県内ニュース
イブニング・シックス
県内梅雨入り(06月10日)
仙台管区気象台はきょう午前、東北南部が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。きょうの県内は気圧の谷の影響で全般に曇りの天気となりました。こうしたなか、仙台管区気象台はきょう午前、東北南部が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。これは平年並みで去年より12日早い梅雨入りです。きょうはこのほか関東甲信や北陸の梅雨入りも発表され、梅雨のない北海道と東北北部をのぞいて梅雨に入ったことになります。
花の日〜園児が花をプレゼント(06月10日)
キリスト教のこどもの日にあたる「花の日」にちなんで喜多方市の幼稚園の子どもたちがお年寄りに花をプレゼントしました。「花の日」はキリスト教の行事の一つで毎年6月の第2日曜日に「神様の惠み」への感謝の気持ちや「喜びを分かち合う心」を子どもたちに教える日とされています。きょうは喜多方市の幼稚園の子どもたち6人が「神様の恵み」を象徴する花を手にして市内のグループホームを訪れました。この幼稚園ではおよそ50年前から「花の日」のプレゼントを毎年続けているということできょうはこの他市内の病院や郵便局にも花を届けたということです。お年寄りたちは心のこもった園児たちのプレゼントに目を細めながら楽しい時間を過ごしていました。
県事業の市町村負担金見直し求める(06月10日)
県内の市長でつくる団体は、市町村が県の公共工事に支出している負担金について県に見直しを求める要望書を提出しました。要望をしたのは県内13の市の市長でつくる市長会です。県内の市町村は県が行う農業の基盤整備や道路工事などの公共工事について34パーセントから4パーセントの割合で負担金を支出していて昨年度の総額はおよそ30億5000万円となっています。要望書では市町村の財政は危機的で地方分権の観点からも見直しが必要だとして負担金を廃止か縮小するよう求めています。要望を受けた松本副知事は「十分な意見交換をしていきたい」と話し、今後、市町村と話し合いを進める考えを示しました。
山形の強盗 いわき市の男2人を逮捕(06月10日)
ことし3月、山形県米沢市のスーパーで起きた強盗事件で、山形県警はいわき市に住む男2人を逮捕しました。強盗の疑いで逮捕されたのは、いわき市平の渋谷(しぶや)大樹(だいき)容疑者と、いわき市中央台の渡辺(わたなべ)尚貴(なおき)容疑者の2人です。警察の発表によりますと2人はことし3月23日の深夜、山形県米沢市の「マックスバリュ米沢城南店(じょうなんてん)」に押し入って男性店員2人に包丁を突きつけ、現金1600円が入った財布などを奪って逃げた疑いが持たれています。警察によりますと渡辺容疑者は容疑を認めていますが、渋谷容疑者は「やってない」と否認しているということです。また、警察は2人のうちの1人がほかの強盗事件に関与している疑いがあると見て、余罪を追及する方針です。
大野病院と双葉厚生病院統合は再来年目標(06月10日)
双葉郡の県立大野病院と双葉厚生病院について県は、再来年4月の統合を目標に計画を進める考えを示しました。県は双葉地域の「医師不足解消」や「救急医療体制の強化」を目的に、大熊町の県立大野病院と双葉町にあるJA双葉厚生病院の統合を進めています。きょうの会議は、県やJA厚生連、それに地元の町が今後の統合の進め方を話し合うために開かれたものでこの中で県は、統合の目標を再来年4月とした上で今年度中に基本計画を作る考えを示しました。また、医師の数は現在の2つの病院を合わせた18人から25人以上に増やすよう努めるとしています。これに対して、出席者からは「統合を待たずに医療態勢の強化を進めるべき」といった意見が出されました。
自殺掲示板で「青酸カリ販売」詐欺男を逮捕(06月10日)
携帯電話の掲示板に「青酸カリを売る」とウソの書き込みをして現金10万円をだまし取った疑いで33歳の男が逮捕されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは国見町出身の無職後藤修一(ごとうしゅういち)容疑者33歳です。警察によりますと後藤容疑者は、携帯電話の自殺掲示板に偽名を使って「青酸カリを売る」とウソの書き込みをして埼玉県の33歳の女性から現金10万円をだまし取った疑いが持たれています。女性は、後藤容疑者から電子メールで「1粒10万円で売る」と連絡を受け、代金を振り込みましたが、品物が届かなかったため、警察に通報しました。後藤容疑者は、取り調べに対して、「仕事を辞めて金が無かった」と話しているということです。
県庁で消防防災訓練(06月10日)
県庁では職員およそ3600人が参加して大地震を想定した防災訓練が行われました。訓練は、福島市で震度6強の揺れを観測する地震が発生し、県庁で火災が起きたとの想定で行われました。今回の訓練では、特に発生直後の初期対応に重点が置かれ、職員およそ3600人が一斉に避難したあと、各階ごとに決められている担当者が職員の無事を確認して報告をしました。また、会場では消火器を使った初期消火の訓練やAEDの使い方の講習も行なわれました。このほか煙によって周囲の視界がどのように変わるのかを体験できる設備も設置され、職員たちが火災の際の対応を確認していました。
佐藤知事が国の関係省庁へ要望活動(06月09日)
厳しい雇用情勢が続く中、地方の実情にあった経済・雇用対策などを求めるため佐藤知事はきょう、国の関係省庁に対して要望活動を行いました。そのうち、経済産業省では佐藤知事が二階俊博(にかいとしひろ)大臣と会談し、地方の実情にあった経済・雇用対策を求めました。県内ではことし4月の有効求人倍率が過去最低の0.36倍になるなど景気の悪化で厳しい雇用情勢が続いていることから県はその対策に取り組んでいますが、一方で、厳しい財政運営を強いられているということです。要望では地方の厳しい財政状況を踏まえた財源措置を求めるとともに、「緊急保証制度」について国が指定する業種の枠を撤廃し全ての業種を対象とすることなどを求めました。要望活動を終えた佐藤知事は「厳しい財政状況が続く地方の声に耳を傾けてほしい」と話しました。
酒気帯び運転で郡山市職員を懲戒免職(06月09日)
郡山市の消費生活センターの所長が酒気帯び運転をしたとしてきょう、懲戒免職となりました。懲戒免職となったのは郡山市の職員で郡山市消費生活センター所長の46歳の男性です。郡山市によりますとこの所長は先月16日の朝、須賀川市の知人の家から自宅に帰る途中、立ち寄ったスーパーで酒などを買い車内で缶ビール1本を飲みました。その後、車を運転して駐車場を出たところを警察官に呼びとめられ酒気帯び運転で検挙されたということです。郡山市はこの所長をきょう付けで懲戒免職処分にしました。郡山市では平成16年から「酒酔い」や「酒気帯び」運転で検挙された職員は原則、懲戒免職としていて処分を受けたのは今回で2人目です。郡山市の原正夫市長は「今後はこのような行為を起こさないよう職員の指導徹底を図りたい」とコメントしています。
県農林種苗農協不明金問題で会見(06月09日)
最初のニュースは福島市の県農林種苗(しゅびょう)農業協同組合で苗木の売上金などおよそ2千万円がなくなっていた問題です。組合はきょう会見を開き、帳簿の一部がなくなっていることや行方不明になっている女性職員が隠ぺい工作と見られる行為をしていたことを明らかにしました。この問題は、福島市にある県農林種苗農業協同組合で組合員6人に支払う予定だった苗木の売り上げ金など、およそ2千万円がなくなっていたというものです。組合はきょうこの問題について「今後の調査が進めば不明金がさらに増える可能性がある」とした上で、決算に使う帳簿のうち平成19年度分と20年度分を含む数年分がなくなっていることを明らかにしました。組合で会計を担当していた56歳の女性職員は内部監査を実施した翌日の先月21日に「組合員に迷惑をかけた。家族にも迷惑をかけるので私はいなくなる」という内容の書き置きを残し、いまも行方不明になっているということです。これまでの組合の調査で、この女性職員は組合員に対して「相手先からの入金が遅れているので、支払いを待ってほしい」という嘘の内容の文書を上司に無断で送り、隠ぺい工作と見られる行為をしていたこともわかりました。組合はこの女性職員が売り上げ金を着服した疑いがあると見て、刑事告訴を検討することにしています。
いわき市長にハワイ郡長が表敬訪問(06月09日)
ハワイ州カウアイ郡の郡長がきょういわき市の櫛田市長を表敬訪問し今後の交流などについて意見を交わしました。いわき市の櫛田市長を訪ねたのは去年11月にハワイ州のカウアイ郡長に就任したバーナード・カバーロ郡長など5人です。カウアイ郡はフラダンスの発祥の地で東北のハワイとも言われるいわき市とは以前から交流があります。今日はバーナード郡長らがカウアイ郡の観光や今年9月に初めて開催する市民マラソンなどをPRしました。市民マラソンはいわき市でも来年の2月に「サンシャインマラソン」が開かれることからバーナード郡長は「カウアイ市民マラソンの優勝者をサンシャインマラソンに出場させたい」と抱負を話しました。最後は、ハワイの歌「ビューティフルハワイ」を披露しお互いがプレゼントの交換を行なうなどして今後の交流を約束していました。
春の高校野球東北大会決勝(06月09日)
春の高校野球・東北大会はきょう福島市で決勝戦が行われ、宮城県代表の仙台育英と岩手県代表の盛岡大附属が対戦しました。仙台育英の打線を引っ張る白河市出身の穂積選手が「みちのくの王者」を目指しました。福島勢が姿を消した春の高校野球東北大会の決勝戦。先手を取ったのは盛岡大附属でした。4回、3本のヒットと相手の2つのエラーで2点を先制。さらに代打の小宮が2点タイムリースリーベースを放ち計4点を奪います。一方、盛岡大附属のエース・伊東に7回まで2安打に抑えられていた仙台育英は8回、3本のヒットを集め2点を返します。なおもツーアウト3塁2塁のチャンスで打席には白河市出身の4番・穂積。ストレートのフォアボールで勝負してもらえません。結局この後追加点は奪えず、盛岡大附属がこの大会初優勝を飾りました。
那須フラワーワールドでルピナスが見頃(06月09日)
栃木県那須町にある花園(はなえん)ではルピナスなどの初夏の花が見頃を迎え訪れた人を楽しませています。標高600メートルの高原にある那須フラワーワールド。なだらかな丘には花畑が広がり朝早くから観光客やカメラマンが訪れています。ココではオレンジや黄色など可憐な花をつけるアイスランドポピーやじゅうたんを敷き詰めたように咲き誇るリビングストンデージーなど初夏の花が美しく咲き競っています中でも目をひくのがユニークな形をしたルピナス。フジの花を逆さにしたように咲くことから「昇り藤(のぼりふじ)」とも呼ばれ赤や紫などおよそ1万5千株が園内の一角を彩ります。ポピー、デージー、ルピナスとも今月いっぱいまで楽しめるということです。