[PR]
ニュース: 生活 RSS feed
【産科医解体新書】(41)仕事の魅力だけではもう限界 (2/2ページ)
これまで僕たち産科医は、産婦人科という学問に対する興味や、赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会える仕事の面白さにひかれて、仕事を続けてきた面もあります。でも、産科医への処遇が改善されなければ、これから産科医を選択する人は減る一方だと思います。なぜなら、産婦人科以外の診療科にも魅力的なものはたくさんあるからです。
どこかの偉い先生の言葉ですが、「現在の医療レベルを保ちながら、医療費は少なくし、緊急時にはあらゆる状況に対応する」というのが国民の理想のようです。
しかし、医療にお金や人を十分に投資した上で、医療に対する国民の理解が得られなければ、現在の医療レベルを維持することは困難だと思うのです。(産科医・ブロガー 田村正明)
関連ニュース
[PR]
[PR]