〔株式マーケットアイ〕日経平均は高値圏、先物は一時1万円を回復

2009年 06月 10日 14:49 JST
 
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 〔株式マーケットアイ〕

 <14:47> 日経平均は高値圏、先物は一時1万円を回復

 日経平均は高値圏、9900円台半ばで推移している。先物は一時1万円を回復している。14時45分現在の東証1部売買代金は1兆5564億円。

 市場では「先物市場で大口買いが数本入り、踏み上げ的な動きが出たものの、現物のコア銘柄が付いて行けない状況で上げ一服となっている。大引けでTOPIX型のバスケット売り観測もあり現物の大台乗せは微妙だ」(大手証券)という。

 

 <14:02> アジアのファンド勢が数百億円の買い、日経平均は高値もみあい

 前日の米株式市場やきょうの東京市場で、アジアのファンド勢による買いが目立っているという。邦銀系の株式トレーダーは、東京市場では数百億円規模の買いとみている。

 後場に入って、5月の中国の鉱工業生産について市場予想を大幅に上回る前年比8.9%増となったと複数の中国紙が、報じたことなどを手がかりに コマツ(6301.T: 株価, ニュース, レポート)など中国関連銘柄を中心に底堅い展開。ただ、金融機関や機関投資家、資本筋の売りが上値を抑えており、日経平均は高値でもみあっている。

 <13:40> 日経平均は堅調、1万円を前にせめぎ合い

 日経平均は引き続き堅調。9900円台後半での推移となっている。後場寄りに一段高となった後は1万円を前にしたせめぎ合いとなっているという。市場では「朝から買い指しとともに、成り行き注文も海外投資家を中心に大幅な買い越しとなっていたことからも、地合いは強い」(国内証券)との声が出ている。

 <12:35> 日経平均は年初来高値更新、先物の売りこなし上げに弾み

 日経平均は上げ幅を拡大させ、8日に付けた年初来高値9914円07銭を更新した。複数の中国紙が10日、5月の中国の鉱工業生産が市場予想を大幅に上回る前年比8.9%増となったと報じたことなどを手がかりに、日経平均先物6月限の9900円にあった厚い売りをこなし上げに弾みがついている。12日のメジャーSQ(特別清算指数)算出に向けた攻防が続いているという。上値では1万円に1000枚超の売りがみえている。

 <10:45> 日経平均は堅調持続、戻り売りなどで上値は重い

 日経平均は堅調持続、9800円台後半で推移している。ただ戻り売りや利益確定売り圧力も強く、上値は重くなっている。

 市場では「米国の長期金利上昇一服や為替がレンジ内で落ち着くなど外部環境が悪くないため、リバウンド相場が継続している格好だ。東証1部の時価総額が300兆円を超え投資家に余裕ができている。リスク許容度の拡大が株式市場に資金を呼び込んでいる」(みずほインベスターズ証券エクイティ情報部長の稲泉雄朗氏)という。

 

 <10:25> 日経平均は高値もみあい、海運や証券が高い

 日経平均は高値もみあい。海運や証券の上昇が目立っている。オプション取引絡みで9900円では厚い売り板があるとみられる半面、下値では中長期マネーなどによる指し値が入っているという。市場では「手掛かり難にもかかわらず底堅い動きなのは、12日のメジャーSQまでに少しでも水準を上げようという参加者がいるためとみる。9900円を抜ければ1万円をつけるのは比較的容易。足元の均衡を保つのか上下どちらに崩れるのか、正念場」(国内投資アドバイザー)との声が出ている。

 <9:45> しっかり、上値の厚い売り意識しつつジリ高歩調

 全般はしっかり。日経平均は9800円台で引き続き推移している。上値の売りが厚く一気に駆け上がる様子はなく、ジリ高歩調。日経平均6月限は9900円に1500枚を超す売りがあり、これを消化できるかどうかが注目されている。市場関係者によると「地合いは引き続き強く、日経平均1万円を一度は付けないと収まらない様子だが、売買の中心が短期筋とみられるため、上値を追い切れない」(準大手証券トレーダー)という。

 <9:20> 反発、原油高背景に関連銘柄を選好

 寄り付きの東京株式市場で日経平均.N225は反発。前日に引き続き短期筋中心の取引とみられている。米原油先物CLc1が1バレル=70ドル付近に上昇していることを受け、国際石油開発帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)など関連銘柄が選好されている。また、バルチック海運指数.BADIは軟調だが、前日まで売られていた海運が買い戻されている。

 ただ日経平均の1万円回復は微妙な情勢。大手証券の株式トレーダーは「上値が重いので週内の大台回復の見通しは厳しくなってきた」としたうえで、「今週1万円にとどかなかった場合には、いったん出直しという感じ」との見方を示した。

 <8:46> 寄り前の板状況、主力株は買い優勢

 市場関係者によると、寄り前の板状況で、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力株は買い優勢となっている。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)など大手銀行株も、きっ抗もしくは買いがやや優勢となっている。

 きょうの取引では手掛かりが乏しいことからジーエス・ユアサ コーポレーション(6674.T: 株価, ニュース, レポート)など環境銘柄などが物色される可能性が指摘される。また、原油高で国際石油開発帝石(1605.T: 株価, ニュース, レポート)など関連銘柄も注目されそうだ。

 (東京 10日 ロイター)

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