今年1〜5月に全国で発生したひったくり事件は8631件で、前年同期より14.2%増えたことが10日、警察庁の犯罪統計で分かった。強盗も14.0%増。ひったくりは東京が1.5倍になるなど首都圏の増加が目立ち、強盗は愛知で6割増えた。
同庁によると、今年1〜5月に都道府県警が認知した犯罪は刑法犯全体で68万3千件余りで前年同期比5.4%減。ひったくりや強盗、乗り物盗などが増える半面、殺人や詐欺などは減った。
ひったくりで増加が目立つのは55.7%増の東京(1149件)、78.2%増の神奈川(1169件)など。発生が1479件と全国で最多だった大阪は逆に1.0%減だった。(14:13)