ひったくり8631件で増加傾向 今年1~5月、警察庁今年1~5月に全国で発生したひったくり事件は8631件で、前年同期比で14・2%増加したことが10日、警察庁のまとめで分かった。強盗も増加の兆しを見せており、警察庁は景気悪化に伴う傾向とみて警戒を強めている。 警察庁の吉村博人長官は今月1日に開いた全国警察本部長会議で「最近の治安情勢は統計上では改善傾向にあるが、ひったくりの増加が目立っている」と指摘し、景気の動向や雇用状況にも注意を払うよう指示している。 警察庁によると、全国の警察が認知したひったくりは、2002年に約5万3千件と過去最悪を記録。その後は6年連続で減少し、昨年は約1万9千件だった。 1~5月の都道府県別のひったくり発生件数は、神奈川が78・2%増の1169件、東京が55・7%増の1149件、千葉が12・0%増の941件、埼玉が15・9%増の804件と首都圏での増加が目立つ。 【共同通信】 |
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