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麻薬密売グループのトップを逮捕 配下の男は早大構内で譲渡 警視庁
覚醒(かくせい)剤を客に売り渡そうとしたとして、警視庁組織犯罪対策5課は、覚せい剤取締法違反(営利目的譲渡未遂)の疑いで、指定暴力団住吉会系組幹部、辻建治被告(44)=同法違反(営利目的所持)の罪などで起訴=を再逮捕した。同課によると、配下の男は早稲田大学構内で覚せい剤を密売していたという。辻容疑者は「私は一切話しません」と供述を拒否している。
同課は4月、辻容疑者の自宅マンションや新宿区内のトランクルームなどを捜索。覚醒剤約32グラムや大麻樹脂など約1・4キロのほか、拳銃1丁や実弾7発、日本刀1本を押収した。
同課によると、辻容疑者は携帯電話やインターネットを使った麻薬密売グループのトップとみられ、同課は昨年5月以降、週末の早稲田大学構内で覚醒剤を客に売りさばいていた男(45)=麻薬特例法違反の罪で懲役7年=ら配下の密売人7人と客の男女17人を逮捕している。客の中には自宅で覚醒剤を所持したとして有罪判決を受けた愛知県一色町の小学校教諭(27)=懲戒免職=も含まれていた。
同課の調べによると、辻容疑者は昨年5月、岡山県津山市に住む密売人の男(40)=同法違反の罪で起訴=から依頼を受け、男の客だった県内の女性に覚醒剤約0・9グラムを売り渡すために配送しようとした疑いが持たれている。
同課によると、覚醒剤は宅配業者の配送センターで押収したという。
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