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NIKKEI NET

WHO事務局長、警戒水準引き上げの可能性言及 新型インフル

 【ジュネーブ=藤田剛】世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は9日夜(日本時間10日未明)、日本経済新聞などに、新型インフルエンザの感染確認国が参加する政府間会合を10日に開くことを明らかにした。「そこで確かな証拠が集まれば緊急委員会を開催する」と述べ、同委の了承を得て警戒水準(フェーズ)を最高度の「6」に上げて世界的大流行(パンデミック)を宣言する可能性に言及した。

 チャン事務局長は記者団に「表面的には我々は既にフェーズ6にいると考えている」との見解を示し、WHOとして証拠固めに入ったことを示唆した。 (16:00)