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米女性記者拘束:二人に12年の労働教化刑

 北朝鮮は自国内に抑留している米国人女性記者二人に対し、有罪判決を下した。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、「朝鮮民主主義人民共和国の中央裁判所は、米カレントTV所属の中国系ローラ・リン記者と韓国系リ・スンウン(ユナ・リー)記者に対する裁判を4日から8日の間に行った。裁判では朝鮮民族敵対罪、非法国境出入罪を適用、二人の有罪を確定し、それぞれ12年の労働教化刑を言い渡した」と報じた。

 北朝鮮の「労働教化刑」とは、犯罪者を教化所に収容し、労働を課す刑罰をいう。教化所は、裁判で2年以上の刑を宣告された政治犯以外の経済犯や強力犯が収容されるところで、韓国の刑務所に相当する。教化所は各道にほぼ1カ所の割合で設置されており、咸鏡北道清津市、平安南道价川市、平壌市勝湖区域の教化所は、北朝鮮で最も厳しい教化所として知られている。「有期労働教化刑」は1年から15年までで、これより厳しい刑罰には、「無期労働教化刑」と「死刑」がある。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

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