麻野のパラノな日常──2008年12月1日~10日

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12月10日(水)

2 時、起床。今日はしっかり余裕を持って朝食や身支度など済ます。余裕がありすぎて昨日までに書き上げた日記の誤植チェックもしたが、さすがにこれは終わらず。まあ、9 日分もあれば当然か。

今日は本をちゃんと持って出勤。電車の中で予習も完了し、途中からは読書。全てが快適なペースで進んでるなあ。

南越谷で乗り換えのために新越谷駅まで歩いていく途中で、今日、俺が大体を務める私服の K 先生とすれ違った。あれっ。もうそろそろ 4 時っすよ? 今からお出かけですか? しかし、いつもスーツでしか見かけない人の私服姿って変な感じ。

北越谷駅では、春日部の H 先生を見かけた。こちらは電車の中、向こうはホームで電車を待っているところだったので声をかけたりはできなかったが。てか、なんで俺がもう職場に着かんとしてるときに、やっと電車に乗るという段階なのか。出勤がそんな時間でオッケーとか、マジ羨ましすぎます!

ちなみに、H 先生は電車の中で DS に励んでいて、なんだか笑ってしまった。なぜって、H 先生はけっこう背が高く(180cm ぐらいか?)、しかも見た目が不破大輔を細身にした感じなのだ。紙を後ろで縛ってて、まるで予備校の先生である。初めてお会いしたときは、「えっ、そんなでいいの!?」と驚いた。そして、そんななりなのに、受け持ちのクラスはどれもこれもレベルが高いクラスばかり。しかも H 先生、仕事が終わるとすぐさま帰る。めちゃくちゃマイペースである。憧れるぜ。

結局、4 時ちょっと前に職場に着いてしまった。出社は 4 時 20 分なので、余裕綽々である。といって、1 本電車を遅くすると着くのが 4 時 15 分とかになるんだからやってられない。小手指で 8 分遅らせただけで着くのが 20 分遅れるとかおかしいだろ。まあ、実は小手指でさらに一本あとの電車(15:03 発)に乗っても結果は同じなのだが。

軽くミーティング。といっても、出社時刻前に全員揃っていたので(まあ、事務社員を除けば、俺の他に今日は 8 先生しかいなかったが)、出社時刻前にミーティングも終わってしまい、授業開始まであんまりに暇だったので今日やるクラスの個人カードを見て暇つぶし。

16 時 55 分から授業。小 6 の授業は特殊で、2 時間 10 分という半端な長さなのだが、ついいつもの癖で 2 時間きっかりに授業を終えるペースで授業をしてしまい、18 時 55 分に解説が全て終わってしまう。生徒たちは「せんせー、もう終わりだよ」とか云うのだが、逆にその嘘っぽさであと 10 分あることを思い出せた。あぶねー。

で、残りの時間はホームタスクチェックとかいうプリントをやらせて稼ぐ。ひー、危ない危ない。

なお、授業は理科と算数で、理科は人体。これは簡単だったので 1 時間かけずに終わらせ、算数を多めにやった。算数は特にジャンルの縛りがなく、いろいろな問題があったが、差集め算、水槽に水を入れる問題、比を使って解く速さの問題あたりの出来が悪かったので、それらを解説。

続く授業は 19:15 からだったので、あんまり余裕もなかったのだが、ちょいちょいと小 6 の授業報告を紙に書くぐらいの時間があったのはちょっと驚き。

中 3 は北越谷では最も賢いクラスにあたる 3M だったので、どんな感じかなー、やっぱ最初だし大人しいのかなーと思っていたら、めちゃ賑やかだった。単に明るいクラスというだけ。問題を解かせてる間も、いちいちこっちのリアクションに笑い転げ、「やべー、先生マジおもれー。次からも先生がいいなー」などと云われる始末。いや、俺、まだ授業してないぜ?

そうやって生徒たちと雑談してて知ったのだが、三郷で会った S 先生はものすげえ変人らしい。自分のことをカマキリと呼ばせるのみならず、生徒ができないと唾を吐いたり(生徒に向かって、ではない)、とにかくエキセントリックらしい。知らんかった。前に話した感じだと、別にふつーだったけどなあ。いろんなキャラの先生がいるのね。もっとお堅いんだと思ってたよ。

授業内容は、理科が天体、数学が函数。理科は当然ながら化学・物理分野を得意としていて、生物分野や地学分野はあんまり好きじゃないんだが(覚えるだけでつまんねーから)、天体だけは大好きである。覚えることはほとんどなく、大抵のことは論理で導ける。であるから、逆に生徒たちは天体がめちゃくちゃ不得意。どのクラスの生徒も、一様にできない。

その辺のギャップもあって、俺は天体を教えるのが大好きだ。おめーら難しい難しい云うけど、こんなにすぱすぱ解けちゃうもんなんだぞ!と教えるのは快感ですらある。あんまり行きすぎると自己満足にしかならないが、こっちが楽しそうにやらないと、向こうも楽しいと感じてくれないしね。

数学は扱った 3 題のうち、2 題がかなり難しく、といったってこちらにとってはそれほど難しくもないので(高校の数学までわかってるから楽なものだ)、こうだろ? てことはこうだろ? てな感じで生徒が理解してるトコから論理を紡いでいって解き方を解説してあげたら、「先生、天才っすね」とか云われてしまった。違うよ! 問題が簡単なの! 俺が天才なわけねえだろ。

ま、とにかく、今日は 2 つとも非常に楽しい授業でよかった。またやりてえなー。でも、受験学年だから俺にお鉢が回ってくることはあるまい。

授業後、昨日に続いて質問に来てた H さんの相手。今日のは昨日のに比べると易しめだったが、それでも H さんには難しい様子。座標平面で相似を使うのに慣れてないらしい。そこはマスターしといてくれんと、あらゆる問題で使うので、苦労するぞ。というわけでみっちり指導。今日は昨日よりしっかり理解してくれたようで何より。

ところで、事務の I さんが俺に書類を持ってきた。何かと思ったら、定期代を明日、振り込むという通知。なんだよ! 12 月分の給料と一緒に振り込まれるって云ったの誰だ! やっぱり定期代は別に振り込んでくれるんじゃないか。いやー、藤崎に金が返せるぞ。よかったよかった。

K 先生のために授業報告を書き、退勤。退勤前に金曜に行く岩槻に電話をかけたのだが、10 時を回っていた所為か、誰も出なかった。もうみんな帰っちゃったのか。やたら速いな。いいことだと思うけどさ。

電車の中ではずっと読書。帰りの西友で、牛肉をどうして食べようか悩む。牛肉を買うことは滅多にないので、そういうときは大抵、青椒肉絲か肉じゃがにしてしまうのだが、さすがにその二品ばかりじゃ芸がないので別の料理を模索。確か、我が家の料理の本に大根の牛肉あんかけなる料理があったのを思い出し、先日つくったふろふき大根がやたら美味だったこともあって、それを作ることに決定。おやつとしてポテルカを買い、野菜が寂しいのでもやしも買って帰宅。

料理して日記アップ。日記を書きつつ藤崎と Skype でもしようと思ったが、寝てしまったのか藤崎からコールはなし(藤崎はいつもオンライン状態を隠しているので、こちらからコールはできないのだ)。

夕食はせっかくの牛肉だったのに失敗に終わった。片栗粉が切れかけてだったのを忘れてたのと、汁の量が多すぎてちっともあんかけにならなかったのが敗因。ふろふき大根喰ってんのか、味つき牛肉喰ってんのかわからん料理になってしもた。もったいない。

夕食を終えて本を読んでたら、いつの間にか寝てしまっていた。

気づいたら朝 6 時。この儘また寝て、明日は早めに起きて金を下ろしたり、いい加減に住民税を払ったりしようと決意。あー、でもなー、住民税は度重なる脅し文句にも拘わらず、財産差し押さえとかされてないしなー。裁判所から通告が来たりもしてないし。節税のために、年が明けてから払うか(笑)。

ゴミを出しに行ったり、本を読んだりしてたら 8 時過ぎになってしまったので寝る。寝る前に読んでた本は『嘲笑う男』。表題作、めちゃくちゃ面白い。読んでる間、誰かの作風に似てるなーと思っていたが、読み終えて気づいた。乱歩とか初期の山風に似ているのだ。

12月9日(火)

朝方、母親から電話あり。眠かったので無視。電気料金の取り立ても来た。こちらは支払う。先日、請求書を探したのに見つからなかったからだ。払っとかんととめられる。しかしおかしいなあ。払ったと思ったがなあ。

起床はいつもどおり 2 時。まあ、実は時計が 2 時を指しているのを見つつ、しばし布団の中にいたのだが、お蔭でパンを食い始めたのが 2 時 20 分。俺はいつも、20 分を朝食後の煙草 & 紅茶タイムの開始時刻の目安にしているのでちょっと焦った。でもま、一本ぐらい電車遅らせてもいっかーと開き直る。

というより、いつもなんだかんだで 40 分には家を出られるから大丈夫だろうと高を括っていたのだが、今日は失敗した。予想外だ。お蔭でホントに一本遅い電車で行くことになってしまった。しかも慌ててたから本を持ってくるの忘れて(今日から新しい本の予定だったので、鞄に入れてなかったのだ)、電車の中ではやることなし。小 3 のテキストだけは持っていたので、先々の問題を解いてしまうことにする。

直角二等辺のの三角定規 4 枚を組み合わせて図形を作る問題で、最後の一つがどうしても思いつかず悩んでたら北越谷に着いてしまった。思ったより進まなかったなあ。もちろん遅刻のはずもなく、規定の出社時刻 5 分前ぐらいに着いた(笑)。ま、上等ですよね。

授業は小 3 と中 3 の過去問対策だけだったが、明日、K 先生の代わりに 6C と 3M の授業をやらねばならなかったり(K 先生、有休らしい)、19:15 から見る中 3 を普段担当してる 8 先生からどこをやってほしいか希望を伝えられたり、久しぶりのミーティングに参加したりで授業前の時間はあっという間に過ぎた。

小 3 は H さんが風邪で休みだったので、Y さんだけ。しかも今日は到達度テストというのを 30 分やるだけなので恐ろしく暇。Y さんが解いてる様子をガン見。規則性を見つける問題がさっぱりできてなかったので、テスト後にそこを重点的に解説。

ところで、小学生は宿題だとか自習用のベーシックトレーニングだとかをやってくると、その分だけハンコを押してあげることになっているのだが、ハンコをためると何か賞品がもらえるらしく、けっこうみんなこれを熱心に集めている。Y さんも例外ではなく、「ベーシックトレーニングたくさんやったよ!」とか「ホントにちゃんとハンコ押した~?」とか、がめつくハンコを要求された。はいはい、押しますよ、ったくもう。しかしこれ、小学生用なんだから、俺のシャチのハンコのほうが喜ぶんじゃねえ? ちょっと今度、教室長に訊いてみよう。あのハンコ、使う機会あんまないから使いたいんだよね。

次の授業まで 1 時間の空きがあったので、休んだ H さんに電話かけたら、春日部にお勤めの H 先生が出た。あら、お休みですか、今日は。なんかこういうの、恥ずかしいなあ。そのあと、来週の準備をいろいろ。今週も明日は北越谷だが、木曜が休みで金・土は岩槻なので、もらえるもんさっさともらっとかないと困るんである。

ついでに、俺の書類入れに入ってた小 3 のテストの出来を示す書類の見方について教室長に訊く。マジ、訊かないとさっぱりわかんなかったよ。で、生徒はたった二人しかいないので、どちらがどの問題できてなかったのかみっちり分析。Y さんはやっぱり規則性の問題ができていない。というか、Y さん、みんなができるところはきっちりできてて、できないトコはきっちりできない。

それに対して、H さんは Y さんと点数こそ同じなのに、単純な計算でミスって点を落としたかと思うと、なんでそれできるの!?みたいな難しい問題でしっかり点を取っていたりする。わけわからん。まあでも、二人とも伸びしろがあるということだから、めでたいってことにしとこう。

書類入れといえば、冬期講習の予定(改訂版)も入っていた。お、ちょっと授業が増えたなーと思って眺めていたのだが、嬉しい事実が発覚。なんと、北越谷での 2G の授業が、全て 2L の授業に替わっていた。やったー。2L も 2L で鬱陶しい生徒がいることは間違いないが、俺が蛇蝎のごとく嫌ってる K さえいなきゃ、この際なんでもいいよ、わっはは。

来週の授業についても K 先生と打ち合わせ。なんたって、今日を逃すと来週の授業当日まで K 先生には会えん。

その後、中 3 の過去問対策。埼玉県立の平成 19 年度の理科と数学を各 1 時間ずつ。理科はなかなか出来がよかったが、数学はけっこう簡単な問題をみんなぽろぽろ落とすので参った。県立の問題なんて簡単じゃねえか、とこっちは思うが、生徒にとってはそうでもないらしい。効率よく解ける問題も、地道に解いてたりしたので、効率のいい解法をびしばし教える。

授業後、8 先生に用事があったのだが、8 先生はいつものごとく生徒の質問に答えていたので、ぼけーっと待ちぼうけ状態でいたら、8 先生に質問に来て待たされてた生徒の質問に答えてあげることになった。この H さん、この前「せんせー。なんでやねん!」と声をかけてくれた子であるが、今日も「なんでやねん! なんでやねん!」と嬉しそうに云っていた。それしかないんかい……。

それはともかくとして、わからんと云ってた問題、ちーとも理解できてなかったので教えるのに苦労した。その問題を解くのに必要な土台すらマスターできてねえんだもん。そこから教えなきゃいけないんすかあ!? いや、いいんだけど、それやってると、絶対にこの問題、完璧にマスターできないよね……。覚えること多すぎだもん。

と懸念してたら、やっぱり的中。解説を終えたのに「60% ぐらい理解できた」とかいう悲しいお言葉が。60% て。あかんやん。まあでも、マジ、60% 分っつーか、その問題を解く前提となる知識だけはマスターしておくれ。でないと教えた意味がないぜ。

終わったら 10 時を回っていたので、堂々と残業申請。で、帰宅。帰りは電車の中で明日やる問題を解こうと思ったのだが、武蔵野線で座れないという予想外の出来事が起こったため(雨だから混んでたのか?)、ほとんど解けず。ちっくしょう。家でやるの厭なのに。

西友で買い物。さんざん迷って、また豚ひき肉ニラ玉丼に決定。しょっちゅうこれ喰ってるな。豚ひき肉料理のレパートリー、増やしたい。茄子とのラー油炒め、豆腐との炒め煮、麻婆豆腐、豆腐とレンジ蒸しぐらいしかねえもんなあ。う~む。

ところで、最近、うちの近所の西友には 68 円というえらい安いおむすびが売られている。きんぴら、高菜、鶏そぼろと 3 種類あるうち、鶏そぼろはいつも売り切れの人気商品。が、その人気商品が今日はずらりと残っており、おまけにどれもこれも 30% 引き。なんと、一つ 48 円。どんな安さやねんと思いつつ、一つ買ってみた。

この安いおむすび、前に藤崎の家に行ったときも清瀬の西友で発見して二人で「すげー」と驚嘆したのだが、清瀬は確か 57 円だった。なんでうちのほうが 11 円高いんだろう。中身、同じっぽいのに。

あと、おやつをなんか買って帰ろうと思って、おやつコーナーをうろうろしてたら、普段 298 円の高級そうなクッキー(貧乏なんで、298 円とかすげー高級品です)が、半額になってたので購入。Belgian Chocolate Cookies と書いてある輸入物で、ベルギー産のチョコをイギリスでチョコチップに仕立てたらしい。イギリスで仕立てる意味がわからんが、ともかくうまそうだ。

帰ってこの話を藤崎にしたら、クッキーには大して反応しなかったが(「へー、イギリスで砕いたんだ」って云われた──砕くって、まあ、チョコチップだから砕くっちゃあ砕くんですけど)、おむすびに関しては「え、そんな安かったらあるだけ買って冷凍して何日も食べるよ!」と仰っていた。どんだけケチやねん(笑)。

藤崎は風邪気味とのことで、1 時過ぎに就寝。ちなみに、帰宅したのは 12 時頃(仕事があるといつもこの時間)、それから夕食の準備をして、藤崎と Skype して、夕食は 1 時半ぐらい。いつも Skype を先にして、だらだら夕食の準備をしないことが多いのだが、それやるといつまで経っても夕飯が喰えないので、最近は先に準備だけしてしまっている。

夕食後、明日の準備と日記書き。太陽の南中高度が、なんで夏至の日は「90°- 緯度 + 23.4°」になるのかさっぱりわからず、図を描いて考えてしまった。知識として知ってても、納得できてないことがあると気持ち悪い。ちなみに、23.4°ってのは地軸の傾きね。

「知ったかぶり経済学」という連載を始めることにした。一応、藤崎に経済学の基本を教えてやるのが目的。いろいろ経済学の本を読んで得た知識のまとめをしたい、という動機もある。

うちには経済学の入門書がいくつかあるのだが、経済学の入門書というのは二極化していて、ホントに基本しか教えてくれないもの(中学生の公民レベル)か、基本すっ飛ばしていきなり難しい話から入るものかしかない。間をうまいこととれたらいいな、と思っている。まあ、多分とれないだろう。簡単な方に傾くと思う。

昨日の日記の「Mimaroglu なんか 1 週間で届くぞ」という部分を書いてたら、まさにその Mimaroglu からメール。6 日に頼んだやつ、これから発送するとのこと。仕事が速くていいぜ。

Southern Lord からもメール。「俺のオーダー、入ってる?」と訊いたのだが「メール届いてないから、入ってないと思うよ」とかいう素っ気ない返事が来ただけ。ふざけんな。オーダーしたいって意志を感じ取って、俺が書いたリストの品、オーダーに入れろよ! あほ! 脳味噌ついとんのか! 売る気あんのか! というわけで、「How can I order ?」とちょっと厭味を込めてさらにヘルプデスクに質問。

なんか勢いに乗ったので 12 月分の日記をまとめて書く。昨日は面倒でしょうがなかったのに、なんで仕事があった日にまとめて書く気になれるのか不思議でならない。が、お蔭で今日から始める予定だった「知ったかぶり経済学」はほとんど何も書けず。何やってんだか。

7 時半、就寝。

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12月8日(月)

7 時前、起床。パン食べて、煙草を買いに新所沢へ。ホントは髪を切ったり靴下を買ったりしたかったのだが、起きた時間が遅すぎてどちらもできず。まあ、木曜も休みだし、いいか。あと、巻き爪で病院へ行こうとか云ってたけど、なんか休日になったら足がちっとも痛まなくなったのでパス。いや、どうせ時間的に無理だが。

帰りにコンビニで立ち読み。HUNTER×HUNTER をしばらく読んでないので話の展開がさっぱり理解できん。まあどうだっていいが。つい『サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編』の分厚いやつまで読んでしまった。

ちなみに、『サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編』は一言でまとめると、「たくさんお金があれば何ができるか」という話なんだが、単に金融の話だけじゃなくて、金を動かすことで世の中にどういう影響が及ぼされるかという話が面白い。金の流れは随分と単純化されているが、それでも序盤はわかりにくくて参った。藤崎もこういうの少しは読んだほうがいいんじゃないの。ここに描かれてるのが正しいかどうかは別として。

帰宅後、昼食。チャーハン喰う。で、厭だなーと思いつつ日記を書く。ついでに髭抜きも。ああ、めんどくさい。なんで髭って抜いても抜いても生えてくるのか。なんで休日を日記書いて潰さにゃならんのか。特にためてた日記ってあんまし覚えてないから書いててもつまらん。リアルタイムで書いてるときは、つまらんなーとか全く思わないのに。思い出しながら書くのは、ホント「作業」って感じで苦痛だ。

Jimmy Smith がかっこよかったことをふと思い出したので、いろいろとダウンロードして聴いてみた。60 年代初頭のものと、70 年代のもの。どれもこれも期待したほどかっこよくなくてがっかり。60 年代初頭はただのジャズ。70 年代前半~ 77 年ぐらいまではソウルありジャズありだがファンク要素が少なくていまいち、70 年代末はだっせえディスコ風味が入ってきて最悪。あまりのだささに幻滅してしまった。

まあでも、せっかく落としたのでしばらく聴いてみる予定。最近、ジャズを聴く耳というのがひどく劣化してしまっていて、もともと大してわからなかったジャズの良し悪しが、ここに来てさっぱりわからなくなってしまっている。どれぐらいひどいかというと、なんと大好きなフリージャズですら、「う~ん、これいいか?」てな気になってしまうほど(Sonny Sharrock の Monkey Pockey Boo が理解できないんだから重傷だ)。

こんな風になってしまったのは、恐らく聴き方の変化が影響している。最近、音楽を聴くのって何かをしながらであることばかりなのだ。で、ジャズというのは、そういう聴き方に適してない音楽だと思う。いや、もちろん、BGM として多くの店に採用されていることからわかるとおり、そういう聴き方だってできるのだが、あれはジャズの本来の聴き方ではないと俺は思っている。

なんでって、ジャズの真骨頂は即興であり、即興というのは、じっくり耳を傾けて、「く~っ、そう来たか」てな具合に、演奏者の技の応酬を楽しむものだからだ。BGM として聴いて、そんな楽しみ方ができるとは思えない。

あんまり書くと中二病っぽいから、この辺でやめておくが、まあとにかく、最近ジャズをちゃんと聴いてないなーと思うのであった。なんか聴けないんだよ、退屈で。他の音楽なら、無理やり意識をそっちに持ってかれたりもするのに。

Southern Lord のメールオーダー方法がようやくわかったので、改めてオーダー。とはいえ、オーダーというよりヘルプデスクに問い合わせただけなので、これでちゃんとオーダー入るんだろうかどうか謎。6 週間待っても届かなかったら再度問い合わせろだって。6 週間以内ならこっちから何を云っても無視らしい。なんつー対応の悪さ。大体、6 週間ってなんだよ。Mimaroglu なんか 1 週間で届くぞ。

ちなみに、Jimmy Smith を落とすついでに Mimaroglu で買いまくった Eleh も落とそうと思ったのだが、誰も持っていない。そんなマニアックなバンドだったのか……。

山本精一『ゆん』もボーモント『夜の旅その他の旅』も読了。最近ちゃっちゃか本を読み終えてるなあ。

Oblivion はちょっとやっただけ。なんか微妙に行き詰まってるからめんどくさくて。装備さえ揃えば、がすがす Oblivion Gate に突入するんだけどなー。それはそれで単調な日々になりそうだが。

卒業したはずのハム速をちょろっと流し読み。大したものがなかったのでやっぱりすぐ閉じた。

8 時前、就寝。

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12月7日(日)

昨日はいつも通り寝たのに、起きたのは 6 時。終わっとる……。休日は布団から出るインセンティヴが何もないので、布団から全く出られない。目を開けて外が暗いと「うわ、やっべ」と思ってようやく起きるという始末。貴重というほど休みが少ないわけではなく、寧ろ暇な時間に恵まれているとは思うのだが、それでもやっぱりもったいない。

で、取り敢えず朝食を摂り、時間も時間だったのでつるかめへ買い物に。もう碌なもんが残ってない。西友でパンも買えなかったし。やれやれ。

帰宅後、11 月分の日記で書いてなかったものを書く。めーんどーくせー。大体あんまり覚えてないし。過去の勤務予定表と睨めっこしながら空白を埋めていく作業。多少は覚え書きも残しているが、空白のほうが多い。まあ、それだけ大したことない日々だったということだが。そういう日々を、こうして日記にする意味が自分でもさっぱりわからない。こんな日々でも、なぜか読者は更新しろしろと云ってくれるから書いているが、ホントにこんなのでいいの?

日記を書く合間にちょこちょこ Oblivion。前回は Oblivion Gate 内で、Sigil Stone をとる直前で中断していたので、Sigil Stone をとるところから再開。何度も何度もチャレンジしたが、やっぱりちっとも Spell Sbsorption 効果を持つ Sigil Stone がもらえないので、途中で諦めて別ので妥協した。

で、出てみたら入ったトコと違う場所に出たので、おかしいなと思って入ったはずのところへ戻ったら、まだ Oblivion Gate が残っていたので再度突入。どうも Gate 内でワープして別の Gate を閉じてしまったらしい。よくわからんが、そういうことってあるのね。

再度突入した Gate は絶好調。なんと、敵を倒したら Necklace of Swords ゲット! このネックレス、剣を最終装備にするキャラにとっては至高の一品。ダメージ反射 33% + 剣のスキル +25。スキルは最高で 100 なので、そこから 25 上がるってこたあ、かなり破格。実際、どんぐらい強くなるのか知りませんが(最近、剣は使ってないし)。

しかも運が良かったのはこれだけに留まらず、Sigil Stone を取りに行ったら、一発で Spell Absorption キタコレ。狙ったときは全く出ないのに、意識しないと取れるもんだなあ。これで次から Spell Absorption を狙わなくて済むぜ。あとほしいのはなんだっけ。取り敢えず、魔法反射を 5 つばかし集めるか。

で、Amulet of Swords もゲットできたし、Spell Abosorption の Sigil Stone も 2 つゲットできたので、いよいよカメレオン装備を卒業して最終装備を作ろうかと思ったのだが、Spell Absorption 効果のついた Greaves 持ってねえ!

Greaves は Oblivion Gate 内では手に入らず、基本的に人間の敵を倒さないともらえないので、方々の街に残っているクエストをこなしてみることにした。

が、人間と戦うクエストほとんどなし。もちろん、何人かは倒すのだが、それでいきなり狙ったとおりの Greaves が手に入るはずもなく途方に暮れる。いつになったらカメレオン卒業できるんだーっ。

久しぶりにやった所為か、なんか明け方になったら疲れてしまったので Oblivion やめて読書。しばらくして就寝。

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12月6日(土)

12 時半、起床。朝食を摂り、身支度を調えて出勤。今日は出社が 3 時なのだ。

春日部に着いたらブロック長がいた。で、「麻野さん、これ申請してほしいんだけど」と、また残業の申請をするよう云われた。なんだなんだ、10 時を越えた分は全て申請しないとだめなのか? なんか、北越谷では誰も申請してないっぽく見えたから遠慮してたんだが。こんなことになるなら、どんどん申請してしまおう。

5L、6A の順に授業。小 5 はまたまた地層。今回は堆積岩と火成岩の違いや、化石について。はっきり云って、これまた予習するまで何もわかっちゃいなかったが、予習したお蔭で前回の内容と関連づけて把握でき、覚えるのが面倒な火成岩が相変わらず好きになれないぐらいで、あとは気持ちよく教えてあげられた。生徒たちもしっかり理解してくれて云うことなし。

小 6 はまた数の論理および植物。数の論理は可もなく不可もなしという感じだったが、植物のほうはめためた。グラフを読み取っていろいろと考察する問題だったのだが、特に第 1 問がめちゃくちゃ難しく、ほとんど理解させてあげられなかった。無念。でも無理だよ、あの問題は。難しすぎるもん。時間たりなくてできなかったけど、第 2 問をやったほうがよかったかなあ。でも、これも難しいよな……。

春日部は今日で最後だったので、これまではいろいろ慌ただしく準備に追われたりしていたが、今日は小 6 の授業が終わって中 3 の授業が始まるまでやることなし。しょうがないので、小 5 と小 6 のタスクテストの丸つけやって、それを台帳に記入したりして暇を潰す。

中 3 の授業は座標平面上での等積変形をどっさり。等積変形そのものは理解できてるんだけど、答えが 2 つ出る問題を、誰も彼も 1 つ出して満足してたりして、まだまだ基本的なことが理解できてないのを知る。

時間配分をあまり考えず、見切り発車で最終問題に突入してしまったので、授業をたっぷり延長してしまう羽目になった。悪いことしちゃった。最後の問題だからやったら難しくて理解させてあげられたとは思えないし、そもそも延長すると生徒の集中力は顕著に落ちる。無駄な時間を使わせてしまった。でででも、俺の前の文系の先生が、理系の時間まで授業を食い込ませたのだって悪いんだからね!

長い授業を終えて職員室に戻ると、M さんは先に帰っちゃっていた。今日を最後にしばらく会うこともなくなるだろうから、最後に秋津で一緒に夕食でも、と思っていたのだが、先に帰られちゃったらどうしようもない。さらに落ち込むのは、俺の授業で最後にやった問題を、生徒が別の先生に訊いてたことだ。俺に訊いてくれよ! いや、うん、俺の説明でわかんなかったから訊きづらいんだろうけどさ……。はあ。

長居する理由もなかったので、荷物をまとめて退勤。電車の中では山本精一の『ギンガ』を読む。変な話ばかりだが、それほど面白いわけでもなく、金を出して買うかと云われたら絶対に買わないが、一つ面白い話があったので、それだけ抜粋しておく。

「中間ロックとサイケ」

中間ロックというのは一体何なんだ!? 中間ロックとは音楽的に何の変テツもなくて、曲はまあまあポップだが、全然ひっかかるものがない、ロックの本来持ってるべき、ちからなどカケラもない、要するにど~でも良い音楽。それらを総称して、我々の方でこう呼び習わしている。

具体的なバンド名をあげると、まず、REO スピードワゴン。この方たちは中間ロッカーの王者だと我々は思っている。まったく光るところのない、素晴らしくお決まりなフレーズのみで構成される楽曲、つまらない唄、面白くない声。見事に中間ロックの王道を行く、キング・オブ・中間。他には、TOTO、ジャーニー、中期以降のフリートウッド・マック、J ガイルズなどが、代表的な一流の中間ロックと言えるだろう。

また、初期にはおもしろいアプローチをしてたバンドの多くが、年をとってくると、だ~んだん、<中間>の匂いがしてくるという傾向も見られるようだ。例えば、グレイトフル・デッドやジェファーソン・スターシップなどがそれだ。かつてサイケ代名詞のように言われていたウエスト・コーストの両大御所にして、この有様。あと、中心人物のヘンタイが抜けてしまったため、やむなく中間化してしまったザ・バンドやリトル・フィートといった例もある。また、例外的に中間ロックを目指してプログレから脱出し、ポップス・バンドをやりだしたが失敗して、もうどーしよーもない、なんとも言いようのない前衛音楽をやってしまった、オランダのゴールデン・イヤリングみたいなのもある。

音楽としてツマラナイものが、どーして皆好きなのですか? どう考えても、ホワイト・ノイズの方が、フォリナーよりもムチャクチャ良いじゃないですか? これ以上、中間ロックに金払うつもりなら、我々の方でも考えがある。武器とか、毒とか持ってますよ、我々は。金はサイケにこそ使うべきだ。

特に十八歳以上、二十七歳以下の君、これから一年間ほどサイケを聴こう。今なぜサイケなのかは、あなた方はまだ考えなくて良いでしょう。筆者もよくわからないのです。でも、これから先、あなた方の将来に、何か重要な影響を与えるような、背中に突然ウナギを入れられたような、ハッとする体験をサイケはもたらしてくれるハズだ。今スグ、全国のレア盤屋へ直行すべし!! ギターなんか全部売っ払って、家の中をサイケで埋め尽くそう。朝起きてから寝るまで、とにかく頭の中をサイケ漬けにしてしまおう。

山本精一『ギンガ』、pp. 108 - 110、リットーミュージック、1999

金はサイケにこそ使うべきだとか大笑い。そのとおり。確かに、サイケには人生を狂わせる何かがある。サイケに手を出していなければ、俺も海外からレコードを取り寄せたりなんてしてないだろう。全世界でたった 500 枚しかプレスされないような CD に(いや、それどころか CD-R にさえ)手を出すようなこともなかったろう。よい子のみんなは、サイケになんか手を出してはいけません(笑)。と云いつつ、俺も藤崎を洗脳する気まんまんだが。ただ、サイケはちょっと難しいよな~。

帰宅して夕食を摂り、『ギンガ』と『クライム・マシン』を読了。明日も明後日も休みだし、夜更かししてゲームでもしようかと思っていたのだが、なんか眠くなってしまったのでいつもどおり明け方に就寝。

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12月5日(金)

2 時、起床。いつもは「朝食を摂り、身支度を調えて出勤」で済ませているが、家を出るまでの 40 分ほどの間に何をしているか、今日は書いてみよう。

起きてまずやるのは、パソコンの起動だ。で、スイッチ入れるだけ入れたら台所へ。パンをオーブントースターに入れ、やかんを火にかける。その足で洗面所へ行き、髭剃りを充電(なんか電池の持ちが悪いので、毎日、使う前に充電している)。それが終わったら、昨晩の食事の洗いもの。お湯が沸いたら紅茶を淹れ、パンを持ってパソコンの前へ。

パソコンを起動してすることはメールのチェックと巡回サイトの閲覧。メールは大体においてなーんにも来ていないが、巡回サイトは大抵 2 つ 3 つ更新されていることので、それらと時計を交互に眺めながら朝食。

本日は小谷野敦の日記を読みつつ、12 月 4 日付の日記にあった「スターになってしまえば非学問でも学問になる」ということは「民俗学」や「現代思想」や「フェミニズム」ではままあることだという記述に心の底から同意。自然科学でも時々あるけどね、今西錦司とか。今西進化論はきっちり勉強してないから、どの辺まで真っ当でどの辺からおかしいのか知らないが。てか、小谷野敦は自分のやってること学問だと思ってんのか?

で、朝食を終え、煙草を吸って紅茶を飲み終えたら歯磨き、髭剃り、コンタクト、着替えを済ませて出勤だ。いつも 14:50 の電車に乗り、新秋津から 15:14 の電車に乗る。で、新越谷から 15:53 の電車に乗るのだが、春日部に行くときは急行だから 15:50 のに乗るし、今日は岩槻だから、南浦和で乗り換えて京浜東北線で終点の大宮まで。で、大宮から 16:03 発の東武野田線で岩槻へ。

電車の中では、昨日借りてきたばかりのリッチー『クライム・マシン』を読む。面白くてたまらん。くそー、これを読み終えたら邦訳のあるリッチーの短篇集はおしまいじゃないか。ああ、もっと訳してくれ。

本日の授業は 3E と 2G。なんで 2 日連続で 2G をやらねばならんのか。拷問だよ、まったく。

3E のほうは例の得点力強化授業。ここの 3E の連中と顔を合わせるのは初めてだったが、まあまあ楽しく授業できたのでよかった。しかし、3R に比べると出来が全然違う。3R ならすらすら行くところで詰まる詰まる。それでも、けっこうスピード上げてやったので、扱った問題数は 3R とほぼ変わらず。

2G は前にうっとうしさを骨身に染みて知っていたが、他の 2G もいろいろ見た結果、ここは賑やかなだけで、むかつく生徒は別にいないので、その点、おおらかな気分で授業に臨めた。それが功を奏したのか、今日は大して騒がしくならず。いや、そりゃ他のクラスに比べれば断然うるさいが、前にこの 2G やったときはほとんど授業崩壊みたいになってたのに、今日はそこそこ進めたし、授業内容も 6 割ぐらいは生徒に理解させてあげられた。前に比べれば上出来だ。

さっさと片づけして帰宅。武蔵野線に乗り込んだら、たまたま同じ車両に例の西所沢に住んでる M さんに出くわした。話しかけようかとも思ったが、なんか俺に気づいてなかったし、ぼけーっと音楽を聴いてらしたので、こっちもこっちで明日の準備に勤しむ。

しばらくして、M さんのほうが俺に気づいて近寄ってきたので、予習をやめておしゃべり。秋津で別れる際(M さんはいつも秋津で夕食を摂って帰るので、秋津で別れることになる)、「じゃあまた、機会があったら」なんて云われたが、あんた明日、春日部来る云うとったやんか。明日も会うがな。

西友に寄って買い物。前に買おうか買うまいか悩んでいたマンゴーのソフトキャンディーが、賞品入れ替えのために半額になっていたので購入。家に帰ってさっそく喰ってみたが、うめえ。なんでこれが棚から消えるんだか。俺がうまいと思う賞品だからなのか?

帰宅後、左足の親指の爪がしばらく前からずきずき痛むなーと思ってよく見てみたら、なんか膿が出てきた。どゆこと?!?! どうも爪が肉に食い込んでるっぽいんだよなあ。巻き爪ってやつか。ググったら、病院に行け行け書いてあってげんなり。しょうがねえ、月曜にでも行くか。さすがに膿はまずい。ぜってーバニスターの所為だ……。でも、これまで無事だったけどなあ。なんでだ。

Southern Lord からあまりに返事がない上、Mimaroglu のメルマガが来て、新入荷の商品を見てたら買い物したくなってしょうがなくなったので、Mimaroglu でたっぷり買い物。なんと総額 4 万弱。思わず mixi にリストをアップしてしまったが(こっちには届いたときにアップします)、22 枚買って送料込みで 4 万円なのだから安いものだ(うち、DVD が 2 枚)。ちなみに、6000 円ぐらいが送料。たけえよ。重いレコードばっかり買う俺が悪いんだが。だってー、どうせ買うなら日本でも買える CD よりレコード優先しちゃうじゃーん。

買ったのはほとんどドローンとサイケ。買ったあとで気づいたのだが、4 Men with Beards とかいうふざけた名前のレーベルが、60 ~ 70 年代のいかす作品ばかりを 180g アナログでリイシューしまくっている。おすすめ。個人的にほしいのは Cluster の Sowiesoso。あのアルバム、大好き。すかすかアンビエント。

それとは関係ないが、藤崎を唆してライヴ会場に派遣し買ってきてもらった灰野さんのライヴ会場限定販売 CD、なんと Ftarri でしっかり売られていた。そりゃねえぜ。何のために藤崎を唆したんだかわからん。いや、藤崎も楽しんでたみたいだし、いいんだけど。最も納得がいかないのはライヴ会場で買うより 100 円安いこと。ライヴ行くより断然お得じゃないかよ! 癪に障ったのでマイミク烏鵲さんに教えてあげた。

ハム速を卒業してしまったので、ジャック・リッチー読みまくり。ターンバックル部長刑事シリーズ大好き。カーデュラもいいけど、俺はターンバックルが好きだ。推理ものじゃない番外編っぽい話が入ってたのも嬉しい。まあでも、ターンバックルものは推理ものが一番だが。

最後の一篇を読んでいるうちに眠くなってしまい、そのまま就寝。

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12月4日(木)

10 時前、電気代の徴収。ぐええ。眠りに就いたばっかなのに。しかしおかしいな。電気代はとめられない程度に払っていたはずだが。眠かったので払っときます払っときますと云ってあしらい、再び寝る。

2 時、起床。身支度を調えて出勤。ファミリーマートに寄って図書館の本を返却。

取り敢えず、明日の授業について岩槻に電話。

本日の授業は 5L と 2G。5 年生は素直な子ばかりなので気楽に授業。時計算と地層について。地層はあんまり得意じゃないんだが、教えるにあたって予習してみて、なるほどそういうことだったのかと思うことがいろいろあり、勉強になった。苦手と思ってたけど、大したことなかったことも発覚。楽勝じゃーん。

それに対して、時計算はかなりの難物で、できない子が半分ぐらい。半分はできて半分はできないってな状態なので、教えるのに苦労する。あんまり丁寧にやるとできてる子は退屈しちゃうし、といって省略しすぎるとできてない子が着いてこない。集団って大変。

2G はどうせウンコだろうなーと思っていたが、やっぱり予想通り。が、ここは他の教室と違ってうるさいわけではなく、単にやる気なくて寝てる生徒がちらほらいるという感じだったので、そいつらを無視して授業。しかし、あんまりに生徒たちがやる気のなさをむき出しにするもんだから、こっちもやる気なしなしで授業してしまった。大人げないことしちゃったぜ……。

帰りの電車内でやっとこさ野口旭『ゼロからわかる経済の基本』読了。一冊読んだというのに、新たに学んだことがめちゃくちゃ少ない。ホントに経済なんてまるっきり知りません!という人にはいいかもしれんが、中学生で習う程度の知識があるなら他の本をオススメする。200 ページもあるけど、圧縮して半分にできるよ、この内容。

ファミリーマートで新たに届いた図書館の本を受け取り、西友で買い物して、帰宅して夕食。ハム速をついに卒業した。あらかた読み終わったというのもあるが、さすがに面白いのもなくなってしまい、そうなると「なんでこんなの必死で読みあさってるんだ?」と自分がバカに見えてきてしまったので、すっぱりやめることにした。よーし、これでまた Oblivion できるぞー。あんまやる気しないけど。

明け方、就寝。

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12月3日(水)

2 時、起床。朝食を摂って出勤。駅前に自転車を停めようとしたら、なんだか自転車がほとんどない。おかしいなと思って確認したら、やっぱり自転車の撤去がつい先ほど行われたらしい(大体 1 時過ぎに撤去作業をやるので、俺が出勤する時間は安全)。市役所、チャリ撲滅しすぎだろ。二日前にも撤去したトコじゃん。なんで急に気合い入れてんだ。一ヶ月に一回ぐらいのペースだったのに。

春日部に着いたら、「はい、麻野さん」と冬期講習の予定を渡された。なんかすっかすか。といって楽かといえばそんなことはない。授業と授業の間が 3 時間も空いてたりする日があるのだ。何をしろってんだ、何を。昼休みっぽいのはしっかりあるから、飯を喰うってわけにもいかんだろうし。意味わかんねえぜ。

それにもまして最悪なのは、北越谷で 2G を 3 回も見なくてはならないこと。マジ終わっとる。中 2 はどこ行ってもひどいが、北越谷のが最悪である。中二病の巣窟(ここは是非「すくつ」と読んでいただきたい)。モップで頭の上からぐちゅっと潰してやりたい生徒が何人もいるのだ。あーあ、やだやだ。

本日の授業は小 6 とまたも中 3。小 6 は土曜にいた子がいきなり退会してて驚いた。なんでも既に推薦で合格しちゃったらしい。早すぎだろ。まあいいけど。そんだけ早いからアホ学校なのかと思ってたら、そこから東大へ行く子もいるらしい。わからんもんですねえ。

授業はまたまた数の論理。もうこればっか。ま、俺は小学生の図形問題があんまり得意じゃないので、こういうのだと楽で助かるが。ただ、順列と組み合わせの問題は、小学生の場合、数学的にちゃっちゃっとやるのではなく、基本的に樹形図なので激しく面倒。時間かかりすぎ。ちなみに、高校の数学を使えば簡単な問題があったので、それを抜粋しておく。「下のような方眼紙がある。この中に長方形は大小合わせていくつあるか?(正方形も含む)」

┌┬┬┬┐
├┼┼┼┤
├┼┼┼┤
└┴┴┴┘

答えは 60 個。縦 2 本、横 2 本の直線を選べば長方形は一つに定まるから、5C2 × 4C2 = 60。と、数学でやれば一瞬だが、小学生たちは全て数え上げようとするので大変。もちろん 60 個を正確に数えられる子は 6A レベルだといないのでした。

中 3 のほうはさんざんやってる得点力強化授業。今日やる第 2 回は別の校舎でも既に何度かやっているので、未だにこれやってるのか?とちょっと不安に思い、行きの電車で慌てて第 3 回の準備をしたほどだったが、出勤して確認したらやっぱり第 2 回だった。もう飽きた、これ。

なお、今日は前の 2 回の授業を偏頭痛で休んだ T 頭さんが来ていたのだが、この子、俺が授業見学に来たとき、「うわ、すっげえかわいい外人顔の子がいるぞ」と思って目をつけてた(いや、つけてませんが)子だった。すっぴんのリア・ディゾンって感じ。さぞかしもてるんだろうなあ。でも、名前が純和風なのでハーフとかですらないのかも。

授業そのものはスムーズに進んだが、相変わらず大人しくて参る。一方的にこっちがしゃべってるだけみたいな気分になるぜ。一応、生徒に答えさせたりしてんだけどなあ。大体、授業前には教科書を忘れた子が受付に借りに来てて、「先生、ちょっと待って! 一緒に行って!」とか、「先生あてないでね」とか親しげに話してくれたのに、授業だとだんまり。ちぇーっ。しっかり躾けられてるってことなんでしょうか。いいことなんだけど、俺はちょっとやりにくいぜ。

授業を終えたあとはやることも特にないのでそそくさと帰宅。

例によって飯を喰ってハム速に読み耽る。面白かったものを 2 つ紹介しておく。弟の作った RPG 実況するwwwwは長いけどバカすぎてゲラゲラ笑える。弟に感想くれって言われて小説見せられたのほうもすさまじいが、二度読むには耐えないかな。

8 時就寝。

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12月2日(火)

2 時、起床。本日は小 4 と中 3 の授業。春日部に着いたのは 4 時ちょっと過ぎで、授業が始まるのは 4 時 55 分。その間、めちゃめちゃ暇なので生徒ファイルなど見て時間を潰す。え、ちょっと、ロンパリの子が 4 年のクラスにいるんですけど?! いや、ロンパリだからどうこうってのは別にないけど、来るんだな、こういう子も。

実際に教えてみたら、そのロンパリの子は指もあり得ない太さで、思いっきり障害児だったが、頭が悪いわけでも何でもなく、他の生徒とほぼ変わらぬ出来。生徒ファイルを見た限りでは、その子とは別に明らかにアホな子が一人いたんだが、その子は休みだったので楽ちんそのもの。授業内容は分数で、初めて扱う内容のはずなんだが、学校でやってるらしく、生徒たちがすらすら解くので、これまた楽だった。

が。異常は 2 時間目の授業に入ってから起こった。ロンパリの子、急に出来が悪くなったのだ。帯分数と仮分数の変換で詰まったのを皮切りに、これまでできていたところも全てできなくなってしまい、「え~?」と泣きそうな声で云うばかり。いやいや、さっきまでできてたじゃん! 完璧に理解してたじゃん! 必死こいてなだめ、落ち着かせ、クールダウンさせようとするが、本人は焦っているのかてんぱってるのか、理解力はがた落ち、残り 2 人が順調にもりもり進んで「せんせー、これで合ってる?」なんて訊きまくってくるもんだから尚さら。おまえら、空気読め!

結局、その子の調子は授業の最後まで戻らず、せっかく教えたことまでできなくなってしてしまったので気落ち。教室長にその旨を伝えたら、「あの子、1 時間ぐらいすると集中力が切れちゃって、何を云っても聞かなくなるんですよ」とのこと。そういうのは前もって教えといてよ! しかし、今回は授業だからいいけど、あれじゃ受験できないじゃん。テストの途中で集中力が切れたとか云ってられんぞ。それとも、受験はしないのかな?

続いて中 3 の授業。こっちは楽なもんだ。理科も数学もそれほど大変な問題はなく、苦労したのは数学の最短距離の問題ぐらいだったのだが(直接求められないので、補助線を引かなくてはならない)、理科の問題で N/cm2 を Pa(つまり、N/m2)に正しく変換できない子がそこそこいるのには驚いた。なんで単位変換ができないんだろう。単位そのものが計算方法を明示してるというのに。

しかし、中 3 の授業は教えなくてはならんことが多すぎて、つい駆け足の授業になってしまう。生徒がついてきてるかどうか心配、というか多分ついてきてない。前の塾では一対一なので、生徒を置いてけぼりもくそも、生徒のペースに引きずられるしかなかったが、中 3 や小 6 のこの時期の授業は、こっちでぐいぐいリードしていろいろ確認していかなきゃならんから大変だ。ハッキリ云って、俺の授業は下手くそだと思う。難しいです、受験学年は。

さっさと帰宅。夕食を摂り、例によってハム速を読みまくって明け方に就寝。

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12月1日(月)

起きて帰らなければ、洗濯したりしなければ、などと思いつつも寒くて布団から出られず、ぐうぐう寝てばっか。藤崎が帰ってくる前に起きる予定だったのが、まあ藤崎が帰ってきてから起きればいいか、になってしまうあたり、己の意志の弱さを痛感する。

その藤崎は、夕方には帰ってくると云ってたのだが、さすがに俺がずっと寝てるとは思わなかったらしく、誰を待たせてるわけでもないからと勉強とかして帰ってきて、下のポストに鍵がなかったことに驚き、オートロックのドアホンで俺を呼び出し、「なんでまだいんの?」と云ったのであった。時刻は 7 時。

すいません、起きたの藤崎がドアホン押すちょっと前です。お腹が空いてたんで、パン食べました。と釈明。ああ、もう、情けないことこの上ない。でもー、寒いんだもーん。

藤崎が帰ってきたことでさらに帰る気をなくし、二人でえびドリアつついたりしながらだらだら過ごす。寒いので布団に入ってうだうだしてたら、やっぱり二人してぐうぐう。

12 時、目が覚める。まーたこの展開かとげんなりしつつ帰宅の準備。今回は終電前に帰れました。

日曜の朝は藤崎の家に行く気などこれっぽっちもなかったので、平気で駅前に自転車を停めておいたのだが(役所の連中は日曜や祝日は仕事をしないので、絶対に撤去されない)、そのことをすっかり忘れて藤崎の家に行ってしまったので、まさか撤去されちゃってないよな?と不安に思いながら帰ってきたのだが、悪い予感的中。自転車は美事に撤去されていた。

しょうがないので、いつも何日か自転車を停めるときに使うアパートの駐輪場へ。このアパート、何ヶ月か前にいきなり居住者以外の自転車を駐輪場から出すという措置を執ったのだが、駐輪場から出すといっても、実際は何台かの自転車が屋根のない片隅に追いやられただけで、その自転車は引き取り手がなく何ヶ月も放置されているのだ。というわけで、その中から一台いただく。タイヤの空気が完全に抜けているが、まあ、これはうちのアパートに空気入れがあるからいいや。パンクしてたら困るが。

自転車を押して帰宅。今回の自転車は後ろの鍵がついたまんまのものだったので、前の自転車のように運転してて警察にとめられることもあるまい。あいつら、鍵がないとすぐ盗んだ自転車だと看做してとめやがるからな。いや、あたってんですけどね、実際。私の場合、盗まれて放置されてたやつを回収して使ってるだけなんで、大目に見てくださいよ。だめか。

帰宅してハム速に読み耽る。もうこればっか。さすがに、この儘ではいかん!と途中で洗濯したりもしたが、やったことといえばそれぐらい。朝の 9 時までだらだら過ごして寝る。

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