「勝訴難しい」弁護士、7か月提訴せず…懲戒処分受ける
6月10日7時57分配信 読売新聞
依頼者から民事裁判を頼まれたのに約7か月間提訴しなかったのは、速やかに事件を処理するよう定めた日本弁護士連合会の弁護士職務基本規程に違反するとして、大阪弁護士会が男性弁護士(73)を戒告の懲戒処分にしていたことがわかった。
処分は8日付。この弁護士は提訴の際、依頼者が作った草案とほぼ同じ内容の訴状を裁判所に提出していたという。
関係者によると、この弁護士は2003年3月、大阪府内の男性から、著作権を巡るトラブルに絡み、教科書会社に約200万円の損害賠償を求める訴訟を起こすよう依頼され、着手金を受け取った。男性は翌4月、弁護士に訴状の草案を渡したが、大阪地裁に提訴されたのは同年11月で、訴状の内容は草案とほぼ同じだったとされる。
この弁護士は読売新聞の取材に、「法律構成を検討していたが、勝訴は難しく、今思えば代理人を辞めるべきだった。反省している」と話している。
処分は8日付。この弁護士は提訴の際、依頼者が作った草案とほぼ同じ内容の訴状を裁判所に提出していたという。
関係者によると、この弁護士は2003年3月、大阪府内の男性から、著作権を巡るトラブルに絡み、教科書会社に約200万円の損害賠償を求める訴訟を起こすよう依頼され、着手金を受け取った。男性は翌4月、弁護士に訴状の草案を渡したが、大阪地裁に提訴されたのは同年11月で、訴状の内容は草案とほぼ同じだったとされる。
この弁護士は読売新聞の取材に、「法律構成を検討していたが、勝訴は難しく、今思えば代理人を辞めるべきだった。反省している」と話している。
最終更新:6月10日7時57分
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