日本コカ・コーラ「ミニッツメイド ファイバーイン」のCM「リンゴと私」篇ですね。リンゴが“ピタゴラスイッチ”のようなからくりを跳ねたり転がったり。女の子が大はしゃぎする健康的な雰囲気いっぱいのたのしいCMですよね。バックで歌われているのはシャンソンを代表する楽曲「さくらんぼの実る頃(Le Temps des cerises)」でAntoine Renard作曲、Jean-Baptiste Clement作詞で1866に発表されたもの。
イヴ・モンタンを筆頭に多くのシャンソン歌手に愛され、ミッテラン元大統領死去の際に
バーバラ・ヘンドリックスによって歌われたように、フランス国民の誇りとも言える歌のひとつ。日本でも古くより知られ、最近ではスタジオジブリ『紅の豚』テーマ曲として
加藤登紀子が情感たっぷりに歌い上げていました。本CMでは出演しているモデルの仲川希良によって歌われています。撮影中に急遽歌うことが決まり、フランス人を父に持つ彼女は両親に電話をして発音の確認をしてもらったところ、怒られてしまったとのこと。CMの雰囲気にぴったりのかわいい歌声ですよね!(写真は加藤登紀子
『エッセンシャル・ベスト』)