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先日、mixi にこんな日記がアップされていた。
今 MTV つけたらクラシック MTV やってて、いつもはバグルスとかエアロスミスとか流してるんだけど今日に限ってスミスやキュアーやジョイディヴィジョンなど私の胸にキュンキュン来るのばっかり流している。しかもキュアーは私の大好きな just like heaven!
もっと早くからみていればもっとキュンキュンする曲が流れていたであろう。
ジョイディヴィジョンはアントン・コービン監督の「CONTROL」って映画でモデルになったイアン・カーティスのいたバンドです。すごくすごく美しくてどうしようもない映画です。
2009 年 02 月 26 日13:00 誰の日記かわかりますよね?
相変わらずの表現がさすがすぎて、そりゃ同居人に「ブリった(=ブリッコしたの意)」とかって云われるよ、としみじみ思ったのだが、当人はこの文章を他人に読まれて平気なんだろうか。俺なら恥ずかしくなってすぐ消してしまうぞ、こんな日記。胸にキュンキュンて。sneg? いや、エロゲだとおまんこキュンキュンですが。
と、別にそんなことが云いたくて日記を引用したわけではなく、ニューウェーヴとか 90 年代のデイヴィッド・ボウイとかが好きな戸板に、オススメがあるってことを書きたかったのだ。
それが、LCD Soundsystem。ジャンルで云うと、Disco Punk だとか Dance Punk だとかいう、これまで聞いたことのなかったジャンル。LCD Soundsystem が気に入って以来、そのジャンルのバンドもいろいろ聴いてみたが、LCD Soundsystem が抜群にいい。本人はジャーマン・ロックとかニュー・ウェーヴとか、NY パンクとかその辺からの影響がごたまぜになってると語っていたが、実際に聴いてみて近さを感じるのは Beck。それも、一番いい時期の(つまり、Odelay の頃)。
まあ、あんまり言葉で説明してもしょうがないので、実際にいくつかオススメを YouTube から引っ張ってきてみた。まずは、1st LCD Soundsystem に収録されている "Tribulations"。
続いて、これまた 1st から、いかにも Beck がやりそうな、というか明らかにこんな Beck の曲あったよな~(思い出せないけど)、と思わせてくれる "Disco Infiltrator"。マジ、今のカスみたいな曲ばっかり作ってる Beck なんかより、LCD Soundsystem のほうがずっといいぜ!
あんまりたくさんはっつけてもしょうがないのでこれで最後にするが、これは 2nd Sound of Silver の幕開けを飾る "Get Innocuous!"。Kraftwerk の "The Robots" を思いっきりパクってるのがいい。
ちなみに、元ネタ "The Robots" はこちら(1991 年のThe Mix ヴァージョン──オリジナルは 1978 年の Man Machine に収録)。「たけしの TV タックル」で知ってる人も多いか? それにしても、この動画をはっつける際に 久しぶりで Kraftwerk いろいろ聴いたけど、いいねえ、Kraftwerk。
ところで、これまたちょっと前の話になるが、『催眠学園隷奴』というエロゲーをやった。これがものすげーゲームで、久しぶりでエロゲープレイ日記を書こうと思ったのだが、プレイ日記を書くためにはもう一度ゲームをやらなくてはならない。これが面倒で、遅々として作業が進んでいない。
あと、プレイ日記のデザインも気に食わなくて、まずそれを改良しようとしているのだが、俺にはデザインセンスというのがまるっきり欠けているので、さっぱりいいものを思いつかない。
そんなこんなで、いつアップできるかわかりませんが、まあ気長に待っててください(例によって頓挫したりして・笑)。
mixi で晴美ちゃんがやってたので、ちょいとやってみた血液型ゲノムとかいう占い(?)。いろいろ当たってる気がして、ちょっと驚いた。まあ、性格はかなり外れてますが。「パラノ」の 3 文字が見えない時点で外れ確定ですよ、ええ。
ただ、仕事に関して論理的で結果に基づいたことを大事にします。いつも冷静で結果主義を大事にして、合理性に基づいています
って部分は、ずばりその通りだと思う。小心者かどうかは知らん。
ちなみに、晴美ちゃんとの相性は 66 点。「下手すれば忘れる関係」らしい(笑)。忘れられてそうだなあ。
そういや、ジョン・ゾーンが来日するらしい。Cobra もやるんだとか。けっこう見たい上、その日は運が良ければ休みだったりするが、多分、行かない。どうせなら Masada が見たいよ。あるいは Mike Patton、Trevor Dunn、Joey Baron のトリオのやつとか。
そういえば SBI カードだが、なんか俺の旧さくら銀行の口座がいっかな登録されず、引き落とし日になってもこの儘では支払いが完了しない予感がぷんぷんしたので、電話してどうすればいいか訊いてみた。そしたら、SBI の口座に直接ふりこんでくれ、とのこと。銀行は UFJ だった。なんか、振り込む相手っていつも UFJ な気がする。手数料たけえんだよ。素直に UFJ で口座を開設した方が早かったんじゃないか?
先日、西友から消えてしまったと書いた「チルド Big えび焼売」だが、同じ会社が出している肉焼売を発見。
その他、特に変わったことはなし。今年度の仕事は今日でおしまい。新年度の配属は S 市。stk からたった 2 駅。やっほう。まあ、会社には ktss から 6 駅で申請しておくが。毎月、交通費を 2000 円ずつぐらいがめられるぜ。しょぼい額だけど、それで CD 1 枚買えますから。
2009. 02. 28. שבת
ポイズン♪
とか唄ってる場合ではマジで全然なくて、今日、家に帰ってきたら、市税課から、また例の「住民税いい加減に払えや、ゴルァ」という通知が来ていたので開封してみたところ、それとは別に国民健康保険の支払いを要求する手紙も来ていて(見た目は一緒)、なんとこの 2 つだけで総額 18 万円。おい。
ここに未払いの年金を合わせると、なんと 35 万円である。ほいでもって戸板に 14 万借りてるから、なんと借金総額は 49 万円。しかも、3 月で家の契約が切れるので、こいつを更新するのに 65000 円ほどかかる。ちょっと待ってよ。
暢気に日曜に買い物し、さらに昨日も mms に 1 万円ほどレコードを注文してしまったが、買い物なんかしてる場合じゃない。気合い入れて本気で借金返済に取り組まないと、いつまで経っても戸板に金が返せない。ホントにすみません。
取り敢えず、住民税と保険は延滞金がヤバいので(既に 2 万円ほどついている)、こいつらをさっさと支払ってしまって(ぎりぎり払える)、今月末に入る給料は家の更新に当てるとなると、戸板に借金が返せるようになるのは 3 月末。来年も年金や保険は自腹であることが発覚したし、なんか暗い未来に絶望してしまった。1 年間ずっと家賃しか稼がず、挙げ句、半年もニートしてしまったツケってこんなにも大きくのしかかってくるのね。うげ。
まあでも、マトモに給料をもらえるようになったのが 10 月末で、そこから数えると 4 回しか給料をもらってないわけだが、それで 35 万も返済できてるんだからよしとしよう。てかしてくれ(主に戸板さんへのお願い)。借金 50 万てなんだよ。アホか。アホだな。間違いない。
しかし、そんな状況なのに、昨日は香港から、明日はアメリカから注文したレコードが届いてしまうのであった。まあ、この 2 つは合計で 1 万円いかないかわいい買い物である。
それより何より、同時期にイギリス Rough Trade に注文した品々だが、俺の勘違いが発覚。俺に注文できた品というのは、「Rough Trade のカタログに記載されている品」であって、「Rough Trade に在庫がある品」ではないらしい。つまり、注文できたものの、在庫があるかどうかは調べないとわからず、俺は注文時に「全てが揃うまで待つから、揃ってから送ってね」という方法を選択したので、どうやらすげえ待たされる予感。
てか、2 万円ぐらい注文してしまったので、それをある日いきなり「在庫揃ったよ、代金、請求しといたから」なんて云われても困る。やめてほしいぜ、そういう商売。ちゃんと在庫を反映しといてくれ。どこにもない品がぽんぽん注文できるからおかしいと思ったよ。どの品も readily available とか書いてあったのになあ。未だに連絡こねえってことは、在庫切れ満載なんだろうなあ。
買い物といえば、日曜に買い物したのはディスク・ユニオンへ行ったからだ。なぜユニオンへ行ったかっつーと、ホントは土曜に Sunn O))) のチケットを買うはずで、それが仕事で無理になったので静岡に頼んで、とここまでは前の日記に書いたが、会場売りだから整理番号が最も早いだろうという予想の下に、静岡にライヴが行われる予定の Earthdom へ買いに行ってもらったところ、ぬあんと「うちでは売ってません」と云われて買えなかったという衝撃の情報がもたらされたのだ。
しょうがないから日曜にユニオンへ買いに行ったのだが、なんと売り切れ。信じられない。Sunn O))) っていつからそんな人気バンドになったの?!?! どうしようもないので、ぴあに行って買ったが、整理番号 B6, B7 である。とほほ。整理番号 A のやつらは何人ぐらいいるんだろうか。Earthdom め、自分のトコでやるライヴのチケット、なんで売ってねえんだよ!!!!
その Sunn O))) は 5 月に新しいスタジオ・アルバムを出すらしい。Altar にも参加してた Eyvind Kang、お馴染み Oren Ambarchi と Attila Csihar、Earth の Dylan Carlson(Southern Lord のブログでは slow music godfather と紹介されていたが、まさにぴたり)と Steve Moore、Sun Ra のアーケストラに参加した経験を持つ Julian Priester(何歳?)、そしてなんと、Pauline Oliveros と Deep Listening Band をやってる Stuart Dempster まで参加するという、わけのわからん豪華さ。Stuart Dempster 呼んでくるとか、えらく人脈の幅広いんすね。
リリース日が 5 月ってことは、来日の直後。てことは恐らく、4 月末の来日時に、会場限定で先行発売されると見た。しかも、何かしらのおまけ付きで(限定のアナログとかかな?)。チケット番号は残念な結果に終わったが、それを楽しみに待つこととしたい。
ちなみに、日曜は静岡と買い物に行ったので、夕食をともにしたのだが、前日にいろいろ調べて、ドゥースラーという店にしたんですよ。なんでって、モロッコ料理が喰えるって書いてあったから。モロッコ料理、うまそうじゃないですか。
で、行ってみたら大失敗。絶対にこの店には行かないほうがいい。だって、店員は店長とおぼしきネーちゃん一人だけで料理が出てくるまでえらく時間がかかるし、出てくる料理は「これ、ラム肉以外の部分は自分で作れますが何か?」みたいなのばっかり(まずくないのが救い)。挙げ句、ネーちゃん自分で味見したスプーンとか使って盛りつけしやがるんである。おいおい、おまえの唾液はいっとるやんけ! かわいい女子高生の唾液なら歓迎するけどさあ……。
おまけにバーだったので、頼みたくもない飲み物を頼まされ、お通しの代金まで取られ(ナッツと柿の種を勝手にとっていいよ、とテーブル上に置いてあるだけ)、出るときに「よかったらまた来てください」って云われたけど、静岡と二人で二度と来ねーよ、と思いました。
ま、飲み物とかお通しは俺がケチすぎる故の不満だろうが、料理も期待して行ったのにあれじゃなあ……。俺の頼んだアフリカ風シチューと、静岡の頼んだラムのトマト煮(クスクスつき)、味つけおんなじだったし。
クスクスが食べたい!という静岡のたっての要望に応えてその店にしたのだが、実は当初は別のシンドバッドという店に行くつもりで、ここがなんと、たまたま定休日である第 3 日曜だったので、代わりに見つけてきた店だったのである。あー、我慢してシンドバッドで金使えばよかった……。シンドバッドはちゃんとしたレストランで、マジうまそうです。
音楽の話題に戻すが、昨日ナオミから久しぶりにメールが来て、何かと思ったら、元はっぴいえんどの鈴木茂が大麻所持容疑で逮捕されたというニュース。最近、大麻で捕まえるの流行ってるねえ。大学生だけかと思ったが、鈴木さんまで……。
で、まあ、それはいい。それより信じがたいのは、それを受けてレコード会社のとった対応。なんと、名盤「風街ろまん」出荷・販売停止という措置を執ったのだ。アホか? バカか? 記事を読んでもらえばわかるが、出荷停止されたのは『風街ろまん』だけではない。はっぴいえんどの全アルバムほか、ティン・パン・アレーやソロ作品などなど 14 枚ものアルバムを出荷停止。鈴木茂という人が、日本のポピュラー音楽で果たした役割をまるで誇りに思ってないらしい。そりゃ、君たちの出す CD 売れなくなるよ。売り方おかしいもん。ダウンロードを目の敵にする前に、商売のやりかた、考えようね。少なくとも、自分の会社が売ってるものには誇りを持ってくれ。
他にもニュースを。まず、Max Neuhaus 死去。マックス・ニューハウスって誰?と思う人がほとんどだろうが、現代音楽好きなら誰もが一度は耳にする有名人。作曲もしているはずだが、それよりもパーカッショニストとしての活動のほうが有名で、有名どころではシュトックハウゼンの Zyklus をやってるし、ジョン・ケージの Fontana Mix も演奏している。俺自身、その 2 つの曲は、まさにニューハウスが演奏したヴァージョンで知った。作曲家として有名なわけではないので、めちゃくちゃ残念なわけではないが、やっぱり少し寂しい。
音楽ニュースといえばこの人、伊藤政則だが、また変なことをのたまっている。人気バンド:なぜかいま再結成(1/2)、同(2/2)。なんでも、21 世紀になって世界的なバンド再結成の動きが出始めたらしい。その理由がいかす。ロックの最高峰が再結成したことで、後に続くバンドも格好悪いと思わず活動を再開できるようになった
。まっまま、まじすか。そうかー、例えば奥田民生とかも Led Zeppelin の再結成を見て、「再結成かっこわるくない!」って思ったんすね。
ところでその Led Zeppelin なんだが、これってマジでジミー・ペイジ?
ニュースではないが、doubt music の沼田さんがジャズについて少し書いている。云いたいことはよくわかるし、同意しちゃう部分もあるんだけど、俺は仮にもメディア論をかつては専攻していた人間なので、この議論に心の底からうなづくことはできない。確かに、ジャズはいつからか食事や酒の BGM に成り下がって、クソッタレなセレブリティの象徴になって、癒し系にすらなってしまった
。でも、その原因をメディアの押し付けるイメージを疑おうともしないノータリン
ばかりだからだ、というのはちょっと違うと思う。
イメージというのは、そう簡単に固定されるものではない。そりゃ、いつの頃からか、メディアはオシャレ音楽としてジャズを売り出したかもしれない。でも、それが人々の望むイメージとかけ離れていれば、受け容れられずに廃れる。ジャズがオシャレ音楽として認知されているのは、人々の側でそういうイメージを望んだからでもあるからではないのか、と俺は思う。
それに、一方でジャズもそういうイメージにフィットする音楽だったということだってあるだろう。いくらがんばったところで、デスメタルをオシャレに売り出すのは難しい。と、そんな具合に、やっぱり多少は音楽そのものに左右されるところだってあるはずなのだ。ま、どうでもいい話ですけど。
ところで、数日前に読み終わった『プルーストとイカ』だが、後半の読字障害(ディスレクシア)の話になると、俄然おもしろくなった。
もともと、人間は遺伝的に「文字を読む回路」を形成するようにインプットされていない。文字を読むというのは人間が発明した新しい行為であって、ピンカーが「言語は本能だ」と云ってたけれども、あれは話し言葉であって(書字を持たない言語が未だに多数存在することからもわかる)、書き言葉は本能で生まれてくるわけではない。
で、その書き言葉を読むために、人間の脳はいろんな箇所をリサイクルしている。本来はものを認識するのに使う部分だとか、もちろん言語野だとか、そういう部分を「読字用につなぎなおす」という作業が行われるわけだ。
が、ディスレクシアの人たちは、この作業がうまく行われないらしい。読字障害を持たない人たちは、読字回路をふつう左脳優先で構築する。そのほうがスピードが速くなるからだ。なのに、ディスレクシアの人たちは右脳経由の回路を構築してしまう。こうなると、左脳を経由するより情報処理の速度が遅くなってしまい、そのわずかな遅れのために、読字が困難になってしまう。
ただ、ディスレクシアの人たちは、そのように右脳が優勢になるので、読字障害を持たない人に比べて、右脳を使った作業に秀でていることが多い。空間認知の仕方が違ったりする。参考までにディスレクシアの人々が多く活躍している分野を挙げておくと、医療分野では放射線科(パターンを読み解く能力がものをいう)、エンジニアリングとコンピュータ技術の分野では設計とパターン認識、実業界では巨額の金融取引や財テクなどだ。
ディスレクシアの有名人を挙げるなら、アインシュタイン、ジョン・アーヴィング(作家なのに!)、ジョニー・デップ、ウーピー・ゴールドバーグ、ピカソ、アンディ・ウォーホル、ロダン、などなど。ダ・ヴィンチもディスレクシアだったのではないかと云われている。
ディスレクシアであるかどうかを早期に判断する手段として優れたものには「RAN 課題」がある。RAN とは Rapid Automated Naming の略で、日本語では「高速自動命名」になる。多数の反復文字、数字、色または物の名前をできる限り早く云わせるというだけのテストで、幼稚園児でもできる。
この課題の優れた点は、文字を読めない年齢の子どもでも(幼稚園児はふつう、文字がまだすらすら読めない)、将来的にディスレクシアになりそうかどうかが、かなりの制度で予測できることだ。
先にも述べたとおり、読字回路というのは既にある脳味噌のいくつかの部分を接続して作られる。で、この命名速度が遅い子は、つながれるべき部分がうまいこと働いてないとわかるわけだ。つまり、回路が形成される以前の問題を発見できる、ということだ。
ディスレクシアは極めて遺伝性の強い障害なので、親に一人でもディスレクシアがいれば、子どもはほぼディスレクシアの因子を抱え込むことになる。
といっても、ディスレクシアはきちんと対応してあげれば、それほど厄介な障害ではない。脳味噌の回路が他の人と違うという理由だけで、バカ扱いされてしまうことのほうが、よっぽど問題なのだ。
だから、ディスレクシアであるかどうかは、可能な限り早く判断してもらったほうがいい。子どもができたら、是非とも先ほどの RAN 課題(あるいはさらにそれを発展させた RAS 課題──Rapid Alternating Simulus)を受けさせてやってほしい。そして、文字を読むのに困難を覚えたりするのは、決してバカだからじゃないんだと教えてやってほしい。
以下、雑記。
つるかめに行ったら、俺の好きなチャーハンの素は売り場がちょっと変わって目立たなくなってただけで、依然、売られてることがわかった。よかったよかった。まあ、西友から消えた焼売とかピザパンは戻ってこないけど。
最近やるゲームがないので(Travian はやってますが)、正月に禿に勧められた Fallout 3 をゲットした。パソコン版なので全て英語。まだインストールしてないけど、どんなもんなんでしょう。明日からプレイする予定だが、音楽ダウンロードしすぎて HDD に余裕が……(なんと、C ドライヴだけで 27GB、それとは別に H ドライヴに 90GB もある)。
昨年、痛みを胡麻化し続けた歯がまた痛み始めている。歯医者、行かなきゃだめかなあ。
今日から 6 連勤。だるい。
2009. 02. 19. יום חמישי
わが日記の読者たちは、俺が時折「自分の好きなものが店頭から消えた」と口にするのを耳にしたことがあるかもしれない。
これまでに俺が愛していて、店頭から消えた食べ物は枚挙に暇がない。この歴史は、古くは、俺が実家にいた頃から愛飲していたモルトという会社の麦茶に始まる。この会社は、俺がこちらに出てきてすぐぐらいの頃だったかに潰れた。
その後、100 円ショップからマコーミックのペペロンチーノの素が消え(2 食入りなのに、味が濃すぎて 4 食分になるというすばらしい品だった)、同じく 100 円ショップからまぜりゃんせが消え(最近は復活しているが)、トルコ風アイスが好きになったらどこの店にも並ばなくなり、オハヨー乳業から出ていた最もうまいアイスも姿を消した(何味だったか忘れたが、最後の 1 本を静岡に喰われたことだけは覚えている)。
ここ最近では、まず西友から静岡とともによく食べていたえび焼売が消えた。もともと 8 個で 120 円だったかなんかなのが、100 円で 6 個になり、数が減ったねえと静岡と話していたら、なんと予告も何もなく唐突に消え失せてしまった。さらに、つるかめから俺の定番の昼飯メニューであるグリコのチャーハンの素が消えた。たれ仕上げねぎ塩豚カルビとたれ仕上げ黒チャーハンだ。100 円で 2 袋入っていてうまかったのだが、100 円で 3 袋の別のチャーハンの素に取って代わられた。そっちはちっともおいしくないのに。
そして今日、ここ最近わが家の朝の食卓を飾っていた西友のピッツァブレッドが消えた。ktss の西友で「商品入れ替えのため」とかいう理由で消える予告が書いてあったのを見てから厭な予感はしていたのだが、遂にわが家の近くの 24 時間の西友からも消えた。後釜には、日本ハムかどこかから出ている石窯工房シリーズのピッツァブレッドが据えられた。西友のが 298 円で 5 個入りであったのに対し、こちらは同じ価格で 4 つ入り。なぜ西友のほうが消えるのか理解に苦しむ。日本ハムからの圧力か?
結局、298 円でたった 2 食分にしかならないのは高価すぎるという理由で、そちらのパンはわが食卓から姿を消すことになり、明日からはまた食パンの日々だ。ああ。そういえば、俺の大好きなジャム、Smucker's もどこの店でも見かけない。Web でなら買えるが、送料を払うのがめちゃくちゃ厭なので買う気になれない。ピーナツバター Skippy も姿を見かけなくなった。
俺の趣味はそんなにゲテモノなのだろうか? しかし、俺の作った料理はみんなうまいうまいと喰ってくれるし(無理して喰ってくれていたのか?)、一緒に食事に行っても、まずいと感じるものは大抵みんなと同じだ。特別に変な味覚を持っているとは思えない。なのになんで、俺の好きなものは消えていくんだ。ちっくしょう。
話は変わるが、ここ一週間ほど、『プルーストとイカ』という本を読んでいる。書名からは想像もつかないだろうが、これは「読書という行為がいかに人間を変えるか」というテーマの本で、字を読むという特殊な行為によって、脳がどのように作り替えられるのかということが書いてある。
テーマだけ聞くと非常に面白そうだと思う人もいるかもしれない。が、この本、脳科学に詳しくないと、恐らく面白さ半減どころか 7 割減ぐらいである。かく云う俺も、脳科学の知識がろくすっぽないので、読んではいるものの、イメージが摑めないことだらけ。例えば、こんな文章がたびたび現れる。
ライケル、ポルドラック、ガブリエリの研究を考え合わせると、私たちの祖先が初めてクレイトークンを読んだ時の生理的基盤となったのは、角回領域を近くの神経領域と接続し、さらに、デハーネの説が正しいとすれば、計算能力に関与している側頭葉のいくつかの領域や、物体認識にかかわる後頭 - 側頭領域(つまり、37 野)とも接続する、小さな回路だったと推測できる。
メアリアン・ウルフ『プルーストとイカ 読書は脳をどのように変えるのか?』小松淳子訳、インターシフト、2008、p. 54
だからなんすか?って感じ。ハッキリ云って、俺にはほとんど意味不明だ。いや、意味はわかるけど、それがすごいことなのかどうかがさっぱりわからん。
でも、もちろん面白いこともたくさん書いてある。そういう部分だけ、要約してみよう。
中国語と英語に堪能なビジネスマンが後頭葉に重度の脳梗塞をきたしたが、
当時の人々が揃って驚いたことに、この患者は、中国語こそ読めなくなったものの、英語を読む能力はとどめていた(p. 99)という例が報告されている。
書物特有の "文学的な" 表現を多用しただけでなく、洗練された統語形式や長い言い回し、関係詞節まで使って見せた(ibid., p. 135)という実験結果もある。
表現も読字もモノリンガルの子どもたちに匹敵するようになる(ibid., p. 161)とか。
中耳炎を治療せずに放置すると、語彙の発達と音韻の認識という、読字の最も大切な前段階のうちの二つに影響がおよぶ(p. 158)。
五歳で読み方の勉強を始めさせたヨーロッパの子どもたちの読字能力は七歳から始めた子どもたちに比べて劣ると確認された(p. 145)なんて実験結果もある。
以下、単語の読みに関して面白い詩が載っていたので紹介しておく。
touch と bough と cough と dough を君はもう、知っていたんだね?
hiccough と thorough と slough と through でみんなつまずくかもしれないけれど、
君なら大丈夫だね?
さすがだ! それでは、次は、
もっと見慣れない落とし穴を習いたいだろう?heard という恐ろしい単語には気をつけることだ。
beard のように見えて、bird のように聞こえる。
それに dead だ。発音は bead ではなく bed に近い。
お願いだから、deed なんて読まないでくれ!
meat と great と threat には用心しろよ、[suite と straight と debt と韻を踏んでいるんだ]。
moth は mother の moth じゃないぞ。
both も bother の both ではないし、broth も brother の broth じゃない。here と there は似ていないし、
dear と fear も beart と pear の仲間じゃない。
まだまだあるぞ、dose と rose と lose──
つべこべ言わずに辞書を引け── goose と choose、次は cork と work と card と ward、
それから font と front に word と sword。
do と go や、thwart と cart も。
おいおい、始めたばかりじゃないか。恐ろしい単語? おやまあ、冗談じゃない。 私は五つの歳で発音を覚えた。
それでも、読むためには、
五五になっても知らなかった単語をまだまだ勉強したもんだ。ibid., pp. 185-186.
次に挙げるのは、ea のさまざまな発音を思い知らせてくれる文(わかりやすいように、ea は強調しておいた)。
There once was a beautiful bear who sat on a seat near to breaking and read by the hearth about how the earth was created. She smiled beatifically, full of ideas for the realm of her winter dreams.
ibid., p. 194
まあ、今のところこんなもんかなあ。また面白いのがあったら報告する。
最近のお気に入りもいくつか紹介しておこう。
まずはサイケから。ヴェルヴェットの曲からバンド名をとった The Black Angels のアルバムがどれもこれもロックでよい(といっても 2 枚しか出てないが)。60 年代の雰囲気を踏まえてローファイなサイケに仕上がっている。サイケはこうでないとね。しょっちゅう云ってることだが、My Bloody Valentine とか、ああいうぼんやりしたのは魅力がわからん。サイケに必要なのは頭ラリってます!という強硬な主張であって、へろへろ~ぐらいじゃダメなのだ。少なくとも俺は認めない。久しぶりで良質なサイケデリック・ロックに出会えたので嬉しい(最近サイケといえばドローンかフォークばかりなもんで)。アナログ盤が売り切れなのが残念でならない。
サイケといえば、Alexsander Tucker のソロもよかった。最初はフリー・フォーク系だと思って聴いてみたのだが、ドローンだったりドゥームっぽいのだったりといろいろ入ってて飽きない。フリー・フォークもドローンもかなりの量を聴いてるので、さすがにパターンの読めるものばかりになってきているのだが(好きなアーティストなら、そのバンドの色だけで楽しめるが、新しいのはなかなかそうもいかない)、いろんなものを器用にまとめられてるのに、きっちり吉外なところがいい。現時点で 4 枚ほどリリースされているが、オススメはここにジャケを掲載した 2nd。でも、俺が先日 Rough Trade に注文したのは 3rd。だって、3rd は mms に売ってなかったんだもん。2nd は売ってるのにさ。
思いがけない発見だったのは、James Ferraro のプロジェクト、K2。K2 といっても鬼太郎の好きなリマスター方式ではない。ぶりぶりなアナログ・シンセによる眩暈を誘う完全らりぱっぱサイケ。びよびよびよびよと繰り返される単調なシンセの音がヤバすぎ。しかも音が死ぬほどチープ。下手したら拷問。まあミニマルといえばミニマルなのだが、音が気持ち悪すぎて悶絶。たまらん。最初期の Terry Riley に近いものもあるが、あれよりもっと極端。Riley にはまだ 60 年代サイケな煌びやかさがあるけど、こっちはひたすら気持ち悪いにょろにょろした音でのミニマル。最高!
アナログ・シンセものといえば、Original Silence の 2nd も最高にかっちょよかった。電子音楽とノイズのぎりぎりの境界線上を行き来するヤバい曲が入ってて、吉外丸出し。なんといっても面子がすさまじい。Thurston Moore (Sonic Youth)、Terrie Ex (The Ex)、Jim O'Rourke、Mats Gustaffson、Pall Nilssen-Love (Thing)、Massimo Pupillo (Zu) という豪華すぎる 6 人なのだが、Thurston、Jim、Mats の 3 人だけでも Diskaholics Annonymous Trio というすさまじいまでのノイズ・バンドをやってるのに、そこにさらに 3 人加わって、わけのわからん乱痴気騒ぎと化している。ライヴ録音なのだが、こんなライヴあったらぜってー行く。てか来日してください。
現代音楽系でよかったのは、Nick Grey & the Random Orchestra。歌入りなのが何よりも嬉しい。Warszawa で見つけたアルバムだったので大して期待していなかったのだが、きっちりオーケストラしてて驚いた。大友良英の Portable Orchestra とか Cornelius Cardew の Scratch Orchestra みたいにジャンクなオーケストラを想像してたのに、いろいろ楽器が入ってて、しかも、難解な現代音楽というわけでもなく、普通に美しい。ただこれ、500 枚限定らしくて、mms にも Warszawa にも Rough Trade にもないので今から買えるかどうかが不明。てか買えないんじゃないの。Amazon は入荷次第、発送します!とか云ってるけど、どうせ入荷しませんでしたっつーオチに決まってるしなあ。これだから限定ものは困るよ。
現代音楽系といえば、Murcof もよかった。といっても、こちらはごりごりの現代音楽というわけではなく、現代音楽の音源を利用したテクノ、という全く新しい音楽。これがテクノなのか?と問われると、テクノというよりもろに現代音楽のような気はするのだが、これより前のアルバムでは一応ビートも刻まれてるので、やっぱりテクノ扱いにしておくのが妥当なのだろう。ところでこのアルバム、タイトルはてっきり、ヴァーサタイル・セッションズだと思っていたのだが、よくよく見たらベルサイユ・セッションズだった。アルバムを紹介する段になって気づきました。なんでベルサイユなのかはよくわからない。本人、メキシコの人だし。
現代音楽ではないが、ドローンで最高に良かったのはなんといっても Éliane Radigue の Adnos。3 枚組、時間にして 3 時間半を蜿蜒と繊細なドローンが続く。Éliane Radigue の作品は美しいドローンの宝庫だが、中でもこれが最も美しいと思う。同じく 3 枚組の Trilogie de la Mort も美しいのだが、心地よさが違う。ただ、惜しむらくは Table of the Elements からのリリースで、とっくのとうに廃盤であること。マジで手に入らない。Table of the Elements はたまーに気が向いたときに再発してくれることもあるのだが、完全に運任せ。現時点で買おうとするとプレミアぼったくられること必至。Éliane Radigue のアルバムはどれもこれも限定でほとんどが入手困難だが、これだけはほしいなあ。
最後に紹介するのは、Khlyst のヴォーカルである Runhild Gammelsæter の Amplicon。これまた限定だが、去年の夏にリリースされたアルバムなのでまだ手に入りそう。なんたってデス声の姉ちゃんなので、さぞや極悪な音楽になっているだろうと思っていたら、囁きあり、普通の声あり、デス声ありで、ギャップ激しすぎ。音楽もえげつないデスメタルだと思ってたのに、テクノイズっぽいもののほうが多くてびっくり。なんだ、幅広くやってんですね。まあでも、そうした楽曲面での意外性よりも、やっぱり Runhild の山あり谷ありなヴォーカルに心を奪われる。穏やかに過ごしてたら突如としてどん底に叩き落とされたりして狂ってます。2ch の吉外音楽スレでも絶賛されてました(笑)。
そういえば、SBI カードの登録も完了したので、いよいよいい気になって CD などなど注文しまくってみたのだが、お蔭で大好きな mms ではちっとも注文できない有様。せいぜい 1 万円ぐらいしか注文できない。1 万円じゃレコード 4 枚で終わりだよ。あー、欲求不満。
あと、カードが使えるようになったので、静岡に頼まれてた目覚まし時計を買ってプレゼントしてあげた。誕生日は 10 月だからなんと 4 ヶ月遅れだが、まああげられたんだからよしとしてくれ。
目覚ましといえば、うちのコンポは完全に液晶部分が見えなくなってしまい、時計をセットするのも一苦労。何回つまみを回したかで判断するほかない。いつか目覚ましを間違えた時間にセットしてしまいそうで怖い。静岡に目覚まし時計プレゼントしてる場合じゃねえよ。本格的に iPod のアラーム使用を考えなきゃいかんかなあ。それやると、電池がなー……。
みずほダイレクトのほうは、今朝、申込書が来てたのでさっそく必要書類を入れて送り返しておいた。ちょうど 1 週間できたな。てことは、再来週には手続きが完了するはず。早くしてほしいぜ。
そういえば、Sunn O))) のライヴ・チケット買うぜ!と息巻いてたのに、仕事を入れられまくって買いに行けなくなってしまった。仕事がないよりあるにこしたことはないが、何もチケット発売日に入れなくたっていいじゃないか。幸い、静岡にチケット買っといてもらえることになったので事なきを得そうだが。
Travian? ええ、やってますよ。ついに 1 万位を脱出したぐらい。初心者保護期間は切れたけど、どこからも攻められてないし、まあ安泰。相変わらず 1 日にできることはほとんどないけど。
ま、こんなトコですかね。それでは、また。
2009. 02. 12. יום חמישי
今朝、SBI カードから郵便が来ていた。クレジットカード自体は本人確認郵便だかなんだかで届くはずなので、何が届いたのかと開けてみたら、諸々の暗証番号が記載された紙が入っていた。いや、それよりカード送ってよ(翌日、無事に届きました)。
帰宅後、ちょっと SBI カードについて調べてみたのだが、なんとみずほ銀行の口座はその儘では使えず、みずほダイレクトに契約しなくてはならんらしい。まあ、みずほダイレクトに契約したところで余分に金がかかるわけではないのだが、問題は契約にかかる時間だ。なんと、3 週間もかかるのである!
いやね、3 週間っつったらあれですよ、次の給料とか入ってきてますよ。その間にほしいものがどれだけ増えると、いや、どれだけ買い逃がしちゃうと思ってるんだ。
そんなわけで、みずほダイレクトの契約なんか待ってられん!と思い立ち(一応、申し込みはした)、かつて作った古い銀行口座を使うことにした。俺は三井住友銀行にも口座を持っているのだ。
さて、しかし、この口座、ハッキリ云って全く使ってない。もう 10 年ぐらい使ってない。だもんだから、まずキャッシュカードが行方不明。大事なものは机の抽斗にしまっているのだが、その抽斗にもないので、本格的に行方がわからん。幸い、通帳は見つかったので何とかなりそうだが。
問題はまだある。なんたって 10 年使ってないから、俺の通帳は三井住友のものではないのだ。なんせ、全く通帳記入をしない性格なので、通帳を新しくしろよと何度か手紙が来たのだが、全て無視していた。どうせ 500 円ぐらいしか入ってないし。一体どこの銀行なのかっつーと、懐かしのさくら銀行だ!
実は、その他にあさひ銀行にも口座を持っていたりするのだが(こっちも 500 円ぐらいしかない)、あさひ銀行に到っては、一体どこに吸収されたのかすら知らない(いま調べたが、りそなになったそうですね)。通帳はあるけど、やっぱりカードはない。俺のカード、どこ行ったんだ。いずれ、どっかからまとめて発掘されるだろうが。
ところで、こんだけ放置しといた口座ってすぐ使えるもんなのかな? 口座番号とかって変わってないのかな? いろいろと謎だ。明日にでも訊きに行ったほうがいいだろうなあ。でも、ちょっと早起きしなきゃいけないのか。めんどくせー。
話を全く変えるが、いまいち行く気になれなかった Sunn O))) の来日公演、追加公演が決定!! 俄然、行く気になった。
なんで行く気になれなかったかっつーと、Sunn O))) の単独ライヴじゃなくて、Isis だの Growing だの Boris だの envy だのと余計なおまけがいっぱいくっついてたため。で、チケット 6000 円。なんでそんな、見たくもないバンドに金を払わなければならんのか。
とはいえ、絶対に会場限定販売の音源が売られるはずなので、絶対に行かねばならない。知らないバンドを聴かず嫌いするのもよくないか、と思ってダウンロードしてみたりもしたが、envy はハードコアで全く興味湧かず。Isis はメタル(ヘヴィ・メタルなのか、それとも違う種類のメタルなのか区別できない)で、ヘビメタってわけじゃないので悪くはないけど、微妙。唯一、Growing はドローンでなかなかよかった。それを励みにチケット買うしかねえか、と思っていたのだ。
が。帰宅して 2ch の Sunn O))) のスレを覗いたら(日課です)、なんと追加公演が決定したとのこと。どれどれとググってみたら、新大久保 Earthdom で Sunn O))) の単独ライヴが決定。これは! 行くしかない!!!
いやー、これはもう、マジで嬉しい。なんせ、見たくもないバンドに金を払う必要はなく、4800 円で Sunn O))) を思う存分、たっぷりでろでろに楽しめる。思いっきり平日だが気にするものか。なんなら有給とってやる、有給。まあ、どうせ来年も週 4 だから普通に休みかもしれんが。
で、単独ライヴとは云っても、ゲストは来るらしく、新大久保でやる 2 日のうち、初日のゲストは Coffins(誰?)、2 日目のゲストは、なんと、ジム・オルーーーーーーーーク。やっべえ。2 日目行くしかねえじゃん。ジム、偉いぞ! よくぞ日本に住んでてくれた!! 灰野さんとかと共演してて見に行きてーと思ったこと数知れず、まさか、Sunn O))) と共演してくれるなんて!! 僥倖すぎる。仕合わせすぎてライヴ行く前から死にそう。これでチケットとれなかったら泣くな。
チケットの発売日はヴァレンタインデー。つまり、来週の土曜。この日は勤務が早く終わるので(8 時前には終わる)、その足で北浦和のユニオン行って買うぜ!! いやああああああ。楽しみすぎるううううううう。
ライヴは近年には珍しく 2 人編成でやるらしい。このところ、ゲスト多量参加だったからなあ。Oren Ambarchi とアッティラさまぐらい連れてきてほしいが、コアな 2 人ヴァージョンも乙なもの。
ちなみに、仕事へ行く前にチェックした Southern Lord(Sunn O))) の片割れがやってるレーベル)のブログで、「イギリスで『初心』ツアーやるよ!」という記事がアップされていたのだが、今回の追加公演はその延長らしい。初心に返って 2 人でやる、と。zen がどーのこーの、shoshin がどーのこーのと書いてあって面食らったが。
さらに、完全に行く気をなくしたバンド 5 つの恵比寿リキッドルームでのライヴは、Sunn O))) の 2 人に Boris の Atsuo が加わった 3 人編成なんだとか。あー、マジでそっち買わなくてよかった。躊躇して大正解。なんで 6000 円も払って Atsuo さん入った Sunn O))) なんか見なきゃいけないんだよ。
ライヴ情報を風邪っぴきの静岡にも伝えたところ、もちろん行くとのこと。ですよね。俺なんか嬉しくなって、YouTube で Sunn O))) のライヴ動画みちゃったぜ。でも、こんなもんじゃねえよなあ、実際のライヴは。
夜、mms から「2008 年の best、うpしたよ!」というメール届く。見る前からわかっていたが、やっぱりほしいものがごろごろ出てきて参った。最後のほうとか、「もう素適な音とか聴きたくない!」という悲鳴が心の内から湧き上がってきたほど。そんなに買う金ねえんだよおおおおおおお。Keith のバカ。
ついこの前やり始めたタクティクス・オウガだが、なんと主人公の育成を早々に失敗し、最初からやり直す羽目になってしまった。かなりげんなりしてやる気をなくしたが、2 日で追いついた。レベル 3 までが肝だね。あとはまあ、大して苦労しない。
Travian のほうは、いつもながらあまりやることなし。てか、あと 3 日で初心者保護とやらが切れ、他の村から攻め込まれる恐れが出てくるのだが、兵士とか全く作ってない。大丈夫なんだろうか……。そろそろ作っといたほうがいいかなあ。
2009. 02. 05. יום חמישי
今日は仕事が全然なくてめちゃくちゃ暇だった。なんせ授業が全く入ってないのに出勤しなきゃいけなかったのだ。なんだよそれ。2 月から小学部が新年度になることは前に書いたが、それに伴って担当が変わるので、挨拶電話を各家庭にかけなくてはならんのだ。今日の仕事はそれだけ。
でまあ、俺の担当するクラスは、なんとたった 3 人しか生徒がいない上、挨拶しかすることがないので(電話の切り方に困った)、電話がけ業務は一瞬で終わってしまい、急遽、生徒の個別対応授業が入ったからよかったようなものの、それがなかったら暇で死んでたはず。
まあ、そんなことはどうでもよろしい。今日は契約更改の日だったのだ。聞いてなかったけど。なんかブロック長来てるなーと思ってたら、呼ばれて来年度の契約を交わされた。
そこで明かされた衝撃の事実があったので日記を書くことにした。
いやね、俺、てっきり来年度から週 5 で働くことになると思ってたんですよ。そいで、週 5 の人間のみ会社が年金とか保険とか負担してくれるってのは知ってたから、来年度を楽しみにしてたわけですよ。やっとこれで俺も年金を払ってもらえるのだ、と。やっとこれで一人前の社会人だ、と。
そしたらなんと、週 5 になるのって難しいんだって。嘘だろ!? そんなの初耳だよ!!! 希望するからすぐ週 5 というわけには全然いかないらしく、来年度も週 4 の契約(週 5 は L5、週 4 は L4 と呼ばれる)。5 日働きたかったら働くのは勝手だけど、それは追勤扱いで別に保険とか年金とかがついてくるわけじゃなく、扱いは L4 のまんま。
何そのシステム!?と面食らって、うちの校舎にいる 7 ~ 8 年の勤続経験を持つベテラン(?) K 先生の名前を出し、「K 先生は L5 ですよね?」と訊いたら「いや、L4 だよ」との返事。うそーーーーー。K 先生ですら L4 なのかよ。俺、いつになったら年金とか払ってもらえるんだ……。
さすがにもう親に年金を負担してもらおうとは思わないが、国民年金って厚生年金より支給額が低いんじゃないっけ? しかも昇給の話とか一切なし。いや、そりゃまあ今年は何もしてないから上がるわけないんだけど、来年度以降ってどうなってんすか? まさか給料ずっとこの儘じゃないよね? ああ、いやだいやだ。なんと暗澹たる未来。
と、そんな感じで、かなり凹んで帰宅。正社員とか別にどうだっていいと思ってたけど、さすがに年金と保険がないのはきついぜ……。あー、なんでせっかく職が決まったのに、身の振り方また考えなきゃいけないんだ。もう知らね。業績あげまくって、さっさと L5 になってやる。退会出さないで、いいトコ受からせりゃいいんでしょ。マジ無理。うちの校舎じゃ退会とか日常茶飯事な気がするよ……。
気分転換にアホなニュースを一つ。スイス警察、Google Earth で大麻畑を発見。まさか Google Earth でバレるとは思ってなかっただろうな……。
ところで、発行手続きが完了したはずの SBI カードが一向に届かない。なめとんのか。早くー、早く買い物したいんだよー。まあでも、来年度のことを知って物欲が萎えつつあるんですけど……。
グルグル祭り行きてー。
あ、あと伊藤さんからメールが来た。博士、無事に通ったそうだ。反対 0 だったとか。よかったよかった。
それはいいんだが、メールの末尾に「×と仲直りしたがいいよ」と書いてあって困った。いやー、だって、ぜんっぜん仲直りしたくないもんなあ。
ところで、暇だったので mixi でマイナーレーベル探訪という連載でも始めようかと思ったが、どこにも全く需要がなさそうなのでやめた。需要がないと感想も来ないし、感想が来ないとモチベーションが続かない。幸道さんとか読んでくれそうではあるが、う~ん。あとはここに書いて鬼太郎に読んでもらうか、だな。
マイナーレーベル探訪より、このところどっぷりなサイケ音源でも紹介しまくろうかと思ったが、それやるなら停滞中の Maximum Volume Yields Maximum Results を再開させるのが先だよな。この飽きっぽい性格、どうにかならんものか。
全く関係ないけど、ローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」って誤訳だよな。確かに、原題は "Sympathy for the Devil" だから、これを「悪魔への同情」と解せないこともない。でも、実際の歌を聞けば一目瞭然(それとも一耳瞭然?)、唄っているのは悪魔本人(のふりをしたミック・ジャガー)である。だから、絶対に同情なんかしてない。そうではなくて、普通にシンパシーを、共感を覚えているだけだ。
しかし、あの歌を聴くといつも、何年も前に鞍と考えた「日本版悪魔を憐れむ歌」を思い出す。マラカスの代わりに小豆を使い、歌詞も「自己紹介させてくれよ、おいら小豆とぎ」とかって妖怪にしてしまうのだ。くだらねえ(笑)。
2009. 02. 03. יום שלישי
俺の好きなマンガ家、喜国雅彦のエッセイ集『本棚探偵の冒険』は、コレクター精神を余すところなく描いた傑作だ。コレクターのパラノイアっぷりがこれでもかこれでもかと伝わってくるので、未読の人は是非とも読んでほしい。最近の喜国のマンガよりずっと面白いぞ。
で、そのエッセイ集によく出てくる言葉の一つに、「古本マーフィーの法則」というのがある。経験上、俺もその法則の餌食に何度もなっているが、今日まさにこの法則の正しさを実感する羽目になった。
というのは、せっかく探し求めて安価で落札できたと思っていた灰野さんの『こんなになってもまだ考えている』が、ヤフオクに俺の買ったのより安い値段で、しかも 2 個も出品されていたのだ!! ひどいぜ! しかも出品者は埼玉に住んでいるらしい。ひょっとして俺か? 俺が気づかぬ間に出品してしまったのか?! 良心的な転売ヤーなのか、俺!? とか思ったが、そんなはずはもちろんない。しかも、ライヴ会場でのみ限定販売された灰野さんの DVD まで出品されてたので、思わず入札してしまった。あと 3 日、誰も気づきませんように……。
ところで、今朝プリンスカードと同時に申し込んだ、オートチャージ機能つきの Pasmo が届いたので(レコードもまた 2 枚届いた)、それについても書いておこう。
まず、既に定期や記名 Pasmo を持っている人は、俺のようにカードと同時に申し込まないほうがいい。なんでって、Pasmo が 2 枚になってしまうからだ。駅に行って訊いたのだが、Pasmo から Pasmo へのお金などの移し替えはできないらしいので、俺の定期はなんとオートチャージのほうに移せない。
俺の定期は 3 月 1 日で切れるからいいけど、とにかく定期が切れるまでオートチャージのほうは役立たずになってしまうので、申し込もうかなという人がいたら、カードとは別に申し込もう。そのほうが絶対にいい。すぐ使えるから。
あと、オートチャージ金額の設定だが、これはけっこうどこの駅でもやってもらえるみたい。ktss でもできた。初期設定は残額 2000 円を切ったら 3000 円チャージだが、1000 円単位で変更可能。俺は 1000 円切ったら 1000 円チャージに変えてきた。そんなばかすか交通費なんて使わないしね。チャージでもポイントが貯まるのはけっこう嬉しいけど。
Travian は相変わらず遅々として進まない。もうそういうゲームなんだと割り切るしかないらしい。
2ch も覗いてみたが、時間が 3 倍のスピードで流れる 3 倍鯖は廃人専用と云われていて、今の俺の進み具合から判断すると、3 倍ぐらいでないとやってられないんだが、初期だから暇なだけみたい。
実際、今のところ初心者保護期間とやらでどこからも攻められずに済んでいるのだが、それが終わるといきなり攻められたりするらしく、それまでにきちんと防護を固めとかないとだめなんだと。んなこと云われても、資源ねえし……。どんぐらいまで開発すればいいのかとか、さっぱりわからん。
そもそも、2ch を覗いたところでわかんない略語が多すぎて、何を云ってるのかほとんど理解できない。初心者向けの情報はほとんど皆無。隠し倉庫のレベルはさっさと上げとけ、ぐらいしか読み取れなかった。まあ、それだけでも助かる情報ではあるんだけど。全く意識してなかったから。
Travian は基本的に命令を出せたらラッキー、出せないときは資源が貯まるまでひたすら待つというゲームなので、一日でログインしてる時間は合計で 1 時間ぐらい。当然のことながら待ってる間は暇なので Oblivion やったりするんだが……。
実は、Oblivion のほうも、メインクエストが区切りのいいトコまで来てるので、残った Oblivion Gate を片っ端から閉じなくてはならず(まだ発見すらしてないが)、その作業の前にレベル上げをすることにしたので、魔法を唱えるボタン(キーボードの C)の上に重しを載せて放置、なのである。2 つのゲームがどっちも放置を要求してるとか、マジあり得ん。いや、Oblivion Gate を閉じに行ってもいいんだが、既に 30 個ぐらい閉じてて、飽きたんだよね。なのにまだ 30 個ぐらい残ってるし……。
さすがに回復呪文のレベルを上げてる最中に、これはつまらんと思って Oblivion Gate を閉じに行ったけど、1 つ閉じただけで疲れてやめた。Oblivion Gate を閉じに行こうと思い立ったのは、回復呪文の経験値が他の呪文に比べて圧倒的に貯まりにくいからで(他のやつの 7 倍ぐらい唱えないとだめ)、だったら実戦で使いつつ上げようと思ったからなのだが、なんかもう戦闘もだりー。てか、同じトコばっかり行くのがだりい。
そんなわけで、放置プレイしながら読んでいたシマック『中継ステーション』も読み終えてしまったし、Oblivion Gate 閉じるのにも飽きたしってんで、懐かしのタクティクス・オウガを始めることにした。なんとスーファミ。
タクティクス・オウガは大好きなゲームなのだが、一度クリアして他のルートでクリアしてなかったので、ずっとやってみたかった L ルートでクリアしてみることにした。今回は主人公(名前はもちろん「ぱぴこ」)を完璧に育て上げたいところだ。
が、やり始めてしばらくしたら眠くなってしまったので、取り敢えずプレザンス神父を仲間に入れたところでやめ。明日はクレリック法でレベル上げだな。
2009. 02. 01. יום ראשון
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