海老名市で市立中3年の女子生徒(14)が新型インフルエンザに感染したことを受け、同市は9日夜、女子生徒が通う市立大谷中と、同じ学区内の市立大谷、杉久保の小学校2校の計3校を10~16日の間、臨時休校とすることを決めた。県内の患者発生は8人目だが、市町村が休校措置を取るのは初めて。また、感染拡大防止のため当面の間、市主催のイベントは中止・延期する。
県によると、女子生徒は6~8日、秋田県・田沢湖周辺への修学旅行に参加した。帰宅後の同日夜から発熱やのどの痛みを訴え、9日夕、新型の感染が確認された。旅行中は5人1組の班で行動していたが、ほかの生徒4人や家族には今のところ症状はないという。【長真一、木村健二】
毎日新聞 2009年6月10日 地方版