福岡市で発生した新型インフルエンザの集団感染を封じ込めることができなかったことについて、市が福岡県に責任転嫁する発言です。
「県からの詳しい情報が、県も十分つかんでおられなかったのかもしれないですけど、欲しかったなというのが偽らざる気持ちです」(福岡市保健福祉局、恒吉香保子理事)
福岡市の板付地区周辺では、10日現在、小中学生ら42人が新型インフルエンザに集団感染しています。先月末から、複数の医師が、集団感染の兆候を市に報告していましたが、市は詳しい検査をしていませんでした。
その理由として市は、福岡県が先月25日に県内で初めて確認した感染者の男性が、集団感染地域内の飲食店を利用したことについて、県から報告がなかったためと説明しています。これについて、福岡県は現時点でコメントしていません。(10日13:50)