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◆宮城県高校総体サッカー最終日 ▽決勝 宮城工2―1聖和学園(8日・宮城県サッカー場) 宮城工が延長戦の末、2―1で聖和学園を破り、2年ぶり12回目のインターハイ出場を決めた。後半9分にMF相沢瞬(3年)が先制点。延長後半4分、FW鎌田啓嗣(3年)が決勝点を奪った。また、青森は青森山田が10年連続13回目、岩手は遠野が11年ぶり24回目、秋田は秋田商が2年ぶり36回目のインターハイ出場を決めた。
宮城工のエースが、貫禄の一発を決めた。延長後半4分。カウンターに入った瞬間、最前線に張っていた鎌田は、MF三浦慎之介(2年)のスルーパスに素早く反応し、一気に相手のDFラインを突破。GKの動きを見計らって、最後はゴール左スミへ流し込んだ。
劣勢の中で決めた、値千金の勝ち越し点。「慎之介がいいボールをくれた。チャンスはあれしかなかった。かなりうれしい」と満面の笑みだ。1年からレギュラーを張る鎌田は、チームでただ一人、07年インターハイに出場。宍戸清一監督は「PK戦も覚悟したが、最後にエースの仕事をしてくれた」と絶賛した。
鎌田は4月上旬、J1モンテディオ山形の練習に3日間参加。小林伸二監督(48)から直接指導を受け、得意の高速ドリブルを生かすため、ボールを受けたときの体の使い方などを学んだ。将来、プロ入りを目指す鎌田は「前よりはうまくなったと思う」と、その成果を披露した。
2年前はインターハイと選手権でそれぞれ1勝。鎌田は「今度は2つ勝ちたい」と目標をはっきり掲げた。
◆鎌田 啓嗣(かまだ・けいし)1991年8月7日、仙台市生まれ。17歳。小4のとき、岩沼西スポーツ少年団でサッカーを始め、ベガルタ仙台Jr.ユースを経て、宮城工へ。高1のとき、インターハイと全国選手権出場。高速ドリブルが武器のストライカー。好きな選手はスペイン代表FWビジャ(バレンシア)。175センチ、64キロ。血液型O。家族は両親と兄2人。
(2009年6月9日10時59分 スポーツ報知)
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