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人目避け寮や物置で犯行か 逮捕の広島少年院法務教官
広島少年院(広島県東広島市)の法務教官による少年への暴行事件で、特別公務員暴行陵虐の疑いで逮捕された田原克剛容疑者(43)ら4人が、少年院の雑居寮や体育館の物置など、人目につきにくい場所を選んで暴行を加えていたとみられることが10日、広島地検への取材で分かった。
被害を受けた少年らは、いずれも医務室に運ばれた形跡がないことから、暴行する際、手加減したり暴行する部位を選んだりと、上司やほかの教官らに発覚しないようにしていた疑いがあるとみて、地検は追及している。
地検の調べでは、田原容疑者らの逮捕容疑4件のうち3件の暴行事件は、少年らが普段生活している雑居寮で土、日曜日に発生。雑居寮には通常、教官は数人しかおらず、ほかの教官の目を避けて暴行を加えたとみられる。
残る1件は今年3月16日の月曜日に発生。同容疑で逮捕された野畑勝也容疑者(32)が「じゃあ、死ね」など言いながら首を両手で締め付けるなどの暴行を加えたとされるが、この際に野畑容疑者は、少年を人目につかない体育館の物置に連れて行ったらしい。
地検は、4人がそれぞれ巧妙に犯行を隠しながら、日常的に少年らに暴行を加えていたとみて調べを進めている。
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