2009.06.10 Web posted at:  14:12  JST Updated - CNN
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エールフランス機の41遺体回収、「ピトー管」原因説浮上

ブラジル・フェルナンド・デ・ノローニャ諸島(CNN)エールフランス機の墜落事故で、大西洋の現場海域を捜索しているブラジル海軍は9日、新たに16人の遺体を回収した。これで遺体で見つかった犠牲者は41人となった。

9日に回収された16遺体はフェルナンド・デ・ノローニャ諸島に運ばれ、10日午後にブラジル・レシフェの空軍基地に輸送される。前日までに見つかった25遺体はブラジル軍のフリゲート艦に乗せられている。

乗客乗員228人を乗せたエールフランス447便は、1日に大西洋上で消息を絶った。最初の遺体はサンペドロ・サンパウロ群島から北西約320キロの地点で見つかり、9日に遺体が回収されたのは同約80キロの地点だった。遺体が潮流に流されたのか、機体が空中分解したのかは不明。

現場では引き続き捜索が続けられており、10日にはフランスの原潜が現場海域に到着する見通し。機体の残骸を捜索し、フライトレコーダーやボイスレコーダーの回収を目指す。ブラジル当局によると、機体の残骸はフランスに引き渡すが、遺体はレシフェで検視を行う。

墜落原因は依然として不明だが、「ピトー管」と呼ばれる速度計に原因があるのではないかとの見方が浮上。操縦士組合が9日明らかにしたところでは、エールフランスはエアバスA330型機とA340型機のピトー管を交換することに同意した。

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