サモアに敗れ、肩を落とし引き揚げる日本フィフティーン=秩父宮
「U-20世界ラグビー選手権第2日」(9日、秩父宮ほか)
1次リーグB組の日本は、前回7位のサモアに20-29で敗れて無情の2連敗。5-22で折り返した後半は、HO有田主将の3連続トライで追い上げながら目標の8強入りを逃した。優勝候補のイングランドはスコットランドを30-7でねじ伏せて2連勝。13日に勝ち点1で並ぶスコットランドと対戦する日本は、来年の出場枠もかかるB組3位決戦に背水の陣で臨む。
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日本はサモアと並ぶ4トライを挙げて勝ち点1をゲットしながら、初勝利はお預けになった。初戦はイングランドに完封負けしたが、サモアには故障者を抱えながらも奮闘。前半は縦攻撃からFB豊島のトライで大会初得点を手中にした。後半はラインアウトからのドライビングモールを軸に有田主将の体を張ったプレーで3トライ。だが前半の失点が響いて届かなかった。
悔しさを隠せぬ薫田監督は「この試合に勝つために強化してきた。次は出場枠のためにも勝つしかない」と必勝宣言。有田も「モールが自信になった。気持ちを切り替えて」と、打倒スコットランドを誓った。