2009年 6月 9日 中国・四国地方　梅雨入り △▼ 気象台は９日、中国・四国地方が梅雨入りしたと見られると発表しました。平年に比べ、中国地方は３日遅く、四国地方は５日遅い梅雨入りです。梅雨前線を伴う低気圧が西から序々に近づき、雨が降りやすくなると予想されることから、気象台は９日、中国・四国地方が梅雨入りしたと見られると発表しました。中国地方は去年より１２日、平年より３日遅く、四国地方は去年より１２日、平年より５日遅い梅雨入りです。岡山市北区吉備津の吉備津神社では、境内に約２５００株のアジサイが咲いています。例年より１０日ほど遅い、今月初めごろから咲き始めたため、まだ２分咲き程度ですが、ピンクや青、淡いムラサキなどに美しく色づいています。見ごろは来週初めごろで、今月下旬ごろまで楽しめるということです。 香川の宗教法人１４億円所得隠し ▲▼ 香川県多度津町に本部があり、長野県などでラブホテルを経営する宗教法人が国税局から１４億円の所得隠しを指摘されていたことが分かりました。所得隠しを指摘されたのは多度津町に本部がある宗教法人、「宇宙真理学会」です。宇宙真理学会は長野や群馬など５県でラブホテル２３軒を経営していて宿泊料の一部をお布施と装って税務申告していました。指摘された所得隠しは去年までの７年間で１４億円に上り追徴税額は重加算税を含めて４億円以上に上るとみられています。宇宙真理学会は１９８３年に宗教法人として多度津町に設立されましたが、当時の代表はすでに亡くなっていて現在は長野県の食品会社の会長が実質的に運営しています。宇宙真理学会は今回の処分を不服として異議申し立てをしています。 国が岡山市に直轄事業負担金の内容を説明 ▲▼ 岡山市と国土交通省中国地方整備局との初めての懇談会が開かれ、国の直轄事業負担金についての説明が行われました。この懇談会は、岡山市が政令市に移行したのを受け、初めて開かれたものです。岡山市では政令市移行に伴い、今年度から直轄事業負担金が発生します。今年度の市の負担金は約３２億円となっていて、道路の維持管理や修繕など１２の事業項目やそれにかかる事業費などが説明されました。しかし、工事費の細かい算出根拠や人件費の内訳などの説明はありませんでした。岡山市では、説明を精査した上で、今後、国に対してさらに細かい説明を求めることにしています。 瀬戸内市長選挙の日程決まる ▲▼ 瀬戸内市の島村俊一市長が病気のため辞職したことにより行われる市長選挙の投票日が来月１９日に決まりました。９日開かれた瀬戸内市の選挙管理委員会で決まったものです。告示は来月１２日、投票は１９日で、即日開票されます。公職選挙法の規定により来月２８日までに新しい市長を決める選挙を行うことが定められていて、選挙管理委員会では「市民などからは少しでも早く行って欲しいという要望がある一方で、選挙日程のＰＲや立候補者の活動期間を確保するためにはある程度の期間が必要」と話しています。島村市長は今年４月、岡山市内の病院に入院し肺ガンの治療を続けてきましたが、復帰のめどが立たないことから８日市議会議長あてに辞職願を提出、９日開かれた市議会で全会一致で同意されていました。 岡山学芸館　来年度から中学校併設 ▲▼ 岡山市の岡山学芸館高校が来年度から中学校を併設することになり、９日、概要が発表されました。岡山県の私立高校で中学校が併設されるのは９校目です。来年度、新設されるのは岡山学芸館清秀中学校です。男女共学で来年度の募集定員は７０人です。現在の高校の校舎１棟を改修して、中学校の校舎にします。英語教育に力を入れるほか、倫理や道徳も重視し、「日本人の精神を大切にする国際人を育てたい」としています。また新しい制服も公開されました。県内では公立高校を含め中高一貫校が増える中、独自の教育で存在価値を高めたいとしています。学校説明会は今月２７日、岡山市の岡山コンベンションセンターで開かれます。 国立天文台の反射望遠鏡清掃 ▲▽ 国内最大級の反射望遠鏡の清掃作業が浅口市の国立天文台岡山天体物理観測所で行われました。１８８センチ反射望遠鏡は、鏡の表面に張られているアルミニウムの膜に空気中の湿気やゴミなどが付着して反射率が落ちてくるため国立天文台では年に１度、アルミニウムの張り替え作業を行っています。職員１４人が苛性ソーダを使って反射鏡の表面を覆っている古い膜をはがしました。そして重曹をふりかけ鏡に付着した細かいゴミを落としきれいに洗浄していきました。この後反射鏡に新しいアルミニウムを張り付けます。国立天文台ではこの望遠鏡による観測を来月２１日に再開することにしています。