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東京都内における駅前放置自転車、前年比15%減で過去最少

2008年6月3日 15時5分 この記事を携帯に転送する

東京都庁は、都内における駅前放置自転車の状況について調査した結果を発表した。それによると、2007年度に駅前に放置された自転車、原動機付自転車および自動二輪車(以後、自転車等)の数は前年比15%減の8万5000台で、過去最少を記録した。また2002年度の17万1000台と比べると、ほぼ半減したという。

放置台数が多い駅は赤羽駅(北区)で、前年比69台増2145台。以下、大塚駅(豊島区)の1623台(前年比133台減)、池袋駅(豊島区)の1590台(同217台減)が続いた。

駐輪場の整備が放置自転車等の減少を後押しした。2007年度の駐輪可能台数は82万台で、前年から3万1000台増加した。実際に駐輪されている台数も同1万1000台増加して、61万9000台となった。また、定期利用のほか、1日利用や時間利用区分を設けるなど、利用料金設定の見直しなどが貢献した。

一方、放置自転車の撤去台数も増え、過去最多の91万7000台を記録した。このうち持主に返還されたものは50万4000台、持ち主が現れず処分されたものは43万2000台である。なお東京都では、撤去回数の増加や短期間における集中撤去に加え、返還手数料の値上げなど、自転車を放置しにくい環境作りにも取り組んでいるという。

調査は2007年10月に、東京都内の各区市町村において、駅から約500mメートル以内に自転車が100台以上、原動機付自転車と自動二輪車が50台以上あるを駅周辺を対象に実施したもの。

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