子生徒3人に早朝や夜間、自分が授業している間にも部活動に関するメールを携帯電話から送っていた。生徒から、別の教員に相談があり発覚した。また、11月ごろには、3人のうちの1人に、好意を持っているとの内容の発言をしたため、女子生徒は精神的なショックを受けたという。
この教員は「熱心に指導をしていたが行き過ぎた」と話しているという。【林哲平】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年6月10日 地方版