県内ニュース
イブニング・シックス
佐藤知事が国の関係省庁へ要望活動(06月09日)
厳しい雇用情勢が続く中、地方の実情にあった経済・雇用対策などを求めるため佐藤知事はきょう、国の関係省庁に対して要望活動を行いました。そのうち、経済産業省では佐藤知事が二階俊博(にかいとしひろ)大臣と会談し、地方の実情にあった経済・雇用対策を求めました。県内ではことし4月の有効求人倍率が過去最低の0.36倍になるなど景気の悪化で厳しい雇用情勢が続いていることから県はその対策に取り組んでいますが、一方で、厳しい財政運営を強いられているということです。要望では地方の厳しい財政状況を踏まえた財源措置を求めるとともに、「緊急保証制度」について国が指定する業種の枠を撤廃し全ての業種を対象とすることなどを求めました。要望活動を終えた佐藤知事は「厳しい財政状況が続く地方の声に耳を傾けてほしい」と話しました。
酒気帯び運転で郡山市職員を懲戒免職(06月09日)
郡山市の消費生活センターの所長が酒気帯び運転をしたとしてきょう、懲戒免職となりました。懲戒免職となったのは郡山市の職員で郡山市消費生活センター所長の46歳の男性です。郡山市によりますとこの所長は先月16日の朝、須賀川市の知人の家から自宅に帰る途中、立ち寄ったスーパーで酒などを買い車内で缶ビール1本を飲みました。その後、車を運転して駐車場を出たところを警察官に呼びとめられ酒気帯び運転で検挙されたということです。郡山市はこの所長をきょう付けで懲戒免職処分にしました。郡山市では平成16年から「酒酔い」や「酒気帯び」運転で検挙された職員は原則、懲戒免職としていて処分を受けたのは今回で2人目です。郡山市の原正夫市長は「今後はこのような行為を起こさないよう職員の指導徹底を図りたい」とコメントしています。
県農林種苗農協不明金問題で会見(06月09日)
最初のニュースは福島市の県農林種苗(しゅびょう)農業協同組合で苗木の売上金などおよそ2千万円がなくなっていた問題です。組合はきょう会見を開き、帳簿の一部がなくなっていることや行方不明になっている女性職員が隠ぺい工作と見られる行為をしていたことを明らかにしました。この問題は、福島市にある県農林種苗農業協同組合で組合員6人に支払う予定だった苗木の売り上げ金など、およそ2千万円がなくなっていたというものです。組合はきょうこの問題について「今後の調査が進めば不明金がさらに増える可能性がある」とした上で、決算に使う帳簿のうち平成19年度分と20年度分を含む数年分がなくなっていることを明らかにしました。組合で会計を担当していた56歳の女性職員は内部監査を実施した翌日の先月21日に「組合員に迷惑をかけた。家族にも迷惑をかけるので私はいなくなる」という内容の書き置きを残し、いまも行方不明になっているということです。これまでの組合の調査で、この女性職員は組合員に対して「相手先からの入金が遅れているので、支払いを待ってほしい」という嘘の内容の文書を上司に無断で送り、隠ぺい工作と見られる行為をしていたこともわかりました。組合はこの女性職員が売り上げ金を着服した疑いがあると見て、刑事告訴を検討することにしています。
いわき市長にハワイ郡長が表敬訪問(06月09日)
ハワイ州カウアイ郡の郡長がきょういわき市の櫛田市長を表敬訪問し今後の交流などについて意見を交わしました。いわき市の櫛田市長を訪ねたのは去年11月にハワイ州のカウアイ郡長に就任したバーナード・カバーロ郡長など5人です。カウアイ郡はフラダンスの発祥の地で東北のハワイとも言われるいわき市とは以前から交流があります。今日はバーナード郡長らがカウアイ郡の観光や今年9月に初めて開催する市民マラソンなどをPRしました。市民マラソンはいわき市でも来年の2月に「サンシャインマラソン」が開かれることからバーナード郡長は「カウアイ市民マラソンの優勝者をサンシャインマラソンに出場させたい」と抱負を話しました。最後は、ハワイの歌「ビューティフルハワイ」を披露しお互いがプレゼントの交換を行なうなどして今後の交流を約束していました。
春の高校野球東北大会決勝(06月09日)
春の高校野球・東北大会はきょう福島市で決勝戦が行われ、宮城県代表の仙台育英と岩手県代表の盛岡大附属が対戦しました。仙台育英の打線を引っ張る白河市出身の穂積選手が「みちのくの王者」を目指しました。福島勢が姿を消した春の高校野球東北大会の決勝戦。先手を取ったのは盛岡大附属でした。4回、3本のヒットと相手の2つのエラーで2点を先制。さらに代打の小宮が2点タイムリースリーベースを放ち計4点を奪います。一方、盛岡大附属のエース・伊東に7回まで2安打に抑えられていた仙台育英は8回、3本のヒットを集め2点を返します。なおもツーアウト3塁2塁のチャンスで打席には白河市出身の4番・穂積。ストレートのフォアボールで勝負してもらえません。結局この後追加点は奪えず、盛岡大附属がこの大会初優勝を飾りました。
那須フラワーワールドでルピナスが見頃(06月09日)
栃木県那須町にある花園(はなえん)ではルピナスなどの初夏の花が見頃を迎え訪れた人を楽しませています。標高600メートルの高原にある那須フラワーワールド。なだらかな丘には花畑が広がり朝早くから観光客やカメラマンが訪れています。ココではオレンジや黄色など可憐な花をつけるアイスランドポピーやじゅうたんを敷き詰めたように咲き誇るリビングストンデージーなど初夏の花が美しく咲き競っています中でも目をひくのがユニークな形をしたルピナス。フジの花を逆さにしたように咲くことから「昇り藤(のぼりふじ)」とも呼ばれ赤や紫などおよそ1万5千株が園内の一角を彩ります。ポピー、デージー、ルピナスとも今月いっぱいまで楽しめるということです。
知人を刺した暴力団員が殺意否認(06月08日)
きのういわき市で男性が暴力団員の男に包丁に刺されて死亡した事件で逮捕された男は「殺すつもりはなかった」と話していることが分かりました。殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された自称・住居不定で極東会系暴力団員伊藤一仁(いとうかずひと)容疑者49歳の身柄はきょう午後容疑を殺人に切り替え検察庁に送られました。警察によりますと伊藤容疑者はきのう未明いわき市勿来町(なこそまち)で北茨城市に住む大久保茂(おおくぼしげる)さんの腹を包丁で数回刺し、殺害した疑いがもたれています。伊藤容疑者はこれまでの調べに対して「自分が包丁で刺したが殺すつもりはなかった」と供述し殺意については否認していることが新たに分かりました。これまでの警察の調べによると2人は知人関係で事件の直前には仲間数人とともに現場近くのスナックで酒を飲み言い争いになっていたと見られています。警察では引き続き、動機や犯行に及ぶまでの経緯について調べを進めています。
県が新型インフルの影響企業も融資対象へ(06月08日)
県が景気対策として行なっている中小企業向けの融資の対象に新型インフルエンザで経営が悪化した企業も加えられました。これは、きょう開かれた県の緊急経済・雇用対策本部会議の中で報告されました。県では去年12月から「経営安定特別資金」として不況の影響で資金繰りが悪化した中小企業を対象に融資を行っていますが今月5日からは新型インフルエンザの発生で経営に影響が出た中小企業も対象に加えました。融資を受ける条件は新型インフルエンザの影響によって1か月の売り上げが前の年の同じ月に比べて3パーセント以上減った場合としています。経営安定特別資金の今年度の融資枠は600億円で先月末(まつ)時点で80億円を超える融資が行われています。
国直轄事業負担金の内容を国が説明(06月08日)
国の直轄事業の地方負担金の使い道が不透明だとして、都道府県が詳細を示すよう求めていた問題で、国は、きょう福島県に説明を行いました。国土交通省の出先機関、東北地方整備局はきょう、県の土木部に昨年度の直轄事業負担金の詳しい内容を説明しました。この問題は全国知事会が、国の公共事業の一部を地方が負担する「直轄事業負担金」の使い道が不透明だとして、詳細を明らかにするよう国に求めていたものです。国は今月1日に昨年度の福島県の負担金283億円に関する資料を県に提出していてきょうは、国の出先機関の人件費や建物の修理などに使われた事務費の内訳などについて詳しい説明を行いました。県は今年度、国から249億円の負担を求められていて、今後は全国知事会がまとめる負担金として適正かどうかを判断する基準をもとに対応することにしています。
外来魚駆除研修会(06月08日)
川の生態系を守るためブラックバスなど増加する外来魚を駆除する方法を学ぶ研修会が福島市の阿武隈川で開かれました。阿武隈川では平成2年からブラックバス類の外来魚が確認されるようになり、その数が年々増えていることから、生態系への影響が問題視されています。きょうは県の内水面水産試験場の研究員などが阿武隈川の自然保護に携わる県や市の担当者などに外来魚の繁殖を抑える方法と駆除の仕方などを説明しました。実技研修では研究員に教わりながら参加者たちが実際に川に入り、電気ショックや投網などを使っておよそ1時間でコクチバスやブルーギルなど20匹あまりの外来魚を捕獲しました。阿武隈川を管理する福島河川国道事務所では今月中に、外来魚の産卵の実態調査を行い、より効果的な駆除対策を検討することにしています。
春の東北大会 聖光学院コールド負け(06月08日)
春の高校野球東北大会の準決勝で福島の聖光学院は仙台育英に敗れ、決勝進出はなりませんでした。聖光学院は2回、2アウト1塁から8番・斎藤ひろとがセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち1点を先制します。しかし、そのウラ聖光・先発の遠藤はランナー2人を置いて仙台育英の8番・高橋にレフトスタンドに運ばれ、逆転を許すとさらにこの回、4連打で3点を失い、6対1と大きくリードを奪われます。きょうの聖光は、打線にいつものつながりがなく、7回には、2アウトながら満塁のチャンスを作りますが、あと一本が出ません。結局、聖光学院は、9対1・7回コールドで仙台育英に敗れ、5年ぶりの決勝進出はなりませんでした。あすの決勝は仙台育英と岩手の盛岡大付属が対戦します。