麻野のパラノな日常──2009年1月

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すっかり忘れてた買い物

10 時半にセットした目覚ましがかかって目を覚ます。スピーカーからは大塚愛のぺちゃくちゃしゃべる声が。寒いなー、まだ時間に余裕あるし起きる気しないなーと思ってたら、チャイムの音。なんだろうと思って出てみたら、「すみません、ポストに入らなかったもので」と郵便屋がいた。受け取ったのは 2 つの段ボール。

で、1 つはまあ大体わかる。いろいろ頼んだから、それが届いたんだろう。でも、29 日の買い物リストに記載されてる 3 つの店のうち、2 つは振込完了したのが 29 日。その確認が 30 日に行われたとしても、発送はそのあとだから、まだ届くはずがない。

実際、開けてみたら、1 つは予想通り LSD March 詰め合わせで、おまけにへんてこなステッカーまで入っていた。

もう一つは、段ボールの表に Trust No One Recordings と印字されていて、聴いたことあるけど思い出せない。てか、冷静に見るとすごいレーベル名だな。しかも、遠くスウェーデンから届いとる。スウェーデンなんかから買い物したっけ??

と、いろいろ疑問を感じつつ開けてみたら、中から Khanate の新譜が出てきた。ああ、そういえば頼んだよ!! Stephen O'Malley のブログで、「限定 1000 枚のピクチャー・レコードが発売になったぞ。現在予約受付中」とか書いてあったから、翌日に静岡の了承を得て買ったんだった。すっかり忘れてたぜ。

忘れてたものが届くというのは存外に嬉しいもので、しかも Khanate のピクチャー・ディスクと来た日にゃあ、歓びが押さえきれない。ぐっふふふ、うっひひひと胸の奥から湧き上がる笑いをかみ殺しながら、静岡と五月にメール。Khanate の話して通じるのはこの 2 人しかいないからだ。

静岡からは、「メールが来たから何かと思ったら CD 自慢なんだもん」というそっけない返事。CD じゃなくてレコードね、レコード。五月からは返事なし。まあ、五月はいつも返事が遅いからな。

で、飯を喰って出勤。

今日は 13 時半出社で 21 時半終わりという、なんか普通の人の労働時間とあまり変わらない日だったのだが(土曜ならでは)、15 時半~ 16 時 50 分は予定がなかったので、その間に休憩を取って昼ご飯を食べようと計画していた。それがまあ、休憩を取る暇もなかったので、せっかくだから書いておく。

まず、最初の予定は 14 時からの授業だったのだが(出社は常に授業前 30 分と決められている)。行った途端、K 先生から「麻野さん、実は折り入ってお願いがあるんだけど」と云われ、K 先生にはいろいろお世話になっているので「もちろん、いいすよ」と答えたら、最後の質問に来てた小学 6 年生に答えてやることになった。

最後の質問というのは、明日 2 月 1 日が都内の中学受験の本番だからである。うちの校舎に来てる子たちは、都内の中学を受けない子ばかりなので、実は明日が受験日の子はそれほどいないのだが、それでもちらほらいることはいる。で、明日に備えて最後の質問をしに来てたというわけ。

ちなみに、今年は「サンデー・ショック」と呼ばれる年で、これは 2 月 1 日が日曜日である年のことだ。2 月 1 日が日曜だと、何が起こるのか。

ぶっちゃけていうと、男子校にはあまり関係がない。せいぜい立教新座ぐらいかな? 影響を受けるのは女子校である。女子校のトップ校のうち、例えば男子の開成に相当する桜蔭はミッション系である。で、ミッション系の学校は、日曜に受験を行うことを避けるため、試験日が翌 2 月 2 日にずれこむのだ。

ずらすのはミッション系だけ、というのがポイントで、女子御三家と呼ばれる桜蔭、女子学院(JG)、雙葉の 3 校のうち、ずれるのは桜蔭だけ。普通の年なら、賢い子はこの中からどれか 1 つを受けるわけだ(実際は、豊島岡のみ別にも受験日を設定しているので、雙葉はあまり関係ない)。でも、桜蔭の受験日がずれることで、2 月 1 日に女子学院を、2 月 2 日に桜蔭を受けることが可能になる。当たり前だが、普段の年より倍率は上がる。

というわけで、単純に考えるだけでも、賢い子にはチャンス 2 倍(どっちかの日で体調が悪くても安心)、ぎりぎりの子はチャンス半減という恐ろしい年になるのだが、もちろんそんな単純な話で済むはずもなく、上記のことを予想して受験校を変える子もいるし、トップ校以外でも同様のことは起こる。なぜなら、トップ校を受ける子たちの、滑り止めに対する態度も例年とは異なってくるからだ。

そんなわけで、こういう年は受験生の動きが読みづらく、なかなか大変らしい。まあ、今の俺には関係ないが、来年からはそういうのも面倒みなきゃいけないんだよなー。まあ、次のサンデー・ショックは何年かしないと訪れませんが。

話が逸れた。で、質問の内容だが、これは別に大したことなくて、流水算と比の組み合わせとかだったのだが、生徒に説明してやると「どうせ俺はバカだよ!」とかってやさぐれてた(別に本気でこっちに云ってるんじゃなくて、自虐的ギャグ)。ギャグはいいけど、おめえ、今これできなかったらだめじゃねえ?

と、質問に答えてたら、14 時からの授業を受ける子たちが揃ってしまったらしく、正社員に促されて質問打ち切り、授業へ。

こちらは何の授業かっつーと、小学部は 2 月から新年度なので、新しく入ってくる生徒さんがいるわけでして、その子たちに向けての補講 & 市進のシステム説明。俺が担当したのは新小 4 で、授業内容は単位変換とかグラフの読み方とか、そういう簡単なやつ。1 時間授業して、あと 30 分は説明。しかし、30 分も説明して、小 4 にこれからなろうとしてる幼子たちが全て覚えてられるとは思えん……。まあ俺の責任じゃねえけど。

ちなみに、途中で「親御さん向けの授業もできる?」とか教室長に呼び出され、「ええ、できますよ」と請け合ったら親御さんが一人教室に入ってきたのだが、ずっと本読んでるだけで、しかも 30 分ぐらいしたら出て行った。興味ないのかよ……。てか、授業よりその後の説明のときにいてほしかったよ。

授業後、昼飯を喰う前にやることがあったので、その仕事からこなす。

先ほど、小学部が 2 月で終わりと書いたが、てことは次年度に向けて引き継ぎを行わなくてはならず(3 月から正社員も専任も異動するため)、そのための書類書き。まあ、俺の生徒はたった 2 人しかいないから楽ちんだ。

と思って仕事してたら、教室長から「麻野さん、3 年生のこの前のテスト、返ってきたから報告 tel しといて」と云われ、電話がけもすることに。まあ、すぐ終わるだろうからいいけど。

で、確かに 1 件目の電話はすぐに終わったのだが、2 件目の電話が長引いた。といっても、別にクレームが来たとかそういうわけじゃなくて、H さんという、別の校舎で専任の先生をやってる父親がいる家にかけたんだが(もちろん、父親は仕事中)、「あんまり云いたくないんですけど、親としてじゃなくて客観的に見たらうちの娘はバカなんじゃないかって二人とも思い始めてて」とか云われて、「いやいやいや、そんなことありませんよ!!」とかって否定したりしてたんだけど、「先生も正直に云っていいですよ」とか云うんだもん。いや、否定しましたけど。

さすがに本人には云わないらしいが、父親の H 先生は本人に向かっても何度かバカと云ってしまったらしい。おいおい。授業では絶対に生徒にバカって云わなそうな温厚な先生なのに(何度かお会いしたことがあって、そのときも「うちの娘、バカでしょ(笑)」と云ってた・笑)。まあなー、H 先生はめちゃ賢いクラスばっか担当してるからなー(国立とか開成とか桜蔭とか、そういうトコ受ける生徒ばっかのクラス)、それと比べりゃバカにも見えるよなー。あと、忙しい時期なので、機嫌が悪かった模様。そんな勝手な(笑)。

そんな感じで、「えー、本人に云っちゃうんですか! それはひどい、わっはは」とか母親と談笑。もう、ホントに、仕事の電話なの?ってぐらい楽しく談笑。で、楽しい電話だったのはいいんだが、気づいたら授業時間が迫ってきてたので、計算練習に一日ちょっとでもいいから付き合ってあげてください、とかアドバイスして電話を切る。あぶねー。てか飯の時間ねー。

で、電話を終えるなり授業へ。なんだこの忙しさ。普段は暇なのに……。

まあ、この授業が終わったら次の授業まで 25 分空くし、軽く何かをつまむぐらいできるかな、とか思ってたけど甘かった。次の授業は 19:15 からなのだが、授業が終わったらもう 19:10 でやんの。あれー? 18:50 に授業終了予定なのに……。授業が終わったあとも生徒の質問に付き合ってたのが悪かったか。まあ、普段担当してるわけじゃない生徒に「先生、教えるのうまいね」とか「確率はこれから麻野ちゃんに訊きに行くから」とか云ってもらえたからよしとするか(授業内容は確率でした)。

次の授業は、うちの校舎で最もレベルの高いクラスなのだが、中 3 のクラスは俺が普段みてるわけでもないのに、どこへ行っても基本的ににぎやかになってしまって、このレベルの高いクラスは、しゃべりながらも出来がいいので雑談も適度に挟めてやりやすいことこの上ない。

で、「先生、結婚してんの?」とか「永遠の愛を神に誓えって云われたらどうすんの?」とか「じゃあヒンドゥー教ならどうなの?」とか云われたので、「まず永遠ってのが何なのってトコから説教だよな。死んでも愛さなくちゃいけないんですか?とか」「つーか、ヒンドゥーなら俺と嫁さんの階級差が重要になって来ちゃうだろ。俺がバラモンなのか、クシャトリヤなのかとか(いい階級ばっかり挙げたのは、単にそれしか覚えてなかったから)」などと答えたら、生徒はカーストについて知らないらしく(中学校では習わないのね)、「なんでそんな詳しいの??」とか大笑いされた。いや、常識ですよ。

で、腹ぺこで疲れ果てつつも授業を楽しく終えたら、もう 21 時半になろうとしている。でも、まださっき電話がけしたことの内容を個人カードに記入し終えてない。やること多すぎるんだよーーーー。

これ以上は仕事したくなかったので、さっさと記入を終えて帰宅。ああ疲れた。

いつもは帰宅してもすぐに夕食を食べないことにしている。なんでって、すぐに食べちゃうと寝る前にまた腹が減ってしまうからだ(朝方まで起きてるのが悪いんだが、生活のリズムがそうなってるんだから仕方ない)。で、普段は帰宅してすぐ食べる用のものが買ってあって、現在は冷凍の焼きおにぎりがあるんだが(ちっとも腹がふくれない)、今日は腹ぺこだったし、早くから起きてたので、すぐ夕食にすることに。

夕食を摂り、五月から来てた「Khanate いいなあ」というメールを読んで気分を良くし(Khanate のアルバムがダウンロードできるサイト、探して教えてあげた)、静岡から Skype で就職活動の様子を聴き、ほとんどやることがない Travian ちょっとだけやる。

以前、足の裏を怪我したと書いたが、今日なんか足の裏に違和感を覚えたので、ちょっと見てみたら、なんか薄い絆創膏みたいのが貼ってあるっぽくなってたので、「あれ、絆創膏なんか貼ってないよな? なんだ?」と思ってはがしてみたら、なんと皮だった。こんな綺麗に剥がれるもんなのね。ホントに絆創膏みたいな形で驚いた。

SBI カードの手続きもほぼ完了。もうそろそろ送られてくるらしい。やったぜ。

夜半過ぎ、鞍からメール。静岡と別れちゃったみたいだけど元気?というもの。ええ、まあ、ご覧の通り元気にしてます。元気なくなったら電話が来るだろう、来てないから元気なんだろうというあなたの論理的な推理は完全に正しいです。疑問にお答えしておくと、静岡との関係は家に行ったりセックスしたりがなくなっただけで、あとはあんまり変わってない気が。

ところで、その鞍から来たお悩み相談だが。

まゆちゃんもそのうちアメリカに行ってしまうのだろうなー。さみしいなぁ。でも、学校に行くって言ってたから、えーごできるようになるんだろうな。それはちょっとうらやましい。し、置いてかれるようで焦るわ! 英語、どんなに頑張って勉強しても、学生のとき 2 年間留学したのーみたいな人に敵わないし。これすごいコンプレックスだよーどうしよう? どうしたら英語できるようになる??

どうやったら英語が得意になるのかなんて俺が知るわけねえじゃんよー。大体、鞍のが俺よりできるだろ、絶対。寧ろ俺が知りたいよ。でも、俺は日常で英語を使う機会ってほとんどないので(CD 注文するときにメール書くぐらい)、ハッキリ云って、英語ができるようになりたい!とかあんまり思わんです、はい。鞍は親戚にアメリカ人ができるから大変だろうけど。

てかね、「置いてかれるようで焦るわ!」って書いてるけど、そりゃこっちの科白ですよ。おめえさんはアメリカ人と結婚するし、笙も本命の彼氏(なのか?)はアメリカ人だしで、置いてけぼりは寧ろ俺だよ!! まあ俺、外国人は全く好みじゃないのでどうでもいいっちゃいいんだけど、なんだかなー。

それに、鞍と笙がちょこちょこ二人でご飯を食べてるっぽいのも寂しいんだよ。いや、俺が金なかったから誘うの遠慮してたのかもしれないけど、友人とあまり会わない生活なので、やっぱり寂しいです。まだ借金あるけど、お金に余裕ないわけじゃないんで、誘ってください。

夕食を終えて、Skype も終えたら、なんか眠くて寝てしまった。

2009. 01. 31. שבת

The 2nd day in Travian:兵士、到着

というわけで、昨日から始めた Travian だが、2 日目のプレイ日記を書くことにしよう。

今日、まずしたことは、「届くまで 12 時間かかると云われていた兵士の確認」だ。俺の村の近くには無人谷というのがあって、ここにネズミだのクモだのコウモリだのがうじゃうじゃいるのだが、所詮は下等生物、兵隊が届いたら一気に攻め取ってやるぜ!と息巻いていたので、目を覚まして朝飯を摂りながら早速確認した。そこで目に飛び込んできた文字は……。

兵士:ネズミ 1

え?

いやいやいやいや、さすがにこれは何かの間違いだろ。作成者のお茶目だろ。全くもう。と思ってたら案の定、新しいクエストが。曰く「あなたの村に兵士が送られました。それが正しいものかどうか確認しましょう」だって。

よしよし、確認してやるとも。で、ホントの兵士をいただきますとも。最初は 100 人とかでいいよ、うん。で、確認したところ……。

そうです、それが正しい兵士です!

うそーーーーーーー。そんな力強く云われても……。12 時間待って、ネズミ 1 匹で正しい兵士とか、谷に攻め込んだら瞬殺されるじゃねえか! ちゅう、とか云って。アホか。おかしいやろ。どないなってんねん、このゲーム。

あまりの出来事に呆然としつつも「軍隊もらったら驚愕するぞ」とだけ静岡にメール。例によって資源がちっともないので他には何もできず。まあ、これから出勤なんで何かできても困るんだけど、命令だけしてログアウトしても、俺が働いてる間に仕事こなしといてくれるからなあ。まあ、何も命令できないわけですが。

帰宅後、さすがにもう資源が貯まってるだろと思って開発しようとしたが、全ての土地レベルを 1 にするだけで一苦労。ぜんっぜん資源が足りない。静岡も静岡で、ほとんど何もできないらしい。まあ、静岡は俺と違って、最初にもらった金を使って生産量ボーナスかなんかを買ってたので、俺より資源もってたけど、どんぐりの背比べレベル。

静岡が金を使ってしまったという話を聞いたので、俺も思いきって金を使い、生産量ボーナスを買ってみたが、これがもう雀の涙もいいトコ。生産量が増えることは増えるんだが、なんせ 1 時間に 20 だったのが 25 になるだけ。で、1 つの土地を開発するのに必要な資源は 100 とかなんである。単純計算でも 4 時間待たないと無理。つまり、4 時間はできることが何もないわけだ。どんなゲームだよ。

そんなわけで、なんと昨日よりできることが少なくなり(昨日は土地レベル 0 から 1 に上げたのだが、今日は 1 から 2 に上げるので、資源がさらに大量に必要)、ほとんど何もできない儘に本日のプレイ終了。なんだそりゃ。

いや、俺だってできるものなら何かしたいんだよ? でも、ホントに何もできない。兵士は集まらないし資源はない。唯一の兵士であるネズミの頭をなでてやるぐらいしかできない(しかも、脳内妄想で)。ゲームを 2 時間やったら 30 分は休憩しましょうとか俺らが餓鬼の頃は云われてたけど、2 時間どころか 10 分ぐらいしかしてないのに、4 時間も休憩をとらされる。4 時間後とか、寝てるよ! 明日は土曜だから出社時刻はええんだよ!

明日はもっとやれることが増えるのだろうか。てか、なんで俺、こんなゲームしてるんだろうか(いや、1 日のプレイ時間 15 分とかだけど)。早く戦争とかしたいです。静岡と同盟組んだりしたいです。戦争できるようになるには、1 週間ぐらいかかるという話だが。てことは、1 週間ずっと資源が貯まるの待って、開発するだけ? ヘヴィなゲームだな、おい。

そんなわけで、みんなでやろう、Travian! これほど摑みを重視してないゲームが現代に存在するなんて……。

このプレイ日記を見て、「俺もやるぜ!」と思う酔狂な人がいたら招待しますので、是非とも声をかけてくだされ。招待したらボーナスでお金がもらえるらしいのだ(なぜか静岡はもらえなかったらしいが)。

ところで、この日記を書きながら Expo '70 というバンドの音楽を聴いているのだが、これが非常にいい。ドローン主体だけど、ドゥームっぽい低音のものもあれば、普通の美しいドローンもあり、スペーシーな音やテクノイズが混じったりするけど、ほどよく抑制が利いててダサくならない。いいバンドを見つけてハッピー。

あと、どうでもいいことだが痔になった。なんか知らんが、今日うんこしたら、めちゃめちゃ快便だったのに、尻を拭いたら鮮血がついたのだ。トイレットペーパーにうんこがつかないぐらい快便だったので、なぜ、どこから血が出たのか全く見当もつかない。でも、そのあとしばらく尻の穴から血がたれてる気がして気持ち悪かった。

2009. 01. 30. יום ששי

物欲は果てしなく

mixi には既にアップした内容なのだが、ここの読者の約半数が mixi を見ていないので、こっちにも改めて書いておく。

いやー、なんのことかって、最近ちょっと買い物しすぎだなーって話。買ってるものはもちろん CD(あるいはレコード)。何を買ったかは買い物リストを参照してもらえばいいが、どれもこれも限定ものばかり。ハッキリ云えることはただ一つ。全ては Google が悪い。だって検索かけたら諦めてたやつまで見つけてきやがるんだもん!

で、実は今月はカードができるまで買い物をするつもりはなかったのだ。なんでって、カードで買う予定のものがめちゃくちゃたくさんあるから。でも、今月の給料がけっこう多かったので、ついつい買ってしまった。ううう。

待ちわびてるカードだが、セゾンは昨日の夜に届いた。限度額 50 万だって。そんなに使ったら破産しちゃうよ。

SBI のほうはまだ全然で、昨日やっと要求された書類を送ったところ。あんな前に申し込んだくせに、やっと送ったってやる気ねーなと思われるかもしれんが、先週末にいきなり送ってこいっつー手紙が来たんだからしょうがない。

必要とされた書類は「住民票原本」と「光熱費などの請求書あるいは領収書原本(3 ヶ月以内に発行されたもの)」。最初に見たときは目を疑った。だって住民票原本だよ? 2ch 風に云うと、「住民票原本とか言ってる人ってなんなの? バカなの? 死ぬの?」って感じ。市役所から盗み出して来いってことすか?

取り敢えず写しを出張所からもらってきて、SBI カードに電話。「なんか原本って書いてありますけど、写しでいいんですよね?」と訊いたら、「写しと原本は同じですので」と知ってることを云われた。なんでも、写しのさらにコピーを送ってくるやつがいて、そうじゃなくて役所で発行したやつ送ってこい、という意味らしい。写しのコピーなんか送ってどうすんだよ……。

そんなわけで、SBI カードはいつになったらできるのかさっぱりだ。そっちができないと海外から買えないので困る。もちろんプリンスカードでも買えるけど、支払いが先送りされるのは厭だ。使った金のことは忘れてしまう質なので、お金をいくら使ったかはきちんとリアルタイムで把握しておきたいのである。

ところで、カードを財布に入れるついでに財布の中身を整理したら、要らないものがたくさん入っていたので(期限切れのポイントカードとか)、全て捨ててやったらえらく財布が軽くなった。なんかすっかすか。家賃、入ってんだけどなあ。

以下、買う予定のものを記す。

  • The Deep Listening: Then & Now, Now & Then(ltd. 100)

    Taiga から発売された Deep Listening 25 周年記念アルバム。500 枚限定のうち、カラーレコードが 100 枚で、前に黒いほう買っちゃったから上杉くんに引き取ってもらったという例のあれ。まだレーベルに在庫あるらしいので早く買いたい。

  • Rafael Toral: Space(ltd. 100)

    これまた Taiga から発売されたレコード。500 枚中 100 枚のみクリア・ヴィニール。Taiga のブログに書かれていた年始の記事によると、今年ももりもり俺のほしいアルバムを限定レコードで出しまくる模様。やめてくれ。

  • Stephen O'Malley: Keep an Eye Out(ltd. ?)

    Table of the Elements からの片面エッチング・レコード・シリーズ。発売延期になった末ようやくリリースされたが、なぜか mms にはクリア・ヴァージョンしか入荷していない。カードができるまでにカラー・ヴァージョンが入荷してくれるといいなあ。

  • Enkidu: Live in Kyoto(ltd. 525)

    向井千惠、山本精一、Eric Cordier の 3 人による即興サイケバンド。こんなバンドちっとも知らなかったのだが、たまたま見つけてググったら在庫発見。いいよ、見つけなくて……。

  • Oxbow Duo: Loves Holiday Orchestra(ltd. 1000)

    Stephen O'Malley ゲスト参加作品。こんなのまで追いかけるようになってしまうとは。ううう。mms に取り寄せを頼んだのだが、上の Enkidu を売ってる店で在庫確認。取り寄せしなくてよくなっちゃったってメールしないと。めんどくせー。英語でどう云やいいんだ。

  • Gastr del Sol: Twenty Songs Less(ltd. 1000)

    Gastr del Sol の初期作品。7 インチなので安い。

  • Jim O'Rourke: Despite the Water Supply

    Touch から出てる 7 インチシリーズ。安いのでついほしくなってしまう。

  • Fennesz: Transition

    同上。Fennesz だし、買っとかないと……。

  • Fennesz / Philip Jeck: Amoroso

    同上。だから、安いんですって。たった $7。

  • Oren Ambarchi: Destinationless Desire

    同上。Oren Ambarchi とってもいい人。いや、音楽もすげえいいんですけどね。ギター音響ものが最高。

  • Fennesz: Black Sea

    Fennesz の新譜。CD とアナログの双方で発売されているが、アナログは 2 曲少ない。アナログでほしいけど全曲聴きたい、とか思ってたら、レーベルが CD とアナログの抱き合わせ販売を用意してた。なめんな。俺のような人間の心理を逆手に取った商法ですね。限定じゃないから取り敢えず保留。

  • LSD March: Live(ltd. 500)

    aRCHIVE からリリースされたアルバムで既に廃盤だが、香港のレコード屋で発見。新品でしかも定価。やっほう。

  • LSD March: Empty Rubious Red(ltd. 1000)

    2005 年に White Elephant Records からリリースされ、2006 年に aRCHIVE が再発、それをさらに Tequila Sunrise が再発したもの。で、Tequila Sunrise のものだけアナログなのである。買うしかあるまい。

  • Jack Rose: Dr. Ragtime and His Pals(ltd. 960)

    こちらも Tequila Sunrise からのリリース。もちろんアナログ。mms には入荷してないので(CD は入荷してるのに)、注文する必要がありそう。

  • Yoshi Wada: The Appointed Cloud(特別版、ltd. 100)

    一気に再発された、Yoshi Wada の作品の一つ。このアルバムのみ楽譜つきの限定盤があって、お値段 $47。ちょっと高いので迷ってる今日この頃。俺、ホントに楽譜とかほしいの? 現代音楽だから音符とかじゃないんだよなあ……。

  • Damion Romero: Twins(ltd. 500)

    美しいドローン。死ぬ。

  • Speculum Fight: Live in Tokyo '95(ltd. 300)

    上記 Damion Romero のバンドの来日公演を収録したもの。対バンが Merzbow、非常階段、C. C. C. C. という日本のノイズ・バンドでトップクラスの面々なので、恐らく Speculum Fight もノイズバンドなのだろう。この面子にインキャパが加われば、まさに最強の布陣。豪華すぎ。ライヴ行きたいか?って云われると微妙だけど(笑)。

  • Éliane Radigue: Chry-Ptus(ltd. 1000)

    新しく発掘したドローン職人。どれもこれもいい。故人。限定盤ばかりで入手困難なのが困る。取り敢えず手に入るものは買っておきたい。

  • Eleh: Floating Frequencies/Intuitive Synthesis Volume 3(ltd. 500)

    諦めてたら mms に再入荷したアルバム。こいつらほど極端なドローンをやるやつらもいないだろう。

  • Tecumseh: Crossing Divides(ltd. 384)、: Avalanche and Inundation(ltd. 500)

    新たに発掘したドゥーム職人。ほとんど Sunn O))) と同じだが、最近の Sunn O))) は初期のような極端な低音ドローンをやらないので、そういうのが聴けるのは嬉しい。

  • MV/EE with the Golden Road: Gettin' Gone(ltd. ?)

    どサイケ。アナログのみボーナス・トラックつき。

  • Vibracathedral Orchestra: The Momentary Aviary(ltd. 600)

    どサイケ。Vibravathedral Orchestra は 7 インチ・シングルしか持ってないのでほしい。

  • Pelt: A Stone for Angus Maclise(ltd. 500)

    どサイケ。Angus Maclise の名前を冠してる時点で中身がヤバいものになるのは確定だが、期待を裏切らないドローンっぷり。絶対に買う。

  • Loren Connors: The Moon Last Night(ltd. 500)

    片面レコード。Loren Connors の限定ものって珍しい気がする。

  • Yuri Kalendarev: Sound Sculptures(ltd. 300)

    ほしいと思ってたサウンド・アートものだが、mms では現在品切れ。レーベルには在庫があるようなので、取り寄せを頼めばきっと入荷してくれるだろう。

  • Enore Zaffiri: Musica per un Anno(ltd. 500)

    上と同じレーベルから出てる 60 年代のアナログ・シンセもの。この時代のアナログ・シンセはホントにヤバい音を出してて最高である。

  • Stephan Mathieu: Radioland(ltd. 500)

    これも上と同じレーベルから。美しいドローン。CD も美しくっていいぞ。ちなみに mms は CD 一つ一つに店主 Keith Fullerton Whitman のコメントがついているのだが、このレーベルの作品については、Die Schahtel, you're killing me!! とコメントがついていて笑った。確かに、ここのリリースはどれもこれもヤバい。限定盤が少なくてほっとした。

  • The Blithe Sons: The Great Orthochromatic Wheel(ltd. 500)

    ドローン最高。

  • 水晶の舟:いろいろ

    気になってた日本のバンド。なんか灰野さんのパクりっぽくてやだなーと思ってたが、そういう先入観を捨てて聴いてみたらなかなかよかった。どれもこれも限定なのが厳しい。ま、あんま売れてないみたいだけど。

  • Grouper: Wide(ltd. 1000)

    どサイケ。金はサイケにこそ使うべきだ、と山本精一も云ってたことだし(笑)。

こんな感じで物欲が果てしなく湧いてくる。マジ勘弁。

ところで、先日ふと気づいたのだが、俺、メジャー・レーベルと呼ばれるところから出てるものって全くと云っていいぐらい買ってない。どれもこれもインディーズから出てる。当たり前すぎてインディーズだということに気づかなかった。メジャーから出るわけないようなものしか買ってないものなあ……。

メジャーといえば、中島美嘉の裏ベスト盤(意味不明)だかなんだかが、限定なのに予約殺到で入手が難しくなりそうなんだと。でも、限定 5 万枚だって。なんだそりゃ。国内だけでそんなにプレスしてくれるんなら楽勝じゃん。いや、まあ、需要の規模がまるっきり違うことぐらい知ってますけど。

近頃では、CD やレコードを買う際に、まず限定かどうかをチェックするようになってしまった。限定なら買わないとなくなる。限定じゃなければいつでも買える(から買わない)。なんかもう、終わっとる……。でも実際、限りあるお金をどう使うかは悩みどころなので、どうしようもないです。

ぶっちゃけ、限定のものばかり追いかけてても金が足りなくなるのは必至なので、もちろん上に列挙したものを今月中に全て買うつもりではなくて、あれは篩にかけられる前の話。mms で買うやつ以外はこの機械を逃すと買えないっぽいので買うが、mms のやつはどれがなくなりそうか見極めて買わねばならない。俺、そういうの苦手なんだよなー。

ピーター・バラカンのオンライン・ラジオ「バラカン・ビート」という番組があって、先週この番組で俺がめちゃくちゃほしがっている梅津和時の『梅津和時、演歌を吹く』がかかったらしいのでダウンロードして聴いてみた。バラカン、英語べらべらしゃべりやがってわかりゃしねえ。しかも、梅津和時のアルバムばっかりかけるのかと思ったら、1 曲かかっただけ。でも、死ぬほどよかった。涙ちょちょぎれる。

あと、そのラジオで最後にかかった Stanton Moore とかいう人の最新作 Take It to the Street がジャズ・ファンクで久々に心踊った。禿にオススメ。あまりにすばらしかったので、こんなもん聴いてられっか、と以前たっぷりダウンロードした Jimmy Smith を全て捨てた。

最近、静岡の就職活動は金融系からゲーム会社にシフトしている。やっと、外資がいいだの金融がいいだのとのたまうのが Vie de France 的だと気づいたらしい。よかったよかった。いや、まあ、外資のほうが女性に対する待遇がいいってのはその通りだろうけど、金融にこだわる必要は全くないよね。俺よりも経済学に興味がなく、貯金が大好きな静岡が金融って、おかしいもん。

で、ゲーム会社にシフトした静岡が、就職活動の一環なのかなんなのか、オンラインゲームを始めた。Travian とかいうゲームで、Facebook(外国版 mixi)の広告かなんかで見つけたんだと。

ゲーム内容は単純で、自分の村を発展させるだけ。と云うと、シムシティみたいなものを想像するだろうが、住民が不満を云ってきたりする様子はないので、三國志や信長の野望に近いかもしれない。無料なだけあって、三國志オンラインなどのように一人の武将を操るとかそういう細かさはなく、最初から村を一つ持ってる領主である。

ブラウザの中でできるし、特別なソフトなどをダウンロードする必要もないので手軽。静岡はそれが理由で始めてみたらしい。しっかしこれ、初めのうちは資源がなさすぎてほとんどできることねえぞ。

とか思いながらプレイしてたら、しばらくしてホントに資源が底を尽き、マジで何もできなくなった。おいおい、そんなゲームありかよ。クエストをこなしたご褒美に軍隊がもらえる予定なのだが、到着は 12 時間後(ゲーム内時刻ではなく、現実で)。アホか。まさか、途中で何もできなくなるゲームがこの世に存在するとは思わなかった。

その静岡に教えてもらったのだが、この世には バーミックスなる便利アイテムが存在するんですね。マジほしい。台所用品でヘルシオの次にほしい。でも、3 万とかマジ無理っす。

とかまあそんな感じで、物欲が限りなく湧いてくるのでした。いやー、働いてお金を稼ぐって素適なことですね! まあ、今ぐらいあれば充分とか思ってるんで、さらに稼ぎまくろうとかは思わないわけですが。

お金といえば、稼ぎがあるので、SmartFTP を買おうかと思っている。いまドル安いし、FTP ソフトに金を払うのはちょっと莫迦らしいけど、あのソフトすげー使い勝手よくて気に入ってたので、まあ、3500 円ぐらいいかなーと思っている。ソフトに金を払うのなんて初めてだ。ただのソフトばっかり使ってるからなあ。

2009. 01. 29. יום חמישי

雑記

マインスイーパの上級を 77 秒でクリアできたので、やったぜ、ついに 80 秒きった、これってかなりすげえ記録なんじゃね?と思ってググったら、世界トップレベルのやつらは 30 秒台でクリアしてることが発覚。なんだそれ。エスパー?

証拠の動画もきっちりアップされていて、ちょっと見てみたが、あいつら旗を立てる数が恐ろしく少ない。完全に効率化されたところにしか旗を立てずにぱっぱっと開けていくという信じがたいテクニックを有しており、あんなレベルに達するわけねーだろ、と早々に諦めてしまった。

しばらく前に、家の床に置いてあった割れた蛍光灯の入ったゴミ袋を踏んづけ、足の裏を切ってしまった。ちょうど寝る前だったので、足からだくだく血を流して布団を汚すわけにもいかず、破傷風になっても困るので、取り敢えず傷口をきれいに洗い、マスキングテープみたいの貼って(絆創膏が切れてたため)応急処置。

が、翌日以降すっかり忘れて(風呂に入っても気づかないんだから、とんだマヌケだ)、今日になって思い出し、テープを剥がしてみたら、足の裏に三角形のへこみがあった。なんだ、けっこう派手に切ってたんだな。傷口は完全に乾いていたので問題なかったが、ちょっと驚いた。

伊藤さんから久しぶりに電話があった。なんでも、博士論文を提出するのに英語の要旨をつけねばならず、その英訳をやってくれとのこと。またかよ! 去年も同じことしたよ! てことは、去年は博士だめだったのか。

その伊藤さんは、いつの間にか、また文芸新書から『最後の国民作家 宮崎駿』という本を出していた。慶應のサイトには著作などの一覧まであるんだが、この 16 番のやつって、俺が訳したやつじゃねえのか。そういや、あのときは静岡も手伝ってくれて、カツ丼おごるとか約束したんだった。やべえ。まだおごってねえよ。

今回は A4 たった 1 枚なので比較的楽な作業。伊藤さんの文章は修飾語がてんこ盛りなので、英訳するのに死ぬほど苦労するんだが(関係代名詞だらけになる)、2 日で訳を終える(仕事がある日にやった)。報酬は 2 万円なり。

最後の確認の電話のとき、「最近、××と仲良くないんだって?」と云われた。うぐ。その件は、触れないでください……。後輩なんだから譲ってやれと云われたが、今回はこっちから絶縁を切り出していて、仲直りしたいとも思ってないので、譲るも何もないんだよなあ。彼女ができるたびに上から目線で口出しされるのやだもん。

ここのところ、聴いてる音楽がドローンとかサイケに偏りすぎていたので、さすがに厭になり、新しい音楽を開拓するため、たまたまブログにアップされたばかりの Warszawa 店員 2008 年ベストを参考にしてみることにした。なんで Warszawa を参考にしたかっつーと、このレコード屋は俺の好みの品を入荷する数少ない日本の店であるくせに、店員の選ぶベスト作品が知らないものばかりだったため。

で、SoulSeek でせっせとダウンロードして聴いてみたが、結論は「Warszawa の店員とは趣味が合わない」であった。オルタナ系のロックはほぼ全滅。どれもこれも、過去にあった作品の二番煎じみたいなやつばっかり。School of Seven Bells だけかな、よかったのは。それ以外のジャンルでは、かろうじてテクノにいいのが少しあったぐらい(テクノじゃなくてダブステップというやつらしいが)。といっても、2562、Distance、Carl Craig & Moritz von Oswald の 3 つだけだが。

Grouper、Expo '70 というバンドも新たに知って、これも気に入ったのだが、どサイケなので新たな刺戟があったわけじゃあない。Burning Star Core、Murcof の 2 つもよかったが、これらはノイズ。

しょうがないので、Warszawa はあてにせず、その他いろいろ探ってみたところ、The Black Angels というサイケ・バンドを発見。サイケといっても、古臭いサイケ・ロックなのがいい。ここんトコ、ドローン系のサイケしか聴いてなかったからなあ。

Original Silence と Offonoff は The Ex の面子が参加してるバンドなので、新しい人脈を開拓したというわけではないが、The Ex のメンバーがいるだけあって良質なオルタナに仕上がっている。

オルタナといえば、ってんでダウンロードした Beck の近作はどれもこれも全然だめ。正直、Midnite Vultures 以降の Beck はどれもこれも好きになれない。Midnite Vultures はともかく、その他の作品はこれまでのものをなぞってるだけにしか思えず、興味が持てない。Sea Change が発売されたとき、俺の好きなフォーク路線だったのにいいと思えず、おかしい、Beck はこんなもんじゃないだろ、と思ってたけど、こんなもんだったようだ。

その Beck、Odelay! が 10 周年だとかで 4 枚組アナログにて再発される。B 面曲も多数収録。持ってる音源ばかりだが、アナログで手に入るというのが魅力的で少し心惹かれている。多分、Beck を買うのもそれで最後になりそうだし。発売は 2 月 10 日。限定 3000 枚。お値段 9000 円也。たけえよ……。同内容の CD はとっくに発売済。

Beck のことを思い出したのは、これまた久しぶりに Björk を聴いたからだ。最新作の Volta は打ち込みバリバリ、かつちょっと現代音楽風味だったりして、バッキングだけとると Aphex Twin ぽい箇所もあったりするいつもの Björk 流ポップスだったが、その前の Medúlla はほとんど声楽曲。たまに打ち込みの入ってる曲もあるが、それすらも声楽曲。Björk が歌詞つきで歌ってるからかろうじてポップスとして認識されているのかもしれないが、それがなくなったら現代音楽だよ、これ。Meredith Monk とか聴いてるのと大差ない。そういや、Meredith Monk と共演かなんかしてたっけ。でも、お蔭で Beck と違って面白かった。Björk はちゃんとチェックしないとなあ。

Björk を聴いたのは、最近 Björk のトコでストリングスのアレンジなんかをやってる Nico Muhly という人物を Warszawa のオススメで知った所為。この男、あのジュリアード音楽院を首席で卒業したという経歴の持ち主で、最近は Philip Glass の仕事を手伝ったりもしているという才人だが、なんとまだ 27 歳。俺よりわけえんでやんの。その Nico Muhly が出したファーストとセカンドがけっこうよかったので(どちらも上品でわかりやすい現代音楽)、Björk も聴いてみようかと思った次第。

発掘した中で最も危なかったのは、アルゼンチンの (((vulbä))) というバンド。アルゼンチンのバンドという時点であやしさ満開だが、リリースがどれもこれも CD-R である上、限定 50 枚とか 70 枚とかふざけた数しかリリースしてない。それでも日本に入ってきてるのがすごいが(Art into Life という、俺がメルマガを購読している店に入荷している)、もちろん売り切ればかり。よく買うよ、こんなの。

中身は完全らりぱっぱサイケ音楽で、へなへなのぐるんぐるんのちゃかぽこのみよんみよんである。CD でリリースしてくれれば買うんだけどなー。

結局、いろいろ探索した割に、これまでの好みのものが一番という結論に落ち着いてしまい、ネットでたまたま見つけた Stephen O'Malley の限定盤を首尾よくゲットしたり(けっこう前に出たのを見逃してたのでラッキーだった)、LSD March を多量に注文したら、その店の店主が不失者や LSD March のドラムを務める高橋幾朗さんだったり、相変わらず狭い範囲でしか音楽を聴けてなくてがっくり。

その他、掘り出し物をいくつか紹介しておくと、Sunn O))) の前身 Thorr's Hammer でデビューし、現在は Khlyst のヴォーカルを務める Runhild Gammelsæter のソロが予想に反してデスではなく実験音楽でかっこよかったり、Hawkwind の Space Ritual が予想通りのサイケっぷりで DVD つきのやつ買わなきゃなあとの思いを新たにさせられたり、Luciano Berio 聴いてみたら Cathy Berberian の声が美しくてこれまで知らなかったのを損した気分になったり、去年は精力的に活動してた Mike Patton、Trevor Dunn、Joey Baron のトリオ(名義は作曲と指揮を担当しており、最新作からサックスで参加するようになった John Zorn だが、日本ではファーストアルバムのタイトルをとって Moonchild と呼ぶ人が多い)の新作がロック、ジャズ方面にシフトしてて恐ろしくかっちょよかったり。

ところで、最近は MD プレイヤーすら完全にいかれてしまったのか、挿入する MD が全て Disc Error で突っ返されてしまうので、仕方なくラジオを目覚ましに使っているのだが、NHK FM にセットしておくと、俺の目覚める時間にかかるのはいつも演歌や懐メロばかりでうんざりする。NHK FM やめればいいじゃん、と思うだろうが、変更方法がわからなかったのだ。今朝やっとわかったので、明日からは Tokyo FM で起きる予定。あー、ちゃんとしたプレイヤーがほしい。

目覚ましといえば、静岡に目覚まし時計を誕生日プレゼントとして要求されたので、かわいいペンギンの時計をあげることにした。カードがないから支払いができず(静岡の家に届くようにするため、代引きが利用できない)、ちょっと困っている。

4 月 19 日にある Sunn O))) の来日ライヴ、既にチケットが発売されている模様。Sunn O))) は見たいし、ライヴ会場で恐らく何かしら限定販売されるだろうからそれを買うためにも行かねばならないが、対バンがどれもこれもほとんど興味なし。SoulSeek で落として聴いてみるか。でもマジ、Boris だけはもういいから。どうせなら、Earth と来てよ。

Oblivion は多量の Oblivion Gate を閉じる作業をひとまず終え、公式 MOD の Knights of the Nine のクエストも全て消化、残すはこれまた公式 MOD の Shivering Isles とメインクエストのみになってしまったので、メインクエストをちょこちょここなしているのだが、なんとその過程で、また Oblivion Gate 閉じまくりの日々。これまで閉じたのが 25 個ぐらいなのだが、60 個もゲートが開くらしいので、それを全て閉じなくてはならない。げんなり。

でも、Amulet of Axes や Magebane Greaves を手に入れたお蔭で、ついに装備がほとんど揃い(あとは Ring of Vitality のみ)、カメレオン装備を卒業して、姿を見せて戦っている。剣のスキルも鈍器のスキルも 100 になってしまったので、攻撃は専らパンチ。これまで鍛えてなかったので弱いが、装備のお蔭でダメージを喰らわないので、やっぱり緊張感はあまりなし。最初の頃は敵が一匹いるだけでびびってたのになあ。

静岡を乗せた所為でパンクした自転車を修理しに行ったときに、金も入るようになったしマグカップ買うか!と思い立ち、西友で物色。が、西友の食器売り場はマグカップの品揃えが極端に悪くなっており愕然。しょうがないのでパスポートに行ったら、なんと俺が探し求めていたムーミンのマグカップ発見! やったぜ! というんで喜び勇んで購入。かわいい箱に入っててティースプーンつき。もちろん大好きなミイのやつを買った。

25 日の日曜は、研修で同期に出た子たちと新宿で飲んできた。で、話を聞いてみたら、みんないくつか担当クラスを持ってる上、一つの校舎で働いてた。おいおい、俺だけかよ、いくつかの校舎へ赴き、担当クラスすら持たされてないのって。担当クラスの面倒を見る楽しさを聞かされ、市進への忠誠度ぐっと下がる。『信長の野望』とか『三國志』で云うと、忠誠度 53 ぐらい。給料いいからやめないけど、研修の頃は 90 ぐらいあったんだぜ? 2 月に契約更改みたいのがあるらしいから、そのときに文句云ってやろう。

カードの審査は、取り敢えずプリンスカードは通った模様。まだ送られてきてないけど。SBI は謎。住民票を送れと云ってきたので、休日の明日を利用して住民票を発行してもらいに行く予定。めんどくせー。

静岡に「ネットでやるから遅いんだよ。出かけていって作れば早いのに」と云われてしまった。いや、でもさ、あのその場で作れるカードって、審査とかどうなってんの? すげー謎なんですけど。あと、セゾン系のプリンスカードはともかく、SBI ってどこで作ってもらえるのか知らねえ。

ともかく、メインで使うのは SBI の予定なので、プリンスカードが早くできても嬉しくも何ともない。SBI カードが発行されないと買い物ができない。俺に早く CD 買わせてくれー。え、借金? もちろん着々と返済用の金がたまってますが何か? もう 30 万ぐらい貯まってるので、あと 10 万ぐらいですな。CD 買ってなければ完済してた気もするが、そこは許して……。

しかし、貯めるだけでちっとも払ってないな、俺。住民税とか、延滞金ついてるし、早く払わないとだめなんだが、そもそも延滞金の支払い方法がわからん。請求書とか見当たらないしなー。わけわからんぜ。取り敢えず、延滞金以外のものを払ってしまうか。ああ、口座からごそっと金がなくなるの、厭だなあ。

そんなわけで、そこそこお金には余裕ができたきたので、すし喰いに行こうぜ、鬼太郎。DVD ドライヴも新しくしたから、サンプラー CD も作れるぞ!

2009. 01. 27. יום שלישי

一応の結末

2 時半頃、玄関のドアをこんこんとノックする音で目が覚める。ドアを開けると静岡がいて、「はい」と俺に三國屋善五郎の袋を渡してきた。中には、俺が静岡に貸してた本(『ゼロからわかる経済の基本』)、俺の家の合い鍵、頼んでおいた紅茶が入っていた。それを渡すと、静岡はすぐ「じゃ。今日はあがるつもりないから」と云って、すたすたと足早に立ち去っていこうとしたので、「おい、ホントにあがってかないのか」と引き留めたが、意志は固いようで、「うん」と云って帰ってしまった。

別れるとはいえ、静岡に会うのは随分と久しぶりだったので、昨日の夜とか「早く眠くならないかなー。寝て起きたら静岡が来るのに」なんて思いながら過ごしたのだが、そういう期待を一気に雲散霧消させる静岡の態度にしばし呆然とし、その後しばらくして、ようやくメールを一通送った。「なんであんな冷たい態度だったわけ?」と。

静岡によると、前みたいに情にほだされて縒りを戻してしまうのは厭だったから、毅然とした態度で臨んだつもりだったらしい。でも、ありゃ毅然とした態度っていうより、単に冷酷な態度だよ。機嫌も悪そうだったし。

さらに詳しく訊いてみると、俺が前の日記に「あわよくばアナルセックスしてえぜ」みたいに書いたので気分を悪くしたとのこと。あんなの冗談じゃないか。誰が別れ話するときにアナルセックスできると思うか。いや、まあ、通じなければ冗談じゃないとは鬼太郎の云うとおりだと最近は思っているので、冗談だと思わせなかったこちらが悪いんですが。

最後にご飯ぐらい食べたかったなあと書いたら、俺が寝起きだったから、どう見たってご飯を食べたいと思ってるようには見えなかった、とのこと。そりゃそうだけど、俺が寝起きで応対することぐらいわかってただろうに。ちょっと話して、それからご飯を食べに行くんじゃだめなのか。一日空いてるって云ってたじゃん。

で、最終的には「そそくさと帰ってごめん」と云ってくれたんだけど、そんな、今さら謝られてもねえ。静岡、もう帰っちゃったわけだし。謝ってもらってもなーんにも嬉しくない。謝るのなんてどうだっていいから、今からでもご飯喰おうぜ。まあ、さっきまで静岡戻ってこないかなーって食べるの躊躇してた朝飯を、もう帰ってこねーなって諦めて食べ始めちゃったけど。

パンをもぐもぐしてたら、静岡から電話。「いま帰ってきたんだけどさ、見つけてしまったんですよ、『何もかも』を」と。『何もかも』ってのは、灰野さんのビデオで、俺の家にはテレビがないので、前に静岡の家に持っていって見て、そのまま静岡の家に置いてきたものだ。あー、それは返してもらわないと、困るねえ。「いや、私だって要らないし」って、こら!

充電が切れそうなので、と Skype に切り替えて話す。結局、荷物を受け取るついでにご飯を食べに行くことに(静岡の家には俺のシャツも置いてあったのだ)。俺は朝食を摂ってしまったし、静岡も静岡で家を出る前に食事したらしかったので、待ち合わせは 7 時ということにする。

で、それまで暇だったので、Skype でおしゃべり。「距離を置くって云うけど、どんぐらい置くんだ?」と訊いたら、「えー、5cm ぐらい」とか云うので、「今まで何 cm だったわけ?」と訊いたら、「3cm」と。てことは、1.67 倍ですよ。けっこう開きますね。よくわかんないけど。

数値だと抽象的でわからんから、もっと具体的に頼んだ。例えば、Skype はどうするんだ、とか。そしたら、Skype は今まで毎日してたけど、3 日に一回ぐらいにしよう、なーんて云うのだ。それ、あんまり変わってねえじゃん……。静岡もそう思ったのか、「やっぱり一週間に一回」とか云ってたけど、俺は Skype で静岡と話すことはもうないもんだとばっかり思ってたよ。

いや、まあね、静岡の気持ちもわかるんだ。静岡と知り合って大体 2 年半になるが、そのうち付き合ってなかった年月ってのは、実質的にせいぜい 2 ~ 3 ヶ月。ほとんどの期間、うちらは付き合ってたから(まあ、付き合ってないと言い張ってた期間もあったが)、距離を置くったって、どの程度の距離が自然なのかさっぱりわからない。

これは多分、静岡の側でも同じだろう。もっと云えば、適切な距離の置きかたがわからないからこそ、きっちり別れてみることにしたのかもしれない。生真面目なやつだ。逆に俺はそういうところいい加減なので、付き合うことは承諾しないのに同棲は平気だったりしたんだとも思う。頑なに付き合うのを拒否したのは、しょうもない意地みたいなもんだったんだろう。静岡には悪いことしてしまった。まあ、お蔭で 9 月にたっぷりもめたわけだが。

いい加減といえば、俺は静岡の浮気についてもあんまり気にしていない。なんでって、静岡の浮気は一回こっきりなのがわかってるからだ。前のスイス人みたいなのはさすがにもう勘弁だが、一回やってくるぐらいねえ、旅行みたいなもんでしょ。「やっぱり我が家が一番ねー」と戻ってきてくれるのがわかってるなら、たまに旅行へ行くぐらい自由にやってほしい。

静岡との関係って得難いよなーと思うのはそういうトコだ。以前のように、静岡のことがそれほど好きじゃないから浮気が気にならない、とかそういう話じゃあない。まあ、そんなことは日記読者なら知ってるか。過去に二股かけられてても、そのこと自体は平気だったわけだし。

確かに、今は去年の 9 月ごろみたいに静岡のことを好いていたりはしないけど、静岡のこと好きなのは確かだし、それでいて浮気が気にならない程度の寛容さは持てる。それぐらいが、俺としては心穏やかでいい。度を超すと、すぐパラノイア発症するからなあ。

まあでも、残念ながらそういう関係も終わりになってしまう。ホントにどの程度まで終わりになるのかはわからない。静岡が冷たい態度で帰って、それっきり連絡をとらなかったら関係は冷え切っただろうが、そのあと電話したお蔭で普通に話せるようになり、まあ、これからもそれなりに仲良くできそうでよかった。

そうこうするうちに、6 時半になったので Skype 打ち切り。着替えて出かける準備など。

stk の駅で静岡にあったときに気づいたのだが、ポケットの中にライターがない。家に忘れたらしい。しょうがないので 100 円ショップで購入。フリント式じゃなくて、電子式とかいうのにした。この前、100 円ショップのフリントが信用できないと示されたからなあ。

そのあと、インド料理屋で食事。食事のあとは荷物を俺の家に置いて、ktss まで静岡を送ってやる予定だったのだが(なぜって、静岡は小手指からの定期をまだ持ってるからだ)、めんどくさがる静岡に「自転車のうしろに乗せてやるから」と云ったら大喜び。インド料理屋へ行くまでの道で、既に乗せろ乗せろとうるさく云ってくる。いや、ここ大通りだからだめだって。すぐそこに派出所あるし。

注文したのは、二人で 3200 円のメニュー。これ、カレーが 4 皿(ただし小さい)もついてくる上、スープ、ナン、ターメリックライス、サラダ、さらにドリンク(ラッシー or チャイ)とえらくお得。おまけに、カレーはどれでも好きなものをメニューから選べる。頼んだのは、ほうれん草とえびのカレー、豆カレー、ラム、マトンとひよこ豆のカレー、タンドリーチキン入りカレー。最後のやつがこってりしててうまかった。えびは、冷凍のちっちゃいえびだったのが残念。ほうれん草カレーはうまいんだけどね。

食後、荷物を置いて予定通り静岡を ktss まで送り届ける。自転車のうしろに乗せてやったのはいいんだが、お蔭でうしろのタイヤがぺちゃんこになってしまった(翌日、空気が完全に抜けててパンクしたこと発覚)。まあいいけど。

と、そんなこんなで、別れたとはいえ、セックスしないこと以外、いったい何が変わったのか未だによくわからないんだけど、まあ、円満に別れました。もし心配してくれてた人がいたら、こんな具合で何も心配要らないんで、気を揉む必要はありません。

あ、そうそう、カードですが、どうせ年会費無料だし、プリンスカードと SBI、両方つくっちゃえばいいじゃーんという恐ろしい結論に達し、既に申し込み手続きしました。審査、通るといいなあ。「そこに勤めて何年?」って質問が一番困ったよ。1 年未満でもカードって作れるんかいな。

2009. 01. 18. יום ראשון

日記を再開すると碌なことがない

今日は月に一回の拡大教室会議というやつで、これは教室の現状とか目標とかを確認する会議だ(担当クラスが全然ない俺にはほぼ他人事)。通常、この会議がある日は出勤が 2 時間早くなるのだが、今回は事情により 1 時間半早いだけ。明け方までヴァーリイ『残像』を読んでいたので、あんまり寝られないなーと思っていたのだが、なんと目覚ましの MD がディスクエラーで吐き出され、音楽が鳴らないという始末。ふと目が覚めたら、家を出るべき時間まで 25 分しかなく、慌てて支度して出勤。これは本来の勤務ではないので、遅刻したって遅刻時間に相当する時給が 30 分単位で引かれるだけなのだが(ちなみに時給は 1400 円ということになっている)、無用な遅刻はしたくない。ええ、もちろん間に合いましたとも。

で、拡大教室会議があった日は、勤務後に飲み会があると決まってるらしく(今日、初めて知った)、笑笑で軽く飲んで帰宅(なんせ 23:37 に終電なので、さっさと帰らなくてはならない)。

そいでまあ、帰宅してですよ、昨日は静岡と Skype しなかったなーと思って Skype 起動して、静岡がいたからコールしたんだけど、静岡がしばらく「麻野先生、むがむぐ」とかなんとか云うので、なんだ何が云いたいんだと問い詰めたら「別れてください」だって。

いや、まあ、そりゃさ、9 月以降の静岡は、一応よりは戻ったといえども、俺のこともうちっとも好きじゃないんだなーってのがありありとわかるほどだったんで、そろそろ別れることになるんだろうなーとは思ってたけど、なんでこのタイミングなんだ。

どういうタイミングかっつーと、俺は日曜、月曜と久しぶりに連休の予定だったので、久しぶりで静岡の家に行くって云ってあったわけ。冬休みはまるまる静岡が帰省してたから、会うのも 3 週間ぶりとかで、それなりに楽しみだったんですよ。ついでに池袋で紅茶も買ってきてもらっといたし。

なのに、今日これで別れちゃったら、静岡と会うのとかぜーんぶなし。加えて、来週の水木も休みだから静岡の家に行こうと思ってたのに、それもなしだ。

静岡によると、別れたいと思ったのは、自分がちっとも俺のことを好きじゃなくなってることと、その所為で俺に厭な思いをさせてて良心が痛むから、とのこと。

そりゃまあ、確かに静岡はたまにデリカシーに欠ける発言をして、俺に不快な思いをさせてくれはしたが、そんなの、これまでの付き合いで俺のほうがたっぷりしてるわけだし、俺はそこまで気にしてない。

ただ、静岡が俺のこと全然好きじゃなくなってるなあってのは痛感してたし、それでこうやってずるずる関係を続けるのって、静岡にとっては不毛だろうなあと思ってはいたので、あんまり嬉しいことじゃないけど、別れることにした。

紅茶と俺の家の鍵は、日曜に持ってきてくれるそうだ。明日、俺がいない間にポストに入れておくのでもいいと云ってたが、最後に顔も見ないで別れるのは厭だったので拒否した。

大体、帰省前に外人と一発やったという話を聞いてるので(それ自体は気にしてない)、現時点で最後に静岡とセックスした人物は俺じゃないわけだ。なのに顔も見せないで別れるとか、なんかやっぱり、やだよねえ。会ったからってセックスすることにはなんないだろうけど(もちろん俺としては最後に一回ぐらいアナルセックスしたいが)。

それにしても、静岡との別れがやってくるのは、日記を再開し、静岡と会う約束が目前に迫ったときばっかりだ。前もそうだった。日記、つけないほうがいいのかしらん。まあ、今回の場合はつけてようがつけていまいが、結果は同じだったと思うが。

しかし困ったなあ。新しい彼女とか、できるんだろうか。職場に女の子がほとんどいないし(事務社員と講師の女の子ぐらい)、積極的に彼女を作ろうと俺が動いたりすることはほとんどないので、なんかまた、運良くどこかの誰かが俺のことを好きになるという、気の迷いを起こすまでぼけーっとしてるだけだろう。もう 30 なのに、好かれたりすんのか? 甚だ疑問だ。

もうこうなったら、予備校のほうに転職できるようにがんばるしかない!てなもんだが、この前おっかないニュースがあったんだよ、そういえば。「高校教諭、女生徒にメール」(例によって WebCite でのキャッシュ)とかいうやつ。まあ、53 とか 56 で女子高生にメールで「お風呂に入ろう」とか送んなよ、とは思うのだが、年齢を別にするとかつての俺とやってること変わらん。俺、よく馘にならなかったな……。

まあ、この辺のことは今から心配してもしょうがない。なるようになるだろうし、彼女ができなければできなかったで、そんなめちゃくちゃ大変なことでもない。静岡は一緒にいて楽ちんだったから、できればずっと一緒にいたかったが、俺だけがそう思ってても、ただの身勝手にしかならんからなあ。センター試験を明日に控えた茂木さんにでも、久しぶりにちょっかい出してみようかとも思うが、茂木さんは明らかに一緒にいて楽ちんではないので(趣味・嗜好が違いすぎる)、実は全然ちょっかいを出す気になれない。

とかなんとか云ってるが、実は静岡と別れたあと、一番にしようと思ったことはクレジット・カードを作ることだ。これからは静岡のカードを借りて海外から CD を買うことができそうにないので、自分で作るしかない。もともと、いつまでも静岡に借りてるのは厭で自分で作りたかったのでちょうどいい。

で、年会費を払うのはなんか厭なので(大抵は約 1000 円とからしいが)、年会費無料のものでいろいろ探してみた結果、候補は 3 つに絞られた。

まず、セゾンのプリンスカード。永久不滅ポイントを売りにしているセゾンだが、これは Pasmo オートチャージサービスがついてくる。内容は、Pasmo の残額が少なくなってくると、改札で自動的にチャージしてくれるというもの。残額がいくらになったらチャージするか、およびいくらチャージするかは自分で設定可能(デフォルトは 2000 円を切ったら 3000 円チャージ)。あと、西武線の定期を買ってもポイントもらえるのが地味に嬉しい。静岡と別れるってことは、またしばらく引っ越さないだろうから、西武線の定期には何年かお世話になるだろう。月に 1 万としても、年 12 万円分のポイントがもらえてしまう。しかも会社の金で。

お次はSBI カード。このカードの一番の売りは、なんといってもオンラインチャージだろう。なんと、自分の好きなときに決済ができる。俺は、クレジットカードの何が厭って、支払うべき代金の引き落としが随分と先に設定されていることなので、自分でさっさと決済できるこのカードは非常に嬉しい。引き落としが残ってると思うと、お金を自由に使えない気分になるし、限度額まで買い物しちゃって引き落としを待つ日々なんてのは無駄の極みだ。まあ、限度額いっぱいまで買い物することなんてないとは思うけど(静岡に借りるから、二人分合わせて限度額いっぱいになってしまうだけだ──しかもバーゲンの時期限定)。正直、これだけで俺には魅力的なのだが、さらに何を買っても 1% のキャッシュバックつき。ま、ぶっちゃけ 1% ぐらいどうでもいいんだけど、1 万円のうち 100 円でも引いてくれるならありがたいことはありがたい。カードのデザインもシンプルでいいぞ。

最後は有名なライフカード。ハッキリ云って、これは有名だから候補に入れてるだけで、俺にとってのメリットはいまいちわからん。ポイントがもりもりたまるらしいが、正直カードのポイントとかかなり興味ないのでどうだっていい。大体、SBI カードもポイントはけっこうたまるようだし、セゾンなら永久不滅。わざわざライフを選ぶ意味は全然ない気がする。誰かライフのいい点を知ってたら教えてください。

以上 3 つが俺の初めてのカードとして候補に挙がっているもの。他に何かいいカードがあったら教えてちょうだい。年会費かかるけどこっちのほうが絶対いいよ!とかでもけっこうです。ほしい CD やレコードがどんどん増えてきているので、さっさとカード作りたいんです、マジで。今のところ、プリンスカードと SBI で激しく迷ってるところ。Visa と Mastercard なら、Mastercard にする予定。なんでって、Visa はロゴがださくなったから。

あー、しかし、この先に横たわってる人生のこと考えるの、やだなあ……。

ところで、すげーどうでもいいことだが、内臓のこと英語で guts って云うよね。日本語だとガツだが、これってガッツだぜ!のガッツと同じ言葉なわけで、承太郎の「肝っ玉ってやつをすえてかからねーとダメなようだな」という言葉があるけど、日本語でも英語でも、肝=根性みたいな考えは共通なのね。

2009. 01. 16. יום ששי

書き忘れ

「絶縁、再び」に書き忘れていたことがあったので、記録のために追記しておく。読みたくない人は読まなくていい。一つの日記中でも、話題ごとに区切りを入れるようにしたので(一行あき)、次の区切りまで飛ばせばオーケー。

何を書き忘れたかっつーと、元旦の電話で、もう一つ厭な発言があったことだ。具体的な発言を挙げることはしないが、あの人は、未だに俺の家から静岡とともに荷物を運び出し、自分の目で俺の日記を読んだことについて、白を切っている。というか、ばれてないと思って、静岡と口裏を合わせているつもりなのだろう。

まあ、それはそれでわからんこともないんだが、そういうのってどうなの? 少なくとも、俺ならやらない。寺田と仲直りしようと思った日の電話で、俺は彼にばれていなかったブログのことを白状し、きちんと謝っておいた。そういうのが、友人関係を続けていく上での誠実さだと思ってるからだ。

そういう俺の基準に照らし合わせると、あの人の態度は誠実さに欠けていると思う。それ以外の発言だって、誠実さなんてちっとも感じられなかった。それで仲直りしようなんて、虫が良すぎるんじゃないか? それともなにか、俺に同情して電話してきてくれたとでも云うのか? だったら、余計なお世話だ。

大体、俺はあの人が俺の使っていた DS を持っていったことにすら、少し驚いている。いくら静岡がもらってきてくれたものであったとはいえ、自分の友人が使っていたものを平気で持っていくか? 例えば、戸板が禿に愛想を尽かし、禿の家から荷物を全て運び出すのを俺が手伝って、iPod もらっちゃうか?って話である。荷物を運ぶのぐらいは手伝ってやるだろうが、さすがに iPod はもらえない。俺が iPod を持ってるからじゃあない。そこは俺が立ち入っていい領域じゃあないと思うからだ。

書き忘れていたのはこれぐらい。あとは雑記。

昨夜、日記をアップしてから、俺のお気に入りオンラインショップ、Mimaroglu Music Sales の店長(てか多分、一人でやってる)Keith Fullerton Whitman にメールを出した。ほしいレコードがあるんだけど、取り寄せてくれないかという依頼だ。Southern Lord から出てるレコードなのだが、Southern Lord から買うと送料がアホみたいに高いので、mms から買おうと思ったのだ。

そしたら、メールを打って 4 分後に返事が来た。しかも、書き出しが「hello soichiro !」である。なんだなんだ、えらい親しげだな。お得意様だからか? Keith 曰く、最近の Southern Lord のリリースにはいまいち興味が持てないから仕入れてなかったけど、そういうことなら可能な限り素早く入手してみるよ、とのこと。ありがたいこってす。しかし、それでも Southern Lord へのメールオーダーでしか頼めない Earth の金色レコードは手に入らないなあ。困ったぜ。メールオーダーのみで販売のくせに、あのレーベル、こっちの送ったメールを完全に無視するからなあ……。どうやってオーダーせえっちゅうねん。英語のメール、書くん面倒なんやで。

ちなみに、その mms からは、俺がメールを打つちょっと前に新入荷お知らせのメルマガが来ていて、俺のほしいアルバムが再入荷していたので(500 枚限定なのでもう入手できないと思ってたやつ)、またほしいものが増えてしまった。悩ましいぜ……。まあ、まだ円高が続いてるからいいか。ただ、静岡のカードが限度額に達しそうらしく、2 月になるまで買えないのが辛い。自分のカード作っちゃいたいけど、作れるのかなあ?

買い物ばっかりしてるみたく思えるかもしれませんが、借金返済用のお金はきちんととってあるんで安心してください。現在、20 万ちょっとが借金返済用として貯金されてます。さっさと住民税と健康保険、払っちゃわないとなあ。3 月には家の更新もあるし。順調に返済できる計画ではあるけど、戸板さんに借金を全額返済できるのは 5 月末ぐらいになりそうです。ごめん。年金 17 万 + 保険 4 万 + 住民税 8 万 + 戸板 14 万で、なんと 43 万も借金あるもんなあ。アホか。さらに静岡に CD 代 4 万を立て替えてもらってるという……。

そんな状況のくせに、いい加減に新しい CD プレイヤーほしいなーと思って調べてたら、最も優れた CD プレーヤーは iPod ですとかいう記事を見つけてしまった。オーディオケーブルを扱う店が書いてることなので、そこまで出鱈目ではないんだろうが、俄には信じがたい。CD プレイヤーがそもそもデジタル信号を 100% 読み取れてないって、ホントかよ?

でも、もし本当だったとしたら、新しく CD プレイヤーを買う必要はなくなる。まあ、うちにある膨大な量の CD を、どれもこれも非圧縮で、たった 20GB しか容量のない iPod にぶち込むなんてのは不可能なのだが(せいぜい 30 枚分ぐらいが関の山だろう)、俺はローテーションを組んで聴くものを決めているので、ローテーションするものだけ iPod に入れればいいわけだ。

しかも、iPod にはアラーム機能もついていれば、オフタイマーもある。アンプの電源を入れっぱなしにするのはちょっと厭だが、寝るときも起きるときも iPod で音楽再生が可能だ。これは非常に嬉しい(いちいち外出するたびにコンポから iPod を外すのはちと面倒だが)。我が家の MD はエラーを起こすものばかりになってしまっていて、目覚ましがいまいち機能していないのだ(すぐ音飛びする)。

幸い、我が家には iPod があるので、今朝、早速 iPod に買ったばかりの大友良英/山本精一の『ギター・デュオ』から、1 曲目を wav でインポートして、出勤時に聴き比べてみた(なお、この曲を選んだのは、いかにも mp3 変換でカットされそうな帯域の音が満載だったから)。

結果:全然わからん……。

自分の耳が大してよくないことは知っていたが(普段から、mp3 でも音質の低下とかちっとも気にならない)、mp3 と wav の違いがわからんとか、あんまりにひどいんじゃなかろうか。おかしいなあ。コルトレーンの新リマスター盤(RVG 仕様)と旧リマスター盤を聴き比べたときは、どっちも CD プレイヤーで聴いたにもかかわらず、はっきり音の違いがわかったのに。

単純にヘッドフォンを通して聴いているからわからないって話なんだろうか。明日は休日なので、アンプにつないで聴き比べてみようと思う。

しかし、wav だとアーティスト名が入力されないので、曲を探すのが少しだけ厄介。いちいちアルバム名で探さなくてはならないからだ。まあ、どれもこれもアーティスト名がなければ、別に問題ないような気もするが。

日記のデザインを新しくしたので、静岡に感想を求めたところ、「巻物って云う割に、点線の出てるトコずれてるじゃん」と指摘を受けたので、ちょいといじって巻物らしさを向上させる。で、各ブラウザでチェックしようとしたら、Google Chrome が起動しない。何度やってもだめ。アンインストール → 再インストールしようとしたら、インストール中にエラーが発生する始末。困ったなあ。あれ、起動が早いから急いでるときは便利なのに(出勤前に慌てて駅探つかうときとか)。

それにしても、ここ数日えらく寒い。家の中で凍えている。この日記も、実は手がかじかんでて書きにくいなあと思いつつ書いている。早いトコ暖かくなってほしいものだ。でも俺、春より冬のほうが好きなんだよなー。一番好きなのは秋。その次が冬。春と夏はどっちでもいいや。春はあの青臭い空気が嫌いだ。草の匂いに満ちてて不快なんだよ。

今日は火曜日。読みは「よむ・しゅりしー」。ちなみに、ヘブライ語は右から読むんですよ、皆さん。どうでもいいことでしょうが。

2009. 01. 13. יום שלישי

デザイン変更してみた

やあやあみなさん、お久しぶりです。年が明けて初の更新なんですが、デザインを一新しました。なんでって、これまでの方式だと、日記を書くたびに、トップページ、日記(最新版)、日記コピー、RSS と最低でも 4 つのファイルをアップロードせねばならず、それが面倒だったんですよ。それが面倒なのもあって、日記サボっちゃうわけ。

でも、こうやってトップページに最新版の日記を埋め込むブログ方式にしてしまえば、アップするファイルはトップと RSS の 2 つで済んじゃう。楽ちんだ。しかも、ブログっぽく毎日なんて更新しない。書く気のない日に、あの義務感がどれだけ苦痛か……。というわけで、しばらくこのデザインで行きます。トップには、常に 5 回分ぐらいの日記を載せておく予定。トップから外れたものは、随時、過去ログ送り。ブログみたいにトップページには日記の冒頭だけ載せて、「続きを読む」をクリックすれば全部が読めるという方式は採用しない。それやるとアップするファイルの量が増えるから。普通のブログより長い日記になることは明白なので読みづらいかもしれんが、勘弁してくれ。

見ればわかるとおり、忍者を意識して巻物っぽくした。どうでもいいすか。そうすか。ちなみにこれ、DL 要素を使ってデザインしているのだが、HTML 的には DIV を使ってデザインすべきだと俺は思っていて、なのになんで DL を使ってるかっつーと、DIV 使うと IE でだけデザインが崩れるからなのだ。Opera も Firefox も Safari も Google Chrome も大丈夫なのに、IE だけダメ。マジ、IE 終わっとる。でも、読者の半分ぐらいが IE 使ってるみたいなんで、DL 使うことにした。ちくしょう。

ああ、そうそう、「知ったかぶり経済学」の連載も始まってない今日この頃なのに、また新たな企画、「知ったかぶり哲学用語」というのを思いついてしまいました。希望者がいれば書きます。具体例を挙げておきましょう。

実存主義:子どもは親を選べない。親どころか、生まれてくる国も選べない。なんたる不条理。でも、だからって絶望したりしないで、きちんとその社会に関わって生きよう。と、こういう主張のこと。

こういうのが読みたければ、気が向いたときにトップページにちょこちょこ追加していきます。ちなみに、読みたいなら読みたいとメールしてきてくれないとわかりません。よろしく。

今日はこれ以上、特に書くこともないんだが、年末年始に書きかけの日記が 2 つほどあったので、それをアップしておく。

なお、日付の横にある奇怪な文字は、戦争真っ只中のイスラエルで使われているヘブライ語による曜日。今日は月曜だから、よむ・しぇにー。

2009. 01. 12. יום שני

絶縁、再び

間違えて早起きしてしまい、1 時間ぐらい暇ができたので日記を書くことにした。

最近サボりまくりなのは、書くことが別にないからだ。年始に麻雀したとき、禿が「悲惨なこととか起こらんと読んでない」とかひどいこと云いやがったので、ますます更新する気もなくなったのだが、まあ、実は 12 月の時点で、毎日書くのはやめて、何か書くことあったときにだけ書く方式に変えようと思っていたのだ。

で、実は、年始からこれまでの間にちょっと日記の題材になるようなことが起こっていたりもするんだが、それはこれから報告するとして、取り敢えず、しばらくは世に溢れるブログのように、毎日ではなく何かあったときだけ日記を書く方式にする、ということを了解しておいてもらいたい。

早速だが、大晦日と正月にあった、日記に書くべきことの報告からいこう。昨年、俺との縁を切ったはずのあの人から久しぶりで電話がかかってきたのである。

なんでも「こじれた儘だったから」というんでわざわざ電話をかけてきてくれて、一連の出来事の終わり頃には、騒ぎをどんどん大きくするあの人に辟易していたものだが、こうしてわざわざ電話をくれたのはありがたいなあと思って、まあ何ごともなかったかのように笑って以前のようにおしゃべりしたのだ。

で、大晦日の晩は上杉くん家で過ごした。二人で年越し蕎麦を食べ、正月は秋葉原に行って、やっとこさ DVD-R ドライヴを買った。3980 円だった。まあ、金のことはいい。ちなみに、USB メモリが 1GB で 320 円とかいうわけのわからん値段で売られていたので、8GB のやつを買った。それでも1300 円ぐらい。安い。HDD も今や 1TB で 1 万円いかないんだから驚き。テラて。

で、秋葉原から帰ってくると、また電話があった。前日の電話では遠慮したのかばつが悪かったのか、ともかく静岡の話はなかったのだが、2 日目ともなると、昨日の電話で安心したのか、静岡のことも話題に上った。これが最悪だった。

なんせ、この期に及んでまだ、「静岡があたしの云うことを聞いてたらこじれなかったのに」だとか、「家に入れちゃったとか云ってたけど、別れたいんなら家に入れたらダメだろ」だとか、「別れたいなら受信拒否・着信拒否にすべき」だとか、「結局、静岡がどうしたいのかわからなかった」だとか、「あの件で一番巻き込まれちゃったのはきっしんだなー。まあ、あたしから謝っておくか」だとか云うんである。

そんなことばかり云うので、こちらは不愉快極まりなかったのだが、いちいち反応するのも疲れるので、どれもこれも適当に受け流しておいた。でも、この場で一つ一つ反論しておく。でないと、俺の気が収まらん。

まず、そもそもの間違いは、相談相手にあの人を選んだことだと俺は思っている。お蔭で無用なこじれかたをしたのであって、あの人の云うことを聞いていようがいまいが、そんなことはあまり関係ないだろう。

次に、家に入れるな、着信拒否・受信拒否を徹底しろというのは、あの人がキモメンを遠ざけるときにとる手段である。静岡は俺に嫌気がさして出て行ったわけだが、かといって、俺のことをキモメンだと思っていただろうか? そりゃまあ、確かに俺は粘着質だしパラノイアだ。でも、静岡に対してそれほどねちねちした覚えはないし(何も云わずに出て行ったから理由は訊きたかったが、理由を俺から訊いたのはしばらく経ってからだ)、そもそも、なんでそれまで親友呼ばわりしていた人物に対して、キモメン扱いするように云ったのか。それだけでも大いに疑問だが、それが当然の態度なのだと俺に直接云ってくる無神経さには呆れ果てた。「麻野はキモメンなんだから、受信拒否で当然じゃんねー」と俺に云ってるのと同じだってこと、わかってるんだろうか?

話が少し逸れるが、俺と静岡が最終的に仲良くやっているのは、静岡があの人の云うことを聞かず、俺を「キモメン」というカテゴリーでくくることなしに、「麻野」という個人扱いをしてくれたからだと思っている。人を帰属で判断するのは差別の始まりである。差別とは云わないまでも、碌な結果を生まない。それぐらい知っているはずなのに、あの人の取った行動は、人を帰属で判断することだったのだ。かつて親友と呼んだ相手ですら。

ちなみに、さっきから「かつて親友と呼んでいた」、というのをちょこちょこ書いているが、こちらからすれば、親友扱いされていたというよりは、最も都合のいい友人扱いされていたぐらいにしか思えない。そりゃ、いろいろと面倒を見てもらいはしたのだが、上にも書いたような手の平の返しようなので、親友と思われてたなんて、とてもじゃないが信じられないのである。

次。「結局、静岡がどうしたいのかわからなかった」。何それ? だったら、なんであんたが行動を決めて「××しなきゃだめ」とか云ってんの? わかんなかったんなら、まずわかろうとするのが大事なんじゃないの? 部外者が決断を下すべき状況じゃないのは、その時点で明らかじゃん。意味わからん。

最後。「あの件で一番巻き込まれちゃったのはきっしんだなー」って、あんたが巻き込んだんだよ!!! しかも勝手に!!! それを、「まあ、あたしから謝っておくか」だって? どう見たってあなたの暴走じゃあないのか。そりゃ、きっかけを作ったのは俺だが、誰があんな結果になると予想できるものか。心の中でどう思おうと勝手だが、俺に云うべき科白じゃあないよ。

結局、あの人は誰に対しても、こと恋愛に関しては常に上から目線なのだ。俺はそれがずっと厭だったのだが、それで喧嘩になったのは今回の件を除くと一度だけだったので、まあ、あんまり気にしないようにしていた。それ以外の面では話してて楽しい人だし、なんたって賢いし、尊敬できる部分だってあったからだ。

でも、腹の底で、本人は気づいてないようだけれども、未だに俺のことを下に見てるんだなーと今回のように痛感してしまうと、さすがにもう無理だ。あの人は、もちろんそんなつもりなんてないだろう。でも、そういう問題じゃあない。無意識にだって、人を不快な気分にさせることはあるし、それは無意識だったからといって看過されることではない。逆に、何年か前にもこの件で喧嘩して、そのときにハッキリ云ったのに、未だに気づかずに同じ行動をとるってのは、本人がそれだけ鈍感であり、問題の根が深いということでもあると思う。なんてーか、申しわけないけど、死ななきゃ治らないんじゃない?と思っちゃうのだ。

そんなわけで、大晦日の晩には仲直りできたかなーと思ったのだが、元旦の電話でほとほとげんなりしてしまい、これ以上この人と仲良くやっていくことはできないなと思ったので、丁寧な絶縁状を送っておいた。戸板のときとは違って、短い簡潔なやつを。

そういえば、大晦日に上杉くんの家に行ったときに、5 つボタン(ホイール含む)のマウスをもらってきたんだけど、これがすげえ便利。Opera のマウスジェスチャーがいろんな場面で使えると思ってもらえればいい。便利すぎて一度これ使うと二度と 3 つボタンのマウス使う気しなくなります、ホント。

あと、最近は私、毎晩 Skype にいますので、暇な夜があったらコールしてくれると嬉しいです。id は dont_forget_to_boogie。なんかね、Bluetooth なら手ぶらで最高だぜ!とか云ってたけど、別に普通のマイクのほうが快適だとわかりました。出力はスピーカーで問題なし。あとはマイクをその辺に置いとくだけ。で、手ぶらフォン状態である。極めて楽だ。

さて、今回の日記はこの辺で終わりにしよう。では、また。

2009. 01. 06. יום שלישי

キング・クリムゾン発動

久しぶりで日記を書くことにする。

鞍、笙それに静岡と 4 人で永利に飯を喰いに行った日のことは、書こうと思っているのだが、なんかもうあんまり覚えてなくて、書けないかもしれん(笑)。取り敢えず、鞍が 5 月に誕生日を迎えて以来、煙草をやめていたのに驚いた。喫煙者が身の回りから減っていくなあ。

今日は書きたいことがあったので日記をこうして書き始めたのだが、取り敢えず、近況報告から始める。

まず、風邪をひいた。つい 1 ヶ月ぐらい前もひいた気がするのだが、またしても同じような症状。喉が痛く、洟ずびずび。静岡が置いていった PL ももうなかったので、休みはずっと寝て過ごした。ちなみに、21、22、24 日と今週は休みに恵まれていたのだが、その間、ほとんど布団の中。最悪。

それでいて、仕事へ行くと調子が良くなるんだから参る。23 日は風邪だったことすら忘れてたし、冬期講習開始日の昨日および今日も仕事場では大して辛くない。寧ろ、快方に向かってるほど。今日なんかあんまり洟も出なかったし、喉の痛みはもうほぼない。なんつー会社人間。俺のキャラじゃねえ。

休みだった日はホントに最悪で、治そうと思って寝てばっかいるのに、寝てると悪化するというダメっぷり。冬期講習前日の 24 日なんか、鼻が両方とも完全に詰まって悲惨だった。しかも布団がなんか冷てえの。で、遅ればせながら毛布を導入してみたら、なんか調子よくなったので、ひょっとしたら単に布団が冷たくて風邪を悪化させてただけかも……。

仕事といえば、昨日は給料日で、給与明細をもらったので確認してみたら、なんと 25 万も振り込まれていた(手取り)。今まで 14 万とかいうアホみたいな給料でしか働いてなかったので驚愕。まあでも、25 万のうち 5 万は交通費だったりする。遠い土地に飛ばしすぎなんだよ、ったく。来月に振り込まれる分からは、交通費がなくなるので(定期の代金を既に支給してもらってしまったため)、手取り 20 万ぐらいに落ち着く予定。まあ、週 4 日、しかも 1 日の労働時間がたったの 5 時間半でこんだけもらえれば文句ないっす。

そんなわけで、意外と早く借金は返せるかもしれません。とはいえ、3 月には家の更新で 52000 円が吹っ飛び、年金、保険、住民税を合わせて 30 万ぐらい吹っ飛ぶことになっているので、実は戸板に金を返すなんて遠い話かも。レコード 4 万も買ってる場合じゃないすね……。

では、本日の出来事を。

今日は勤務開始時刻が 10:20。普段は 16:20 なので、まあ 6 時間早いわけだ。というわけで、普段の起床時刻 14:00 から 6 時間早い 8:00 に起きる予定で、布団から出られず時計を見たら 8:10 になってしまったので、しょうがなく布団から出て朝食の準備してアイロンがけして、パソコン起動したわけですよ、いつものごとく。

で、紅茶タイムをとろうと、8:30 ぐらいかなーとか思って何気なくモニタ見たら、8:56。

へ?!

おいおいおい、俺、8:58 の電車に乗る予定だっつーの。やばいっつーの。と焦りに焦り、急いで着替えを済ませ、持つもの持って出勤(慌てて iPod だけ持ち、ヘッドフォン忘れたけど)。秋津から新秋津まで走ったお蔭で、ぎりぎり間に合う電車をキャッチ。あぶねー。ぜえぜえ。

社会人としては、こういうとき職場に「遅れるかも」と連絡を入れるべきなのだろうが、電話してる時間ももったいなかった。てか、電話したら遅刻確定な気がしたのでしなかった。結果的に間に合ったから良かったけど、これで間に合ってなかったら、めちゃ怒られただろうなあ……。まあ、snakt の駅でぎりぎり遅刻しないで済むなとわかったから連絡しなかったんだけど。

しっかし、朝の M 線が普段よりたくさん電車を出しててくれて助かった。いつもは 12 分に 1 本とかいうふざけたダイヤで、乗り継ぎのタイミングも悪く、めっちゃ待たされるからなあ。危ないトコだったぜ……。

その M 線、隣に座ってた兄ちゃんがやたら臭かったので辟易。腋臭でもなく香水でもない謎の臭いを発散していて参った。ともかく、臭いことだけは確かで、席が少し空いた隙にそそくさと離れてやった。くせえんだよ、ボケ!

職場には 10:10 に着いた。よかったよかった。

ところで、俺は 11 月から新しく職場に来た事務の I さんが嫌いである。なんでかって、バカだからだ。最初はおっぱいでけーなーと思って見てただけなんだが、立ち居振る舞いからバカの臭いがぷんぷんする。おまけにぶりっこと来た。

おいおい、麻野はぶりっこ好きだろ、バカな女の子だって好きなはずじゃないか、と読者諸賢は仰るかもしれん。確かに、俺はぶりっこが好きだし、バカな女の子を愛している。でも、俺の好きなのは、裏に黒い部分が感じられないぶりっこで、I さんはバカ丸出しのくせに自分のことしか考えてない振る舞いばっかりだし、ぶりっこもわざとらしくて全然だめ。仕事も明らかにできない。完全なるバカ。

とはいえ、これは俺が I さんのことをよく知らないから云えることであって、よくよく話してみると、ひょっとしたらいい人なのかもしれない。でもなー、そこはかとなく自己中な発言とかしてる気がすんだよなー。

ちなみに、どうでもいいといえばどうでもいいことだが、この I さん、おっぱいがでかいというより、上半身がでかい。なんかわからんが、見れば見るほど不思議な体型をしておられる。下半身デブというのは聞いたことあるけど、上半身デブっているんすか? でも、まさにそうとしか思えないような、変な体型。デブってわけじゃないが、なんかがっしりしてる。アメフトの選手を思い浮かべてくれればよろしい。

そういえば、せっかくハム速を卒業したくせに、今度はやる夫シリーズのまとめサイトなんかを読みまくっている今日この頃なのだが、やる夫がお化粧(メイク)をしようとしているようですは読んで心底びびった。化粧って、めちゃくちゃ大変なのね……。日々の髭の処理とかで文句云ったりしてすみません、女性の方々。これは俺には真似できねえ。

卒業したハム速ではあるが、面白かったのが一つあったので紹介しておく。東大と F ランの学生の違い

というところで、本日の日記はおしまい。

2008. 12. 16. יום ששי


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