自民党の早川忠孝法務政務官(当選2回)は9日、党総裁選の前倒しを求め同党の山本拓衆院議員が行っている署名活動に応じる意向を明らかにした。早川氏は国会内で記者団に「総裁選の前倒しでリーダーを選び、国民に審判を仰ぐ形が一番素直だ。新しい世代からリーダーを作らないといけない」と述べ、世代交代の必要性を強調した。
麻生政権の政府内から総裁選前倒し案の同調者が出たのは初めて。山本氏と同じ町村派に所属する早川氏は今年2月、「自分の信じる政策をしたい」と政務官を辞任する意向を自らのブログで示し、翌日撤回。今月に入っても「首相が愚図(ぐず)だから、衆院解散もできない」とブログに記すなど麻生太郎首相の政権運営を批判してきた。【近藤大介】
毎日新聞 2009年6月10日 2時30分