2008年 8月21日~31日 | 9月1日~10日 | 9月11日~20日 | 9月21日~30日 | 10月1日~10日 | 10月11日~20日 | 10月21日~31日 | 11月1日~10日 | 11月11日~20日 | 11月21日~30日 | 12月1日~10日 | 12月11日~20日 | 12月21日~31日
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1 時半、起床。しばらく布団の中でごろごろ。2 時になって布団から出る。この前、電車を一本遅らせても大丈夫なのがわかったので、のんびりしたもの。
Southern Lord のブログが更新されていたのでチェックしたら、なんと、Earth の The Bees Made Honey in the Lion's Skull のアナログが遂に出るとのこと。やっとか! おせえよ! 4980 枚限定で、3000 枚が黒、1000 枚は透明、980 枚は金色のレコードだとさ。金のやつはメールオーダーのみ。これは金を買うしかない!!!
でも、Southern Lord からはこの前も Sunn O))) の新譜が出たトコで、俺はそれを買い逃している。なんでかっつーと、送料をけちるために Earth が出てから買おうと思ってたからだ。それが、予想外のスピードで売り切れてしまったのだ。でも、再プレスされるという話があって、今度はそっち待ちなのよね……。
しょうがないので、送料をけちりたいから再プレス完了してから Earth とまとめて送ってくれない? そういう注文あり? というメールを急いでしたため、Southern Lord に送る。なんで仕事前の忙しい時間にこんなことしなきゃいけないんだ……。
昼飯を喰って出勤。メール打ってた割に、いつもどおりの時間に出てしまった。
で、秋津に着いたら、次に来るのは 15:32 発の電車だった。やべー。1 本遅いので来てたら、これに乗れないじゃん……。危ないトコだったぜ。真面目にいつもどおり出ててよかった。
南浦和に着いて、他の講師たちとおしゃべり。みんな今日は授業見学に出かけるらしい。そのあと、珍しく S ブロック長が入ってきて、昨日の全体保護者会についての話など。で、授業見学のスケジュールを知らせていたんだが、所沢と小手指だって! マジ羨ましい……。授業見学のあとは直帰が普通だし、見学に行くのは配属ブロックなのが普通なのだ。あー、マジ羨ましい。
俺はといえば、他のみんなが授業見学に行ったあと、U ブロック長相手に土曜日にやる予定の授業の模擬をやって(せっかく多人数相手に模擬授業できると思ったのに)、一日の流れとかいうやつを聴いて、北越谷へ。
北越谷ではやることがない上、俺の机というものがないので居場所に困った。なんのために来てんだ……。ブロック長もあとから来たけど、授業を覗いてばっかりで俺の相手は全くなし。なんだよー。何のために来たんだよー。しょうがないので、取り敢えず事務の人に交通費を申請して、この前のとまとめて交通費をもらったり(16000 円ももらってしまったが、またこれもすぐ交通費に消えるな……)、今後の授業の教材をもらったので、その予習をしたり。
ところで、来週の火曜に小 3 の授業が入っているんだが、これがどうやら算数も国語も俺がやらなきゃならんらしいこと発覚。めんどくせー。国語の授業のやりかたとか教わってねえよ……。しかもその授業、生徒がたった一人しかいないんだが、その子が休むという連絡があったっつーメモが教室長の電話にぺたり。え、授業、なくなるんじゃ……。
何しに来たのかわからない勤務だったが、終業時刻になったら、ブロック長が「今日は飲みに行くから」と云い、隣の飲み屋に連れてかれた。別にいいけど、下に生徒いたぜ……。まあいいか。
われわれが注文しようとしている間に、正社員の O 先生、専任の K 先生と K 先生(あれ、イニシャル同じじゃん)もやってきて、5 人で飲む。終電が 23:13 とかなので、11 時ちょっと過ぎまで飲んで帰宅。いやー、1 時間程度なら楽なもんだ。飲み会とか云って、仕事の話ばっかりだったしなあ。まあ、ブロック長の前ではしゃげと云われても無理だが。
西友で長芋を買って帰宅したら日付が変わっていた。紅茶を啜ったり、煙草を吸ったり。例によって藤崎と Skype。
ところで、ゾンビ・ストリッパーズという映画を山形浩生が紹介してたので、観に行きたいなあと思いながら上映館を調べたら、なんかその上映館、フーの映画を 2 本もやりやがる……。ライヴ記録の「ライヴ・アット・キルバーン」とドキュメンタリー風の「アメイジング・ジャーニー」。ちくしょう、観に行きてえじゃねえか。バッヂ 3 個つきの特別鑑賞券が 2600 円だと!? ううう。え、来日公演には行かないのかって? だって、爺さん 2 人、別に 10000 円とか払って見たくないし……。なお、ゾンビ・ストリッパーズは 11 月 7 日までなので、水曜あたりに観に行こうかと思う。来週の休みが水木だからだ。
4 時、藤崎が寝たので Skype 終了。そのあと、キーボードをねり消しとジッポで固定してレベル上げしたりしながら、なんと 7 時前まで Oblivion やってしまい、明日大丈夫なんかいな、と不安になりつつ就寝。
9 時半、起床。ああ、やっぱりペンカフェはいいなあ。なんて思いながら布団の中でもぞもぞしていたら、玄関のピンポンが鳴る。こんな気分のいい朝に誰だよ、と思ったが無視。あとで玄関を見てみたら、電気代の請求が来ていた。またか。めんどくせえなあ。1 ヶ月しか滞納してねえぞ。
だらだらしてるうちに 10 時になったのでチャーハンを作って喰う。なんか今日、天気よさそうなのに寒いなあ。というわけで、今日は冬にしか着ない茶色いスーツで出かけることに決定。靴もデザートブーツだから、上から下まで茶色。冴えないぜ。だからこのスーツ、あんま着る気しねえんだよなあ。安かったし、黒ばっかなのも厭だからつい買ってしまったが。
今日は 11:50 に所沢ミューズへ行って小 5 全体保護者会に参加しなくてはならなかったのだが、そのあと北越谷へ行かなくてはならないので、悩んだ末に新所沢まで自転車で行くことにした。所沢ミューズは航空公園にあるから、新所沢からなら一駅だ。小手指だと、所沢まで出て戻らにゃならん。
もちろん、交通費の請求は小手指からで出したが、たった 30 円しか得してない。意味ねー。
光熱費を払ってしまおうってことで、銀行から金を下ろす。あれ。なんかもう、あとたった 8 万しかないぞ……。大丈夫か、俺。生活はできるけど借金が……。ああ、でも、近日中に交通費が返ってくるんだっけか。借金(てか住民税とか年金)は税金対策のために年が明けてからまとめて払いたいなあ。波戸に返せるのはそのあとだな……。ごめん。あー、竹内にも 3000 円借りてるんだった。てか、藤崎にも 12000 円借りてるぞ……。ちょほほ。
予定してたのより 1 本早い電車に乗れてしまったため、航空公園に思ったよりも早く着く。所沢ミューズとやらは行ったことなかったが、なんと大ホール、中ホール、小ホールと 3 つもあって、おまけに市進の案内も何も出てないから、どこでやってるのかさっぱりわからん。しょうがないので順繰りに見ていったら、小ホールだった。
中に入ると、研修ビデオで見た顔の社員さんがいたので、その人に挨拶して出社の記録。その後、地区本部のお偉いさんたちに挨拶。誘導係を命じられたのだが、俺が着いたのは 11 時半で、親御さんたちが来るのはなんと 12 時半。めっちゃ暇やん……。
ホール内では保護者会のリハーサルをやってたので、暇つぶしがてらそれを拝見。非常に面白い。壇上で話すトコやってるんだけど、地区本部のお歴々がだめ出ししまくるのだ。俺らのやってる模擬授業と一緒だな、ありゃ。実際、指摘されるポイントも模擬授業と似たようなもので、なるほどプレゼンと授業って通じるもんがあるのかもなあ、などと思いながら楽しく見学。
しばらくして、ぼちぼち保護者も来始める時間になったので、外に出て誘導係を務めようとしたのだが、なんかホール内での誘導を任されてしまった。それはいいんだけど、外にいる人たちが中までしっかり案内してくれちゃうので、俺の仕事はほとんどなし。何しに来とんねん、俺。眠いぜ……。
13 時 10 分まで誘導係を務めて、あとは保護者会の見学。なんせあとで感想文みたいのを提出しなくてはならんのだ。
が、俺の横に座ってたおっさん(多分、俺と同じで専任)の香水がきつすぎて、のんびり見学どころの騒ぎじゃない。くせえんだよ、てめえは!! 一旦座ってしまったので立つわけにもいかず 30 分ほど我慢していたが、気になってしょうがないのでこらえきれずに移動。もういい歳なんだから、香水の分量ぐらい弁えてくれ……。
勉強になったのは、いろんな中学の特色がわかったことぐらいかなあ。あと、餓鬼をやる気にするには、なるべく親も褒めてあげてね、ってのは俺には関係ないし。面談で使えるネタではあるかもしれんが。そんなの、市進の理念を叩き込まれた俺には、云われなくてもわかってるぜ!!
15 時、保護者会が終了したので、そそくさと抜けて北越谷へ。てか、ここから 1 時間半ぐらいかかるぞ。俺の今日の勤務終了予定時刻は 17 時きっかりなんだが、それで面談傍聴とかホントにできるのかよ。
などと思いつつ、灰野さん、ナスノミツル、吉田達也がまだサンヘドリンを名乗る前の時期のライヴを聴いて移動。このアルバム、いいねえ。俺の大好きな "黒い花びら" やってくれてるのが嬉しいぜ。しばらくサンヘドリン漬けだなあ、こりゃ。でもって、久しぶりにレヴューも書いて例のサイトを更新しよう。烏鵲さんが待ってくれてるからなあ(笑)。
そういえば昨日までお気に入りにしていた菊地成孔 Dub Sextet のファーストだが、ふつーにジャズでかっこいいです。この前セカンドも出たので、そっちはどうかなと試聴してみたところ、CD-J 入りまくりでださださ。誰かなるちゃんに教えてやったほうがいいよ、CD-J できゅいきゅい云わすのはださいって。あと、ジャズにダブを加えただけで「脱構築」とか云うのも恥ずかしいぞ。今の世の中、脱構築って言葉を使う時点でかなり恥ずかしいことに気づかないと……。
北越谷に着いたら予想通り 16 時半。面談はっつーと、とっくのとうに始まっちゃってて、途中参加するわけにもいかず、面談が行われてる部屋のドアのあたりを行ったり来たりして、ちらちら中を覗くという、生徒からじろじろ見られる行為をするしかなくなって気まずいことこの上なし。
しばらくして、あんまりに怪しすぎるので行為を中断、職員室に戻ったところ、自転車置き場の片づけを命じられたので、そっちの雑用に精を出す。といっても、ものの 5 分ほどで終わりましたが。うがー。暇だー。しょうがねえ、今日の交通費の請求でもするか。
さらにしばらく待っていると、ようやく面談を終えた先生が出てこられたので、面談について話を伺う。めっちゃ丁寧に、詳細に亘って説明してくれたので、なんと終わったのが 18 時。1 時間ぐらい残業ついちゃうんですけど。でも、北越谷は教室長が休みをとってる上、唯一の社員も授業中。誰に申請しろってんだ! しょうがないので申請せずに帰る。また後日、機会があれば申請しよう。
8 先生(仮名)から聴いた面談の話は参考になるところが多すぎて、正直云って覚えられん。めっちゃありがたかったけど、マジ無理。てか、面談の前ってたっぷり準備しとかなきゃだめじゃん……。埼玉の高校とか、よく知らねーぜ、俺。勉強しなきゃ……。そんなくだらねーこと、知りたくないんだけどなあ。
帰宅途中の電車内で気づいた。せっかく電車の中で書いた感想文、提出し忘れたよ……。土曜に提出でもいいかなあ。あるいは明日、ブロック長に提出とか。まあなんでもいいか。『キャッチ=22』読んだり、土曜の授業の予習を見直したり。
『キャッチ=22』、メイジャー・メイジャー・メイジャー少佐の章で大爆笑。いや、電車の中なんで爆笑はしてないけど、ついくすくす笑ってしまった。その部分を読んだのは何日か前なんだが、面白かったことを書き忘れたので記録のために。
新所沢駅前のファミリーマートで光熱費を支払い、西友で牛乳を買って帰宅。今日は珍しくメグミルクを買ってみた。いつも買ってる西友の牛乳より値段÷賞味期限の値がお得だったから。
帰宅してルーティンこなして日記を書いて夕食。ひき肉とカボチャのポン酢あんかけ。ポン酢とあんかけって合わないように思えるが、まあまあおいしいのだ。でも、今日はカボチャを下茹でしすぎて全然あんかけじゃなくなってしまった。しかもカボチャが多すぎて、なかなか喰えなかった。ぐえーっ。つるかめ、かぼちゃが安いのはいいけど、多いんだよ……。
11 時、藤崎が帰宅して Skype しよーと云ってきたので応じる。ま、Oblivion もするつもりだけどね。昨日は Winny を併行してて回線速度が出にくかったから断ったのだ、実は。
で、楽しく始めた Oblivion ではあるんだが、実はものすげー退屈。先日、レベル上げのこつを摑んだぜ!と書いたが、こつを摑んだところでやることは大して変わらず、今回は呪文のスキルと鍵開けのスキルを上げるのが目的だったりするため、ひたすら解錠、ひたすら呪文で退屈この上ない。いつまで続くんだ、この苦行……。
解錠があまりに面倒だったので、方針切り替え。呪文のスキルと、Sneak(忍び歩き)および Marksman(弓)のスキルを上げることにする。これなら戦えるので、ダンジョンに潜れる。ダンジョンにでも行かないとつまんねーんだよな。たまに解錠スキルも上がっちゃうけど、それはフォロー可能だし。
しかし、これが終わると、次はもっと単調なレベル上げが待っている。ああ、面倒だ……。いつになったら自由にプレイできるようになるんだか……。
ところで、波戸が mixi に「金銭感覚が」というタイトルの日記をアップしていた。中身は、金銭感覚が狂ってると言われたので色々自重します。(中略)来月の抱負は服を買わない
というもの。今さら気づいたのか!?って感じだが、まあ、たくさんお金を貸してもらってるので、これ以上は何も云いません。
1 時半頃、藤崎との Skype おしまい。藤崎との会話が終わって Oblivion に専念した、と云いたいところだが、めちゃくちゃ眠くなってしまったので、Oblivion やめて就寝。
2 時半、起床。ううう。明日は 11 時 50 分から勤務なのに……。といっても、明日は航空公園にある所沢ミューズとやらで開催される、小 5 全体保護者会とかいうのに参加することになっているので、めっちゃ近いんだが。自転車で行きたいところだが、そのあと北越谷に行かなきゃいけないんだよなー……。困った。
NTT Communications から電話。なんか電話代が安くなってお得ですよ、という話をされたんだが、俺、NTT の回線もう使ってねえし。全部 KDDI なんで。すみません。
食べるものがないので、藤崎の家にいた間に買ったキャラメルを食べて胡麻化していたが、たった 2 個しか残ってなかったので、仕方なく西友へパンを買いに行く。もうちょっと早く起きてたら、家賃も払えたんだけどなあ。ああ、家賃が自分の給料から払えるのっていいなあ!
給料がきちんと入ってきて思ったんだが、借金ってめちゃくちゃ返す気しませんね。いや、もちろんちゃんと返すけど、住民税 8 万とか、年金 17 万とか、マジやる気しねえ……。余裕があるときに、一括でどーんと払うのにはあんまり抵抗ないんだけど、毎月ちょこちょこ返済していくってのは、給料が目減りするみたいでがっくりくる。余裕があるときに一括で払うのは、貯金が減ったなーぐらいにしか感じないのになあ。
朝食後、ここ数日の日記を書き上げる。久しぶりに Oblivion してえ~。でも、読者が楽しみに待ってくれてるかと思うと……。俺の日記の何が楽しいのか、未だに俺にはさっぱりわからないが。
寒くなってきたし、せっかくの休みだし、たっぷりたまった冷凍庫の霜取りでもするか、と思い立ち、冷凍庫の中身を外に出してコンセントを抜く。冷凍庫の中身はちょうど唐辛子ぐらいしか残ってないし、冷蔵庫の中身も寒いから多少は出してても大丈夫だろ。
で、冷蔵庫を放置してしばらくして様子を見に行ったが、やっぱりそう簡単には溶けてくれない。ま、溶けるだろうとは最初から思ってないけど(肉を自然解凍するのにもたっぷり時間がかかるんだから、無理に決まってる)。で、冷凍庫内の空気がやたら冷たいので、扇風機で空気を循環させてやるぜ!と扇風機を持ってきてセット。で、首の高さを変えたり、風の強さを調節したりして、洗いものでもするかと流しに向かったら、突然ガコッッと大きい音がしたので、もしやと冷凍庫を覗いたら、上面と奥の霜が綺麗にごっそり剥がれていた。やったー。ついでだったので、底面の霜もがりがりやってたら、こっちも綺麗にバカッと外れて、なんと新品同様の冷凍庫に! ハッピー。
8 時、ようやく日記を書き上げて昼食。いやー、4 日分ぐらいだと覚えてるもんだね。昼食後、つるかめと西友へ買い物に。
帰宅後、Mp3tag をダウンロード。mp3 ファイルのタグを編集するソフト、これまで使ってた Super Tag Editor の使いづらさにいい加減うんざりしていたので(読み込みエラー多すぎ)、新しいのを探してみたのである。で、この Mp3tag、ただなのに日本語もサポートしてるし、使い勝手も良好(Super Tag Editor だとエラー吐いて読めないファイルも問題なく読めるし、Unicode にも対応)。アイコンが俺の大好きな WinAmp 風なのもいいね。ださいけど、WinAmp に似てるだけで許す(笑)。
町山智浩の日記(10 月 28 日付)で紹介されてる『未来を写したこどもたち』は観に行きたいなあ。これ、何年も前に町山智浩が「コラムの花道」で紹介してたの聴いて、見たいなあと思ってたんだよ。遂に日本でも公開されるとか。藤崎と一緒にでも観に行くかな。同じ日の日記で紹介されてる『ヤング@ハート』もちょっとだけ気になるけど、まあこれはいいか。
あと、ホントどうでもいいけど、昨日 2ch を巡回してて見つけた骨川静香「あなた・・・寝癖が立っているわよ」。Vipper ってこんなことばっかりしてるんだろうか。暇だね、まったく。読んでる俺も同類だが(笑)。
ところで、Skype の固定電話定額プランがすげー気になるんだが……。海外にかけなくても、かなりお得じゃね? だって、たった 700 円だよ? そんで、固定電話に電話し放題。
一応、10000 分までっつー制限はあるらしいが、それって 166 時間 40 分だ。誰が 1 ヶ月にそんな電話すんだよ。全盛期/前世紀の俺と西邑だって無理だ。Skype は手ぶらで話せてハイパー便利なので、けっこう真面目に考えてたりする。取り敢えず、西邑と弥生と実家には電話し放題だ。
Skype が手ぶらになったのは、俺がせっかく買ってもらった無線のインカム使うのをやめて、有線のマイクをつなぎ、音はスピーカーから出しているため。これでめちゃくちゃ快適。マイクはかなりきちんと音を拾ってくれるし、スピーカーからの音を拾ってフィードバックしちゃうこともほとんどない。マジおすすめ。しょぼいインカム買ってきて、マイクのほうだけ接続すればオーケー。実際、俺は藤崎がただでもらったインカムとやらをもらって、それを使っているが何の問題もない。無線の必要ねえぜ。高い金を払って Bluetooth なんていう電波がちっとも飛ばないもののお世話になる意味は全くなし。
iPod にまたいろいろ音楽を転送。聴けないやつ、まだたくさんあるからなー。補充しとかないと飽きる。その後、やっとこさ Oblivion。あー、やることいろいろあって大変だぜ。てか今日、何時に寝られるんだろう……。
Oblivion に関しては、新しいレベル上げのこつを発見して、かなり楽になった。Arcane University に入学すると、自分で既存の魔法をベースに、新しい魔法を作ることができるんだが、それを利用する。
どうやるかってーと、範囲が自分自身になるめちゃくちゃ弱い魔法を作るのだ。威力 3、効果持続時間 1 で作ればいい(たった 3 円で作れる)。これだと、Magicka 消費量がなんとたったの 1。
で、Oblivion で呪文のスキルを上げるための尺度になっているのは、唱えた魔法の強さでは全くなく、純粋に回数である。だから、この最弱魔法を自分に向かって唱えまくればいい。Magicka が自然回復しない俺でも、これなら余裕でレベルが上がりまくるのだ! やったぜ! ただ、Arcane University 入学が条件だから、最序盤はできないね。
茂木さんが久々に mixi に日記を書いていて、センターまであと 2 ヶ月しかないよ、ヤバい、なんて書いてたので、ご機嫌伺いのメールを出してみた。また今年も推薦は落ちてしまったらしい。予備校に通ってても落ちるんだから狭き門なんだねえ。まあ、正直なところ、推薦で楽して受かろうなんて考えを俺は非常に嫌っているので、落ちてよかったと思わなくもないが(笑)。
で、センターの数学 I・A の模試がこの前あったらしいんだが、55 点だったらしい。ごごごごじうごてん!と驚きのメールを送ったら、「上がったでしょ!」とか返ってきた。いや、驚いてるのはそういう意味じゃないっす……。と思ったら、4 月には 13 点とかだった、というさらに衝撃のメールが。うわあ、すっげえ、4 倍じゃん。テストの点って、なかなか 4 倍にならないよ、普通は満点ふりきっちゃうから、とかいう厭味なメールを送っておいた。
茂木さんとメールしてる最中に藤崎から Skype に誘われたが断った。いや、Oblivion したくて……。Oblivion すると、それだけでメモリいっぱいいっぱいになっちゃうからなあ。
3 時、夕食。久々に作った白菜と豚のくたくた煮。うめえ。
いい加減 O'Rourke のアルバムで起きるのは飽き飽きなので、他の MD を見繕う。Penguin Cafe Orchestra の Broadcasting from Home で起きることにした。朝らしく、爽やかな音楽だし。
4 時半、就寝。
1 時半、目が覚めるも布団の中でだらだら。再び気づいたら 2 時 10 分。さすがに起きないとまずかったので、起きてブランチの準備(仕事がある日はチャーハンをブランチということにして、二食しか食べない)。フライパンに油をひいたところで藤崎帰宅。なんだ、思ったより早かったな。
なんでも、勉強しようと思ってたけど、眠かったから帰ってきたらしい。そそくさとパジャマに着替えて、寝る気まんまん。俺は俺で食事の準備。
藤崎としゃべりながらブランチ。今日は忘れ物をしないように念入りにチェックして、すっかり忘れていたズボンの再裾上げ(糸がほどけてしまったのだ)を藤崎にしてもらい、アイロンかけて買ったのに食べなかったパン持って出勤。
時間ぴったりぐらいに出たはずだったが、時間ぎりぎり。おまけに、以前と違って池袋方面の電車に乗るんじゃないことをすっかり忘れており、池袋方面のホームに降り立ってしまったため、電車を逃す。しょうがないので 10 分ほど待って次の電車で行ったが、なんか到着した時間は普段と大差なし。なんだよ……。じゃあ、これからはもう一本、電車遅らそうかな。
研修の部屋に行ってみると、本郷で見た顔が一人。K さんという、明らかに俺より年上の(36 ~ 42 歳ぐらいか?)、文系の先生だ。噂によると、正社員でも自分より明らかに若い人間には偉そうに接するんだとか(笑)。俺はそういう場面を見たことないから知らないが。
しばらくして、理系の時間講師 O くんと文系の H くんも来た。H くんのほうは顔を見たことがあるだけだが、O くんのほうは前に模擬授業で一回だけ一緒になったっけなあ。
適当に雑談。どうせ先生方が来るまで待たされるしね。用事があって上に行ったら、なんかブロック長と地区本部長が集まって会議してたし。
5 時頃、M 地区本部長が部屋に来る。最初だけは地区本部長が見るんだなあ。俺の場合、そのあとはずっと U ブロック長だけだったけど。
俺以外の三人の模擬授業を見る。本郷のときと同じく、終わったら見てた講師もいろいろと批評。偉そうと噂の K さんは、確かにちょっとやな感じで、授業自体は楽しいんだけど、漁業の授業をする前振りで、「朝、何たべた?」と俺に訊くから「パン」と答えたら、期待してた答えと違ったのはいいとしても、「パン?! パンうまいか??」と云って俺を嗤ったし(あとで地区本部長に注意されてた)、授業中に地区本部長(生徒役)が日本の周りの海流の 4 つめを云えなかったときも「おいおい、もう 3 つ出てるじゃん、残り 1 個だよ」とかって生徒と一緒に笑ってるし、いかがなもんかと思った。
その上、プランクトンは動物と植物の両方の性質を持ってるとか(動物性プランクトンと植物性プランクトンがあるだけで、両方の性質を持ってる珍しいのはミドリムシぐらい)、蟹が魚介類かどうかわかんないとか(もちろん魚介類。「介」というのは「固い」という意味があって、魚介類というのは、魚や固いもの、つまり貝や甲殻類という意味だ──なお、他にこの意味でこの字を使うのは、「狷介」ぐらいしかない)、偉そうにしてる割に、知識が浅え(これも地区本部長につっこまれてた)。
他の二人は、まあつっこまれる部分があったことはあったけど、けっこう褒められてて嫉妬。俺、地区本部長に見てもらったときは、けっこうぼこぼこに云われて凹んだんですけど……。
でも、他人の模擬授業を見るのって勉強になるね。そりゃ、授業見学みたいに現場に出てる人の授業を見られるわけじゃないから、まだまだ下手なんだろうけど(俺も含めて)、俺以外の視点から批評が聴けるのがいい。俺には気づかない点とか、たくさんあるもんね。
とか云ってるけど、模擬授業が終わったあと、地区本部長に「いい批評するね」って褒められちゃったよ。その場にいた U ブロック長も「授業見学のあとの日誌もいいんですよ」とか云ってくれちゃうし。えへへ、照れるぜ。でも、本郷でも「2 年間やってるけど、一番適確」って見る目は褒められたんだよね。そんなのいいから、授業内容で褒められたい……。
11 月のスケジュールもいただく。北越谷に配属ってのは聞かされてたし、それだけじゃ授業が埋まらないから他のトコも行くことになるとは聞いてたけど、実際にスケジュールを見てみると、予想以上にいろんなトコ飛ばされまくりである。合計で 5 つの校舎を渡り歩くことになってる。そりゃねえぜ……。
「いろんなトコ行くんですねえ」とか云ってたら、地区本部長が「旅行好きでしょ?」とか云ってきたので、「いやいや、ぼく家を愛してますから!」と云ったら、ブロック長が「土曜の 3 時に家にいる男ですから」と暴露。ぎゃー。やっぱり土曜のあの時間に電話したの、変に思ってたんですね!?!? 恥ずかしすぎる……。地区本部長は地区本部長で「そうじゃないかと思ったよ。そういう人はね、いろんなトコ行ったほうがいいよ」とか適当なこと云ってるし。おもろい人たちでよかったよかった。
業務日誌を提出し、交通費の申請について訊いてから北越谷へ。
なお、俺の休みは、しばらくの間、月水と、水木である(日曜はもちろん休み)。今週と来週は月水が休み。その次の週は水木。その次はまた月水。という感じで、月水と水木が交互にやってくる感じになる。せっかく給料も入ったのに、みんなとはちっとも遊べないなあ……。月曜が休みの週なら、日曜は出かけるのにやぶさかじゃありませんので、どしどし誘ってください。あ、でも、11 月 9 日は勘弁。古本まつり行くから。
北越谷に着いてからは、交通費の申請にてんてこ舞い。めっちゃめんどくさいんですけど、これ……。10 月半ばから地区研修に入ったわけだが、なんと、その分は総て申請しなきゃならんらしい。しかも、いつも地区本部に行ってるだけなら楽なもんだが、俺の場合は授業見学でやたらめったらいろんな校舎に行かされてるので、それをいちいち申請しなくてはならん。
で、申請のためには理由をきっちり書かないとダメだし(同上って書くのも禁止)、片道しか使ってない経路、往復の経路が混在してて交通費の計算もめちゃくちゃ面倒。当たり前だが路線ごとに申請しなくてはならず、最も多い日で 6 行も使わされた。こんな面倒なこと、毎日ちゃんと申請させてくれよ! もっと早く訊いときゃよかった……。ブロック長、こういう細々した事務関連のこと、全然わかってねえんだもん(笑)。
結局、今日は電話してるのを横で聴いたり、質問対応をする予定だったりしたのだが、申請に追われて何もできず。てか、俺が行ってしばらくしたら授業が始まっちゃって、先生は職員室に一人しかいないし、その先生が質問できる場所を独り占めしちゃってたから、交通費の申請と次回の授業の準備以外にやることなかったのよね、俺……。
授業が終わる時間になって、しばらくして生徒の質問応対を終えた先生に、次回の授業についていろいろ質問。この先生の代わりに俺が授業を担当するのだが、なんと函数についての特別講座の最後の回だけ俺が担当するというめちゃくちゃぶり。ええんかいな。「代わりにやらせていただきます」と云ったら「おお、それは是非」とか云われたけど(笑)。
しかも、どんな感じで授業やればいいか訊いてんのに、説明もすげー適当。「まあ、マニュアルに書いてありますから」ばっかり(市進は総ての授業にマニュアルが用意されている──別にマニュアル通りの授業をしろってことじゃなくて、講師の質を一定以上に保つ責任があるから用意してるんだって)。いや、マニュアルあるのは知ってるけど、生徒のレベルとかそういうのを訊きたいんですよ……。
あんまり知りたいことはわかりそうもなかったので、一通り教わってブロック長から日誌を受け取って退勤。
この前に来たときは気づかなかったが、駅前に Shop 99 があったので、久しぶりで大好きなめんつゆを購入して帰宅。俺グルメだから、めんつゆは 99 のやつじゃないと無理(笑)。10 時に出て 11 時半に小手指に着く悲しさよ。西友で豚ひき肉と茄子を買って帰る。ラー油炒め、喰いたくなってしまったのだ。藤崎に怒られるなあ(笑)。
北越谷の駅で、持ってきたパンをむしゃむしゃ。腹ぺこだった所為もあるが、ブロック長に予習の教材を持って帰りなさいと云われて鞄がぱんぱんだった所為もある。そりゃ予習はするけど、いきなり 3 冊も渡されたって困るよ! しかもこの授業、来週じゃん……。てかマジ、いい加減に新しい鞄、買わないとなー。
帰宅して着替えてから、藤崎と Skype。俺がいない間に更新された 2ch を読んだり(Diablo のが進みが早くて大変)、mixi 見たりとルーティンをこなす。
唐沢俊一検証 blog に大笑い。宇宙戦艦ヤマトのコアなファンで、再放送をするよう働きかけ、ヤマトブームを作ったのは俺だ、と誇らしげに語るのを持ちネタの一つにしてるくせに、10 年ほど前の本には、なんとヤマトのファンでもなんでもなかったと普通に書いてあるのだ。ぎゃっははは。アホか。ということはあれですね、現在の唐沢俊一は「高校の頃からスティーヴ・リーチ聴いてたよ」みたいな感じなんですね。そういうのがよく文筆業で喰ってけるよ……。
3 時過ぎ、藤崎が寝たので夕食。夕食を摂ったら眠くなったので日記を書いたり Oblivion したりしたかったのだが、諦めて就寝。なお、ヤフオクに出ていた灰野さんのアルバムは 2500 円の儘だったが、忘れていたので落札できず。三上さんのはしっかり 4500 円まで上がってました。
夕方 5 時までずっと寝る。途中で何度か目が覚めて起きようかなー、起きないと明日から仕事する生活リズムにならないしなー、などと思っていたのだが、藤崎の家のベッドはハシゴの上にあるので、起き抜けで降りるのがめちゃくちゃ面倒なのだ。で、つい布団の中でごろごろしてしまい、二度寝に突入する、というわけ。
5 時になって起きたのは、そろそろ起きるかと何度目かの思いを抱いていた折に、藤崎が帰ってきたからだ。鍵は家の中にあるので、俺がオートロックを開けてやらないと、藤崎は入れない。オートロックを開けるには、ハシゴから降りなくてはならない。そんなわけで、起きたんである。
藤崎が勉強を終えるのを待って、ベッドでいちゃいちゃ。今日こそセックスするぞ!
と思ってたら、「コンドームがあるっていいね!」とか云ってた藤崎が、また途中でやる気を失い、俺に背中を向けたので、しょうがないから俺もぼけーっとしていたら、しばらく考えごとをしていたらしい藤崎がいきなり、「麻野先生、付き合ってないけど、一回わかれよう」と別れを切り出してきた。
さすがにこれには面食らった。と同時に、腹が立った。前回のもそうだが、今回のも俺の意志は完全に無視だ。まあ、別れ話ってのがそういうもんであることぐらいは俺にだってわかるが、それにしたって今回のは唐突に過ぎるし、大体、それならなんでコンドーム買ったんだよ……。
で、一旦は「じゃあ帰る」と云い、「駅まで送るよ」と云った藤崎に「来るな」と云った俺であったが、しばらく面倒で家を出る気になれず、布団に横になりつつ、布団の上に座っている藤崎を眺めたりしていたら、やっぱりむかむかしてきたので、30 分ぐらいお互い黙っていたあと、説教。
まず藤崎に、今回の別れの原因を訊いてみたところ、「自分の時間がなくなるのが厭」なんだそうだ。えー。俺、藤崎の勉強はなるべく邪魔しないようにしてるつもりだけどなあ……。俺がべたべたしたがるから、それに構ってやらないとと思うと、自分の時間が削られちゃうんだって。おまえ、俺の家に住んでたときは俺にかまってかまって云ってたじゃねえか……。俺は無視してゲームとかしてたけど(笑)。
まあ、俺のほうが藤崎よりずっと年上だし、藤崎は俺の機嫌が悪くなるのを厭がるから、そういうのがあって必要以上に俺に合わせちゃうトコはあるんだろうけど、藤崎ってそういうのを俺にはちっとも云わないで、溜め込むだけ溜め込んで、いきなり「別れよう」だから困る。まあ、今回は誰かさんに相談しなかっただけずっとマシだが。
俺は藤崎とは仲良くやっていきたいと思ってるし、今は藤崎のことをきちんと好いてるから(変な云いかた)、藤崎の意志は尊重してやりたいと思ってるし、そう行動してるつもりだ。なのに、勝手に溜め込むだけ溜め込まれて、いきなり不満を爆発させ、こっちに抵抗できない「別れ」を持ち出すのはちょっとひどい。身勝手だ。
とまあ、そんな感じのことを説教。いつものとおり藤崎はちょっと泣いたが、「不満があるならきちんとそのときに云え」ということで今回は解決。別れずに済んだよ(笑)。まあ、といって付き合ってるわけでもないみたいだが。スイス人との関係がきっちり精算されてないからねえ。
なお、スイスにいて日本に戻ってくるのは来年の夏かなんかのスイス人は、修士めんどくせーだの男禁止だぞ!だのといったメールを寄越すらしく、藤崎もめちゃくちゃどうでもよくなってる様子。男禁止だぞ!ってメール寄越すくせに、自分は出会い系サイトにマメにログインしてるのってどうなのよ……。
今回の話を切り出す前に、藤崎は「これで麻野先生には嫌われるなー」と覚悟したんだそうだ。その覚悟をしといて、「じゃあ、藤崎に借りてる金、いつ返せばいいの?」って訊いたら、「え、だって灰野さんのライヴとか一緒に行くでしょ?」だもんなあ。ホントに覚悟してんのかよ……。そこ突っ込んだら、「あー、本気で嫌われるとは思ってなかったのかも」だって。勝手なもんだ。
ま、なんにしても、俺は藤崎との関係を修復するのにかなり大変な思いをしたので、藤崎がちょっと俺に嫌われるかもしれない行動をとったところで、この関係をご破算にするつもりは俺にはないのだ。それじゃあ前回の反省も何もないし、大体、前と違って俺は藤崎のこと好きなんだよ。この程度で別れようなんて甘えぜ。
そういえば、説教だったか別れ話だったかの途中で、藤崎は俺と例の人との関係を壊してしまったことをひどく後悔していたのだが、その辺は気にする必要ないよなあ。当の俺が気にしてないんだし。あの人だって、気にしてないだろ。いや、ちょっとは気にしてるかもしれないけど、一方的に関係を断ち切ったのはあの人のほうだよ。俺にはどうしようも……。
そもそも、俺は終わったことというのは全く気にしない質なのだ。たまに、「なんで気にならないの?」と訊かれたら「悔やんでも変わらないから、気にしたってしょうがねーもん」と答えることにしているが、これは嘘だと思う。そんな打算的な考えで、自分の意識の流れをコントロールするなんて器用な真似は俺には無理で(じゃないとパラノったりしないよ!──と思ったけど、意識的にパラノってるときあるよね、俺……)、なんかわかんないが、気にならないのだ。
精確に云うと、気にならないのではなく、気にできない。終わったことは終わったことで、それはもう俺の中で大事なことではない。もちろん、失敗から反省を導いて、現在および未来の行動を改めることはするけど、単にそれだけ。反省して行動が改まればそれでいいと俺は思っているし、現在そう振る舞うことが大事だから、過去の失敗を悔やんでる心の余裕はない。過去のことを悔やめるのは、それだけ心に余裕があるのだと思う。その余裕が現在の反省に回せてない人を見ると、アホだなとは思うが。
仲直りしたので、久しぶりにセックス。しかし、コンドームつきのセックスって、ホントどうでもいいな……。オナニーとほとんど変わらん。この程度の快楽で射精しなくちゃならんのって、なんか納得いかん。オナニーも全く気持ちいいと思えない俺だが、なんでセックスまで同じ思いで終わらせにゃならんのか。藤崎がイクとは思えないので、俺が射精しないことには終わりの合図がないが。
アナルセックスのほうは、全くさせてくれなくなった。尻の穴を触るだけでも厭がる。痔になるのが厭だという理由で。丁寧にやるって云ってんのになあ。アナルセックスなしってのは俺にとってかなりきつい制限だぜ……。
セックスのあと、晩ご飯の材料を買いに西友へ。
帰宅後、藤崎は勉強を始めたので、俺は髭抜き。いやー、3 日ほっといてやっと抜ける長さになるなあ。今後は三連休とかなさそうだから困るぜ。毎日綺麗に髭剃るの、大変なんだよ……。髭が伸びてきたらマスクして仕事に行って髭をこっそり伸ばし、週末に抜くって方法も考えたんだが、それだと 2 週間ごとにマスクする羽目になるなあ(笑)。
2 時間ぐらい髭抜きして、やっと頬髭と顎鬚が総て綺麗になくなったので、勉強を終えた藤崎に顎の下の髭を抜いてもらう。髭抜きって最高に気持ちいいなあ。
髭を抜いたあと、風呂に入って念入りに髭を剃り(藤崎の家のカミソリは切れ味がよすぎてカミソリ負けするので、起きてから剃ると Y シャツに血がついてしまうのだ)、風呂上がりに夕食。本日はキムチ鍋。久しぶりに大根を入れた鍋物を食べたが、大根の食い方では、やっぱり鍋に入ってる薄切りの大根が一番好きだ。うちの実家では、この大根は水炊きに入っていてポン酢 + 七味唐辛子で喰うのだが。
昨日セックスできなかったので、今日は 2 回セックスするぞ!と云ってて、買い物へ行く前のセックスは、藤崎が「まあ、あと 1 回やるんだし、そろそろ終わりにしよう」というので早めに切り上げたのだが、予想通り夕食を終えたら藤崎が寝に入った。いいけどさ……。
しばらく起きてパステルを読み返したりなんかしていたが、明日は仕事もあるしってんで、藤崎の DS で目覚ましセットして、明け方に就寝。
1 時だか 2 時だか 3 時だか、とにかく昼過ぎに起きる。しばらくだらだら過ごしていたが、腹も減ったので飯を喰いに行くことに。火曜は藤崎の家から仕事へ行くつもりなのでスーツで来たのだが、さすがにスーツでうろうろするのは厭だったので、藤崎に借りたウインドブレーカーを T シャツの上に羽織り、藤崎に借りたスキニーのジーパンを履いて藤崎家を出る。さみいよ……。
藤崎の家の前の道を折れて、真っ直ぐ進む。こっちに風々ラーメンという店があって、そこで半額セールをやってると藤崎が云うからだ。
が、行けども行けどもラーメン屋はない。31 アイスクリームの隣にあるという話だったが、31 の隣にあったのは別のラーメン屋。30 分ぐらい歩いたのになかったので諦めてバスで駅前まで戻ることに。激しく無駄なことしてるな……。
藤崎が携帯で調べたところによると、われわれが歩いてた道そのものは合っていたが、進む方向が逆だったとのこと。それぐらい調べとけよ!!
駅前に行ったのは、駅前のポポラマーマが土日だけ 30% オフだから、代替案としてそこで食べようということになったためだが、行ってみたら全然 30% オフじゃない。思いっきり普通の値段。あまりに面倒だったし、藤崎は「なんか悪いから麻野先生は 30% オフの値段でいいよ」と云うし、お互いかなりやけくそになっていたので、むかつきながらポポラマーマへ。
よくばりジェノベーゼを頼んだら、なんと椎茸(それともエリンギ?)が載っていたのでがっくり。どれもこれもよけて、藤崎にあげた。おえーっ。今日はついてねえぜ……。
ごはんを終えて、煙草を吸いたい気持ちを抱えつつ、ドラッグストアでようやくコンドームを買った後、藤崎と別れて我が家へ。ビデオカードを取りに行くためだ。煙草を持ってこなかったのは、藤崎の家にさっさと帰る動機づけとして。どうせ俺、家に帰るとだらだらするに決まってるからな。
で、自分の家の前に来てはたと気づいた。俺、家の鍵スーツのポケットに入れた儘じゃん……。絶望的な気分になりながら、藤崎に電話。鍵を届けてくれるという。すいません……。
40 分ぐらいかかるかなーと思いつつ、家の前で藤崎を待つ。寒いけどしょうがない。近くにあったローソンは潰れたから立ち読みで時間を潰すこともできないし、西友に行ったって寒い(暖房つけて!)。ブックオフへ行こうかとも考えたが、往復の時間を考えると、20 分ぐらいしか立ち読みできまい。わざわざそのために行くのは面倒だ。
しかも、悪いことには、また iPod が故障しやがって、音楽を聴こうとしても、再生したふりだけ。アルバム 1 枚を 1 秒ぐらいで再生(てか単にトラック送りしてるようにしか見えない)しやがる。またかー。もう寿命? 何も、こんなときに壊れなくても……。しょうがないので、iPod に内蔵されてるソリティアやって暇つぶし。とほほ。
藤崎は思ったより早く来てくれて(30 分ぐらいで来た)、お蔭でさっさと家に入れた。藤崎の家でダウンロードした mp3 を USB メモリからパソコンに移し、古いパソコンからビデオカード抜いて、藤崎にあったかいココア入れてやって(ま、俺も紅茶のみたかったからですが)、iPod の修復にかかる。
取り敢えずリセットしないとだめだよな、と思ってリセットしたら、なぜか iPod 復活。iPod に入れておいたほとんどの曲が再生できるようになった。しかも、入れておいた曲が消えてない。何がどうリセットされたのかさっぱりわからないが、まあ復活したからいいや(笑)。
「今日はさんざんだね」と藤崎と云いながら家を出て藤崎家へ。鍵を持ってこさせてしまったお詫びとして、発売されたばかりのパステルをコンビニで購入。藤崎の家に着くなり、さっそく読み始める。俺が買ったからって、今回は本誌から読ませてもらえたよ!
久美の大好きな神代京子先生は今号には載ってなかったが、代わりに(?)夏生“カイジ”恒先生の話が載っていた。マジ意味不明。姉弟での近親相姦ものなんだが、姉ちゃんがだめよだめだめと云いつつ、最後に一線を越えちゃっておしまい。えーっ。近親相姦ものって、そこから葛藤の日々なんじゃないの!?というトコでおしまい。なんだよそれ……。
わけわかんなかったといえば、パステルのラストを飾る「愛について考える」シリーズもわけわからんかった。まだ Let's パステルでは紹介できずにいる西園寺“忍者”みちる先生の作品で、双子の片割れ A がヒロインなのだが、片割れ B は幼い頃に溺死している。で、この片割れ A は、その溺死事件以来、自分のことを B だと思って生きてきたのだ(だから、世間的には、死んだのは B ではなく、A ということになっている)。で、最後の最後に、自分が A であることに気づく、というオチ。そんなことあるんすかあ?!
爆笑だったのはロシア桜子のプリティ・ハーティー。これ、毎号載ってる短い恋愛相談マンガみたいなやつで、エロが全くないどころか、コマ割りのパターンまで毎回必ず同じで、その構造分析も済ませてるからさっさと Let's パステルで紹介したいんだが、どれもこれも同じだから、どれ紹介するか迷ってたんだよね。でも、今回のやつはマジ爆笑。アヴァンギャルドすぎる。やべえ。というわけで、プリティ・ハーティーは今回のものを紹介することに決定。って、いつ更新すんだ、あれ?
なお、せっかく持ってきたビデオカードは、藤崎の家のマザボに合わなかったので使えず。まあ、型も古くて、挿せたところで Oblivion ができるかどうかは微妙なトコだったからいいか。藤崎の家で Oblivion やるのは諦めよう。ホント、今日はいいこと何にもないぜ。
晩ご飯を食べつつフィギュアスケートを見る。別に俺は興味ないんだが、藤崎が好きなんだと。そんなの初めて知ったよ。藤崎に解説してもらって、今さらイナバウアーというのがどんな技なのかも知る。見た目は地味な技なんですってね。知らなかった。
なお、今日の晩飯は、俺が藤崎の食べたがった茄子と豚ひき肉のラー油炒めを拒否したので、豆腐と豚挽肉のレンジ蒸し。簡単に作れる上、うまい。おすすめ。
藤崎は勉強したりし始めたので、俺は久しぶりで DS。藤崎の家にあるこの DS、全く電源を入れられていない。藤崎は全く興味をなくしていて、「麻野先生、それあげるよ」とか云ってる始末。こんなピンクなの、要らねえよ……。でも、久々のメテオスは楽しいなあ。メテオス大好き。松尾くんと対戦したいぜ(松尾くん曰く「(俺)超うめえよ」とのことなので)。
コンドームせっかく買ったんだからセックスしたかったんだが、途中まで乗り気だった藤崎が睡魔に負けて寝てしまったので、しょうがなくしばらく DS したりマンガ読んだりしていたが、さすがに退屈極まってきたので、4 時頃就寝。
12 時前、ヤフオクで落としたレコード届く。落としたのは、『平成元年ライヴ』の上下。三上寛、灰野敬二、吉沢元治という、なんかほとんど奇跡みたいな面子によるライヴ盤で、当然のことながらアナログは廃盤(CD も?)。これ、低迷期を送っていた三上さんの、復活ライヴでもある。アナログは初回限定でおまけに 7 インチのシングルがついていて、今回の出品がその 7 インチつきだったので落としておいた。前にも見かけたんだけど、買い逃しちゃったんだよなあ。お値段、送料込みで 7400 円かなんか。ちなみに、この出品者からは、前にも廃盤の灰野さんの CD を 3 枚購入している。
二度寝して 3 時起床。寝てる間に留守電が入っていたので、地区本部に電話。11 月 1 日、つまり来週の土曜からいよいよ配属らしい。で、何気なく聴いてたが、月曜休みだって。降って湧いた三連休だ。あとは水曜が休み。また授業見学とかさせられるらしい。もう見たい授業ないよ。しかも、来週からは新しい研修生たちが来る。うげー。本郷で別れた連中と再会してしまうのか。先に出たのにまだいるなんて、ばつが悪いぜ(笑)。
ヤフオクにアクセスして評価を書き込んで、ついでにいろいろ見てたら、またほしいものがいくつか。不失者の Gold Blood や(海外盤でほとんど売られてるのを見ないレアなやつ)、三上さんの『1972 コンサート・ライヴ恣意泥』(Amazon 限定で復刻され、プレミアつきまくりな品)はどっちもほしいなあ。特に後者は 5000 円とか平気でつく品が 1500 円スタート。なんとか安く買えないものだろうか。あと 3 日……。無理かなあ。
そういえば、給料は昨日きちんと振り込まれていた。交通費込みでたった 16 万。少なくねえ? 16 万ぐらいだろうと予想はしてたけど、それは交通費抜きの話だよ? 交通費にあたる分、まるごと税金と雇用保険で持ってかれたの? う~む。取り敢えず、明細ください。
例によって Oblivion。いつものごとく淡々とレベル上げ。うっかり Mages' Guild のクエストで、Arcane University 入学後の 2 つめのやつをクリアしかけてしまったが、直前でセーブしてたので回避。このクエスト、ご褒美にアイテムがもらえるのだが、そのアイテム、強さがキャラのレベル依存で、今の俺のキャラのレベルだと、まだあんまり強くない。どうせなら最強の状態でもらいたいからパス。
実は、Oblivion には、そういうレベル依存のアイテムがご褒美にもらえるクエストが多量にある。で、せっかくだから、どれもこれも最強の状態でゲットしようと考えていて、そうなると、クエストがちっともこなせない。クエストと無関係なダンジョンを探して潜るのみ。ゲーム、全く進まん(笑)。
さすがにそれだとモチベーションが持続しないので、Imperial City のクエスト、The Collector をこっそりこなしている。これは、10 個の洞窟に潜って、その奥にある Ayleid Statue とかいう遺物を集めてくるクエストだ。これなら、ご褒美はお金だけだ。まあ、派生クエストにやっぱりレベル依存のアイテムが出てくるので、そっちはこなせないが。
取り敢えず、Strength と Willpower を上げることにしたので、格闘スキル(Blade と Blunt)、および呪文(Destruction と Restoration)を鍛えることに。カメレオン装備をゲットしたので、格闘スキルを上げるのはそれほど苦労しないが、呪文が大変。なんといっても、Magicka が自然回復しないので、教会の中に居座って、呪文を唱えまくっては日が変わるまで待ち、祭壇で回復して呪文を唱えて、また日が変わるまで待つ、という無駄な行為を繰り返さなくてはならんのだ。これがけっこうきつい……。微塵も楽しくねーし。
そんなわけで、Drain Magicka という魔法を覚えてみた。これなら敵から Magicka が吸えるので、ダンジョンに潜っても無限に魔法が唱えられる。
と思ってダンジョンに潜ってみたのだが……。なんか敵が赤くなるだけで全然 Magicka が回復する様子はなし。おかしいと思って調べてみたら、なんと、Drain Magicka は敵の Magicka を減少させるだけの呪文だと判明。吸い取るのは Absorb Magicka でした……。うそーん。Absorb が吸収って意味なのは知ってるけど、Drain のほうが吸い取りそうな感じするじゃん!!
ところで、ダンジョンへ向かうまでの道中で、Shadow Stone という怪しげな石碑を発見したことがある。どうも、これに触ると、自分の星座が The Shadow に変わるらしい。そんなあ。最大 Magicka の量を増やすために、わざわざ Atronach とかいう星座を選び、Magicka が自然回復しないというペナルティを背負っているのに、途中で変えられちゃうのかよ!! だったら、最初は別の星座にして、育てきったら Atronach にしたほうが得じゃん……。
と思ったが、これはどうやら、一時的にその星座の特殊能力をゲットできるだけらしい。恒久的に星座を変えたりはできない模様。なーんだ、よかった。
11 時、藤崎の家へ。まあ、日記の更新がしばらくなかったのはそういうわけです(笑)。藤崎が用意してくれてたすき焼きを食べる。ついこの前も藤崎はすき焼きを作ってくれようとしたのだが、西友に売られていた IH 対応のすき焼き鍋が店頭から消えていたので、おじゃんになったのである。で、今回は普通の鍋で作ってくれた。
もちろん、すき焼きはおいしかった。おいしかったが、俺は関西生まれなので、すき焼きには厄介なこだわりがある。というのも、関東のすき焼きは、最初にだし汁なんかを鍋に入れ、その中で肉その他の材料を煮るというものだが、関西のは違う。関西では、まず肉を焼き、それに砂糖をどばどばかけ、さらに醤油や味醂、酒をかけるだけ。だし汁なんてないし、煮るという過程はない。文字通り、焼くだけだ。
だから、味つけはかなり濃い。関西はどちらかというと薄味を好むが、すき焼きだけは濃い味つけで食べる。俺はそういうすき焼きしか食べないで育ったので、なんか煮たすき焼きって、すき焼きとは認められない。味も薄いし、ただの煮物じゃん、あんなのって感じがしてしまうのだ。
藤崎は出身が九州なので、一応は関西のはずだが、すき焼きの作り方は完全に関東風だった。まあ、関西のすき焼きって、マジであの底が浅くて、底面積の広い鉄でできたすき焼き鍋がないと不可能だしねえ。普通の鍋じゃ、すぐ焦げついちゃうんだよな。でも、絶対に関西のすき焼きのほうがうまいので、喰ったことがない人は、機会があれば是非どうぞ。
藤崎の家でも Oblivion をやるため、というか、藤崎が Oblivion をやりたがったので、我が家のセーブデータとか持っていったんだが、せっかくインストールしてもできない。ゲームを始めた途端、エラー吐いて落ちやがる。やっぱりビデオカード積んでないからか……。そりゃ無理だよな。あれ、でも、俺の家のパソコン、一台お釈迦になったやつ、あれってビデオカードつけたぞ、俺。明日、あれ持ってきてみるか。Oblivion できないと、藤崎が寝たあと暇だしなあ。
長らく我が家に置いてあるだけだった灰野さんのビデオ『何もかも』を見る。藤崎の家にビデオデッキがあるのは知ってたから、わざわざ持ってきたのだ。やっぱり灰野さんは動いてる姿を見ないと全貌が理解できないなあと痛感。灰野さんは非常に激しく動きながら演奏する人なので、その動きによって音がかなり変化する(CD ではこの様子がわからない)。もちろん、それを意図的にやってるのだ。
そのあと、藤崎が寝てしまったので、Diablo しながら SoulSeek。なんせもうすぐダウンロードも違法になっちゃうしな。まあ、あの法律、ダウンロードが違法になるだけで、刑事罰がくっつくわけではないので(なんだそりゃ?)、逮捕とかされないらしいけど。マジ意味わからん。「違法なんだぞ!」って云うためのプロパガンダみたいなもんだとか。中高生の着うたダウンロードを減らしたいんだってね。俺には関係ねえ話だ。
で、高円寺百景(吉田達也のやってるプログレバンド)を多量に持ってるやつがいたので、喜び勇んでキュー入れまくったら、しばらくして「おいおい、おまえキュー入れすぎだよ。もちつけ。まあ、このバンド最高だから気持ちはわかるけどな、わっはは」みたいなメッセージが来た。
せっかくなんで、そいつといろいろおしゃべり。高円寺百景好きってことは、実は日本人じゃねえの?と思ってたら、なんとブラジル人だった。いや、ブラジル人かどうかは知らないが(前はアメリカに住んでたらしい)、ブラジリア在住で吉田達也マニアなのはよくわかった(笑)。こいつ、俺の周りにいる誰より吉田達也に詳しいぞ……。まあ、それでも俺のほうが詳しいけどな、がっはは。間違いをいくつか正してやったぜ(だからなんだ)。
そんなわけで、朝 9 時頃までそいつとチャット。藤崎の家だから、アップできるようなものは何もなかったんだが、俺が落としたばっかりのアルバムをアップしてあげたり、ブラジル人の知らないアルバムの情報を教えてやったりして仲良くやる。
しっかし、チャットって楽だわ。これが面と向かっての会話だったら、こううまくはいかない。チャットだと、こっそり辞書ひいたりしてもばれないし、多少の間があっても不自然じゃない。短文でいいしね(笑)。関係代名詞とかちっとも使わなかったなあ(笑)。英作文だと使うのにさ。
さすがに眠くなったので、就寝。
11 時、起床。藤崎とべたべたして過ごす。ところで、藤崎に「俺のこと好きか?」って訊いたら「昔ほど好きじゃない」って云われた上、「こうやってべたべたしてくるところがダメ」とかだめ出しされてしまった。えー。なんだよそれ……。藤崎のこと相手しなかったときは、不満たらたらだったくせに。自分が構って欲しいときだけ構ってくれってことか。勝手な……。
2 時過ぎ、藤崎帰宅。俺はチャーハン食べて身支度を調えて、3 時前に出勤。今日は三郷へ直行直帰で、丸一日ずっと授業見学だ。退屈だぜ……。
最初の授業は 6C。小 6 のクラスは、下から順に A, C, F と名前がついているのだが(適当なアルファベットになってるのは、クラス名で頭の良し悪しがわかんないように、との配慮らしいが、覚えにくいことこの上ないので、Anus, Cunt, Fuck と覚えた)、これまで見たのは A ぐらいで、C は初めて。これが、なかなかみんな優秀で驚いた。真ん中っつーと、偏差値 60 ぐらいまでである。
中に一人、えらく賢い餓鬼がいて、こいつは一人でどんどん問題を解いてしまい、最初のほうで授業内でやるべき問題を総て終え(しかも全問正解)、先生に命じられて自習教材みたいのをやっていたのだが、なんとこいつ、わが親愛なる読者と苗字が同じでした(笑)。誰かって? 男で、俺とラジオやろうとか云って、ちっとも企画が進まなかったりする彼だ。
なお、その子がなんですらすらできるかというと、市進にはトライアルという発展学習のための問題集があるんだが、これを自分でやって、わかんなかった問題を何度もできるようになるまでやり直してるかららしい。立派なもんだ。そういう子だよ、受験に受かるのは。てか、教えてて楽なのは(笑)。小学生は受験する理由が明確ではないので(受験しなくても公立中学には入れるし)、その辺の動機づけが一番難しいんだよなあ。
で、このクラスはなかなか出来がよかったので、問題をどんどんやらせて、解説はかなり省略されていた。あれぐらい省略しても、ちゃんとついてくるのっていいなあ。最近、下のクラスばっかり見てるから、どんだけ丁寧に解説せなあかんねんと心配だったが、真ん中のクラスだと、そこまで解説しなくても大丈夫みたい(市進は入塾テストがあって、総合偏差値 50 以下とかは入れないので、真ん中のクラスだとけっこう優秀)。
続いて、2L の授業を見る。これは中 2 の上のクラス(中 2 は上下 2 クラスだけ)のはずなんだが、ぜーんぜん出来はよくないらしい。通称 T. T. と呼ばれるタスクテストというのが市進にはあって、これ、授業中に 7 ~ 8 分でやる小テストのことなんだが(単元ごとにやるので、けっこうマメに実施される)、それやる前に、証明の復習してたもんね。ええんかいな。それ、ずるやん。
で、別に授業が退屈だったわけでも何でもないんだが、ついついうとうとしてしまった。だってー。もう授業見学 3 時間目だよー。もういいよー。ちなみにこの授業、学生の女の先生が担当しておられたんだが、パンツスーツだからなのか、後ろを向いたときに尻の割れ目がくっきり。ちょっと刺戟的なんじゃないの、中学生には……。ついつい尻ばっかり見ちゃったよ(笑)。
その授業はいつもと同じく 2 コマ連続だったのだが、1 コマだけで抜けて、次は中 3 の授業を見学。そうしろと云われてるんだからしょうがない。今度は 3E で、これは中 3 の一番下(中 3 は E, R, M, T の順で、Real Money Trade と覚えた。E は語呂合わせに入ってないが、逆にその所為で一番下だとすぐわかる)。というわけで、授業がめちゃくちゃ丁寧。方程式を解くのでも、いちいち式変形まで省略せずに書くんだもん。でも実際、書いてやらないとついてこらんない生徒っているんだよな。
そんなレベルなので、問題をやらせても途中で手が止まる生徒だらけ。時間を無駄にしないため、しばらく考えさせたあと、その問題のポイントを復習し、それからまた短時間で考え直しをさせるという方法を採っていた。なるほど、6C はただ解かせるだけだったが、こっちはそうやってヒント(というかまとめ)を与えて、また考えさせるっての、効果的だよなあ。この戦略、俺も使わせてもらおう。
授業後、それぞれの先生と検討会。とはいえ、あんまり訊きたいこともなかったが。もう授業見学に慣れすぎて、大体どういう意図で授業をしてるか見ればわかるんだよな。特に変則的な授業ってわけでもなかったし。
教室長に、地区本部から来週の予定の連絡が来ていないか尋ねたら、そんなのは来てないけど、教務統括から「もう研修おわりだから、申請書とタイムカードのコピーを送れ」という指示が来てるよ、と伝えられる。えっ!?!? 研修おわり!?!? 聴いてないんですけど!!! てか来週も研修なんじゃあ……。
で、地区本部に連絡してもらったのだが、なんとブロック長会議とかで、ブロック長は既にいないんだとか。おいおいおい。今日、連絡くれるって云ってたじゃないか! いい加減だなあ、もう。しょうがないので、明日、家に電話してもらうことになった。やれやれ。
帰路はたまたま 2L の授業を担当してた先生と一緒になったので、途中までおしゃべり。他の校舎の様子なども聴く。なんでも、校舎によってホントいろいろらしい。S 市の教室なんかは、教室長がちっとも仕事をしないので大変らしい。反対に、三郷は最高に居心地がいいとのこと。教室長がすごくいい人な上にイベント好きで、ただの飲み会がちょくちょく開催されるし、今週日曜もバーベキューパーティーやるらしい。ええのう。俺の配属される北越谷はいかに。
帰宅したら 11 時半。藤崎から「決意」とかいう、何やらタイトルから厭な予感むんむんのメールが届いていたので読んでみたら、「就活のメールチェックとかできないから、麻野家にはもう数ヶ月行きません。ばいばい」(大意)という内容。やっぱりな……。俺が喜ぶ内容では絶対にないと思ったよ。しかし、最後の「ばいばい」ってなんだ、「ばいばい」って。あああああ。
なんて思っていたが、12 時半ごろに藤崎から電話。バイトが早く終わったらしい。ぜんっぜん「ばいばい」な感じではなかったので一安心。電話代がもったいないだろ、帰ってから Skype にしようぜと云って切る。
藤崎が家に戻るまでの間に飯の準備。今日は豚肉と蕪の煮物。大体、2 リットルのお湯に対して、大さじ 1 ~ 1.5 ぐらいの塩を入れるのがちょうどいいみたい。いつも手のひらの上に塩のせて入れてるから、精確な量がわからん。塩が足りないといまいちな料理になるので注意。
mixi にナオミが写真をアップしていたので見てみたら、なんか、その辺のいきがった中学生ギャルみたいになってて驚いた。こんなにかわいくなかったっけ、ナオミ!? どっちかっつーと嫌いなタイプですらあるんですけど……。化粧とかしなくていいよ! すれてないナオミが好きだったのに~。しかし、この前のメールのやりとりでは、未だに××っぽいこと云ってたが……(めちゃくちゃプライバシーの侵害になるだろうから秘す)。
藤崎と Skype しながら飯を喰ったり Oblivion したり。ああ、思う存分 Oblivion ができるの久しぶりだぜ。ついつい藤崎の横で寝ちゃったりしてたからなあ。昨日は日記を書いてたら時間なくなっちゃったし。
ついにカメレオン装備が完成したので、難易度 max にして敵と戦いまくり。楽勝である。なんせ相手はこっちに気づかないからな。「目の錯覚だろう」とか云ってんの(笑)。もりもり Blade スキルが上がっちゃうぜ。で、Mage's Guild の最初のクエストをこなしたりしてたが、しばらくはレベル上げに専念かなあ。
Oblivion って、クエストのご褒美でもらえるアイテムがレベルに依存した強さだったりするので、もらうときにはなるべく高いレベルのほうがいいのだ。大体、25 あれば最高のものがもらえる。でも、俺のレベルはまだ 13。すげー上げなきゃだめじゃん……。適当にダンジョンを探索して、金儲けでもするか。家も買いたいしな。
2 時前、波戸から空メール。何かと思ったら、酔っぱらって間違って送ってきたらしい。また飲んでるのか……。そういうことだから、久美にまで心配されてるんだぞ、「波戸さん、大丈夫なの?」って(笑)。
5 時前まで藤崎と Skype して、9 時頃まで Oblivion やって就寝。
9 時ごろ藤崎が起きたので、俺も起きていちゃいちゃしようとしたが、まだ眠いらしい藤崎はご機嫌斜めだった上、さっさと二度寝してしまったので、こっちも諦めて寝る。11 時過ぎ、改めて藤崎起床。着替えて学校へ。ゴミを出しておいてもらう。
2 時、起床。今日は昨日久しぶりに 100 円ショップで買ったタコスチャーハン。久しぶりに喰ったけど、まあまあ。普通のチャーハンに慣れちゃったから、あっちのほうがおいしく感じるなあ。煙草吸って歯ぁ磨いて、髭剃ってコンタクト嵌めてアイロンがけして着替えて出かけようとしたら、アイロンのコンセントを挿すべき場所に、携帯の充電器を発見。あれ?
藤崎に「おい、充電器忘れてるけど、いいのか?」とメール。「まったくもって、よくない。ォワタ」と返信が来た。やれやれ。
基本的に、藤崎が俺の家にいるのは週末だけである。土曜の夜ぐらいに来て、月曜の朝に出て行く。日曜は日曜で、藤崎はフランス語を習いに出かけていくので、まあ、それほど長い時間、一緒にいるわけじゃない。
なのに今週、昨日まで藤崎がいたのは、昨日までの日記に書いたとおり、俺に金を貸してくれる予定だったからだ。で、月曜にそれを忘れ、火曜に持ってきて、そしたら今度は電子辞書を忘れ、今日は携帯の充電器。忘れ物しすぎだろ! 俺は藤崎が来てくれれば嬉しいからいいんだけどさ。
で、藤崎が来るんなら、藤崎が喰いたがっていた豚ひき肉と春雨と枝豆の炒め物を作ってやろうということで、豚ひき肉を冷凍庫からおろして出勤。で、出勤途中に気づいたのだが、藤崎は今日、松尾くんと灰野さんのライヴを観に行くのだ。で、確か、晩ご飯は一緒に食べるって云ってたような……。なんだ、じゃあ、晩飯は俺一人か。まあ別にいいけど。
iPod はやはり調子が悪い。どうも内蔵されているハードディスクがだめになっているようだ。再生できる曲とできない曲がある。せっかく、Kikuri(灰野さんと Merzbow の秋田さんがやってるデュオ)とか聴こうと思ったのに、聴きたいやつに限って聴けない。ちくしょうめ。
ところで、武蔵野線の中でよく見る広告の一つに、レッドクリフの広告がある。ジョン・ウー監督のあれだ。で、これ、読者のみんなが知ってるかどうか知らないが、三國志なんである。まあ、広告に曹操だの孔明だの周瑜だの小喬(!)だのが載ってるから知ってるかな?
で、気になってるのはそのタイトル。なんでまた、レッドクリフなんだろうか。英語の題名を片仮名にするだけ、というタイトルのつけかたが一般的なのは知ってるが、レッドクリフはどう考えたって赤壁だろう!!! 日本人で三國志を知ってる人間なら、赤壁というだけでピンとくるはずだし、大体、三国志演義で最もドラマティックなあの戦いを、なんでわざわざ馴染みのない「レッドクリフ」なんて題名にする必要があるのか。「赤壁」のがかっこいいぞ。
三國志ファンじゃない層も狙ってるからなのかもしれないが、そんなのより「赤壁」で三國志ファンにターゲット絞ればいいじゃん。光栄のゲームに夢中になってる人ぐらいは映画館に呼べるんじゃないの? 「レッドクリフ」じゃあ、三國志ファンすら行かない可能性あるぜ? レッドクリフ=赤壁ってわかんなかったらどーすんのさ。
4 時、地区本部着。1 時間ほど誰も来なかったので板書練習。昨日の授業見学で見た、四分円をくっつけて円を描くという方法を試してみたが、あんまり綺麗に描けない。やっぱり一筆書きでいいや。まあ、第四象限だけは歪んじゃうから、そこだけは四分円で描くけど。
その後、英語の模擬授業。市進の授業では、オーラルと云って生徒に英文を読ませなくてはならないと前に書いたが、それをやるために読むべき英文を黒板がんがん叩いて指し示してたら、人差し指の第一関節の部分の皮がむけた。いてえ。やりかた変えないと……。
模擬授業のあとは、「配属にあたって」とかいうタイトルのついた、ブロック長のお話。生徒との距離感を適切に保つのが大事、という話が耳に痛い。ええ、真也子真也子云ったり、ナオミナオミ云ったり、ありちゃんありちゃん云ったり、茂木さんに付き合ってって云ったりするのは私です。ナオミと外で会うなって怒られたのも私です。ぎえー。生徒からため口? きかれまくりですが、なにか?
そのあとは例によって授業見学。今日はせんげん台までお出かけ。いやー、移動時間も給料もらえるんだから楽なもんだ。適当にだらだら行ってもばれねえしな。とか思いつつ、ついつい電車に駆け込み乗車したりして、時間を全く無駄にできない俺だったりするが。煙草吸ってもばれないだろうに、ついつい真面目に吸わないで済ませちゃうんだよなあ。勤務中だし、とか思って。
せんげん台は例の東武伊勢崎線なので、もう簡単に行けた。何が悲しくて東武伊勢崎線に慣れっこにならにゃならんのだ。この東武伊勢崎線、東急田園都市線や半蔵門線と乗り入れ運転してるらしいというのを昨日知って、路線図を眺めてみたのだが、俺が乗ってるあたりと、西邑が住んでるあたりは完全に逆方向。終点から終点へって感じ。意味ねー。
せんげん台に着いたら、なんと月曜に授業を見せてもらった時間講師の K くんがいたので驚いた。なんでも、岩槻とせんげん台の両方で働いてるらしい。へー。偉いなあ。まだ学生だろうに。この路線に大学か家があるのかな?
で、この教室、他の教室と違って、生徒がやたら懐いている。ていうか図々しい。職員室に平気で入ってくるし、先生のことはあだ名で呼ぶし、生徒との距離感、全然とれてねえんじゃねえのか……。大体、初めて見る俺にも平気で絡んでくるし。最近、専ら関西弁で会話しているので、生徒も大喜び。羊の筆箱にも喰いつきまくり。いや、いいから。ほっといて。
なお、今日の授業は、昨日とやる範囲が全く同じだったので、ほとんど予習する必要はなかった。クラスのレベルが違うので、ほんの少しだけ内容が違うことは違ったんだが、ざっと見れば理解できる程度。昨日との差、ばっちり見せてもらおうじゃないの。
ちなみに、今日の先生はやたらでかかった。端的に云うとデブ。いやまあ、なんでもいいんですけどね。
で、生徒との距離感とか心配してたんだが、全くの杞憂だった。授業が始まれば生徒たちはしっかり静かにして話を聞いてるし、先生も先生で授業は完璧。120 分のうち、理科と数学できっかり 60 分ずつ。教えたことも生徒たちはきっちり身につけてて、授業の終わりにはちゃんと成長が確認できるというすばらしさ。すげー。感心しきり。ですます調とか生徒への綽名とかも全くなし。完璧。
一応、授業が終わってからの検討会で、いくつか疑問に思ったことも聞いたが、いちいち納得のいく答えが返ってきて、こちらとしては何も云うことなし。ちょっと褒めかたがクールすぎるかなーとは思うけど、生徒は充分に懐いてるわけだし、あれぐらいが授業外と授業とのメリハリになっていいのかも。
そういえば、俺が生徒について何も書いてないのを不思議に思う読者がいるかもしれないが、中学生って全然だめ、とかではなくて、どこの教室へ行っても女子は全員ほぼもれなくジャージなので、萌えるもへったくれもないんである。ジャージは無理だよ、ジャージは。服の中でも、最も簡単に自分をへぼく見せられる服でしょ、あれ? 制服で来てよーーー。
外で煙草を吸って、駅を降りたときにチェックしていたブックオフへ。何も欲しいものがなかったのでそそくさと帰路に就く。
どうせ晩飯の材料を買わなくてはならなかったので、西友で茄子を買って帰ったらもう 12 時。げー。家の電気がついてなかったので、あー藤崎、来るのやめたのかな、と思っていたが、メールをチェックしたら俺の家に来るつもりである上、飯まで食べると云っていた。なんだ、松尾くんと喰わなかったのか。
で、藤崎が腹を空かせている様子だったので、着替えも済ませない儘に飯の準備。ま、着替えなかったのは、藤崎を迎えに行かにゃならんな、と思ってたからだが。で、春雨を戻し、枝豆を解凍して、あとは豚肉と炒めて味をつけるだけ。スープは中華スープの素を入れるだけ、という状態になったところで藤崎を迎えに駅へ。
途中、パトカーがいたが、ふふんライト点けてるし車道も走ってるし、とめられる要素は何もないぜ、と思ってたら、いきなり横に停まられた。おいおいおい、俺、なんにもしてねーよ!
なんでも、俺の自転車に鍵がついてないからとめたらしい。げげげ。やべえ。これ、前に西友の廃棄自転車みたいなトコからいただいたんですけど……。しょうがないので、茂木さんからもらったことにして、さらに茂木さんも他人からもらったと云ってた、ということにした(実際、そういう自転車が我が家にもう一台あるのだ)。で、しばらく防犯登録から持ち主の名義を調べられたりしたが、その名義人に連絡がつかなかったらしく(まあ、時間も時間だしね)、なんとか難を逃れる。でも、住所と電話番号、控えられちゃったー。怖いよー。なんで俺、ああいうときに適当な偽名を云えないんだろう……。
俺が警察とそういうやりとりをしてる間に藤崎も来て、最初は警察だ、やべーみたいな感じで近寄ってこなかったのだが、取り調べがけっこう長くかかったので横に来て、警官が本部だかなんだかと連絡してる間、俺とおしゃべり。堂々としゃべってる方が、盗難なんてしてないぜー、やましいことなんてないぜーって感じでしょ(笑)?
俺が頼んでおいたライヴ会場限定発売の CD は首尾よく買えたとのこと。見せてもらったが、全く知らない CD で一安心。間違えて発売済みのやつ買ってきたらどうしようかと思ったぜ。なお、この CD、500 枚限定。価格は灰野さんのいつものライヴと同じく、2000 円だったとか(灰野さんはライヴ会場だと自分の CD を 2000 円で売るので、PSF の定価 3000 円のやつとかが安く買えちゃう)。
なお、ライヴでは灰野さんがやっぱり最高だったけど、ナスノミツルは灰野さんの様子を窺いすぎでだめ、吉田達也は大好きだけど、灰野さんの声が聞こえなくなることがあるから黙ってて、とのこと(笑)。あと、今日の灰野さんはフルートと三味線だったらしいが(三味線、見たかったなあ……)、松尾くんともども、やっぱりギターが最高との結論に達したそうで。
西友に寄って藤崎の明日の朝ご飯など買って帰宅。即晩飯。
晩飯後、藤崎が性懲りもなくやってる出会い系サイトの黒人に返事。なんで俺が返事を書いてるかっつーと、この黒人は特別で、プロフィールに『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズが好きだ、なんて書いてたので、いきなり「42」とだけ書いたメールを送ってやれと藤崎を唆したのだ。で、それに返事が来たので、あとは俺がやりとりしよう、ってことになったわけ。
「42」の意味が知りたい人は、Wikipedia で「人生、宇宙、すべての答え」をひいてみよう。グーグルに「人生、宇宙、すべての答え=」と式を入力すると、この答えが出てくるぞ! グーグルって洒落がわかるよなあ。『銀河ヒッチハイク・ガイド』は、これ以外にも爆笑もののギャグ満載でめちゃくちゃに面白いので、SF に興味がなくても是非ご一読を。
ところで、帰りに聴いていた Æthenor の Betimes Black Cloudmasses が非常にいい(しかしこのバンド名、なんて読むんだ?)。ほとんど現代音楽。Stephen O'Malley って、Sunn O))) での轟音ギターだけじゃなくて、こういうインテリな音楽も作れるのね……。アルバムのアートワークとかもけっこう手がけてるし、多才なんだなあ。伊達にジェラール・グリゼーとか聴いてるわけじゃないんスね。
あー、日記を休んでた間にあったことで、書くの忘れてたことがあった。マゴットちゃんのことだ。まあ、仲直りしたからマゴットちゃんと呼ぶのはやめたんだが(ちなみに藤崎によると、松尾くんが「あの二人、なんかあったの?」と心配してたそうだ・笑)、だからってまた名前で呼ぶのはなんか癪に障るので、Vie de France(う゛ぃ・ど・ふらんす)と呼ぶことにした。
先週の話だったか、藤崎がフランス語の先生と歩いていたときに、フランス語の先生が、Vie de France を見てプププと笑ったんだそうだ。まあ、この日記の読者は、波戸以外みんな大学でフランス語を学んだはずなので解説するのも野暮になってしまうが、波戸のために解説しておくと、Vie de France ってのは英語に直すと「Life of France」みたいな意味なんだと。確かに、そりゃフランス人から見れば失笑ものだ。でも、そういう本場の人から見れば失笑もののことを、平気でかっこいいと思うセンスこそが、フランスに憧れちゃう日本人の持っているセンスじゃないのか?
というわけで、Vie de France という言葉に、そういう日本人のかたはらいたいセンスが凝縮されていると感じ取った俺は、彼に、この言葉を、綽名として授けることに決めたのだ! ちょっと聴いただけだとかっこよく思えるのがミソ。あー、俺ってホント性格悪いな。でもよう、あいつ、DVD ドライヴ代をけちったことについて「それはこっちにも言い分がある。麻野さんが金に汚いから、こっちも厳しく応対しようと思った」とかって云いやがったんだぜー!? てめーがけちくさく俺を自分の都合で呼びつけたり好き勝手するから、てめーに交通費とか出せって云いたくなるんだっつーの! 竹内が「夏休みだからどっか行こーぜ」って渋谷に行ったときとか、交通費せびってないよ! ムツゴロウに誘われたときだって、「交通費すげーかかるからやだ」っつった挙げ句、行かなかったりしたけど、交通費をせびってはいないよ! 久美と雅が誕生日を祝ってくれたときだってそうだよ! それは、みんなが自分の楽しみのためだけに俺を呼びつけたわけじゃないからだ。そういうことすんのはてめーだけなんだよ、この、Vie de France があああああ。
あっと、もう仲直りしたんでした。こういうのは、まあ、俺の胸にしまっといてやろう。ここに書いてる時点で全然しまってないか。わはは。
Oblivion やろうと思ってたのに、昨日の日記と今日の日記をここまで書いた時点で 5 時。寝ないとだめか。ううう。いや、まだ眠くないから、ちょっとだけ Oblivion しよう。
とか思いつつ、2ch 見てたら眠くなったので 6 時前に就寝。
8 時過ぎ、藤崎が起きたのに合わせて起床。9 時半になる前に藤崎は学校へ。で、しばらくだらだらしてからパソコンに向かう(昨日、消すのが億劫だったのでつけたまんま)。煙草を吸おうと思ったら、なんと机の上に藤崎の電子辞書。あれ。これ、あいつないと困るんじゃあ……。
今日は休みだし、スーツ着て藤崎の家にでも行こうかと思っていたのだが、電子辞書の件を伝えるととりに来るとのこと。藤崎は朝早くに学校へ行くし、俺が帰ってくると藤崎はすぐ寝てしまうので、一緒にいてもあんまり一緒に過ごす時間がない日々だったので、また藤崎が来てくれるのは嬉しい。明日は藤崎も出て行くの遅いしね。
朝食後の紅茶に牛乳は欠かせないので、牛乳を買いに西友へ。ついでにヤフオクの代金も振り込み。財布の中身は残り 6000 円。口座には 250 円。授業見学で遠くに飛ばされまくりなため、交通費かかりまくりの日々だが、25 日は土曜なので、金曜か月曜には給料が入るはずだが(どっちだ?)、まあ、それまではなんとかしのげるだろう。
朝食後、せっかくの休みだったので、日記を再開させることにした。ホントは数日前に再びやり始めた Oblivion をやりたいのだが、まあ読者も首を長くして待ってくれてるだろうし、今日、再開しないとまた長いこと書かないだろうから書くことにした。まあ、10 月 1 日~ 20 日の分は面倒で書く気しないけど(笑)。
所沢図書館で『銀河ヒッチハイク・ガイド』の続編(4 つもある)を予約しようと思ったら、どれもこれも所蔵してない! アホか! 注文して買わせようと思ったが、なんとそのためには図書館に行かねばならんらしい。不便なシステムだなあ。西東京市図書館のがずっとよかったぜ。しょうがないので、上岡龍太郎と桂米朝が漫才を論じたとかいう本と、ウッドハウス 2 冊を予約。ウッドハウスはどちらも貸し出し中なので、忘れた頃に届くであろう。
昨日いかれた iPod をパソコンに接続してみたところ、「フォーマットしないとだめよーん」と出たのでフォーマット。工場出荷時の状態に戻す。まあ、入れてたものは大した量じゃなかったし、HDD に総て保存してあるから大した問題はない。これで直ってくれさえすれば、全然オッケー。しかしうちの iPod、あててから何年も経つけど、けっこう長持ちしてるよなあ。平気で道に落っことしたりしてるのに(笑)。
iPod にファイルを転送し終えたら、なんか WinAmp が固まった上、iPod の接続も解除できなくなったので、パソコンをシャットダウン。厭な予感。で、iPod を外してみたら……。ファイルが一つも転送されてなーい! やっべえ。本格的に壊れたか? 再接続したら、また「フォーマットする必要があるよ」だって。嘘だろ!?
しょうがないので再フォーマット。で、再びファイル転送のやり直し。さっき一気にたくさん転送したのがよくなかったのか?と思い、取り敢えず 1 ファイルだけ転送して確認。ふむ。無事に転送されたぞ。よし、じゃあちょっとずつやろう、ということでちまちま転送。
で、転送が終わったあと、接続を解除して音楽を再生してみたが、どうも HDD か、あるいは読み取り装置がどうにかなってるようだ。けっこうな頻度で音飛びしたり停止したりする。さすがにそろそろ寿命か……。しかし、新しい iPod 買う金なんてどこにもねーぞ。あーあ。
iPod への転送作業をやる間に『ナツメグの味』読了。他のソフトでなんかすると iPod がまた不具合を起こしそうだったので、パソコンを使わない暇つぶしを考えた結果。すばらしい短篇集だった。中期の残酷で乾いたユーモアの作品群も、初期の楽天的な作品群も、晩年の達観したような作品群もよかった。最後の話とか、短篇集の最後にはうってつけ。Kawade Mystery シリーズはあたりが多いなあ。
ところで灰野さん、またハーディー・ガーディーものを PSF からリリースした模様。新作のタイトルは『こいつから 失せたいための はかりごと』。最近ずっと五七五である。ついこの前、「あれってわざと?」という書き込みが 2ch にあったが、わざとじゃないわけないだろ。2003 年からずっと五七五じゃないか。
4 時、昼食。仕事がある日には喰えないガーリックライスを食べる。2ch 覗いてから Oblivion。
今回は徹底したレベル管理の下、最初からやり直してるわけだが、やり直してみてわかったことがいくつか。まず、メジャースキルにすべき 7 つのスキルは、管理のしやすさからいって、Block、Blade(まあ、メイン武器が刀剣類なら)、Acrobatics、Marksman(Sneak でも可)、Alchemy、Illusion、Alteration で決まりだろう。Strength 関連スキルは、Blade でなく Blunt や Hand to Hand でもいいとは思うが、最終装備の候補って基本的に剣になると思うので、まあ、その辺を考慮して Blade が無難。もちろん、好みで他のにするのもあり。
その他のスキルは、「絶対に使わなくてはならない場面」ってのがほとんどないやつで、かつ「上げようと思えば簡単に上げられる」スキル。俺は Marksman の代わりに Security を選び、Acrobatics の代わりに Light Armor を選び、Illusion の代わりに Speechcraft を選び、Alteration の代わりに Destruction を選んだが、Security は鍵のかかった宝箱に出くわすと必然的に経験値が上がってしまうし(見逃すなんてとてもじゃないけどできない)、Light Armor を上げないためには Light Armor 系の防具を装備できないというけっこうな制限が生まれ、Speechcraft を上げちゃいけないから買い物で値切れず、Destruction は敵がいないと上げられない。
が、Acrobatics にしておけば、ジャンプさえしなきゃいいし、Marksman は弓で攻撃しさえしなければオッケー、Illusion と Alteration なんてハッキリ云って使わなくても困らないし、上げたければ好きなときに上げられる。管理は俺の選んだスキルよりずっと楽なはず。てか俺、7 つのうち 4 つもスキル選びで失敗してんのかよ……。
まあ、そこまでして最強キャラを作ろうとしても、ものすげー単調なレベル上げ作業に長時間従事しなければならんので、俺みたいなパラノイアでないと無理かもしれん。単純にゲームを楽しみたいなら、最初から用意されてる職業でやっちゃうのがバランスよくて楽。
で、俺はついに Endurance を 100 まで上げるという、最強キャラを作るための最初の苦行を終えたところなので、あとはまあ、そこそこ好きに上げられるのだ。というわけで、次は Intelligence と Strength を上げようと思ったのだが……。
Strength 関連スキルは、Blade, Blunt, Hand to Hand の 3 つ。これは、どれもが攻撃スキルだ。で、それはいいんだが、これがなっかなか上がらないんである。簡単に上げるためには、難易度を高くして雑魚を何度も攻撃すればよし、と攻略サイトには書いてあるが、難易度を高くすると、Block が上がってしまわないように盾を持っていない俺は、けっこうあっさり殺される。昨日も、野良犬にさくっと殺された。
だから、難易度を上げるわけにはいかず、そうなるとレベルは全然あがらない。しょうがない。最強キャラだからカメレオン装備みたいな卑怯な技は使うまいと思っていたが、カメレオン装備で難易度最高の敵を攻撃しまくるしかなさそうだ……。
が。カメレオン装備を作るには、Arcane University に入学しなくてはならん。Arcane University に入学するには、Mage's Guild の推薦状を集めなくてはいかん。ってことで、Mage's Guild の推薦状をしこしこ集めていたのだが、今日やっとこさ全部集まった。
ここまで終わったところで、藤崎が来たので迎えに行く。つるかめ、西友、ドラッグストアで買い物を済ませて帰宅。あ、ドラッグストアで買ったのはコンドームじゃないよ。二人して「たけー」とか云って買わなかったから(笑)。買ったのはティッシュ。なくなっちゃったのだ。
帰宅後、Oblivion の続き。Arcane University に入学したはいいんだが。カメレオン装備を作るためには、まず、Soul Gem が最低 5 つは必要だ。満タンの Grand Soul Gem を 5 つか、あるいは禁断の Black Soul Gem を 5 つ。どっちが簡単かっつーと、もちろん、Black Soul Gem だ。人間を殺しゃあ、必ず満タンになるもんな(Grand Soul Gem は、雑魚の魂だと満タンにならない)。
で、人間を手っ取り早く殺すには、Imperial City の Arena で戦うのが一番。なんせ合法的に人間を殺せる唯一の場所だ。武器は、ちょろいエンチャント武器で楽勝。だって、取り敢えず 5 回勝てばいいんだし。最初の 5 人ぐらい、Detect Life と Soul Trap をエンチャントしたダガーで一撃だぜ。
と、Detect Life をエンチャントしに行ったところ、なんと Detect Life を俺が覚えていなかったため、エンチャントできず。しょうがないので、その他いろいろ必要になりそうな魔法を求めて各地の Mage's Guild をうろちょろ。あー、Speechcraft なんてメインスキルにするんじゃなかった。レベル上がったら困るから値切れん……。
で、魔法を揃えてダガーにエンチャントし、Dark Fissure で Black Soul Gem を作って(なんせ走るの禁止な上に山の上にあるので、めちゃくちゃ行くの苦労した)、Arena で弱い対戦相手をぶち殺し、順調に Black Soul Gem に魂を満たす。
カメレオン装備を作るには、俺がカメレオンの魔法を唱えられなくてはならず、それには Illusion のレベルが 50 必要になるんだが、俺の Illusion はまだたったの 12。というわけで、これも併行して上げなくてはならん。
で、Illusion を 10 上げて、さらに Speechcraft を上げてレベルアップだぜ!と思ったら、なんと、Speechcraft と Illusion で上がるステータスがかぶってやんの。なんじゃそりゃ。せっかく、晩飯を作ってある間に、藤崎に Speechcraft 上げてもらったのにー。
しょうがないので方針変更。Light Armor と Security を 10 ずつ上げることにする。Illusion がレベル 40 になるまではそれでレベル管理もばっちり。レベル 50 にしたあとは、カメレオン装備を作って、Blade を 10 上げてしまえばいいのだ。
と、計画したのはいいが、藤崎が「私にもパソコンさせてよー」と云うので、パソコンを譲る。くそー。パソコンが一台だけだと不便だぜ……。藤崎と割り勘で、EeePC でも買うか? 俺の大好きな Acer の Aspire One ならこのスペックで約 5 万円。でも俺、ノートパソコン嫌いなんだよなー……。
晩ご飯を食べたあと、例によって布団で藤崎とごろごろしていたら、Oblivion やるつもりだったのに、やっぱり寝てしまった。
そうそう、藤崎のことで書き忘れてた。もしかしたら、読者の中には、「あんだけ引っかき回して、よくも元の鞘に収まれるもんだ」と呆れている人もいるかもしれないので、藤崎の名誉のために、いくつか書いておかねばならんことがある。
まず、スイス人が 3 週間でスイスから帰ってくるというのが嘘だったとわかり(日本の大学院に行くとか云ってたのに、全然受かってなかったらしい)、だから俺とこうやってめでたく仲良くしてる、というわけでは全然ない。それが嘘だったとわかってから、藤崎はかなり怒ったり悲しんだりしていて、それは別に、俺が横にいるからって和らぐようなもんでもない。
それに、さすがにもう最近はそんなことないが、1 週間ぐらい前は、藤崎はまだ俺の前でこっそり泣いたりしてたのだ。なんで泣いてるのか問い質すと、「だって、私、何やってんだろと思って」とか云うので、なんてーか、こっちはほとんど縒りが戻ったぜハッピーってなもんなので、何も云えずに困ったりさせられた。
未だに藤崎ときっちり縒りが戻ったり、付き合ったりしてるわけじゃないのは、そういうわけだ。俺のほうは、いつだってどんとこい!ってなもんだが、藤崎はいろいろと悩んでるらしい。今日も寝る前に、「麻野先生、やっぱり付き合えないって云ったら落ち込む?」とか訊かれてしまった。いや、そりゃ、落ち込むよ……。
そんなわけで、まあ、なんつーか、相変わらず予断を許さない状況なのかもしれません、ということです(笑)。
いつもどおり、再開の挨拶から。
いやー、なんてーんですか、9 月 30 日までの日記を読んでもらえればわかるだろうけど、問題のほとんどは解決を迎えまして、しかも、唯一の懸念であったスイス人は、なんとスイスからしばらく帰ってこない(帰ってきても来年の夏らしい)ということになりまして、結局、俺と藤崎は、ほぼ元通りの関係に落ち着いております。例によって、はっきり付き合ってはいない気がするけど、以前と違うのは、付き合ってもらいたがってるのは俺のほうだろうってことぐらい(笑)。
んなわけで、特に悩むこともなく、藤崎と仲良く過ごせてたし、そんなときにわざわざ過去の厄介ごとを日記に書きつける気にもなれなかったしってんで、日記をサボる羽目になってしまいました。読者の皆さまにはお詫び申し上げます。ごめんちゃいちゃい。いろいろ心配してくれてありがとう。
で、サボってた 20 日分の日記については、まあ一応メモ書きみたいなものは残ってるんだけど、俺の性格からして、恐らく書き上げられることはないと思う(笑)。いや、だってさあ、この日記、書き始めると一日のうち 4 時間ぐらいは確実にとられちゃうのよ。そうなると、仕事して日記を書くだけで一日終わっちゃうんだよ。厭じゃん、そんなの。
ま、今日からは再開するぞ!と決めて再開してるので、多分しばらくはサボらず書きます。ええ。
日記をサボっていた間に起きた重大ニュースといえば、やっぱりノーベル賞だろう。といっても、物理学賞で日本人が三人、おまけに化学賞でも日本人が一人選ばれたということではない。正直なところ、物理学賞は湯川先生、朝永先生に続く快挙なのに、今回の三人のうち一人も名前を知らないのは俺の教養のなさを実感させられる出来事だったりしたが、それよりなにより、経済学賞をクルーグマンがとった、ということが大ニュースであった。
だって、まだ 55 歳だよ? 物理学賞の三人なんか、三人合わせて 200 歳を超えるってのに(三人合わせてってのは変な話だが)。ずっと「ノーベル賞に最も近い経済学者」と云われてきたクルーグマンではあるが、まさかホントにとっちゃうなんてなあ。すげえぜ。
なーんて思って調べてたら、ポール・サミュエルソンも 55 歳で受賞してたよ(1970 年)。ま、俺が知ってるノーベル経済学賞の受賞者なんて、そのサミュエルソンと、スティグリッツ、セン、アロー、ソローぐらいだけどよ。
2 時前、起床。昨日、藤崎が作って食べていたカレーを食す。藤崎に一口もらったときはうまかったのに、こうして食べてみるとちっともおいしくない。なんでだ? やっぱバーモントカレーだから? それとも中辛だから? とにかくレトルト並。ちゃんとルー使って作ってるってえのに。しかも俺の大好きなひき肉カレーなのに。
身支度を調えて出勤。途中で iPod いかれる。曲を再生しようと思っても、ぱっぱっと曲が切り替わるだけで一切再生されず。アルバム 1 枚を 1 秒で再生したふりしやがるのだ。ちょっと待てよ! あー、いよいよ寿命だろうか。それとも、破壊屋さんトコで iPod が故障したときの顛末を読んで笑った罰が当たったか?
電車内では模擬授業の準備および読書。昨日『ナツメグの味』を読み終えるつもりでいて読み終えない儘に寝てしまったが、どうせ一篇しか残ってないので今日から新しい本を持ってきた。ハードカバーは鞄がぱんぱんになることがよくわかったので文庫にした。長いこと積ん読だったジョーゼフ・ヘラー『キャッチ=22』だ。
出勤するなり、「ごめん、今日は模擬授業をやってる時間がない。すぐ春日部行って」とのこと。なんだよー。電車の中で授業の準備したのにー(家で仕事する気が全くないだけだが)。というわけで、荷物をまとめていそいそと春日部へ。遠いぜ……。
南浦和→南越谷と武蔵野線で行って、新越谷まで歩き(すぐ隣にある)、ここから東武伊勢崎線とかいうこれまで全く縁のなかった路線に乗って春日部まで。最初、各停が来たのでそれに乗ったが、何分かあとに急行が来るとわかっていたので、次の越谷で降りて乗り換え。別に新越谷から素直に急行に乗ればよかったんだが、各停があまりに空いてたもんで……。急行もそこそこ空いてて座って春日部まで。
春日部で降りたら、空を多量の鳥が舞っていてびっくり。スクリーンセーバーかなんかか?と思うぐらい、群れになった小さい鳥がばたばたとうるさく空を舞っている。あまりに信じがたい光景なので、ぼけーっと上を見ながら歩いていたが、道行く人々は気にも留めていないらしい。何これ、春日部じゃ当たり前なの??
で、春日部で生徒個人カードの説明を受け、そのあと授業見学して直帰という流れだったはずなんだが、着いてみたら今日の授業で使うプリントを渡され、「自分でやるならどういう授業するか考えてみて。答えは渡さないね」と云われ、知りたかった生徒個人カードは、クラス全員分が綴じられたファイルをどさっと 3 冊渡されたのみ。おいおい、説明なしかよ。
春日部に着いたのは 5 時過ぎで、授業見学は 7 時 15 分からの予定だったので、それまで渡されたプリントの問題を解き、授業構成を考え(理科がめちゃくちゃ多くて、時間内に終わるとは思えん……)、個人カードをパラパラ見て暇つぶし。生徒個人カードは、確かに大して説明してもらうこともなかった。電話の内容とかがいちいちメモされてるぐらい。しかし、細かいのになると「親のプライドが高い。要注意」なーんて書かれてたりもする。そんなトコまで電話で読み取らなきゃならないんすか! 俺、そういうの苦手なんだけどなあ。しかも、かなりマメに電話の記録がある。電話すんの、めんどくせえなあ。1 クラス 20 人とかいるのに……。
7 時 15 分になったので授業見学。「この子が大先生、この子が官房長官って云いまして、難しいのはこの二人に頼って進めてます」とか教えてくれるのはいいんだけど、そういうの生徒の前で堂々とばらしちゃうのってどうなの? しかも、市進じゃあ贔屓になるからって生徒に綽名つけるのは禁止のはずですけど……。そして授業中にぽんぽん飛び出す「ですます調」。それも禁止じゃないのかーっ。まあ、昨日見学したトコの教室長も思いっきり使ってたけどよ……。さんざん禁止だと叩き込まれたことが美事に破られてるのを見るのは、なんか嬉しくないぜ。しかも、時間講師ならともかく、昨日は教室長、今日は正社員。昨日、俺が見学してた時間講師の先生のほうが、よっぽどきちんと守ってたぞ、そういうの。
ちなみに、授業のほうは 120 分で数学が 90 分、理科が 30 分。時間たりねーよと俺が思っていた理科のほうを、寧ろ高速で終わらされてびっくりした。確かに生徒の出来もよく、解説は最小限で済ませられるレベル。こういうのは、実際に生徒たちを知らなきゃ計画のしようがないなあ。もっとできないもんだと思ってたよ。
逆に、4 問しかないから楽勝だろと思ってた数学はたっぷり手こずり、90 分で 3 問やっただけ(4 問目は前にやったことがある問題らしい)。まあ、内接円とか外接円って厄介なトコだもんねえ。しかし、その作図の指導方法には異議あり! 俺のほうが絶対にうまく教えられるぜ。角の二等分線および垂直二等分線の性質について説明しないとだめだろ。
授業後の検討会で伺ったところによると、理科と数学の時間配分は、仮に理科から始めたとしても同じだったろうとのこと(なお、理科は 8 問あって、こなしたのは 5 問)。まあ、あの出来じゃそうだろうなあ。教室長に訊いたときは、「先生(俺のことね)の仰るとおり、60 分/60 分にすべきですね」と云ってくれたが、実際の時間配分は、あれはあれでオッケーだよなあ。
綽名やですます調については云わず。なんかこういうの、云いにくいんだよ……。こっちは授業を見させてもらってる身分だしさあ。あんまりぎゃあぎゃあ決まり事に潔癖なのも厭だしさあ。大体、向こうからは「あー、そうですね、それは確かにだめなんですけど」みたいな胡麻化しが返ってくるの予想できちゃうもんなあ……。時間配分とかと違って、正当化しようがないもん。
一人そそくさと帰宅。なんか見学に行ったときって常に俺だけ帰りが早いんだが、えらく残業に細かい市進で、授業が終わってすぐに帰れる講師なんていないだろ。あれ、全部きっちり残業代が発生してるんだろうか。それとも、残業が生じない 21:59 ぎりぎりでタイムカード押させられるんだろうか。謎だ。
外に出たら相変わらず鳥がうるさく鳴いている。空は真っ暗なので、まだ飛び回ってるのかどうかはわからなかったが、駅前のでかい木からさえずりの合唱が聞こえてきたので、恐らくあの木に山ほどとまっているのだろう。気持ちわりい。ヒッチコックじゃあるまいし。
帰りの電車はばっちり座れたので、電車内で日誌書き。明日は休みなので明日にしてもいいんだが、日誌を書くだけとはいえ、やっぱり家に仕事を持ち込むのは厭だ。というか、単純にやる気がしない。綽名の件、ですます調の件が気になると書いたら、それだけで 1 ページ埋まってしまったので、それにておしまい。なんか密告りみたいになってしまった……。
というわけで、行きに続いて『キャッチ=22』。吉外しか出てこねえな、この小説。まだ 40 ページしか読んでいないが、主役とその友人以外はもれなく吉外。そんなんでいいのか。てか、主役も吉外じゃねえの、これ。自分だけマトモだと思ってるみたいだけどさあ。信頼できない語り手ってやつじゃないの、これ?
11 時半頃、帰宅。牛乳を買ってこなくてはいけなかったのに、忘れてしまった。おお。紅茶がおいしく飲めないじゃないか。
晩ご飯はまだできておらず、藤崎に「早く着替えて手伝って」と云われる。はいはい。今日はミートソースグラタンだ。藤崎はラーメン。「なんで別なの?」と訊いたら、「だって、肉が麻野先生の分だけ残ってたんだもん。今日も献立考えるの?って感じでむかついたよ」と云われた。えー。ご、ごめんなさい。
かくいう俺は、解凍済みの肉が残っていたことなどすっかり忘れていて、昼に「肉は解凍しないけど、買える?」とメールしたのだ。それに対する返事は「なんとかする」というものだったので、俺はてっきり藤崎が二人分の肉を買って、一緒にご飯を食べるもんだと思っていたのだが、藤崎は「自分の分は自分で何とかする」というつもりで返事したらしい。おいおい、それって俺のメールへの返事になってなくないか?
えー、この文章を読んで日記読者が誤解すると困るので補足しておきますが、別にまた藤崎と同棲を始めたわけではありません。単に藤崎が土曜に来て、月曜に学校に行ったら自分の家に戻る予定だったのだ。それが、俺がヤフオクで買い物してしまったため(レアなレコードが出品されててつい……)、1 万円貸してくれる予定になっていて、それを月曜に持ってきてくれることになってたわけ。
なのに、なんと藤崎のやつ、月曜は金をおろすのすっかり忘れてたのである。何しに来たんだよ(笑)。というわけで、今日も来てるだけ。だから、明日には藤崎も出てくし、藤崎の生活道具は我が家には相変わらずない。
藤崎の生活道具といえば、我が家のパソコン(サブのほう)がついにお亡くなりになった。電源は入るが、OS 起動画面で必ずとまる。セーフモードでも起動しない。Backup Line で OS 起動してもだめ。もうお手上げ。なんでいきなりそんな状況になったのかわからないが、ともかくアウト。ガンジャな OS 起動画面から判断して、ハードディスクが死んだわけではなさそうなので、藤崎のディアブロのデータだけ救出してやりたいものだが(あとのデータはこっちのパソコンにとっくに移してあったのが幸いだった)。
おいしくミートソースグラタンをいただいたあと、腹いっぱいでしんどかったので、藤崎がパソコン使ってたので布団の上でぐうたらしていたが、しばらくして藤崎も寝るという段になって、ちっとも起きる気がしなかったので(牛乳、買いに行かなきゃいかんのだが)、そのまま眠りに就いてしまった。
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