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東京メトロ、有楽町線の輸送力増強−留置線など増設
東京メトロは09年度内にも有楽町線・副都心線の本格的な輸送増強対策に乗り出す。慢性的な朝ラッシュ時の定時運行を確保するため、留置線や折り返し線を増設し、遅延を防ぎダイヤ復旧能力を高める。近年の路線利用客増への対応と同時に、2012年の副都心線ネットワーク拡大に伴うさらなる利用者増を見据え、これに備える。新車両などを含めた総投資額は約100億円。
有楽町線の朝ラッシュは新木場方面行きで東池袋―護国寺間の混雑率が169%(08年11月)。部分併走と乗り入れをする副都心線が08年6月に開通以来、ラッシュ時の定時運行確保が課題となっている。
さらに豊洲駅(東京都江東区)周辺は近年、マンションや商業施設の立地が相次ぎ、利用客は06年度に前年度比約30%増を記録し、その後も高水準で推移している。
(掲載日 2009年06月09日)
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