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【あなたが裁く 裁判員制度スタート】 対象事件 5日間で15人起訴

 最高検は26日、裁判員制度がスタートした今月21日から25日までの5日間で、全国11地検で対象事件の容疑者15人を起訴したと発表した。

 罪名別(未遂含む)で最も多かったのが殺人罪の5人。次いで現住建造物等放火罪と覚せい剤取締法違反罪がそれぞれ3人、強盗致傷罪が2人、強姦致死傷罪と傷害致死罪が各1人だった。

 地検別では千葉が5人。青森、秋田、さいたま、東京、横浜、岐阜、松江、高松、福岡、鹿児島の10地検が各1人。

 今後は裁判所と弁護・検察側が、それぞれの事件について公判前整理手続きを行い、争点を絞って証拠を厳選するとともに、審理計画を立てる。早ければ裁判員裁判の初公判は7月下旬に開かれる見通し。

 大阪地検は26日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の罪などで、中国籍の警備員、梁奇輝(リョン・ケイフェイ)(41)と無職、張嘉逸(チャン・カーイ)(24)の両容疑者を起訴した。堺支部を含め、大阪地検による裁判員裁判の対象事件の起訴は初めて。地検によると、2人は中国語が母国語のため、法廷では通訳を介して裁判が行われる。

 起訴状によると、2人は今月5日、関西国際空港で、ポリ袋12袋に入れた覚醒(かくせい)剤約3000グラムを靴に隠して輸入しようとしたとしている。

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