LIFESTYLE
ギフトとしても、時には自分へのごほうびとしても。 美しい花があるだけで、何気ない毎日が 少し華やいだ、スペシャルなものに変わるもの。 その空間にいるだけでもうきうきして 感性が磨かれるような、そんな2軒をご紹介します。 「RMK magazine」のために作っていただいた 秋らしさいっぱいののアレンジメントにも注目!
スタイリッシュな空間で
洗練された花の美に触れる
中目黒駅からしばらく歩き、目黒川から少し入った場所に位置する「マチルダ」は、モダンなアレンジメントやブーケが評判のフラワーショップ。オーナーの角浩之さんはショップなどのフラワーデザインのほか、NYで個展を開催するなどアーティストとしても活躍。鮮やかな花やグリーンを使ったダイナミックなクリエイションで大きな注目を集める存在です。その角さんが手がけるショップとあって、ファッション業界やクリエイターといった感度の高い人から絶大なる支持を受けています。
ガラス貼りのエントランスから中に入ると、ダークカラーの空間に置かれた、カラフルな花が目に飛び込んできます。ショップというよりギャラリーのような雰囲気で、いるだけでセンスが磨かれるよう。ディスプレイの隅々にまで徹底したこだわりを感じます。
「秋から冬にかけては花の種類が増えますし、比較的長い間花を楽しむことができる季節。もちろん1本からの購入も可能ですので、ぜひ気軽にお越しください」とスタッフの江口一代さん。
アレンジメントは5,000円からオーダー可能。花の発色を生かしながら、グリーンを効果的にミックスしたアレンジは、“マチルダらしさ”というべき、洗練された美しさを持っています。大切な人に印象的な贈りものを、という時におすすめのフラワーショップです。
<写真>(上)ダリア、ケイトウ、バラなどを使ったアレンジメントは5,250円。お届けの場合は2〜4日前までにオーダーを。(下)オリジナルの花器などにダイナミックに生けられた花が印象的。ショップもひとつの空間としてデザインする角さんの思いを感じます。
豊富なグリーンに心がなごむ
行きつけにしたい一軒
表参道交差点近くの通りを1本入ると、エントランスをいっぱいのグリーンに囲まれたショップが目に入ります。それが「カントリー ハーベスト」。1994年にオープンしたこちらは、現在多く見られるおしゃれな花屋さんの先駆けともいえる存在。小花やグリーンをさりげなくあしらった可憐なアレンジにはファンが多く、雑誌のフラワーアレンジメント特集で人気なのもうなずけます。
ショップには常時100種類以上の植物が揃い、特に“田舎で収穫した花たち”を意味する店名が示すように、野の花やハーブが充実。エントランスに置かれた鉢植えのグリーンには果実つきのブルーベリーなんてのもあって、見ているだけでなんだかワクワク。アンティークのグラスや空き缶を使ったキュートなディスプレイも印象的です。これらのアイテムのほとんどは販売も行っており、それを目当てに来るスタイリストさんなども多いのだとか。
「ご自分用からギフト用まで、若い女性の方にもたくさんご利用いただいています。手軽な切り花もいいですが、鉢植えのグリーンを育てるのも楽しいですよ。ぜひお気に入りを見つけにいらしてください」とスタッフの西元愛乃さん。
アレンジメントは3,000円〜。ホームページでは花束や寄せ植えの鉢などが購入できるウェブショップも展開しています(5,000円〜、送料別)。花の多彩な魅力に触れることができるフラワーショップ、行きつけにしたら毎日がぐっと豊かになりそうです。
<写真>(上)セルリアや栗、ヒューケラの葉っぱを使った秋らしいアレンジは3,150円。自分へのごほうびにもおすすめです。(下)エントランスいっぱいのこのグリーンを目印に。都心とは思えない雰囲気は、癒され度満点。