オオマラデスプレコの逆襲
ザ・プレコ―吸いつきナマズの飼育と楽しみ方 (アクアリウム・シリーズ) 価格:¥ 3,570(税込) 発売日:2007-01 |
巨大オオマラデス・プレコのカンディルくんは真っ赤に怒って天井をさして震えている。いわゆる武者ぶるいってヤツだ。というわけで、まぁ、熱帯魚の好きな方も、そうでない方も、よろしくお願いします。
「だって、……せっかくだからこのプレコくんに奪って欲しいの」
頬を染めてみずから握ってみちびく少女。毛のないブッシーマウスのお口にあてがわれた。そこはボクの愛撫の結果として、レッドテールキャットの尾ビレのように鮮やかなピンクに染まって充血していた。
オオマラデスプレコの逆襲
「そう、久仁子ちゃんはナマズが好きなんだ」 水槽の底にへばりついて餌を漁っている、アルビノのコリドラスたちを熱心に眺めている少女に、ボクは言った。
「うん、だってカワイイもの」
ちっぽけなナマズに身も心も奪われた風情で答える少女。
コリドラスというのはアマゾン原産の小型のナマズだ。
中学一年にしても身体の大きくない久仁子ちゃんの、そう、小指ほど。そのくせちゃんとヒゲまで生えた、一人前のナマズ顔をしているから、おかしい。
「飼いたいなあ」
ポツリと淋しそうに口にする。もう、ボクは何も言わなかった。
久仁子ちゃんは、すごく可愛い女の子だ。どれくらい可愛いかというと、ハイフィン、フルボディのターコイズも顔負けとでも言うか、よく仕上がったレオパード・エンゼルというか……。
なんて説明してもわかってもらえないだろう。しょせん、ボクは『さかなオタク』だ。熱帯魚専門店『アクア』の店内。ずらっと並んだナマズの一角から離れようとしない久仁子ちゃんを、ボクは欲情の視線で追う。
すんなりと伸びやかな四肢。猫っ毛ぎみに柔らかく細い髪はいつも無造作にポニーテールに結ばれている。さわってみたくなるような、しなやかさ。
小学生じみた短かいスカートとトレーナー。 そんなガキっぽい色っぽくないかっこうにもかかわらず、というか、だからというか、ボクを夢中にさせる。
そう、ボクは『さかなオタク』であるとともに『ロリコンおたく』なのだ。ひと目、久仁子ちゃんを見た時からそう決めたのだ。
「ウチに来れば、もっとめずらしいナマズがいるんだけどね。見てみたいかい?」
この三日間、悩みに悩み、考えに考えたあげくのセリフを口にしたボクは、だから、心臓が破裂しそうにドキドキしている。
「えっ? どんなナマズ?」
飢えたシノドンティスが毛ばりに食いつくように、ボクの誘いに食いついてくる美少女。ちょっと罪悪感。
「それはね、オオマラデス・プレコって言う不思議なナマズなんだよ」
他人を疑うことを知らない育ちの良い少女。嬉しそうに笑顔を見せて、連れてって、連れてってと叫ぶのだった。
ところで久仁子ちゃんがナマズを飼えないには理由がある。
両親がうるさいのだ。
この北陸地方の小さな街では、知らない人はだれもいない。大地主……といってしまえばそれまでだが、なにせ日本海に面したこの街から京都まで自分の土地だけを選んで歩いて行ける、とまで言われたほどの大地主で、戦後の農地解放でも、そのほとんどが山林だったために、取られなくてすんだ。
オヤジは庭で金色の錦鯉なんか飼ってるくせに、牧場も持ってるくせに、熱帯魚なんかダメだって。それもナマズなんかとんでもない、って。
……なんてことはどうでもいい。
「あら、どこにもナマズなんかいないじゃない。どうしたの?」
ボクの部屋にはいった久仁子ちゃんは、そう叫んだ。
「オオマラデス・プレコはね、ここにしまってあるんだよ」
ジッパーを降ろしながらボクは答える。
棲みかである密室に誘いこんでしまえば、あとは料理するだけ。餌金魚に食いつくアジア・アロワナさながら、ボクは美少女に寄って行く。
脅えた表情に、股間のオオマラデス・プレコがムクムクと巨大化した。
「怖くないからね、ほら、さわったっていいんだよ」
「で、でも」
オオマラデスをヒクヒクとしゃくって挨拶してやる。
勃起したプレコは四十五度付近をさした角度で揺れた。
「ほら、可愛いだろ?」
壁まで追いつめられ震えている久仁子ちゃんの手を取って握らせると、しかたなさそうにコクンとうなずいて、久仁子ちゃんは指に力をこめる。
「でも、でも、コレってプレコじゃなくってオチンチンなんじゃないですか?」
ボクは説明してあげた。木造アパートに二十本の水槽を積みあげて百五十匹のナマズを飼っていたのに、床が抜けそうになって追い出され、泣く泣くナマズと別れざるを得なかった、悲しい身の上を。
きびしい両親のせいで自分もナマズを飼えない身の上の久仁子ちゃんは同情して、プレコをしげしげと眺めた。
「だから、コレがボクに残された唯一のナマズなんだ」
「そういえば顔がナマズに似ていますね」
亀頭をなめるほど間近に見て、そんな感想。ボクはピクピクとしゃくって応える。
「ところで、ねっ、……キミのも見せてくれない?」
こうなったら、見たい。
「えっ? あたし、ナマズなんか持っていませんよ」
ところが、そうじゃないのだ。
ナマズの仲間でブッシーマウスという種類がいる。こいつは口がプッシー、つまりオンナのナニに似ているので有名だ。
得意げにしゃべると、久仁子ちゃんは尊敬の眼でボクを見て、そして、うなずいた。
小学生っぽいスカートの中には、やっぱり小学生っぽい白い木綿のパンツ。ウキウキと、それを脱がせる。
「ああん、恥ずかしい」
腿をグッと開かせると、そこにはツルツルに白い淫裂が。そう、幼い少女はまだ、ほとんど無毛なのだ。
ブッシーマウスは顔中、毛だらけだから、ぜんぜん見た目は違う。けれどボクは大満足だった。
「ちょ、ちょっとだけ、舐めていいかい?」 ちょっぴり魚っぽいような、生臭いような、……けれどそれはボクの決して嫌いではない匂いのする亀裂。そこを指で押さえて拡げながら聞いた。
「う、うん」
戸惑いながらもうなずく美少女。
ボクは夢中でむしゃぶりついた。淫らな亀裂の内部からはみ出している肉の襞のようなモノを唇に挟むようにして。
「……あっ、ああん、あん」
可愛い声が刺激的だった。
「て、店長さんの、オオマラデス・プレコも舐められたがって、いませんか?」
そうなのだ。ボクは熱帯魚専門店『アクア』の店長さんだからね。
その提案は、ボクにとって、……いや、ボクの股間のオオマラデス・プレコにとって、ひどく魅力的だった。
ふたたびピクピクと揺れて返事をするオオマラデス・プレコ。すぐにパクンと、久仁子ちゃんが小さい口に含んだ。
もちろん上手ではないに決まっている。こんな良家の子女が、しかも中学一年のオトナしい女の子が(処女に決まっているとボクは思う)上手なわけない。
が、チラッと眺めるといっしょうけんめいにプレコをおしゃぶりしている久仁子ちゃんの表情が見えて、それだけで、も、もう、たまらない。
「ああ、イク、イクよ……!」
そう叫んで腰を使ってしまった。スコスコとイヤらしく、オオマラデス・プレコは久仁子ちゃんのおちょぼ口に出入りした。
興奮しきって暴れているかのように。
そして、フィニッシュ。
「ん、んぐぐっ!」
久仁子ちゃんがうめいているのを聞きながら、ボクのプレコは電気ナマズに打たれたような衝撃的な快感とともに、痙攣した。
ドクッドクッと、吐き出される粘液。何も知らないちっぽけな女の子に、こんなコトをしてしまって……と、反省しながらも、ぐったりしたプレコをその口から抜く気に、なかなかなれないボクなのだった。
「……少し、飲んじゃった」
ケホケホとむせて、唇の端からダラッとザーメンをこぼしたあとで、久仁子ちゃんはつぶやいた。
「ごめんね」
もう遅いけど、そう言ってあやまる。
「いいの。……だってあたし、体験するんだったら、ナマズの好きなヒトと、って決めていたんです」
そんなわけでそうなったナマズ・マニアのボクたち、店の休日である火曜の夕方を利用しては、それからさまざまな遊びをした。
全裸にしてじっくり眺めると、久仁子ちゃんの肉体は素晴らしいものだった。
水槽で飼われている魚は、どうしても太って鈍感な体型になってしまう。けれど野生の魚はすくすくと健康的に逞しく成長して敏捷なのだ。
そんな連想をしてしまう。
細身ながらもしなやかで伸びやかな四肢、つるっとした滑らかな、ナマズのような素肌。(ナマズにはウロコがない。ツルツルしている種類が多いのだ)
好きなだけその肉体を弄んで、けれど、最後の一線だけは越えなかった。
そんなある日……。
「あん、くすぐったい」
「キモチイイだろ?」
ちっちゃな乳首を指で転がしながら、頼りないうぶ毛しかないツルツルした恥丘を撫でまわしていたんだ。
「ねっ、……これだけど。オオマラデス・プレコじゃなくって、あの、カンディルしてみたくならないの?」
ボクはギョッとしてしまった。
注釈が必要かも知れない。カンディルというのは、アマゾン産のドジョウに似たナマズで通称『オメコ・ナマズ』と呼ばれている。
チビのくせに獰猛な肉食で、特に好きなのは女のアソコにもぐりこんで中の肉を食らうことだという。
嘘ではない。アマゾンの女たちにはピラニアより恐れられている。
「そ、そんなこと……」
指でシコシコされながら(その頃にはすっかり彼女は覚えていたのだ。プレコちゃんを嬉しがらせるコツを)ボクは口ごもった。
「い、いいの? ホントに?」
意志のきわめて弱いボクはシコシコにたまらなくなっていたから、ひとたまりもなかったのだ。
巨大オオマラデス・プレコのカンディルくんは真っ赤に怒って天井をさして震えている。いわゆる武者ぶるいってヤツだ。
「だって、……せっかくだからこのプレコくんに奪って欲しいの」
頬を染めてみずから握ってみちびく少女。毛のないブッシーマウスのお口にあてがわれた。そこはボクの愛撫の結果として、レッドテールキャットの尾ビレのように鮮やかなピンクに染まって充血していた。
「プレコくん、がんばってね」
ちょこんと摘んでいた指が離れると、いよいよ。
ナマズというヤツは普段はボーッとしているけど、やる時にはやる。けっこう敏捷でパワフルなのだ。
グイグイッ……とボクは圧していった。
「ああん、あん」
身をよじらせながら久仁子ちゃんは悶える。それはキモチイイ時の声と似ていて、ボクの昂奮をいやがうえにもたかめる。
ギチッギチッと、肉がひきつれる感触。可哀そうかな、なんてチラッと考える。考えるだけだったけど。
「……はあ、挿入っちゃうう」
そう叫んだ瞬間。何かがぶちっとはぜたような気がした。
そして、気がつくと、とうとう。
オオマラデス・カンディル・プレコは、その節くれだってゴツい全貌を、美少女の肉体にほとんど埋めこんでいる。
「……痛いッ……!……」
ボクの顔を恥ずかしそうに見て、つぶやく声。でも、イヤがっている風じゃない。
ボクは腰を使ってみた。
キツく絞られているような狭さの中を、出入りするプレコ。毛が薄いからつながる部分が丸見えで嬉しい。
やっぱりプレコくんはカンディルだった。柔らかくて微妙なブッシーマウスの口の中を食いちぎって、出血させて、たちまち全身が血まみれに染まってしまう。
「……はあ、はあ、……ああ、お兄ちゃん」
水槽の中から出てしまった魚のように、ボクの腕に抱かれて久仁子ちゃんは暴れている。バタバタ暴れる少女をもっときつく抱きすくめて、ボクは嬉しかった。
いくらサカナが好きでも、しょせん、空気中と水中と、違う世界の住人だ。隔てるガラスやアクリルの壁は、どうしたって越えられるものではない。
けれど美少女は、意志を通わせあえる、同じ世界の住人。
ピチピチ暴れるロリータの、ふくらみかけの乳房を揉み、ボクは狂ったように内部を食い荒らすオメコ・ナマズの気分だった。
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