取り敢えず何から書いてよいやら・・
今回下調べをしないで特攻した私も私ですがw
成るべく自分なりに抑えて、建設的に宜しくないと思える点を上げさせて頂こうと・・
あくまでも冷静に・・ (; ^ω^)
1.M/B裏側から付属ナット(マイナスドライバにて締め付けるタイプ)にて締め付ける設置方法なので、完全にケース等からM/Bを取り外す必要がある2.AM2系取り付けクリップの精度が半端無く悪く、4本の取り付けボルトが其々あさっての方向を向いている3.取説にあるAM2系用のワッシャー(白)を取り付けるとまったくCPUとクーラーベース面が接地しない(1㎜近く浮いている状態)
これを使わない状態でようやく密着するが、とても必要な圧が掛かっているとは思えない・・4.付属バックプレート(事実上この付属品を使わなければ取り付け不可)に開いている穴が不必要に大きく、遊びが凄い事になっている
まるで【2.】で述べた自社の精度の悪さを打ち消す為にと言わんばかりの大きさ・・5.Intel用のクリップには最初からボルトが埋め込まれている状態だが、AM2系はクリップに自分でボルトを取り付けなければいけない
その取り付けに7㎜のソケットorスパナ等が必要であるが、そういった物は付属していない
(2個のクリップ自体は両社用とも4箇所のプラスネジにて固定)6.後は細かい事になりますが、このクーラーのフィンは非常に柔らかく、ちょっと力を入れた程度で簡単に曲がってしまいます
その割には余り気遣いの見られない梱包で、シンク4つ角全てのフィンが内側に折り曲がって変形していました・・
(基本的に製品は中身で勝負 不必要に凝った綺麗な箱とかどうでもいいんです‥ 私は‥)私自身は実際にこのクラスのクーラーを購入した経験が無く、
以前知り合いに頼まれて組んだ時に使用したSCYTHE社の忍者2で苦労した覚えがあります
(その時はM/Bのリテンションの爪を折ってしまいました・・)
しかしミドルクラス?になるであろうこの製品 購入層はライトユーザーと思えるのに‥
この価格ならスパナ1本位同梱しようよ‥(私は4mmからソケットを持っているので問題無いけど)
上で挙げた点でいくつかは、私自身の構成によっての主観もありますので、それは付け加えておきます
私の普段の構成はまな板環境なのですが、重量級クーラーを相当の高圧で取り付ける為にある改造をしてあります
それはM/B自体の反りや破損を防ぐ為にバックプレート自体をM/Bの高さに合わせ、まな板側に直接固定してあります
これによって実質クーラー自体をまな板に固定する事になり、M/Bに不必要な負荷やストレスが掛からなくなります
同じ様な事をVRM部分にも施してあります
まぁこんな改造してるのは私の勝手なんですが・・ (; ^ω^)
今回このクーラーを設置する為にこれを全て取り去りノーマル形状に戻す必要があり、これが相当大変で萎えました・・ (T∇T)アハハ 2度としたくないw
話は変わりますが、こういったTOPフロータイプのクーラーではどうしても平面の面積が大きくなり、上からのネジ止めが不可能になる→裏側からの固定といった方法は判らなくもないですが・・
こういったクーラーで上から固定となると、スパナで横からシコシコと地道にといった作業になりそれはそれでしんどいかもしれませんが・・
それでもメンテ性を考えるならば私は上からの方を選ぶかな その方が他のクーラーとも共通性があり交換も楽になりますから
それでは・・ 例によって前置きがそーとー長くなりましたが、ISGC-400自体の構造から性能までのレポへと入りたいと思います d(・ω・;)
取り敢えずメーカーが謳う純銅製ヒートパイプ&クーラー
一口に純銅といってもピンからキリまで色々とあります
一般的に成分
99.9%以上の銅を純銅と呼びますが、
C1010や
C1020等の無酸素銅と言われる物から
C1100のタフピッチ銅、
C1220りん脱酸銅等その他多種多様の目的にあった純銅が存在します
純粋に熱伝導率だけに拘るのであれば
C1020等の無酸素銅が理想的ですが、流石にそこまではコスト面と用途から考えてもC/Pが悪過ぎ現実的ではありませんね(個人的には是非どこか
ALL C1020製で作ったシンクを出して欲しいと願っていますが・・)
この事から特別明記されていなく純銅といわれる物はまず
C1100タフピッチ銅が使用されています というかこれで十分過ぎる性能ですけど
純銅とも書かれていない物(Thermalright社のアレとか)は銅合金になると思います 詳細は公表されていないのでどのような配分の銅を使っているのかは私に判るはずもなく・・
純銅と銅合金では色合いが違うので、そこそこ時間が経過した物でも見分けはつくと思います
そして~ 一目で見る人が見れば判る(というか一目瞭然)パイプエンドに被せられた黒いキャップ
間違ってもこれはパイプ先端で怪我をしないように配慮なんて代物ではありませんw
これはバーリング加工されたアルミフィンをヒートパイプに挿しこんであるだけの構造の為、フィンの抜け防止として蓋をしてあるだけの事です
ヒートパイプとフィンがきちんと半田付けされ、金属的に結合されてる製品ではこういった蓋はついていません(必要無いし)
クーラーを製造する上でパーツ単位の半田付け処理がされていない製品は、例えて言えばグリスを塗らずにCPUクーラーを設置するようなもので、熱伝導効率は非常に落ちます
材質にいくら拘っても、肝心のこの部分が手抜きでは何の意味もないんですけどねぇ・・
酷い製品の中にはフィンだけでなく、ベース部分も只の銅板等でパイプを挟み潰しただけの・・なんて物も存在します ( ノ゚ロ゚)ノ ⌒┫:・’.::
ISGC-400はこの部分だけは辛うじて半田付け処理がされています・・ がっ!
ベースバッファ部分をヒートパイプの形状に合わせ隙間を無くした(Thermalright社製品バッファ部のような)形状ではなく、只の銅板で挟み潰しただけのタイプです
画像を見て頂ければ隙間だらけで向こう側が見える事が判ります
折角の純銅がこれでは・・ 勿体無い・・(´・ω・`)
あと他にも何かあったような・・ 気がするが忘れた (・ω・;) 思い出す事があれば追記します
肝心の冷却性能ですが、うちでは丁度比較できる同価格帯のクーラーが無く・・
土俵が違い過ぎて参考値にならないと思いますが、一応手持ちのクーラーとの比較温度を (´・ω・`)っ
(現行製品ではIFX-14とTrue CopperとMegahalemsしか持ってなひ・・)
【測定環境】
Phenom II X4 955BE@3232MHz 202×16 Vcore1.200V まな板
負荷ソフトはTripcode Explorer 1.2.6を10分間
●桜扇 ISGC-400 付属FAN全開 付属グリス使用
室温26.7度 最高コア温度48度
●True Copper+IXP-74-14R×2 グリスはIC Diamond "24 Carat"
室温27.9度 最高コア温度43~44度
●Megahalems+IXP-74-14R×2 グリスはIC Diamond "24 Carat" AS-05
室温28.1度 最高コア温度43~44度*Megahalems使用時のグリス表記間違えていました ┏○ペコックーラーの接地圧が低い事もあって50度オーバーは覚悟していたのですが、案外そこまでは上がりませんでした
しかしかなり微妙な位置付けなクーラーだと思います
同価格帯(FANは付属しませんが・・)にはAXP-140やSI-128SE(国内入手難、海外では普通に売ってます)といった高性能なラインナップが・・
SI-128SEは以前知人に組んだPCに使った事がありますが、ハイエンドサイドフローに劣らない冷却性能を持ってました(ベースは凸ってましたがw)
という訳で、何か相当な辛口レビューになってしまいましたが・・ (; ^ω^)私が今回使用して感じたあるがままの素直な意見ですよ?
付属の桜FANに関しては、可も無く不可も無くって処でしょうか・・
これより性能面で優れているFANはありますし、羽の形状からみると静圧性能も良い方では無いと思います
しかしこの見栄えに惚れて使いたいといった性能以外の面で選択するのは多いに有りだと (`・ω・´)b
私だって外観が気に入ったという理由だけで、全てのFANをSilenXで揃えてますからw
ここのFANは当たり外れが相当なもんで、地雷な型番も普通に存在してますから ( ゚∀゚)アハハハ
特に私が使っているLED SERIESは半端無いですw
LED実装基板がFAN中心部分に干渉していて擦っているとか、軸コイル部分が異様に発熱し循環オイルが短期間で劣化→回転数ダウン
といった核地雷要素をふんだんに持ってますw 間違ってもお薦めできません _| ̄|○∠))バンバン
お薦めできるのはIXP-76-18ぐらいかな これを5V駆動させると幸せになれます
それでは次期書き込みまで さらばっ!β
一つ思い出しました (`・ω・´)b
AMDのCPUに使う場合、ベースの縦方向?の幅が足りていない
CPUのHSに対してクーラーのベース面の方が小さい為、2~3mm↑程CPUがはみ出してます‥ (;´д`)オイオイ・・【conecoからのおしらせ】PCパーツ体験レビューサービス「PCパーツ長者」はこちら