リコール署名の住民に町長が電話　合併騒動

合併問題で揺れる滋賀県安土町の町長に対して住民がリコール運動を起こしているが、その町長自身がリコール署名をした住民に直接、電話をかけて意思を確認していたことが分かった。安土町の津村孝司町長は、近江八幡市との合併手続きを進めているが、これに反対する住民が町長のリコールを求める署名を提出している。そんな中、リコールの署名をした住民の自宅に町長から合併に賛成してほしいと求めるような電話が直接かかってきたという。同じような電話があったと話す住民は複数にのぼる。津村町長は「取り下げ、ではなしに確認の電話をしたわけですね。どういうつもりで署名をしたのかという。その方にちょっと時間長く話したもんですから、取り消しをしろと言われたと理解されたんだと思いますわ。こっちは何も言ってないんですけどね」と釈明している。明日までに、署名に対して異議申し立てがあるとリコールは再審査される。住民団体は「町長は再審査の期間中に議会で合併を可決させる狙いではないか」と反発を強めている。(06/10 18:06)