自民党の保利耕輔政調会長は9日、2009年度補正予算に事業経費117億円が盛り込まれた「国立メディア芸術総合センター」(仮称)について、建設計画を再提出するよう文部科学省に指示した。同党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームの河野太郎氏らが事業の必要性に疑問を呈したことに応えたものだ。民主党なども同センターを「アニメの殿堂」と呼び、批判を繰り返している。
これに関連し、大島理森国会対策委員長は同日、「己が結論を出したことに言い訳することは、最もやってはいけない」と述べ、国会で補正予算の採決に賛成したにもかかわらず、内容を批判する河野氏らに苦言を呈した。国会内で記者団に語った。(09日 23:53)