2009年6月10日9時0分
英国の調査会社「SKYTRAX」が発表した09年の世界の空港ランキングで、関西空港が昨年に続いて第6位に輝き、6年連続でベスト10入りを果たした。国内では中部空港の9位を上回り、今年も最高位だった。
同社が世界190以上の空港を対象に、乗り換えの利便性やレストランの快適さなど9部門について利用者約860万人からの投票結果に基づいて毎年格付けしている。1位は昨年3位だった仁川空港(韓国)で、2位は香港空港(中国)、3位はチャンギ空港(シンガポール)、4位はチューリヒ空港(スイス)、5位はミュンヘン空港(ドイツ)だった。
関空の評価を押し上げたのは、部門別で1位となったトイレの清潔さ。関空は04年に総合9位になって以来、06年の4位を最高に毎年ベスト10入りを果たしている。
初の民間出身として03年に就任した村山敦社長が「お客さま第一主義」を掲げ、CS(顧客満足度)活動に力を入れてきた成果が表れた格好だ。村山社長は今月退任するが、「今後ともさらに上位にランキングされる空港を」とコメントを発表した。