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航空自衛隊のF-X問題というものがあります。FXといっても、外国為替の略ではありません、時期主力戦闘機の選定問題です。
航空自衛隊の持つ戦闘機のうち、比較的旧式のF4EJが遠からず耐用期限を迎えるので、その後継機をどうするかということです。ウィキペディアによると、候補機は以下の7機種らしいです。 F22(米空軍機) F35(米海空軍、その他の国) ユーロファイター・タイフーン(ヨーロッパ共同) F15FX(現在航空自衛隊主力のF15改良型) FA18E(現在米海軍主力のFA18改良型) ラファール(フランス) F2(航空自衛隊が既にもつ支援戦闘機) このうち、最高性能であり、かつ自衛隊がもっとも欲しているのはF22です。はっきり言って、他に掲げられている各機種は、ほとんど「選定しました」というアリバイ作りのようなもので、航空自衛隊が唯一ほしがっているのはF22です。 ただし、この飛行機はとんでもなく高価です。1機の値段が、米軍の調達価格で150億円、日本に売却した場合は250億円と言われています。現在の航空自衛隊の主力戦闘機F15も高価なことで知られていますが、日本での値段は、1機100億円前後(調達の時期によって価格は異なる)です。その2.5倍もの値段がする。 こんなとんでもない飛行機を買うのかと思っていたら、思わぬところから横やりが入っています。当の米国が、この軍事機密のカタマリのようなハイテク戦闘機は、外国には売れないと言っているのです。もちろん、米国といっても一枚岩ではなく、製造メーカーであるロッキード・マーチンとボーイングは日本に売りたいでしょうが、米国の議会が輸出禁止の決議をしています。米空軍は沢山のF22を装備したいけれど、政府は、こんな狂気じみた高価な飛行機はもういらないと思っています。 実際問題、この戦闘機は冷戦末期に開発が始まったけれど、冷戦が終わってしまえば、かなり無用の長物に近いのです。それで、結局米政府は180機あまりしか精算しないことに決めています。生産が終われば、F22の製造ラインは閉じられる、つまり外国への輸出も出来なくなるわけです。この方針は、基本的にブッシュ政権で決められて、オバマ政権にもそのまま引き継がれています。 こんなバカみたいに高価な飛行機を買わないで済むなら、実にめでたいことだと私は思うのですが、防衛省はそれでも、この飛行機が欲しいようです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000527-san-pol 防衛相、F22に意欲 次期主力戦闘機 浜田靖一防衛相は9日の記者会見で、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)について「まだF22を追求していきたい」と述べ、米国が禁輸を継続する同機獲得に意欲を示した。浜田氏は米国側から採用の打診があるF35について「ゲーツ国防長官からも言われているが、まだできあがった飛行機がない」と指摘。「F22がだめだったら、F35に限らず、他のものも選択肢に入れながらやっていかなければいけない」と述べた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− やめてくれよ、と私は思いますね。基本的に、F-4EJの後継機は当面なしでいいと私は思っています。つまり、戦闘機はその分減数すればいい。F4が全機退役してもなお、世界最強の戦闘機の一つ、F15を約200機も抱えているのですよ、日本は。軍縮の丁度いい機会ではないですか。F15を近代化改修してしのげばいい。 この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/200906090000/4c3b2/
>F-15の近代化改修
とっくにやっています。 それでも数が足りないからF-Xを立ててるのです。 そもそも周辺諸国は絶賛軍拡中です。 現実見てから物言ってください。(2009.06.10 08:26:24) │<< 前へ │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |