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粟生が本格始動!バランス矯正でV1だ

 ミットめがけてこん身のパンチを打ち込む粟生隆寛=東京・帝拳ジム
 ミットめがけてこん身のパンチを打ち込む粟生隆寛=東京・帝拳ジム

 「WBC世界フェザー級タイトルマッチ12回戦」(7月14日、後楽園ホール)

 王者・粟生隆寛(帝拳)が9日、都内の同ジムで本格始動した。エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)との初防衛戦に向け、フィリピンから国内ランカー3人を招へい。スパーリング初日は3人と各2ラウンドずつ計6ラウンドを行い、得意の左ストレートのカウンターを披露した。

 粟生が掲げたテーマは「バランス」。これまで攻守を入れ替える際のバランスが安定せず、本来のパンチ力が発揮できずにいた。またバランスを崩すことで「見栄え」の点でもジャッジへの印象が悪く、ポイントに影響が出るため、矯正に取り組み始めた。

 一方、帝拳ジムの浜田剛史代表はポイントに“右の使い方”を挙げた。「右を使って自分から打ち込むことが必要。相手の右フックに合わせる右。そしてまっすぐの右ジャブ。右で始まって右で終わるくらいでなければならない」と説いた。

 この日の体重はリミット(57・1キロ)の10キロオーバー。今後は過酷な減量とも戦う。王者は「まだまだバランスが悪い。これから徐々に上げていく。初防衛戦ということは意識せず挑戦者の気持ちで行く」と意気込んだ。

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