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【足利事件】最高検ナンバー2が菅家さんに謝罪

2009.6.10 17:48
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 栃木県足利市で平成2年、4歳の女児が殺害された足利事件で、最高検の伊藤鉄男次長検事は10日午後、記者会見を開き、無期懲役が確定したが、再審請求即時抗告審のDNA型再鑑定で真犯人の体液とDNA型が一致しないとする結果が出たため釈放となった菅家利和さん(62)について、「真犯人と思われない人を起訴し、服役させたことについて大変申し訳ないと思っている」と述べ、検察当局として初めて謝罪した。再審開始決定前に最高検ナンバー2の次長検事が謝罪するのは異例。

 最高検の検証チームが調査を継続中の段階で謝罪コメントを発表したことについて、伊藤次長検事は「検察として謝罪するということ」と述べた。

 富山県氷見市の男性が平成14年、強姦と同未遂の容疑で誤認逮捕され、約2年間服役した冤罪(えんざい)事件では、19年1月に誤認逮捕を発表した4日後に富山地検の検察官が男性に直接謝罪の言葉を伝え、一週間後には、同地検の検事正が改めて直接謝罪している。

 菅家さんは釈放後の記者会見で「この17年間ずっと思ってきたのは、出所したら刑事たちと検察官に絶対謝ってもらうということ」と、直接の謝罪を求めているが、伊藤次長検事は、直接の謝罪については「即時抗告審、再審公判の推移を踏まえて早急に対応したい」と述べるにとどめた。

 また最高検は同日、東京高検に対し、速やかな再審開始と早期判決のため、適切に対応するよう指示した。

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