愛知・豊橋市の市立牟呂中学校に勤務していた男性教諭(35)が、女子高校生のスカートの中を盗撮したとして、県迷惑防止条例違反容疑で書類送検されていたことがわかった。男性教諭は自主退職したが、その際、退職金が支払われたという。また、市教育委員会は事件当日に事実を把握していたが、公表していなかった。 市教委や警察によると、男性教諭は今年3月、市内の書店で、女子高校生のスカートの中をしゃがんでビデオカメラで撮影していたところを警備員に取り押さえられた。ビデオに女子高校生の下着が映っていたことから、警察は先月、男性教諭を県迷惑防止条例違反容疑で書類送検した。警察の調べに対し、男性教諭は容疑を認め、「ほかにも数件やった」と供述したという。
 市教委は、事件直後に事実を把握していたが、公表していなかった。県には口頭で報告したという。
 また、男性教諭は自主退職し、退職金約90万円が支払われたという。市教委は自主返納を呼びかけるとしている。