いつも「じーさんばーさん」ブログを、訪ねていただくだけでありがたいことですのに、ずいぶん以前のエントリーまでさかのぼって見てくださって、あれこれを「つくりましたよ」というお話が聞けるのは、なににも増してうれしいことです。

この間は、「牛乳おから」のことをお便りいただきました。前にも書いておりますように、むかし、新聞広告の記事で見つけて試して以来、ずっとハマっているというもので、今はもう、うちのおからはこれ一辺倒になってしまいました。

材料はふつうに、にんじんと油揚をせん切り、青ネギは小口切りに、シイタケも小さくきざんでおきます。

鍋にごま油を熱して、まずニンジンとシイタケ、油揚げを炒めます。そこに牛乳を半カップほど入れ、砂糖少々としょうゆで味をつけたところに、おからを入れて混ぜ合わせます。

材料の持ち味によってもちがうので、味つけは一度にきめないで、あとでかげんできるていどに。牛乳の量も、あまりじゃぶじゃぶにならないようにします。

ぜんぶに火が通って、ふんわりしたら、ネギを入れ、かき混ぜてできあがり。「おからに牛乳って‥」と、聞いたときにはちょっとしり込みしますけど、牛乳アレルギーさえなければ、なかなかいい組み合わせだと思います。

私がはじめて、これをつくってみるキッカケになった、広告の切り抜きを、つい先日見つけました(写真下)。「牛乳を使うと、おからがこんなにおいしくなるなんて、大発見でした」というキャッチコピーは、ほんとでした。

ただ、私はここでレシピを見たと思っていたのに、じつは、ここには「おからに牛乳を使う」というタイトルしかありませんでした。すみません、どうやらあとの半分は、私が勝手に妄想してつくったレシピのようでした。

というわけで、今日の夕ごはんです。お汁がわりに、きのうのお味噌汁に使った残りでミニ湯どうふにしたら、sesentaがおからと並べて、「いちど別れたのが、ここで出会って、やあお久しぶりなんてやってるかな」と穏やかでないことを言ってます。

そういえば、納豆まで登場してますし、おからには油揚も入っていて、お豆腐やさんにご奉仕デーの「日本のじーさん・ばーさん」でした。

[お願い]　載せておりますレシピについても、いくつかご質問をいただいて、ありがとうございます。なにぶん、ばーさんのレシピで、不備なところも多かろうかと思いますが、古いものもあり、もういちど手をつけて確認しなおしてみたいと考えています。少し時間がかかりますが、ご猶予をいただけますようお願いいたします。