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最終更新:2009年6月9日(火) 18時37分

続投問題、総務相と西川社長が応酬

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 日本郵政の西川社長の進退問題などをめぐって、参議院の総務委員会は9日、集中審議を行いました。

 「私は西川社長に対して何の悪感情も何の感情もありません。しかし、これは公的企業のガバナンスの最高責任者でおられたわけですから、これだけの事が起きたならば責任を痛感して頂かなければ困る」(鳩山邦夫総務相)

 9日午後、参議院の総務委員会で、日本郵政の西川社長の進退問題などをめぐる集中審議が行われました。「続投は認めない」と繰り返す鳩山総務大臣の前で、西川社長はどう答えるのか? 野党3党は西川社長の経営責任を厳しく追求しました。

 「今のような仕事のやり方で今後もやっていかれる、それが世の中の期待にこたえることだとお思いなのでしょうか?」(国民新党・長谷川憲正参院議員)

 「私自身いたらぬ点もございますが、いったんお引き受けした以上、民営化の土台をしっかりと築くことが私に与えられた責務であると」(日本郵政・西川善文社長)

 続投へ意欲を見せる西川社長。これに対し共産党の山下芳生氏は、「続投を認可すべきでない」と鳩山大臣に注文をつけました。

 「国民の立場に立つなら、私は仮に株主総会で西川氏が取締役社長に選任されたとしても総務大臣として断じて認可すべきでないと思いますが」(共産党・山下芳生参院議員)

 「政治家になって以来、日本共産党とはあまり意見があったことはないんですが、今日は8割がた、ご意見がすんなり入って参ります。私が単独で懸命に考えて信念に基づいて判断するということでございます」(鳩山邦夫総務相)

 「法律のきめたことですから、法に従うまででございます」(日本郵政・西川善文社長)

 西川社長は続投への意欲を示しながらも、鳩山総務大臣が認可しなかった場合は従う考えを明らかにしました。

 審議終了後には2人が握手する姿も見られましたが・・・。

 「もちろん最初と最後に握手しました。これは人間同士ですから、別に仕事を離れれば酒のみ友達だっておかしくないわけですから。友愛精神です」(鳩山邦夫総務相)


一方、「友愛」を掲げる兄・鳩山由紀夫民主党代表は・・・

 「なぜこんなに時間をかけているんだという話でございまして、政府のリーダーシップの欠如、政権担当能力というものを完全に喪失している姿を国民の皆さんにさらけ出している。そのように申し上げたい」(民主党・鳩山由紀夫代表)
(09日17:13)



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