覚悟の丸刈り!魔裟斗、負けたら即引退宣言
7月13日に対戦することが決まった魔裟斗(左)と川尻達也は、いきなりバチバチのにらみ合いを展開
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魔裟斗(30=シルバーウルフ)の引退ロード第2戦の相手は、DREAMで活躍する川尻達也(31=T―BLOOD)に決まった。K―1ワールドMAX世界王座決定トーナメント準々決勝(7月13日、日本武道館)のスーパーファイトで対戦することが10日、東京・赤坂サカスでの公開記者会見で正式発表された。大みそかでの引退を表明している魔裟斗だが、川尻に敗れた場合は即引退する決意を口にした。
【対戦カード】
すでに戦闘モードだった。魔裟斗は気合の丸刈り頭でファン1230人の前に登場。「オレの拳には総合格闘技ファンの思いが詰まっている。その思いをぶつけたい」と宣言した川尻に、「本当に足を止めて打ち合ってくれるの?ノーガードで?」と“先制パンチ”を放った。川尻が「もちろんです」と返すと、「あ、そう。3分持つの?」と挑発。さらに「オレはバリバリパワーがあるし、今、ムチャクチャ強いよ」と言い放った。
昨年の大みそか、武田幸三が川尻に敗れるなどK―1勢は総合格闘家に完敗。危機感を抱く魔裟斗は「K―1がなめられている」と総合の選手との対決を希望していた。5月のDREAMで川尻が「ガッツンガッツン殴り合うなら自分にもできる。こういう時代だから2人で盛り上がりましょう。ぜひ戦いたい」と挑戦状を叩きつけたこともあり、対戦が決まった。
03年の決勝でアルバート・クラウスと戦って以来、6年ぶりの丸刈りについては「オレって、結構古い考えも持っていて、これが気合かなって」と説明。さらに「勝つことで12月31日につながる。オレの性格からして、次の試合を勝たないと大みそかはない。それくらいの覚悟でやる」と負けたら即引退の決意を明かした。厳しい練習を積んでおり、スタミナもパワーも世界王者になった昨年以上という自負があるからこその言葉だ。
谷川貞治イベントプロデューサー(EP)が「魔裟斗は凄く気合が入っていて面白い。緊張感ある試合になりそうだ」と期待を込めた、引退ロード第2弾。これまで総合選手に全勝の“反逆のカリスマ”は「向こうも打ち合うと言っているし、オレもバリバリに打ち合う。今回もケンカ腰で行きますよ」と真っ向勝負に胸を躍らせていた。
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