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鹿児島県立5病院 08年度診療収益は4億円減の見込み
(2009 06/10 10:28)
 鹿児島県は9日、県立5病院の2008年度決算見込みを発表した。患者数減少で、診療収益は前年度比4億2500万円減の125億1900万円となった。診療科の休診や縮小が背景にあるとみられ、県立病院課は「医師不足の影響が大きい」としている。
 高度医療などによる診療単価アップで3億9100万円の収益があったが、患者数の減少で入院収益が5億4900万円、外来収益が2億6700万円のそれぞれマイナスとなり、大きく影響した。
 同課によると、派遣医の引き揚げなどにより、鹿屋医療センター(鹿屋市)と大島病院(奄美市)の耳鼻咽喉(いんこう)科が08年4月から休診。北薩病院(伊佐市)脳神経外科は10月から常勤医が不在となった。09年4月の5病院合計の常勤医は96人。配置定数に対し16人の不足で「過去最大」(同課)としている。
 減価償却前の収支は8億4100万円(前年度比1億2800万円減)の黒字を計上。現金ベースの実質的資金収支も1億5200万円の黒字となり、改革基本方針(06〜10年度)の収支目標を3年連続で達成した。
 このほか、累積欠損金は3億1800万円増え、138億2700万円。病院事業運営に必要な内部留保資金は31億1600万円を確保し、3年連続で増えている。
 

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