2009年6月9日 12時39分更新
災害の際のけが人の救助や搬送などに使うため、岡山県が11億8000万円を投じて導入した高性能の「消防防災ヘリコプター」が8日、県内に運ばれ、報道関係者に公開されました。
県が「消防防災ヘリコプター」として導入したのは、アメリカ製のベル412EP型機と呼ばれる機体で、8日午前、これまで整備を受けてきた埼玉県の飛行場を飛び立ち、午後3時半に岡山市南区の岡南飛行場に到着しました。
ヘリコプターは6000メートル上空を飛ぶことができ、夜間でも撮影できる赤外線カメラや救助活動にあたる隊員を吊すロープを収納する装置が機体の外側に備え付けられています。
機体の価格は11億8000万円で、日本国内の自治体が導入しているヘリコプターのなかでは最も性能が高いということです。
県ではヘリコプターに乗り込む隊員の訓練などを行った後、ことし10月ごろから運用を始めたいとしています。